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古日記 2017年1月


この世界の片隅に篇。

JAN.31.2017(TUE)晴

 仕事して奥さんとデルクオーレでランチして仕事して帰ってきて寝た。あそこの ピザとパスタはどっちも超うまい。

JAN.30.2017(MON)晴

 いらすとやで見たカブトガニの血のイラスト ( 医療に使われるカブトガニの青い血液を採取しているイラストです。) が気になっててなんとなく検索したら 人類の命を救う。カブトガニの青い血の採取工場を訪ねてという記事に出会う夜。 まだまだ知らないことだらけだ。

JAN.29.2017(SUN)晴

 息子と協力しながら「ワンダと巨像」を進めている。3体目で10年寝かせてからの 再プレイだけど本当に美しくてぼんやりしてしまう。何とか7体目までクリアした。 攻略サイトは極力見ないように、と思ってるんだけど、そろそろ限界か…… タブレットで攻略サイトを開いていたのを息子に見られて「攻略サイト見ないって 言ったじゃん!」と批判されるなど。夕方両親からスマホにしたのでLINE設定してくれ、 と呼ばれる。聞けば団塊世代のコミュニケーションにLINEは必須の様で、LINE無いと かなり厳しいらしい。登録した途端に(例のばらまき設定をONにしてしまった……) 団塊仲間からものすごい勢いでスタンプやらメッセージが来るのを見るだに、自分の 非リア道の極め具合を思い知る。LINE最後に使ったのいつだろう。

・無線LANの飛びが悪い、というので BUFFALO 無線LAN中継機 11ac/n/g/b 866+300]Mbps エアステーション ハイパワー コンセント直挿し WEX-1166DHPを購入して設置。めっちゃ簡単に電波強化 できて驚く。もう一個買おう……

JAN.28.2017(SAT)晴

 午前中は二日酔いで調子が出ない。吐き気を堪えつつ2003年頃のNewtypeをひたすら 電子化。Newtypeは横幅が広くてそのままだとScanSnapが食ってくれないので、両端を 少しずつ切るとか、なんとも手間がかかる。どうせもう読まないのに。読まないのに さー。もう病気だよ。お脳の。午後内科に立ち寄って薬をもらってから、息子と 近所の温水プールに出かけてひたすら泳いでいるうちにようやく復活。やれやれ。

JAN.27.2017(FRI)晴

 仕事して新年会で飲んで代行で帰ってきて寝た。オールするという若手と別れて フラフラ彷徨う。ネオンは賑やかだけど人通りは本当に少なくなった。足が勝手に 大学時代シメに必ず立ち寄った飲み屋に向かう。懐かしい気持ちで店に入ってみれば、 内装も雰囲気もすっかり変わっていて、なんだかひどく味気ない。それはそうだ、 あの頃は飲んで騒ぐことが目的だった。別に一人で酔っぱらいたいわけじゃない。 それをただ確認に行っただけだ。

JAN.26.2017(THU)晴

 仕事して帰ってきて寝た。

JAN.25.2017(WED)晴

 仕事して帰ってきて寝た。

JAN.24.2017(TUE)晴

 フルグラのDash Button、買ってすぐに 1回押したっきりでその後押してない(近所の24hスーパーの方が200円くらい安いし)。 まぁ1回は正しい使い方で使ったんだから、などと自分に言い訳を済ませたので そのうち 工作したいものだ。

JAN.23.2017(MON)晴

 仕事して帰ってきて寝た。

JAN.22.2017(SUN)雨・雪

 妹一家が遊びに来たので、息子を託して神山まで。スピーカーでできた鳥居がバズって いたのが気になっていたのだ。寒さ&腰痛でヨロヨロと歩きながらもなんとかスピーカー 鳥居にたどり着いて、Bluetoothで繋いで芸能山城組を流す。それまで小雨が降っていた 曇天がサーっと晴れていくなか、鳥居から金田のテーマがラッセラする様は神々しくも あり。後ろで奥さんが爆笑していた。噂の「梅里」で石焼ビビンバ(超うまい)を ぐァつぐァつ食べて本棚の公権力横領捜査官中坊林太郎を熟読して帰宅。

・夕方降り出した雪の中ガソリンスタンドでロゴのオイルの交換。ガソリンスタンドの 待合室でぼんやり外を眺めるのなんて何年振りだろう。夜キムチのスープを 作って息子に嫌がられる。辛すぎた……

JAN.21.2017(SAT)晴

 なんかややぎっくり腰感ありつつ息子を歯医者に連れて行く。待合室で息子が延々 進撃の巨人を読んでいる。歯医者に進撃の巨人があるのってやっぱ歯並びが綺麗 だから?

JAN.20.2017(FRI)晴

いろんな生物の第二形態を作ってみる。久々に声出して笑った。安忠に寄せていく 下りの思い出し笑いが止まらない。これは是非牛乳を口に含んでから見に行ってほしい。

JAN.19.2017(THU)晴

青木まりこ現象 - Wikipedia。傑作wikipedia。時代の記憶が過不足なく 記されている。

JAN.18.2017(WED)晴

 ほぼ日手帳の1/16の巻末言に糸井重里が”「やりたい」と思えるようなことを、 「やらなきゃならない」ことだらけの荒野の真ん中に、しぶとい雑草のように 植え付けてやるんだ”と言っていて、ああ、そうね、そうしないとね、と思う。

JAN.17.2017(TUE)晴

 仕事して帰ってきて寝た。

JAN.16.2017(MON)晴

 仕事して帰ってきて寝た。

JAN.15.2017(SUN)晴

 寒い日。息子と図書館に行って、山上の公園の池で氷を割って遊ぶ。麺八で濃ゆい ラーメンをすすって夜はカニ。

JAN.14.2017(SAT)晴

 風の強い日。息子を歯医者に連れていく。午後、先日掘り出してきたPS2で 「ワンダと巨像」。PS2の調子が悪くなってて、1体倒す前に暴走してしまうので ハラハラする。あまりの寒さで外に出る気力がなく、ホットカーペットに転がって ゴロゴロ。読もう読もうと思っていた 城平京『雨の日も神様と相撲を』を一気に読み終わる。ラストでパタパタパタと ”真相”が展開していく様におおー!ってなる。しかし青春相撲蛙ファンタジーだけでも お腹一杯なところに、なぜか主人公が探偵役を努めてしまうトランクの遺体は、正直 物語世界に全く馴染んでいないように思えた。それを差し引いても、このどんでん 返しの爽快感は今日の天気にふさわしい。

JAN.13.2017(FRI)晴

 仕事して帰ってきて寝た。

JAN.12.2017(THU)晴

 仕事して帰ってきて寝た。

JAN.11.2017(WED)晴

 仕事して帰ってきて寝た。

JAN.10.2017(TUE)晴

 仕事して帰ってきて寝た。

JAN.09.2017(MON)晴

 息子と「映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!」 を見る。隊長が「コアラニャンて……さすがにもうこれは見に行けない」などと 言っていたのを思い出し、かなりハードルを下げて臨んだのだけど、これが思いのほか 面白かった。だってほら、SFだから(すこし不思議の方)。なんというか、少年ドラマ シリーズというか、ぴあシネフェスとか8mmフェスティバルの作品を見ている様な。 ちゃんと「映画」だったので、かなり満足。

JAN.08.2017(SUN)雨

 終日ScanSnapで古いアニメ雑誌を取込む。段ボール一杯のOUTやアニメVやマイアニメ を片付ける。昨年からずっと紙束の処分を進めているのだけど、改めて「今まで 後生大事に蓄積していたものへの愛情のなさ」に凹むことが多い。積み上げていた インクの乗った紙束が、ただ部屋の空間を締めていた紙屑であったことが判明する。 自分はそれらの「物量」によって立っている気が(勝手に)していたのに、中身は こんなもんだったのか、ゴミじゃん、ゴミによって立っている、俺って何なんだ……。 その繰り返し。でも単純じゃないのは、その中身が最早詳細にはわからないので、 「もしかしたら面白いことが書いてあるかもしれない」可能性を捨てきれず、 「ときめき」(こんまり)の有無を即座には判定できないということ。で、結局 「もう二度と出会えないもの」(雑誌とか)についてはスキャン、単行本とかは どこかで電子化されて出会うこともあるだろう、ということで古本屋、という 分類に落ち着きつつある。この先読みたいか、ではなく、世間的に値打ちがあり、 どこかで電子化されていそうなものについては廃棄し、誰にも顧みられないようなもの についてのみ残していく、というのは、うーん、なんか色々本末転倒。分かっては いる。分かってはいるのだ……

JAN.07.2017(SAT)晴

 検診の結果が思わしくなく、病院へ。検査の予約を入れる。午後ゲームセンターCX in 四国で有野氏が訪れていた藍住のバッティングセンターに行ってみる。例の 電撃スマホはスゲー取りにくそうになっていた。息子がポップンを結構簡単に クリアしていて驚く。帰宅してPS2とポップンコントローラーを掘り出して遊んだり。

JAN.06.2017(FRI)晴

 仕事して帰ってきて寝た。

JAN.05.2017(THU)晴

 仕事して帰ってきて寝た。

JAN.04.2017(WED)晴

 まだ「この世界の片隅に」の影響下にある。しんどい。

JAN.03.2017(TUE)晴

 天気が良かったので運動公園で息子と奥さんとでバスケコート下を走り回る。 ヘトヘト。夕餉はスシローで。

JAN.02.2017(MON)晴

 甥っ子達が来て息子は飛び出していく。妹一家に息子を託して、奥さんと久々に 映画館へ。ユーフォーテーブルシネマで「この世界の片隅に」を見る。

ラストでは堪え切れず泣いてしまったが、それはかなり個人的な理由による。 亡くなった娘の「代わり」がやってきて、そっと抱きついてきたら、という、 あまりに浅はかな欲望を見せつけられた故の涙だと思われた。唐突に幼い命を 失った後に脳を占める「あのときああしていれば」もありありと思い出され。 だがそこを除いてみれば、これは(原作よりもさらに徹底して)感動ポルノではない、 ということだけは言えた。”そういうの”を忌避して生きている昨今、これは本当に スッと飲み込めた。リアルな戦時下生活の空気。その”不穏”さ。

「リアル」といっても、自分は戦時下に生きたわけではない、生きたわけでは ないが、小学生のころから浴びるように”戦争体験”を見聞きしてきており、それらの より「リアル」なもの、として自分にはとらえられた。戦時下の生活はどんなもの だったのか(兵士の多くは戦争体験を語らないため、祖父を含めた当時の兵士が どんなであったか、はよく知らない。戦場まんがシリーズ的な知識しかない) わだつみのこえ、火垂るの墓、はだしのゲン、「子どものころ戦争があった」、 ガラスのうさぎ、ふたりのイーダ、日経の「私の履歴書」は戦中戦後が一番アツいし、 小松の「やぶれかぶれ青春記」は愛読書だった。戦中派不戦日記を読み返しては、 「そうそう、これこれ」みたいな、「戦時下という過去の一時代」位の気持ちでいた。 そういうものが現在の空気と一気に地続きになった様な、懐かしいような、 うそ寒いような、不思議な気持ち。映画では、ただただ「戦時下で生活するぼんやりした 人の日常生活」が描かれている。主人公は始終ぼーっとしており、全体を通して明確な 主張はない。だがこの胸に残る冷たい感触は何だ。幸せなエンディングに見えるのに、 全然「めでたしめでたし」みたいな気持ちにはならない。筋少調にいうならば 「この話なんだろう、どういう意味だ、さあみんな考えよう」。

自分が子供の頃には、教頭先生が爆弾で片目を無くしていたり、近所に片腕のない おばさんが居たり、まだ若かった祖父の背中と尻には銃弾の跡(肉のそげた穴)が あったり、戦争の痕跡は結構近くにあった。機銃掃射にやられた人を焼くと弾が残る、 とかそういう体験を、まだ当時は現役の人が語ってくれたりした。教育の中では 戦争の残酷さを(恐怖漫画のようなはだしのゲンを図書館に置くなどして)強烈に 刷り込んできていたけど、そういう得体のしれない「天災」のような戦争像ではなく、 「忍び寄ってくる戦争」「いつのまにか戦時下」「あたりまえに戦争に(プレイヤー として)参加している」という、その”違和感のなさ”が印象深い。怖い、とさえ 思えない、今の生活がそのまま戦争にシフトしていく(戦っている相手は見えない) のだ、ということを”体験”させられた。たぶんみんな感じたことだろうと思うけど、 「あれ、そうすると、今って”戦前”じゃないの?」「今もこういうことが 起きているんじゃないの?」ということを冷やーっとした気持ちで感じる。

自分としては、原作の時に気づかなかった「歪んどる」が一番気持ち悪かった。この 「でもまぁ、○○でよかった」は自分は割と「前向きな逃げ口上」として口にしがち。 そこに対する「歪んどる」を素直な怒りとともに突き付けられたとき、狼狽える。

JAN.01.2017(SUN)晴

 元日。今年はホントに何もしないで静かに過ごす。


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