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古まった日記達・1998−6(後半)


エドに激萌え編、或いはいつまで続く五月病編。


わが生をうけし地球に
いまひとたび立たせたまえ
わが目をして、青空に浮く雲に
涼しき地球の緑の丘に、安らわせたまえ


JUNE.30.1998(TUE)もう一度君に会いたい

 全てが虚しい。なにをやったって、もう戻れない事に今頃気付いた。 もう、戻る道は無いのだ。


JUNE.29.1998(MON)檸檬の季節

 ・・・明日も早いというのに、結構飲んでしまった。 そんなに肝機能障害罹患時期を早めたいか、とか。 でも飲むと、鬱が少しだけ晴れるのだぜ。 ソレ酒は百薬の長と言いましてナ・・・ああ、飲み会してえ・・・ 今夜はもう寝るとさ。

・大元帥の「宇宙を空想してきた人々」テキストを読んでて、 興奮のあまり鼻血が(マヂ)。うぬぐあー。 やっぱり野田節はイイわ。おまけに暫くSFM読んでなかったから、 耐性が弱まってて駄目だ。解っていても「万華鏡」の下りで涙腺は緩むわ 背筋はゾクゾクするわ。こう、感動したときに 「じーーー・・ん」って言うギ音が有るじゃないすか、ああいう感じ。 斯う言うのって何なんでしょうね。 この血が沸き立つような感じは。何かしら「大元帥が居る間は大丈夫」な 気がしてしまう。あー、イイ、いいなあ・・・。「好き」が溢れていて。 畜生、ああ、もう。あああああ。 ・・・然し人間大学のテキスト読んで涙目になったり 鼻血出したりする事になろうとは。

SFオンライン6/25号 を拾い読み。鹿野司「巨大ロボット誕生」(秀和システム)1.7k、 は押さえておきたいですね。個人的に。シカノ君だもん、というか。 最近「くりん」再読してまして。 パラクリ方面の方々には近頃あまり目が向いて無かったのだけど、 またマイブーム到来かも。やっぱ面白いわ。あのヒトビト。
 あと最近まで気付かなかったけど、レビュワーの中に 妹尾ゆふ子氏がいらっしゃったのね。 「いかにも」な作品を紹介されていて何とも。 またわかつきイラストとのコンボで新刊出してくれないものか。 そう言えば最近めるへんめーかー氏の作品も読んでないぜ。 そろそろ内容忘れた頃だし、また読み返しても良い。


JUNE.28.1998(SUN)昔風にも今風にも生きたくもない

 ビデオデッキがタイマーで動き出す音を聞いて、安心して朝寝を貪っていたら、 クレヨン王国のEDでテープが終わっていたという。がー。ファンシーララがー!あー。 然しお陰で久々に朝の特撮2本をじっくり見てしまった。 犬の方は兎も角、ギンガマンのあのどことなく懐かしい感じは・・・ いや、結構「来る」ぞ。個人的に。ただ、メカの使い方が今一つお座なりでどうにも。 「ダイ」や「カクレ」や「オー」で築き上げられたあの「合体メカモノとしての文法」は、「カーレ」で 完全に忘れ去られたらしい。まぁそれだけ「カーレ」が強烈だったという事もあるか。 「メガ」が狭い世界観に終始しただけに、王道復古的な「ギンガ」には 可成りの期待をよせるものなのであるが・・・。

 本屋に行ったり部屋の掃除したりテープのチェックしたり手紙書いたりしてると 今日も日が暮れる。今、BGVは「ビューティフル・ドリーマー」のLD。 窓を開けると、永遠に終わらないかと思っていた、あのたるみきった夏が蘇る。 大学時代、400日以上の夏の夜を、一体僕は何をして過ごしていたのだろう? もっと本を読めば良かった。もっと旅をすれば良かった。もっと人と会えば良かった。 もっと・・・

・本棚に最近(ここ半年分くらい・・・)のテキストを追加しました。 主に漫画その他


JUNE.27.1998(SAT)青春のエムブレーム♪

 暑い。日中かけてギブスンの「あいどる」を読了。面白かったんだけど、相変わらずの イメージ先行型なんで、感想は書き難い。やー、実際ナノテクは良いですね。 もう何でも有り有り、という感じで。然しレイ・トーエイを麗投影とかあてた 浅倉先生のセンスは−実にこう、実に、アレですな。ううッ。 黒丸尚氏なら何とあてたであろうか?
 日が暮れてからバスケ。先週ボールをパンクさせてしまったので、新ボール他 を買いにジャスコへ寄る。週末のジャスコは良いです。親子連れがいっぱい居て。 何か久方ぶりにコドモを沢山見た様な。
 で、バスケ−風呂−解散。バスケはただひたすら暑かった。 持っていったお茶は1ミリ秒でカラに。 プレー終了後、チーム名を決めようという話になって (保険加入関係でチーム名が必要なのだという)、思いつきネームが乱立。 「フランセクラブ」とか「コピーズ」とかもう内輪受けのネタばっかり出して 顰蹙を買う防衛隊員共。結局何になったのか解らないまま解散したが。 風呂入って、帰宅後bm98を1時間ほどやってから爆睡。割と淡泊な夜。


JUNE.26.1998(FRI)ジャマイカン。

 絵を塗りながらICQチャットしながらサッカー見るという マルチタスクな夜。bm98のhouse(シングル)を5回に1回位の 割合でクリア出来る様になったので、次はドラムンベースを・・・ いや、nenbutuもそそられるが。だっちゅうの。

暗い。失敗。


JUNE.25.1998(THU)大雨。

 大雨洪水警報発令中。車運転してると前が見えない。 至る所で道が冠水している。 タイヤが水たまりを跳ね飛ばす感触が妙に気持ちよくて、 お・おー・せがらりー♪とか歌いながら 思わずでこぼこ道を選んで走ってしまう夜。

・今、帰り道上に平惣(ひらそう)という県南大手の本屋が 出来つつある。駐車場も余裕有りそうで良い感じ。 所謂郊外型マーケットの集合体の一部、というパターン。 集合体には既に和菓子屋・洋菓子屋・雑貨屋・ サンドイッチ屋・衣料品店・サンクス・等々、がシムシティの如く にょきにょきと成長しており、地価の上昇が期待できるのだった。

・あまりここで仕事の話はするつもり無かったんですけど、 結構今もうぐちゃぐちゃになってまして。 今の自分、会社人としてサイテーです。何をやっても失敗ばかり。 萎縮しきってしまって、上司の前に出て報告してると、 喉が詰まってえづいてしまう。緊張のあまり吐いてしまう、なんて 繊細な神経が自分に有るなんて思いもよらなかったわ。 なんつーか、駄目駄目系。今までで最弱の自分がここに! ちょっと今のままじゃ・・・いんへるの行き超特急に乗ってる感じ。 ToDoリストばかりが増えていって、何一つ処理できないまま 今夜も日記と風呂とWebで終えるのだった。自堕落〜。


JUNE.24.1998(WED)雨。

 今日も雨だ。ほんとーに雨期なんだなぁ、とか 感心してしまう位よく雨が降ることだよ。ふああ。 いやー、何だか知らないけどもう今にも倒れそうなくらいの 疲労感が。帰りにローソンで買ってきた餌を食らいつつ、 プリンセスナインとはれぶたを見て、もうそれでお終い。 あとは寝るだけ。ああそれにしてもピザタコスは美味也。

・はれぶた47話「魔界は今日も雨だった」 浦沢義雄脚本・池端たかし演出・池上和誉コンテ・大河原晴男作監。 マダム福建省が出てくると作品のテンション下がりがちだと思うのだがどうか。 キャラが立ちきって無いというか−今一つパワーを欠く。やっぱ中華魔界の 設定に有問題、か。然し矢玉って赤も黒も属性悪じゃん。基本的に。 まあ人形@吉田古奈美が可愛かったので良し(最近こればっかな)。


JUNE.23.1998(TUE)たまにーふーるーあめー

 定時後、ボーナス査定の面談が有って。今夏のボーナスは雀の涙、らしい。 昨年の1/nとか。ちょっと待て。待ってくれ。ペン2マシン組む積もりがー。 くそうせめて現物支給でもしやがれってんだべらぼうめ。とか言って 黄色くなった98VX21を50台とか貰っても困るわけだが。あー・・・不況なんだねえ。 沈み行く船に乗り続けていてもある程度は浮かべるが・・・ 辞めていく人も多い。まさかこの人が、と言う様な人が辞めていったりして、 あーこりゃホントにこの船沈みかけてるのね、と。定時後、ここかしこで花束 贈呈と挨拶の風景が見られるのである。

 大阪の妹から電話。夏休みの間中(大学生の夏休みはおおむね3ヶ月ある) 友人と中国西域を旅行・踏査するとか言う。トルファン辺り。 親父に「綿密な計画書を提出しろ」とか言われていた様だが、 大学生の、然も中国大陸への旅に計画もクソも無い、というのは 私の知人・友人の多く示すところである。だが行くが良い妹よ。 同じ歳の兄は、クーラーのガンガンに効いた部屋で漫画とSFの山に埋もれ、 見えない明日への不安に怯えていただけだったよ。 二度と無い夏休みならば・・・・あー拙者も”トモダチ”と「学生旅行」 行きたかったよ。親の金でさ。

 久々にDOSを立ち上げてテキスト書いたりすると、もう CTRL+C/CTRL+Vが出来ないことにいらついて仕方がない。 然しどれくらい久々かというと、DOS上でつけてた「一行日記」の 最終日が4/30だったという。2ヶ月近くDOSの画面を見なかったというのか! いや違う。単に一行日記つけ忘れてただけね。 某BBSのジャンクボードに最近の落書きをまとめてアップしたりしてると もう寝る時間なのだった。

・で、今日もCCさくらを見られる幸せ。あー。しゃーわせ。 ここ数回作画が良くて。ちょっとした仕草や小道具がポイント高し。 知代ちゃんが階段をてててっと降りてくる辺りとか、 リモコンが異常に大きく見える辺りとか。 AVリモコンって事も有るんだろうけど、基本的に手がちっちゃいんだ、 コドモは。あー。見事見事。庭の広さ、家の作りも非現実的にならない程度の 「豪金持ち」描写で良し。やっぱオトナが作ってる感じがする。 話も切なくて良かった。さくら父は、理想の「お父さん」像なんだろうな・・・


JUNE.22.1998(MON)愛より寧ろカルシウム。

 下らない事で直ぐに感情がささくれ立つ。 余裕のないモードに入っている昨今。 今やビタミンウォーターのCMだけが救いだ。 もっと清冽な何かでありたい。汚れたく無い訳では無くて− ただ性根の腐り切った自分の怠惰な毎日が嫌で嫌で。 んー。なんて言うか「みんな愛してるよう!」と叫んで回りたい気分。 裏返せば「僕のこと解ってよ!」というアレ。そう言えば 某誌で電車内でのシンジの姿に「落ち着きのない客」という キャプションがついてて大爆笑だった−のはさておき。
 帰宅後、肉と米を食らい、爆睡。2時頃起きて風呂に入ってから、 未見だった先週分のCCさくらを急いで見る。 物語展開は原作とほぼ同じ。それだけにこのアニメ化が如何に 「成功」しているかが感じられて良い。マッドハウスの底力・・・ 然しさくらとか見てると、つくづく俺様の生活には 愛が足りないと思うのだがどうか(どうかって言われてもな)。 所詮幻想とは言え、勘違いでも良いからちったあ熱くなりたいものだよ。 心焦がしたいものだよ。萌えたいものだよ。
 愛が足りない上に夢も足りない。その日その日を「やり過ごす」だけの、 この1年と3ヶ月。今日の仕事は辛かった、あとはビールをあおるだけ・・・ で、他に何もない。何の夢も愛もない。抑圧と解放を繰り返し、 すり減っていく時間と感情。何かね。不完全燃焼の青春。 燃えかすばっかりさ。あー。諦めてばかりじゃ〜ま〜けい〜ぬさ〜。

・噂のSEGA「湯川専務」CMを見た。「セガなんてだっせーよな」 「プレステの方が面白いよな」「そうなのか!?」「なんてこった・・・」 「停めてくれ。一人になりたいんだ」「痛いなおっちゃん〜」「うるさい!」 「ゴメンナサイやろぉ!」「立つんだ!湯川専務!」「セガ!」 ・・・思わず昏倒しそうな出来。 なんつーか、あくまでも裏街道を激走するぜ〜的その臭い。嗚呼、SEGA。 それでも、ドリキャスは買うさ。買うけどね・・・・ でも文法は間違ってない、とは思う。「洗脳社会」調に言うなら、 社員や会社そのものをキャラ立てして”企業サポーター”を増やす、てのは ソフト業界生き残りの「あしたのためのその一」であろ。

・しばらく前からCS(スカイパーフェクTV)が何も映らなくなってた。 アンテナレベルは高いのに・・・とか言いながらチューナー いろいろいじってみたのだけど、全然駄目。 最後の手段たる「工場出荷状態」にしても駄目。 で、コンセントを抜いてしばらくおいてたら、映る様になったという。 ソフトバグってる?或いは熱暴走?まー別に今の所視聴契約してないから 放送大学しか見て無いし、良いんだけど。


JUNE.21.1998(SUN)暴走列車。

 朝から「探偵物語」を編集しつつ視聴。面白い。「電脳組」を途中まで見たが、 疲れ果てて挫折。昼過ぎに隊長がBM98関連をフルセット持参して来られる。 特訓せよとの命令。を背中に聞き流しつつだらだらと一日をつぶす。
 窓の外では雨が降りしきり、空気は湿って冷たい。 「梅雨(ながせ)」という言葉が実感として感じられる。 久しく「異常気象」だった雨期が、今年は平年通り訪れて去っていくらしい。 何にせよ、一日をぐでー・・・と過ごすにはもってこいの一日。ぐでぐでして過ごす。

出会いの予感とか。何に出会うんだか知らないが。


JUNE.20.1998(SAT)屋根裏。

 書庫の整理。雑誌の類を整理し、パソ雑誌はちり紙交換用に。 その他段ボール詰めにした紙の束を納屋の屋根裏に放り込む。 屋根裏は近い内に床が抜けること間違い無しのかなりやばい状況。 もうおいそれと本は買えないなー、等と言いつつ。いや買うんですけどね。あー。
 犬にほっくり返された芝生をメンテし、犬小屋を芝生から遠ざける。 不安そうな犬はこの際無視して、芝生の健康を取る私は外道ですか?

 で、日が暮れてからバスケ。プレー中にクラッシュして右足首を破壊。 それでもプレー。いててて。足を引きずって風呂屋へ。 いつもは10人以上が居る風呂屋には2、3人しか居なかったという。 日本は確実に「サッカー、ダンス、セックス」の ヨーロッパ社会的成熟に向かっている様である。日常の演劇化・・・ などと言いつつ風呂から上がってTVで観戦。 「ああああああーーーー、はぁぁぁあぁぁぁ。」 という感じでガストに向かって、以後現代サッカーの状況・ 日本チームの傾向と対策等えんえんと話し込むのであった。25時頃解散。 帰りに某青いコンビニで切手等購入。あーそういえば 最近切手ってコンビニで普通のしか買ってない。


JUNE.19.1998(FRI)スピーク・ライク・ア・チャイルド

 カウボーイビバップ、今期放映では(ということらしい)事実上の 最終回「Session#18スピーク・ライク・ア・チャイルド」の2回目を 見終わったところだ。あー、あざとい。あざといのに、 もう泣けて泣けて仕方が無かった。駄目だー。佐藤の描く「少女時代」 は駄目だー。「時間」は駄目だー。
 稲荷脚本でカワモリ脚本協力。「エスカ」繋がりか。 ・・でも屹度SL−J9とかの方だろうな>カワモリ協力。 あれJ9ですかね・・・とかもうその辺はどうでも良いところで。 佐藤順一の伝説がまた一つ。幼フェイのあの髪の毛ばさばさっとやる 「演技」を見て泣かない奴は男じゃねえ。うがー!あー!もー!
 正直、「物語」は有って無い様なモノだとは思うす。 でも、もういいや。格好良いじゃん。それで良し。がー。


JUNE.18.1998(THU)龍の棲む処。

 帰ってきてTVを点けたら、今夜のクローズアップ現代が失業ネタ。 思い詰めた表情のオトナ達が背を丸めて歩く。他人事じゃないというか、 やーな感じだ。会社組織に寄生して(寄与して、じゃなくて・・) 生きてる拙者みたいな寄生虫は、やっぱ最初のリストラ対象 なんだろうな・・・ふふふ。
 等と最初から暗いネタで飛ばしても仕方ないのだけど。 ああ、「マジメな話」は漸く読了。ラストで「なめんな!」的オチが つくというスグレモノ。いや拙者的にはOKなんですが (ってこれも岡田フレーズか。直ぐにうつる)。まぁ、然し、 「プロデューサー気質」って言われちゃったら、ねぇ。成る程なぁ、と 言うしかない。全体に漂うのは、集大成というか、終焉の臭いというか。 「洗脳社会」の頃のエキサイティングさはもう微塵もなかった。勿論、 それで、いいのだ。

・ポケモン49話「カモネギのカモ」。前回が「番外編」だったからか、恐ろしく オーソドックスな回。可も無く不可も無く。カスミが可愛いかったから、 イイや。

・アウトロースター24話「龍脈突入」。冒頭作画が変。 皆の頭が妙に円筒形。しかしメルフィナの造形はホントに良いなぁ。 エイシャも良いけど、メルフィナの「存在感」はそれ以上のモノがある。 見てる者を切なくさせるよ。ああいっそ抱きしめたいけど 抱きしめられない様な切なさ。思わず両肩を掴んでしまったり、 うなだれてる背中に励ましの言葉をかけてしまったりする。 この辺の微妙さ、「演技」の巧さはちょっと他に無いと思うがどうか。 でもって、猫娘はかいぐりかいぐりしたくなるぞなー。という。 ・・・川澄綾子の演技力も有るか。良く演じきっている。 声優と言えば青野さんのグエン。特異なキャラを見事に 立ち上げていて、他のキャラが完全に飲まれている。うん。 で、ちょっとラピュタな感じもしつつ、 物語の焦点はメルフィナに秘められた「ブラックボックス」に。 いやー、面白い。面白いよこれ。あー。あと2話かー。 畜生ちゃんと見ておけば良かった。EDがまた良くて。 リアルタイムで見てないにもかかわらず、何かこう、 「深夜」な感じがするのだった。サントラとか買おうかなぁ。 アニメのサントラなんて長いこと買ってな・・・あ、こないだ カウボーイビバップ買ったっけ。2枚も。あー。

 ・・・いや、アニメはやっぱり「思い入れ」でしょ。 感情移入(キャラ萌え)出来たら、それが傑作。物語は二の次。 あーはーは。いやマヂで。 何にしても残り2話、本郷みつるSFの渾身の最終回を楽しみに。


JUNE.17.1998(WED)火星の猫

 当落の報が飛び交う今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか。 夏が近いですね。私は今年も夏休み繰り延べという噂。 9月末に取る「夏休み」なんて。

・今週のサイレントメビウスとはれぶた及び先週分の美夕とポケモンをチェック。 最近美夕が妙に面白い。その他はそこそこ。あ、サイレントメビウスは相変わらず (脚本自身が悪いのか、演出側の脚本解釈が悪いのか知らないけど)で全く駄目。 で、それだけやって、後はダンベル上げて、寝たといいます。 いくら時間があっても足りない。・・・こう、流れてくるアニメをただただ 何の意識もなく見てるだけ、ていうのはいかがなものか。割と最悪最低。 以前はEDのスタッフロール見て色々蘊蓄してた気がするのに、 今はもう誰がどの作品を作っているのやら薩張り。これじゃあねえ。 数少ない「作り手」を意識させてくれてた「カウボーイ」もあと1本だし。 いや最終話は総集編という噂が。あー。エド様(人間ピカチュウ)のあの顔、 あの動き、あの声を暫く見る事が出来なくなる・・・というのが 何より辛い。おみやげ、おみやげ、まだですかー?

HELEN'S KINGDOMの書評ページが更新されていて、相変わらずその読書の「幅」の 広さに感服するのだった。幅、と言うよりセンスか。だってケルトだぜ。 上野のケルト美術展に行きたい昨今。こないだ新日曜美術館で初めて「ケルト美術」 を括りで見たけど、あんなに「近代的」だとは思わなかった。結構ショックで。 なんつーか、もっとこう、土着的なイメージが・・・石とか。 図録だけでも注文しようかと思ってたのだけど、先ずはその 「ケルト/装飾的思考」から・・・あー、読むべき本は多い。 やっぱアニメ視聴減らすべき。無意味だぜ。いやそんなん言ったら 全てが無意味なんだけどさ(ってまだ「マジメ」の影響下に)。 やっぱ時代はレイヴでゴーゴーですか?終わりのない日常を生きますか? 下駄履きの生活者の目の前にいきなり非日常が現出するなんてあり得ませんか?

・あ、そう言えばDS9も見たぞよ。流石にシーズンの終わりだけあって、 なんかもーたった1話で凄いことになってしまって。いやもう。 でも実の所オドーが人間になった事より、ガラックが感情的になった事の方が ショックだったり。・・・でも「これも作戦の内」なんじゃないかなぁ、と。 買い被りすぎ?何にしても、オドーの「偉大なる繋がりには二度と戻れない」 という凄まじい悲嘆ぶりに、思わず共感してしまうのだった。 でも既に次の展開は始まっているという。あー、畜生、面白えなぁ。


JUNE.16.1998(TUE)

 早朝、起き出して「探偵物語」をビデオ編集しつつ見る。四国放送で 録画し損ねた奴をTV大阪の放映で補完している昨今である。 今回は「男が男に惚れる」話。いやそうじゃなく。キスシーンもあったけどな。 「男気」というか・・・美学的なもの。馬鹿馬鹿しくて、格好良い。 工藤が格好良いのは、その生き様に「一貫性」が有るからなのかも知れない− とか直ぐに云ってしまうのは「マジメな話」のトンネル効果でもあろう。

・今更だが「マジメな話」を読んでいる。久々に脳内でざくざくとトンネルが 出来ていく感じ。岡田式洗脳術はもうかなり完成の域に近付いている。 完成の後は崩壊だけだが。しかし何というか・・・閉塞感がつのっていく事であるよ。 全ての行為は無意味だ・・・とか、もう嫌な感じのトンネル効果が発生中。 この手のに免疫無さ過ぎだ>拙者。 岸田秀とか、その辺の基礎教養全然やってないからさ。 流行りの頃にもっと精神世界方面に手を出しておけば良かった。 或いは哲学とか。矢っ張り「諦め」は「納得」と同義でなくては。 「あきらめる」為に納得したい。

・昨日の ねことねごとが偶然夢ネタだった。でも内容を覚えてないので拙者の負け。 負けと言えばネタの読ませ具合で既に負けているわけだが。やっぱ「読ませ」の 効くネタは機微豊かな生活からにじみ出てくるものなのであるよ。


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