陽が見えない空のあたりを
赤く染めながら 今夜が明けようとしてゐる
風は つめたく 身体を打つが 僕たちは
あたらしいものの訪れを感じてゐる
(立原道造「朝に」(岩波文庫緑121-1 立原道造詩集・p315)
・要するに昨日のは「もっとトモダチが欲しいなあ、一緒に遊びたいなあ、最近 毎日つまんないんだ。」ってことです。他人と関わりたい。仕事仲間以外と 飲みたい。ってだから部屋に閉じこもってビデオ見てるだけでトモダチは 出来ませんよ!?明日は買い物にでも行こう・・・
・でも勿論漫画も描きたいし本も読みたいし映画も見たい。駄目ー。
・何か全てをやり残したままで歳だけ取っていく感じなん。何もしないで、ただ 虚構を読み虚構を語り、漫画と小説とビデオとネットに耽溺してあたら膨大な 時間を浪費した大学時代、そしてその後の3年半は御覧の通り。実際何も知らない んだよ。自分の殻から出たことが無い。特に他人との関わりに関してそうだ。 いつも深入りを避けて生きてきた。「知り合い」は決して少ない方では無いと 思うが、トモダチ、と呼べる人間が何人居るか。或いは師匠は?先輩は?後輩は? 一体どれだけの人間が拙者のことを好意的に捉えていてくれるだろうか?彼・ 彼女にとって拙者の存在って何なんだろう。そんな風に考え出したのはでも実は つい最近の事で。それだけ他人に興味が無かったんだよな。知らなければ痛みも 無かったというか。いつも痛みを感じない道だけを歩いてきたけど、今となっては 自分の経験値の低さそのものが痛みとなってしまった。「慣れ」の力を軽視し 過ぎた。痛そうでも飛び込んでみるべきなのだ、解らないときは。感性が経験に まさると半ば本気で信じていた視野狭窄馬鹿オタク人生の、それは当然至極の結果。 自業自得、ってやつだ。自分で見なきゃ、自分で触らなきゃ、自分でそこに立って いなけりゃ解らない事の方が遙かに多い(それでもまだ経験万能とは思ってない 辺り・・・)。それも足裏の軟らかいうちに。でもどうしたら!?焦りだけが。 ・・・・とこーやって今までにも何度も「変わらなきゃ」と口に出し或いは日記に 書き続けてきましたけど御覧の通りそれでも何も変わらない真の駄目人間。 それが俺なのか?って何で最後疑問形。
・嗚呼、駄目だ。酒だ。
・ プロジェクトXはH2エンジン引き上げの話。モロにSF大会の宇宙部屋話と リンクしてて、木戸氏と「あの客の中にNHKの職員が居たのでは」とか邪推したり。 オクトバースカイでもロケットの墜落位置を計算で割り出してたけど、そういう のに単純に弱い私。やっぱすげえなあと。まあ今回のメインは海の男の方だったん だけど、あの門馬って人もちょっと危ない目つきでイイ感じでした。やっぱ 「SF(ウェルズ)から入ってこの道一筋」ってゆー人達は「本物」だよなあ。 残念だったのは「見た目」の演出のために、本来必要のないノズルを引き上げろ との指令に「自分の子供の死体を晒し者にされるようなものだ!」と怒り爆発 するNASDA職員の描写、が無かった事位か。いや久々に締まった良い出来でした。
・アニメスタイル2を読んでると、いろいろムラムラと怒りのような悲しみの ような虚しさの様なモノがこみ上げてたまらない。最大の弱点は、結局僕が アニメ業界の人間でないという所で。幾らいろいろ考えさせられても、それを 反映させる方法が無い。たまらなく辛い。
・ゲートキーパーズ:親父のエンジン。もうどうとでも。ホント心に届かない。 遠いわ。世界が。
・U−571 (はO−157と似ている)を見る。いい意味で2時間があっという間。 途中でどっかのバカの携帯が鳴り出した瞬間以外は完全に画面世界に没入。 見終わった後現実に帰ってくるのに時間がかかる様な。久々の没入感。 内容は無茶苦茶王道の潜水艦もの。展開に関してWW2マニアには 色々突っ込み所が有るみたいで、「Uボート」の方がちゃんとしてたよ、 「眼下の敵」には比ぶべくもない、という様な話も漏れ聞くものの、 何せどっちも見てないので何とも。今度見ます。で、この映画、個人的には 大当たりで非常に面白かったですよ。緊張感の有る画面作り、一切無駄の ない演出、男臭さ爆発の、ガチガチの、純粋な戦争映画。あと 人間が動かしてる!って感じのするメカ描写がたまらなく良い。 潜水艦の魅力満載。魅力、っていうのかなあ・・・何て言うのか。その 肌触りがたまらないのだ。たまにはこういうのも見てみたい。 いや、タメの効いた、良い作品でした。
・アミコ専門店の中央エスカレーター下で何か弦楽器の音が。秋物でびしっと 決めた大学生風カルテット(?)が演奏していた。中でも目立ったのが、 髪の長い眼鏡の女の子で、ヴァイオリンを奏でて(ホントに奏でて、という 感じ)いたんだけど、そこだけがピントが合った写真を見てるみたいな感じ なのだった。「アレクサンドライト」のエレンみたいで、ああ、やっぱ音楽が (楽器が)出来るっていうのは素晴らしいなあ、格好いいなあ、うらやましい なあ、とつくづく。でも駅前で座り込んで裏声でゆずっぽい歌を歌ってる 兄ちゃん達には全然そういうのを感じない拙者。綺麗なものには惹かれるし、 うるさいものからは遠ざかる。結局単純なのさ。
■あとだらだらアニメの話。
・フリクリの3本目を見る。ニナモリ大フィーチャーの割にはイマイチノリきれて ない感じ。とはいえ勿論長い髪にスレンダー(というべきであろう)な体型に 委員長喋りに風呂上がりに男子のパジャマ借りて着て(でも小さいのでお腹の 辺りが危ない)てその上眼鏡(秘密)と来ればツボを押されない男子がこの世に 居ようとは思われない。ただああああああニナモリニナモリニナモリニナモリ ニナモリニナモリィッッ!!とかそういう風に萌えたかったんだけどそこまで じゃなかったね、という。妙に興奮を(敢えて)抑えた作りは、何となく 「王立宇宙軍」を彷彿とさせる。ああ俺も何処かの階段でチェリオを飲んでいた 夕暮れが有った様な無かった様な。俺にチェリオを飲ませろ〜って今時あんなの 知ってる小学生は居ないよ。
・デジモン02。デジモンの排泄シーンを初めて見た気がするが考えたらうんち とかはしょっちゅう出てくるんだよなこれ。でも何かなあ。つなぎにしたって あんまり。次回もつなぎっぽいけど・・・もしかして脚本迷走中?デジモンと 言えば某日記で紹介されていたけど、海外のデジモンサイト群が今妙に熱くて、 「最近はポケモンよりデジモンの方が受けが良い」という情報を裏付ける様な 感じ。名前もポケモンに比べてほぼ正確に日本語名を受け継いでいるし、名作 (特に初代)はちゃんと伝わるということか。
・あと今日妙に印象深かったのはキッズチャンネルで見たバトルホーク/ サイバーコップ/きまオレ。特にサイバーコップは今見ると懐かしさに心が 震える。出来が良いとか悪いとかじゃなく、退色/劣化のないビデオ映像で あるが故の、純粋なタイムスリップ感が強烈で。ルシファーの変身シーンとか 見て、ああ、あれ教卓の上に乗って真似したなあとか切なく思い出す。中学生の 頃はアニメより特撮の方が熱かったものだ。アニメ誌がSFXページを持ってたり、 宇宙船が月刊だったり、つまりそういう時代でもあったのだけど。ああ、でも いいなあ>キッズチャンネル。あんなのが毎日見られるなんて。畜生羨ましい。 あああ。
・「冥王」読了。ラストで脱力。「はぁ?」って感じ。何じゃこりゃ。
・ DASACON4の Web書評とはなんぞやアンケートに答えながらいろいろ考えさせられる。 質問に(真面目に)答えるっていうのは脳に結構負荷をかけるんだけど、こういう 機会でもないとちゃんと考えないし。時々は問い立てて考える癖を付けないと 駄目だな、とか最近某氏に「読みなさい」(命令)と言われてた おとなの小論文教室 を読んで考えても見たり。いや勉強になります。 ところで白炭屋って「書評系サイト」なんですかね。いやむしろ「個人サイト」 て奴?でもプロフィール書いてないしな。流石にもうCG系サイトとは 言えなくなってきたし。俺ァ何をやっても中途半端な奴なのさァ(サングラス ごしに遠くを見つめつつ)・・・あなたが何を面白く感じてこの文章を読んで 下さってるのかさえ、実の所わかんないんです。どんな人がどんなキモチで ここを覗きに来ているのか・・・もし良かったら、気が向いた時にでもこっそり 教えてください。メールとかで。
■読みかけメモとか。
・「冥王」誤植があってもごんごん読む。もーこういうのにヘナチョコに弱い ぞ>拙者。一見情けない奴だけど実は凄い能力/魅力があって、でもそれに 気付かないで生きてきたんで自分は駄目な奴だと思いこんでいて、でもだから こそ他人には優しく接したりする主人公、に感情移入バリバリ。ジントか。 ツボつかれてるなーと思いながら。情景描写が的確で饒舌なので、イラストは 正直勝負し過ぎかとも。
・「創竜伝12」勿体ないので寝る前に数頁だけ。それでももう半分終わって しまった。何だかんだ言ってもやっぱり気持ち良いには違いなくて。 「役不足」以来お約束の勉強ネタもそこここに。そうかー、アラジンは 中国のお話だったのかー(孫引き注意)。
・だからってハンドメイドメイの執拗な乳揺れ作画をコマ送りで見ていても 何の解決にもならないぞ!>俺、みたいな。いやー乳揺れはでも往年のガイナ にはかないませんなあ。ただ揺れてるだけじゃ駄目なんだよ!っていや何故か 毎週毎週見てます>メイ。何で見てしまうのか。あらあらあら。あらー? ・・・妙に味わいが有るん。多分かなりこっち側で補完はしてるんだろうけど、 妙に奥行きを感じる事があって。窓の外の風景にちゃんとした「世界」を感じて みたり。モブシーンが多いから?大勢で(また1人増えた)飯食うシーンとか 見てると「うる星」を思い出す。大学にもちゃんと人が大勢居るし、高速には ちゃんと車が一杯走ってるし。うーん、こう言うところ・・・かなあ。わからん。 単にハマってるだけなのか。ピンク色のメイド服娘が乳を揺らしてかけてきても 違和感のない世界観って素晴らしい。
・ていうかでもやっぱ大きくなったら意味無いよね(「ね」は禁止)。みんなも そう思うだろう(「みんな」も禁止)!?ホントにある意味イッちゃったな構造 なんだけど「ラブひな」(これも最近慣れてきたのかちょくちょく見てる。 恥ずかしいけど)に比べて「恥ずかしさ」が無い分安心して見られるというか。 いやそれじゃ駄目なのか。やっぱ恥ずかしくてナンボだもんなあああいうのは。 つーか上田祐司様(ハイテンション版)が出てるというだけでそのアニメは 安心して見えてしまう気もする今日この頃。井上喜久子のやりたい放題暴走 キャラも安定感高いけど。あ、あとアニメスタイル2はまだ買ってません。 そんな感じで何とか今日も文字数を稼げたので良しとしよう。やっぱアニメを ネタにすると鬱テキストにならないで済むなあ。鬱の時はアニメ感想に限る。
・最近のおやつ: キャンディスプレー。隊長に勧められて買ってからハマり気味。机の 上に各味並べて代わる代わる味わっていたり。何か身体に悪そうな気も するんだけど。まあでも酒よりはマシか。おお10月には更に別味が。 「ちょっとスケルトン入ってるけど、イイ奴」らしいぞ。
・デジモン。ケンちゃん、あれで終わり・・・じゃないみたいね。要するに 「どうオトシマエをつけるか」って事でせう。このへん脚本家の力量が。 次回は(ラブ)コメディータッチの様なので期待。個人的にはもっとヒカリの 闇の部分を取り上げて欲しいものでもある。ケンちゃん無き今、ラスボスは ヒカリしか居ないのではと思わせる。・・・それもちょっとパターン過ぎか。
・日が暮れてからのバスケはボロボロつーかへとへとつーか。ジャンプボールを 待つ瞬間が最高に気持ち悪い。これから先十数分走り回らねばならないのかと 思うだけで体中が悲鳴を上げる、みたいな。体調悪いときってこうだよな。 いや体調悪いのはいつものことですが。で、風呂屋コンビニM隊員宅コンボ。 M隊員宅でクゥェート戦をBGVにドラえもん(再販されたてんとうむし コミックス版)を貪り読んだり、ニキータ氏のラジコン戦車で遊んだり。 斯くして男達の夜は更けていく。2時頃解散。
・I上氏(オザケン似のナイスガイ)に「ボートで川を下ってみないかイ!?」 と誘われる。二つ返事で受けたものの、さて。
・夕日には間に合わなかったけど、寂れた船着き場へ出かけて、生ぬるい 空気の流れに吹かれながら缶コーヒー(ジョージアオリジナル)を 飲んでみたりするハードボイルドぶりっこ。缶コーヒーを飲むのに一番 相応しいシチュエーションというのは子供の頃からこれ(冬なら猶良)。 決して「コーヒー」では無い、「コーヒー飲料」特有の甘さが身体を痺れさせる。 ていうか他にすることないのか>自分。
・コーヒーいうたら、一度で良いからスターバックスやら言うところで エスプレッソたらいうもんを飲んでみたいなあと憧れる今日この頃なんよー。 関西までは来てるみたいなんだ。あと一歩。橋(と淡路)を渡れば徳島だ。 つーか次大阪行ったとき行くかのう。
・ゼロコンレポ集。なんか凄い 労作が。ご苦労様です。