白炭屋カウンターへ

古まった日記達・1998−4(前半)


桜と野原と探偵物語篇。


少なくとも自由で誇りある人間であるために、 若かったり、痩せていたり、美しかったりすることは別に必要条件ではない。
それは奴隷の、商品の価値である。


APR.15.1998(WED)曇り。

 車載CDの中身を1ヶ月ぶりくらいに総入れ替え。 先のがふつー&新作だったので、今回はぐっとアニメ寄りで古め。 ガルディーン・女神さま・グリーンウッド*2・ビートルズ*2。 テーマは「熱唱系」?駐車場に着いた頃にはもう声が嗄れているという。 朝からついすと・あんど・しゃうとはどうかと思う。しぇげなべいべな〜。 いやビートルズは良いですよ。気分はヒデヨシ。 女神さまは 「えばんげりおんRX」練習用。ガルディーンは今読んでるから。 グリーンウッドは・・・無意識に棚を探ってて、そういえば 暫く聴いてないな・・・と放り込んだ次第。
 嘗てJR通学をしていた頃、自転車で最寄りの駅までの20分、往復40分の 為のBGMに、この「グリーンウッド」を良く使っていたですよ。 怠い朝もあの「おはよーございます!」の声で何とか乗り切ったものです。 何というか・・・「叱咤激励」される様なアルバム。 「毎日カーニバル」「青春は体力勝負 ネバーランドじゃないよ」・・・ あんまり毎日聴くとその「叱咤激励」効果が薄れてくるので、また別の 元気系に切り替えたりして。カラ元気でも元気。 自分を騙し騙し生きてるのは今も昔も同じか・・・
 ・・・嘗て隆盛を極めた「イメージアルバム」文化の中でも、 「究極超人あ〜る」「ここはグリーン・ウッド」「わかつきめぐみの宝船ワールド」 の3枚は、後世に伝えられるべき傑作だと思う。 あと個人的には「CIPHER THE PARTY」も。

・プリンセスナイン。絵柄の「クサさ」に騙されがちだが、良く見ると 画面構成やキャラの台詞回し・演技等に、ちゃんと一貫した「意図」が見える。 静かなBGMの上で流れるアイキャッチがまたNHK甲子園中継臭くて良いのだ。 −斯う言う狙ってる「演出意図」が見られるのは矢張り気持が良い。 ・・・然しいまだに女子は甲子園行っちゃいけなかったとは。 ホントの所はどうなんだろう。女子のプロ野球選手なんてもう野球狂やら 勝利投手やらメイプルズやらでお馴染みだったんで・・・・。

・序でにチェックした昨夜のDS9はいまいち。冒頭、ケイコに子供が・・・という 展開では、オブライエンが「本当に僕の子供なのか?」とか悩む展開になるかと 思ったのだけど、現代ですら遺伝子レベルで簡単に誰の子かとか確認できるから、 そう言うことで嘘ついたりはしないのかもな。あと確かにベイジョーって 如何にもカースト制度が昔有った、的な感じはする(差別的?)。巧い。 ラストの「選ばれし者」シスコのにこやかな表情が不気味。

・BS2で総天然馬鹿SF映画「バーバレラ」をやっていた。 ボンテージに身を包んで乳ほりだした永野のりこ系姉ちゃんが天井から つり下げられてたりする映像が、BSとは言えNHKの電波に乗るなんて 世の中間違っとるよ。そうは思わないこと、プリティプリティ? 何にしてもこの脳天痺れるチープ&馬鹿さ加減は素晴らしい。 テリー・ギリアムを彷彿とさせる(割にテキトーな)オブジェの数々。 ああチープだ。この勢いで行くとそのうちアタックオブザキラートマトすら 放映しかねんぞ。大丈夫かNHK。ていうかBS。え?もう既に放映してるの?

・書き忘れてました。 風虎日記の手塚治虫ランドネタが面白過ぎ。センスだよな・・・ 実際「知識じゃなくて生き様」なのだ、と強く感じるのであった。 ああ、神よろびたを救い賜え。

脇の下研究所新報告


APR.14.1998(TUE)雨。

 酷い霧の中を走る。気分はRADMOBILEの霧コース。アレそっくり。 いや、あのゲームは「雰囲気だけは」つくづく良く出来てたなと 感心するのだった。何せゲイルレーザー買ったもんな。新品で。妙に好き。 BGMも格好良くて好き。ゲーム性はアレだけど。
 郵便局へ行っていろいろ。この郵便局は一日中MTVが流れてて どことなくファンキーなのだ。局員もタメ口だし。で、カウンター上の 冊子をぱらぱらと見ていたら、簡易保険関連の冊子で手が停まった。 室山まゆみ先生による漫画/イラストが全ページにちりばめられた全36頁の豪華冊子。 何が怖いってあさりちゃんそっくりの女の子が「ふつうの女の子」役で 出てて、もう違和感ばりばり。思わず貰って帰ってきてしまうのだった。

・CCさくら第2話。良う出来とるがな〜!!ちょっと吃驚だぜ。 何か知らんがもの凄く気持ち良い。フライの羽の動きとか凄く良いのだ。 知代ちゃんの声が激違和感有るがな・・・然しこれ商品展開考えてないんだろうか。 イケルぞ。かなり。さて大きいお友達は早速イラストを描いて送るのじゃッ!

・みっふぃーちゃん(謎)


APR.13.1998(MON)曇り。

 漸く先週の「ロードス島」「BW2」を見る。見て悶絶。前者はいきなり 作画が凄まじいモノになってしまい、笑うに笑えない、実に紙芝居な出来。 正直「ようこそ」をやるくらいなら放送時間を短縮してでもその労力を 本編に回すべきであろう。一体どういうつもりなのか。 「BW2」はまだ声優がアドリブの熱さにハマって居ないため、 実に寒々とした作品。ファーストとは比ぶべくも無し。 次回から録画するの止めようかな・・・いや、まだだ、あと一回。
 先週見損ねてた 「アニメコンプレックス」が意外に(失礼)良い出来で驚く。 兎に角作画が「悪くない」のだ。良く動く。ネオランガなどこの原画マン 不足の折り、流石はぴえろという画面のクォリティ。発色も良い (CG塗りだろうか)し、背景美術も手を抜いてない。 「MAICO 2010」も結構ツボを押さえた作りだし、 「女神さま」に至ってすら一見出来が良いのには驚いた。やるな、BS5CH。 サクラ大戦ムービー集は謎だけど。 然しこうなるといよいよ(唯一「演出」意識が有りそうな) ブレンパワードが見てぇ・・・いやその・・・
 絵が幾ら良くても駄目な事って有るでせう。所謂「テレ東深夜方式」の作品は 悉く「駄目」の臭いがプンプンする。アンイーちゃんが裏で糸を引いているとしか 思えない。「大ヒットこそしなかったけど、そこそこ売れたよ。」((C)みんだ☆なお) 最初から「TV放映は所詮ビデオ/LDの宣伝に過ぎない」 なんて意識で作られたモノを、どうやって楽しめと言うのだ。 ・・・いや、結構楽しんでますね、スイマセン。愛憎入り乱れてて。 だいたいガンダムだってクローバーの超合金玩具宣伝番組なんだしな。 この方式の功罪はもう少し時間が経たないと見えては来ないか・・・・ 本来予算は多ければ多い方が良いし、制作上の制約は有ったら有ったで 富野カントクの如き逆境ナインが居れば問題ではないのだ・・・ 結局作り手の魂か。

・文句言うくらいなら自分で作って見ろ、タダで見てるくせにあれこれ言うな、 面白くないなら最初から見るな等々、と言うのは「何か違う」とも思いつつ、 でもやっぱり正論ではあると思う。批判より創造せよ、だ。創造的であれ。

・「テレ東方式」で思い出した。例のカウボーイ・ビバップの話数のズレは、 当初「ナイフを格好良く振り回すという描写があったため急遽変更」 という噂がまことしやかに流れたが、真相は(今のところ)実際謎のままである。 で、一昨日M隊員宅でNT誌を読んでいたら、「全26話作成、そのうち13話 だけ放映」という記事が有った。ああ、つまりそう言うことか、と。 これで説明がつくか、或いは本当にナイフか。

・「旅立つ船」を読了しました。ラストが可成欲求不満なんですが。 何て言うか・・・女性が書いてるなぁ・・という感じで。 馬鹿にしてる訳じゃないんですよ。ただ、彼が抱きしめたいのは 彼女の操るマリオネットじゃなくて、やっぱり「彼女そのもの」な訳で・・・ 益々欲求不満が募るんじゃないでしょか。オトコ的に。 気がついたら柱割ってたりして。あれ程思い詰めていた「触れたい」という 想い、「病的執着」がこの手段では癒せると思えないんですよ。 これがもう少し出来の良い「義体」だったらそこそこ 問題は無い様な気もするんですが、これがまた柔らかいところのない硬質の肌。 特異点航行が当たり前の時代に「触れる皮膚のどこにも暖かな柔らかみはなく」 は無いでしょう・・・この時代設定でサイバネティック技術がここまでショボい ってのは妙な感覚です。シロマサの登場以降、サイバネティックボディ素材の 感性・マインドセットは格段に上がって(変化して)いて、彼の提供した 「義体」感覚からすると、これはあまりに古く感じられます。 或いは何らかの規制?あんまり人間そっくりにしちゃ駄目、とか。
 ・・・えーと、つまり、オトコ的には「病気が治って柱から美しい彼女が!」 的な展開が妄想された訳なんですよ。ガリバーの宇宙旅行的ラスト。 お姫様ロボが割れて中から可愛い女の子が!的。 実際は今更「船」・「殻人」をやめられる訳も無し、大体船をやめたら 彼女と彼はもう「パートナー」では居られないわけで、 物語としての整合性を考えるとこうならざるを得ない、というのは分かります。 それにマリオネットを操る、ってのが一番展開としてはSFだし、 船を離れられないっていう設定も萌えるもとい燃えるものが有るわけです。 宇宙船から降りることの出来ない端末義体。実にSFですな。松本系。 B.B.プログラムそのものが変化していく可能性も見えてきたりして それはそれで凄い、んですけど・・・
 アーマロイド・レディなら硬質の肌でも良いわけですよ。 AIは所詮「モノ」だから。モノ故の良さがあるから、その体もより「モノ」 的であって欲しい。アーマロイドレディが「柔らかい肌」だったらやですものね。 ファティマだって造形的には人間じゃないし。 ・・・でも、ヒュパティアはその「素体」が激可愛いという設定なんですよ。 やっぱり期待しちゃうでしょう。「出てくる」のを。うーん・・・ 何て言うか・・・何が納得行かないのか・・・ううむ。つまり、えーと、ふむ、 「脳が体外にある」のが不満なんでしょうかね>拙者。 そう言えば「攻殻2」では遠隔操作の義体が出てきて、その瞬間に 「これは何か違う」と思ってしまったのでした。頭カタイよ? ・・・だってその義体壊しても、死なない訳でしょう。それはつまり 「マリオネット」に過ぎない・・・うーん。 もう少し考えてみる必要がありそうです。
 前半、ヒュパティアが船になるまでの下りの求心力と、ブローンを得てからの 散漫な感じは何となく違和感があったですよ。合作の影響? 前半はぐいぐい読めたのに、後半いきなりペースダウンでした。 解説にはパートナー選びの物語、としての側面が強く語られていたんですが、 これはそれ以前にやっぱり「SF」で、世界設定はサイボーグものの 金字塔といえましょう。古いけど。初期設定は60年代なんだから仕方ないですが。 あ、でも、面白いんですよ。スタージョンの法則の5%の方だと思います。 不満は単にその「あらぬ期待」を裏切られたところにあるだけで、 整合性の高さは流石マキャフリー、SFメインストリームの作家だけはある、と。

・あ、ちょっとだけ書く積もりだったのに、勢いで書いてしまいました。 これ編集して正式テキストにします・・・


APR.12.1998(SUN)ブラジルのど自慢。

 午後起床。休館日の図書館へ本を返しに行ってから、祖母を見舞。 田舎の病院の個室と言うのは、何となく甘ったるい薬品の臭いとブンガクの 臭いが漂っている。窓から覗く風景も、何とはなく文学調だ。福永武彦とかの。 特に何の話をするでなく、20分ほどで帰ったが、暇で仕方ない、という。 毎日仕事をしているか仲間と出歩いて居るか−という人なので、 その日々の退屈さは推して知るべし。 僕は入院生活というのを送ったことがないので分からないが、 小学生の頃友人が長らく入院していて、その間玩具も漫画も欲しい物は全て 与えられていたのを見て非常に羨ましがったのを思い出す。「退屈は猫をも殺す」 て奴?でも僕大学生の夏とかって一日中寝てたけどな・・・あああの膨大な時間!
 田舎の、然も休日の病院というのは何ともものがなしい。空も曇天だったし。 見下ろす駐車場に車は殆ど無く、待合室は暗く、人影もまばら。 不思議な環境と言える・・・何だか酷く懐かしいのは、 放課後の学校に似ているからだろうか。・・・そう言えば最近その手の夢を よく見る。みんなで一緒に騒いでいた筈なのに、気がつけば夕暮れの美術室で一人。 その哀しさの中で目覚めてみると、やっぱり部屋には自分一人。 隣に人が居ない、というのは何だか寂しい物だ。人恋しい。春なのだね・・・

 黄昏の本屋でコミックビームを購入。安井誠太郎氏の 「ボクは現在少々マンガから離れた所にいます」発言が辛い。 こんなに強烈な個性をこのまま埋もれさせてしまうのか奥村! 鉛筆描きだって良い。月1頁だって良い。何とかならないものか・・・・ 「B・A」もそうだけど。ポヨポヨも無くなってしまったし、何か辛いんだよな・・・ 此処は一つ渡辺電器の復活を。いやホントに辛かったのは ルーニィの成長だったりしますが。返せ戻せッ。あああああッ。
 ついでに「C・Cさくら」5巻を買おうとしたら財布が空だった。これでは 「たこ焼きを買おうとしたら財布に180円しか入ってなかった」 某社長を笑えない。うーん。そう言うわけでまだグインも買ってません。あああ。


APR.11.1998(SAT)掌に残る謎の感触。

 日がな一日メージュとCB「97−98年まんが総決算号」他を だらだらと読んでしまう。「幕張サボテンキャンパス」を評価している記事に 凄まじい共感を覚えつつ、「おしまいの日」の恐怖のために買えなかった 自分にカツを入れる、やはり買わねば。メージュも今月は読み記事が多くて つい時間を忘れる。「青の6号」に期待大。然し杉野版デューク東郷はちょっとアレだ。

 日が暮れてからバスケ。今週も参加者は多くて4チーム編成。 相変わらず問題の多い拙者。解決するには兎に角練習あるのみ、なのだが・・・・ 練習しよう。以後風呂屋−ガスト−M隊員宅の流れで夜明けまで。 ガストでドリンクバーのフローズンゲットのために(ずっと準備中だった) 4時間近く粘っていると、木戸氏から電話。カウボーイビバップが良い!とか センチメンタル〜はまぁそこそこ・・・とかいろいろ。 M隊員宅では隊長が再び「忍者ハットリくん」(FC)全16面クリアしてるのを 見つつ「マサルさん」を7巻まで読了して帰るのだった。実際今の隊長は 日本で3番目くらいのハットリマスターだろう。

・それにしても 「売り子」ネタをふったときの某るなP氏の落ち込み様ったら無かった。 傷は今猶深いらしい。然し相変わらずアニメ/ゲームへの愛が深いっす。 ここ見るとこのゲームやってみようかなぁとかこのアニメ見てみようかなぁとか いう気になる・・・


ひとりしおもへば
たそがれは音なくあゆみ
石造の都会
またその上を走る汽車 電車のたぐひ
それら音なくして過ぎゆくごとし


APR.10.1998(FRI)虚構で生きろ。

 教員をやっているN川氏から電話。4時間近く長電話。 電話を切った後凄まじい敗北感に襲われる。やっぱり僕は駄目だ。社会不適応者だ・・ 思い知らされること多し。・・・まだ捨てきれない何かがある。 ホントは社会不適応者だろうと何だろうと好きなことやってりゃいいのである。 他人に嫌われたって良いのである。自分の求めるモノを求めてこそじゃないか−、と 思えない昨今。求めるモノが無いからな。人に嫌われたくない、失望されたくない。 甘いんだよ結局。一体世の中に何を期待してるんだ>俺様。

テキスト


APR.09.1998(THU)ふやらか。

 「お江戸」を見つつボジョレーを半瓶空けてダンベル振って風呂入って寝た。 以上。

・アウトロースター。何かほのぼの。このほのぼのさは何処かで見た記憶が。 うーん。もっと野田テイストが欲しい。昆虫が出てきたあたり、コンちゃんが 出てくる展開だなぁと思って見てたらウキキの樹だったと云う。 あー。白沙投錨地とかおネジっ子とか希望。「あたい」とか言うの。 ってこれ野田作品じゃなかったんだっけ。ていう位野田なんです拙者的には。 あと個人的にはアウトロースター号の端末モジュール(名前知らない)が 如何にも「サーボ」してて好き。

・巷ではブレンパワード(略称ブレンパ)の話題が出てるみたいうですが、 うちはヲウヲウうつりません。ふふ。「ちんこロボ」((C)能田達規)気になる。 まぁ想像するに、視聴者おいてきぼりでどんどん進んで一話でも見逃したら さっぱりわからなくなってていや見逃して無くてもわかんなくて妙な台詞回しに クラクラ来てロボットが殴り合いしたりして肉親や仲間達とのギスギスした 葛藤があって憧れの女性が狂気に走って最後に主要人物がみんな死んだり するのであろう。最後で主要人物が死ぬのは基本。これだけは外せない。 ビデオ出たら借りよう・・・かなぁ。わかんない。

・枕元に鬼太郎が立って、いい加減京極堂に手をつけろと言う。


APR.08.1998(WED)雨。

 思い出したくも無い一日。疲労と自分に対する失望。BS11のディカプリオ特集 「バスケットボール・ダイアリーズ」の醸し出す閉塞した鬱に感染し、その後の ビバリー「大学は出たけれど」な話に、鬱感覚はさらに加速する。生きるためには 働かなくてはいけないのだ。それがビバリーヒルズの坊ちゃん嬢ちゃんでも。 この世は苛烈で残酷だ。誰も護ってくれないなら自分で噛みつくしかないのだが、 噛みつき方すら忘れてしまったよ・・・「寛容という名の無関心」は、 ネット社会でこそ通用するが、現実では案外脆い。噛みつくしか、無い。
 ああ、クソ・・・熱くなりたい・・・

・某 渓流釣り日記なページの写真が良い。こういう絵に描いたような 「渓流」って見たこと無いかも>拙者。山とか行かないからなぁ・・・ 釣りは兎も角、こういうとこ行ってみたい・・・うーん。近場にないですかね。


APR.07.1998(TUE)雨。

 ・・・・あー。雨ですな・・・ふー・・・・
 日記ネタ・・・・無いす。何もない。仕事して帰ってきて酒飲んで寝てる ・・・駄目人間な昨今です。最近読んでるのは「旅立つ船」。 ちょこっとだけ読んで放り出していたのを再読中。前半は結構なスピードで 読めたのだけど、やっぱり中盤になってくると段々面白みが薄れてきて スピードダウン。それでも今回は読み終われそう。 あと「大ハード」は、取り敢えず読み出す前に、正伝外伝あわせて3冊、を 読み返しておくことにしたので、読むのは暫く先のことになりそう・・・

・ここ数日、リンクを辿って色んな人のUO日記を読んでいる。 いや僕はUO持ってないんですけどね。やったことすら無い。 でも読んでると、「異世界での生活体験」がここまでリアルな物かと (ともすれば現実生活よりもネット世界での稼業の方が忙しかったり) ・・・実に・・・こう、そそる。日に日に「やりてぇぇぇぇ」 という気分が高まってくるが、そんなことをしていたらいよいよ寝る暇もないので 指をくわえて我慢の子。ていうか手を出したら最後だろうな・・・だって絶対 面白いんだぜ畜生。何で俺朝早く起きて渋滞の道を一時間もかけて 会社になんか行ってんだろなぁ・・・嗚呼。世間体?迷惑な話だな。 会社にとって。

・DS9。生活しづらいと悪評の(戦艦だから仕方ない)ディファイアントが いたくお気に入りのウォーフ。遂に住み込んでしまった。 ・・・然しやっぱフェレンギって面白い。「貧乏人」という言葉が彼らにとって 死よりも恐ろしい事だってのが痛い程解る。過去一万年にわたって 営々と続けられてきた「金儲け」志向の中で生み出されたFCA管理。 その中で必死で答えを出したクァークとロム。これでこの兄弟も安泰・・・か? 然し「下の肺」って・・・

今夜付けのテキスト


APR.06.1998(MON)スペクトルマン。

 久々に社食で夕飯にしようかと思ってラウンジへ行ったら、コックの人に 声をかけられた。ふと顔を見ると中学時代の級友。一年前から僕が居たのには 気付いていた、という。無視していたものを何故今頃になって声をかけてきたのか というと、もうすぐ辞めるから、だそうだ。フム。然し・・・ちょっと 複雑な気分だった。
 彼は中学時代所謂ワル(まぁうちの中学は「悪」くない方が少なかったが) であり、独り善がりの級長タイプ(最悪)だった拙者は彼(等)に 執拗にからまれたのだヨ。彼の顔を見た途端にその記憶が蘇り、 本能的に身体が防御態勢(手汗増、心臓拍動強)に移行してしまう。 勿論あれから幾星霜、彼もすっかり皮肉屋めいた大人になってはいたが、 僕の身体はそれを忘れていなかった。彼に勝手に「応援」されて、 結局ぐちゃぐちゃにされた青い想い(・・・)とか、まぁ過去にいろいろと 有ったのだ。いろいろ・・・あああ。思い出すな思い出すな〜
 猪木の引退試合を見て、納得行かない何かをビールで飲み下しつつ、今夜も こうしてTVの前でだらだら過ごし、駄文を綴り、ネットを散策し、 時間を潰して・・・・一体何が出来る?何をしたい?時間は無いのだ。 頭を使い、手を動かせ・・・時間は無いのだ。本当に!自分で自分の行動の 評価が出来なくなってる。「やっていいこととわるいこと(自身にとって)」 が分からない。わからないから何もしない・・・・そういう感じ。 ヤバ過ぎる。何が面白いのか解らん。どんどん自壊していく。

・探偵物語はスペクトルマン。理に落ちているようで、矢っ張り何かしら理不尽。 女ボスのきききりん(字が解らん)が流石に若いのだった。 然しドリームランド・・・ドリームランドって今どうなってんだろう。 もう何年も行ってないさ。遊園地自体何年行ってないんだか。 この歳になると男一人で行くのは辛すぎるしな。

マリナ萌え。MAXはもう彼女の 魅力だけで持っていると言っても過言ではない。ていうかもうわたしゃ テンション低いです。何かねぇ。キャラにはまれない・・・ 佐上模型店の娘が居ないのが最大の理由なのは言うまでも無し。 もう一度初心に戻って新型でも組んでみるか・・・


APR.05.1998(SUN)暖。

 昼間に出かける積もりだったが、目が覚めたら夕方だった。ふふ。

 深夜、久しぶり(半年ぶり?)に例の「癒しの本屋」へ行って癒される。 店内BGMの選曲が絶妙なんだ・・・家からの距離を計測したら15キロだった。 30分強。中古CDと漫画(乙女アトラス1/すげこま12/ 土曜ワイド殺人事件)を買って帰宅。

・・・コゼット爺さんを馬鹿にするな!!
いやその。あーアンダーグラウンドサーチライ(U.G.S.)の 新作が気になる。あぶらだこだぜあぶらだこ。うう。ああもう「タマキミ」 に葉書出したい。でもネタが・・・いや、葉書職人ってなかなか成ろうと 思っても成れないん・・・ミワ氏みたくナチュラルボーン葉書職人みたいには なかなか・・・然し沖縄まで放送されてる番組なのに、 ホントに葉書職人育ってないのかなぁ。

・カウボーイビバップを見る。第一話なのにセッション2とは此如何。 サンライズの伝統?(放送第1話は本来の第4話、とか・・・) ああ、然し一年だぜ一年。一年待たされて、漸く・・・の割には大人しい感じ。 ただオープニングの格好良さは認めざるを得まい。 TVアニメのOPとしては、殆ど新ルパン以来の快挙ではないか。 音の格好良さと色使いの西海岸風味。実際どう見てもガンスミのOPの影響下に 有ると思うのだがどうか。或いはガンスミのOP自身、何かの影響下に 有るのかも・・・。何にしても菅野BGMに外れ無し、の伝統は更新された訳だ。 作画に関しては、今の日本でこれ以上望みようのないレベルのメカ作画が 魂を熱くさせてくれる。後は「物語」だが・・・

・ロスユニはCGがDoGA臭いと思ったらDoGAだったという。 二本立て続けに放送しちゃうと、影薄いのは仕方無し。 もう少し見続けないと何とも。

・え、探偵物語ですか?すいません流石に毎日見てると飽きてきました。 この世で最も恐るべきは「慣れ」だってのはホントですね・・・ この「慣れ」を如何にコントロールしていくか・・・さもなくば死あるのみ。 いつでも感動していたいものです。


APR.04.1998(SAT)焼鳥。

 最高に良い気候。缶ビールを片手に「永遠の野原」の完結を迎える。 もっともっとヒネリが来ると予想していただけに、割とあっけない感じでは あった。あったが、最後のマリコさんの表情を見ていたら、 もう何も言えなくなってしまった。或いはあの肩をよせあう二人を見ていると、だ。 参った負けた、完璧な「完結」だ。と。読後感の良さは近来希に見る。 僕たちはあの頃と同じでいられる筈もない。だけど・・・

 日が暮れてから出動。防衛隊花見作戦。M隊員宅近隣の焼鳥屋で駄喋っていると みるみる隊長の調子が悪くなっていく。どうやら風邪らしい。結局隊長は早退し、 我らは取り敢えずゲーセンへ向かうのだった。末広ボウルでオラタンを鑑賞 (とても乱入できる勢いではなかった)し、自転車をこぎ、ゾンビを撃ち殺し、 さらに別のゲーセンへと彷徨い歩き、ラリーをし、ハーレーで街を走る。 ゲーセン閉店後は例によってM隊員宅でぼー・・・・っとTVを見たり 「すごいよ!マサルさん」を延々と読んだりしているともう朝になってしまうの だった。ああ何て有意義な週末!

HELEN'S KIGNDOMの津野裕子評を読んで開眼すること有り。 今まで津野裕子の「絵」の何処に心引かれていたのか− はっきり説明出来なかったのだけど、成程、あの絵の魅力は 「空気の存在」にあったのだ。質量を持った固まりとしての空気、が見える。 服や髪の毛をよく見ると、そこに「風」という形で立体的な空気の固まりが ぶつかっているのが見える。成程成程・・・あー、 何で今まで気付かなかったんだ・・・流石。(勿論魅力は絵だけじゃないけど)


APR.3rd.1998(FRI)感情の高まりが頂点に達したとき彼は。

 出勤途中に、事故った。状況はこうだ。渋滞の最後尾に居た拙者は、十字路の 真ん中で左折ウィンカーを出して車線変更をしようとしていた。数分後、 信号が赤になって左車線の車の流れが切れたので、左の車線にゆっくり 入ろうとしたら、赤信号にも拙者にも気付かなかったらしい後続車が ぐいと走り込んできて、接触。「え?うそ!?」という感じ。 こっちは徐行モードであったこともあり軽い事故だった為、車を停めて 下りてきた相手は「お互い痛み分け」モードだった。が、一応警察に行く。 相手は、信号は青だったし拙者はウィンカーを出していなかった、という。 そんな馬鹿な。然し見た目しっかりした感じの人で、だんだん何だか 自分の方が間違っている様な気がしてきてしまう拙者(・・・)。 やっぱり年季の入った御老人(警察署員に対して自分は元県庁職員だ、と 何度も強調していオラレタが、何の意図があったのか)相手ではこっちも 強く出られなくて(年輩の方にはともあれ敬語を使ってしまう)・・・で、 何となく丸め込まれてしまった感じ。結局痛み分け。ふと我に返るとやっぱり ぎっちりと車体には傷が付いている訳で・・・実に何とも情けない。
 然し、拙者の乗っている車は既に全身傷だらけのバッファローマンみたいな CIVIC(何せ走行距離は間もなく15万kmだ)なのだけど、 今更傷が一つ増えたところで・・・という目で見られているのが妙に癪にさわった。 相手の車はまだ一年乗って居ないと言っていたから、まぁ気持は分かる。 分かるが、警察に話し終わった後、別れ際に吐かれた 「廃車寸前の車に当てられて、全くたまらない」という言い種にはまいった。 久しぶりに体内の血が沸き立つ様な緊張を味わう。 頑迷な年寄りに横柄な口のききかたをされる・・・というのは「学校」以来 久しく忘れていた感覚。思い出すとだんだん腹が立ってきた。 どうしてくれよう。

 まぁ、何にしても交通事故というのは気持の良い物ではないです。 今も思い出すだけでゾッとする。ミナサンキヲツケマショウ。

・・・然しぶつかったときの感じがなんかデイトナ。ゲームは好きだけどさー・・・

 とまぁこういう暗いキモチの時に限って歓送会とかが入っている。 お世話になった先輩だし、とも思ったけど。どうにも2次会まで付き合う気力無し。 ホントはカラオケでもしたい気分だったのだけどさ。つきあい悪い奴・・・ 大人ならつきあって吉だよな。人脈、とかさ・・・でもそういうのってなんか・・ 兎も角酒焼け集団を抜け出して、その足で明日も仕事だというM隊員宅に 無理から押し掛けて鉄拳3を堪能し(シャオユーのEDムービー萌え〜)、 ズバット(トランペット勝負)を見てから帰るのだった。 ・・・毎度ご迷惑をおかけして申し訳ないです>M隊員。

・永遠の野原16/怪奇版画男/犬夜叉5/コミックGON!2/週刊アスキー。


APR.2nd.1998(THU)わたしはロボット。

 「探偵物語」を見て、「KEY THE METAL IDOL」の14話を見て、寝る。 まだ今週の新番組はいっこも見てません。ロードス島とか。全然。

・それにしても「KEY」の14話は噂どおりの大説明大会だ。一時間ぶっ通しで 説明文が続くというこの異様さ。だが、妙に面白いのは何故?

・「探偵物語」は、工藤ちゃんが留置所に捕まったままであんまり活躍 しないので駄作。


APR.1st.1998(WED)雨。

 そう言うわけで4月である。あーだらだら生きてしまったことであるよ この一年。なんかねぇ。気合いが。拙者の人生、最早割と無駄なあがきですか? ていうか死ね☆即♪
 期する所、たゝ老と死とにあり、というか。結局死んじゃうんだけどさ。 絵を描くことも、斯うして駄文を連ねることも、全ては愚の骨頂で。 誰に知られんことをは願はむ。いやそりゃ拙者も木石にあらねば。 あー。あ゛〜。あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛。人生・・・・

 帰りに閉店間際のリカーショップで酒(残念ながらシェリーではないが) 及びジャンクフードの数々を買い込み、帰宅。 飲食しつつぼー・・・と「探偵物語」を見る。 話数が進むに連れ、変さ/格好良さに益々磨きがかかって来る感じで、 例えば、盗んできたパトランプを「1・2・あ1・2・3・yeah!」 とか言って点灯させる−といった何の脈略もない(ホントに脈絡無い)殆ど シュールとも言えるカットが随所に見られる。これがイカス。ひたすら「粋」に 徹している感覚。細々とした演出の焦点は、あくまで探偵のキャラ造形の 掘り下げにある。キャラ立てに固執しているこの演出はまさに 「ハードボイルド」を地で行っている感もあり。チャンドラー系。 探偵事務所のある古ビルがまた良いし、武器屋との映画マニアな会話も 一々お洒落で格好良い。郷愁感のあるBGMがこれまた。 シーンをいちいち挙げていたらきりがないが・・・
 「探偵もの」としての乾いた描写と、ラストで美女二人の唇に挟まれておどける −といったベタベタさが嫌味無く同居するあたり、兎に角イカス。 工藤俊作というキャラが見事に作り上げられている為に、 見る方もその画面世界に移入していられるから嫌味がないのだな。違和感が無い 、と言うべきか。あー。全27話、駄作は無いのか?−いや、むしろ、 これはもう工藤探偵=松田優作が画面に出ているだけで満足出来る作品な訳で、 駄作の出来ようも無いか・・・あああ、もう、良い、イカス、としか言えん。 やっぱこの手のドラマは再放映でまとめて見せられるとハマるよ・・・ 昔「必殺」にハマった時も、こんな感じで毎日毎日見てたんだった。 作品世界にどっぷりと浸る快感は、先の「イデオン」以来。

・あっ、4/1オンリーのページが大量に。そう言えば去年所長の所で見て、 来年はウチもやってやろう・・・とか思っていたのを今思い出した。駄目駄目。 来年こそは・・・(忘れてる方に600カボス)。いや、「探偵物語」関連 HPを精読してて、もーそれどころじゃ。濃いわ〜>優作ファン。男ばっかだし。 わかるけど。

・今月の SFオンライン、SF研特集の「大人のためのSF研を−」という下りで 燃えた。「SF研」やりてえ・・・

やじうまWatch:結局拙者が一番好きなのはこの手の情報なので御座るよ。 ニンとも。


日記最新号へ
白炭屋カウンターへ


tamajun■gmail.com(■をアットマークに読み替えてください) inserted by FC2 system