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古日記 2013年12月
年末IAOとの出会い篇。
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DEC.31.2013(TUE)晴
大掃除な一日。網戸を拭いた雑巾の絞り汁が炭の様。年越しうどんを食べて、
酒を飲みつつ紅白をみて、酩酊。
・2013年を振り返るも、特にこれといった記憶がない。ひたすら仕事して帰ってきて
寝るだけの日々であり、息子の成長だけが楽しみ、というオヤジ路線を良しとして
しまっているので、どうにもつまらない人間に成り下がっているなぁ、とは思う
(じゃあ昔は今より面白い奴だったのか、と言われればそうではなかった訳だけど)。
アニメも週に2、3本見られれば良い方だし、ヲタ事情はTumblrで流れてくるものを
一日数分眺めるだけ。漫画も小説も数えられる位しか読んでない。昔の自分からすれば
オッサン何が楽しくて生きてるの、という感じだ。それでも(家族のお陰で)
日々機嫌よく生きてる。利用サービスで人をクラスタ化する系でいえば、
Facebookを忌避し、twitterとpixivをチラ見しつつも大体においてTumblrという窓から
のみ世界を見ている、といったところ。あとは通勤中のpodcastで荻上チキに日々
洗脳されてるわー、という感じ。
・2013年のアニメ、
Wikipedia見るとこんなにも。この中だと先にも挙げた有頂天家族、ガルガンティア、
進撃の巨人、ヤマト2199、〈物語〉、キルラキル、あと宇宙兄弟、あたりはなんとか
頑張って見たかなぁ。少ない……
・ともあれ、2013年はお世話になりました。2014年も気が向いたら覗きに来てください。
では良いお年を。
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DEC.30.2013(MON)晴
午前中年賀状を仕上げて
中央郵便局まで行って投函、遊びに来た甥っ子達と息子を遊ばせてたら一日は
終わる。
破壊ランナーまたやるのね。超観たい……!夜、コーヒーワークスで防衛隊集会。
子供の話などしていたところに奥さんから息子が頭痛で大変!というメールが。
慌てて薬を買って帰宅。抜けてすいませんでした>各位。でも久々にあえて
楽しかったわー。
・
魔法使いの娘ニ非ズ(4)
いやー、面白かった。満足度高い。
読み終わって、奥さんと「うまいねぇ」「うまいなぁ」と
その「上手さ」について語り合う感じ。
今巻は(いつもは1巻1本は入ってる)人情系いい話がないので
「刺さる」部分はなくて、でもその分この作者の「うまさ」に
目が行った。
例えば「人魚の思い出」の、廃村一歩手前な山村の描写
(あるある!こういうところ!)、”ちょっと色気のある”女将の
その「色気」の描写もなんというか的確で素晴らしい。
表紙もそうだけど、雰囲気あるなぁ……
巻末「嫁が見たら蛙になれ」(これ知らなかったけど、原典は昔話なんですね)
の構成の上手さは、何度読み返しても「すげー……」とため息が出る。
仲の良い友達でも、あるいは家族でも、基本的に皆他人なのだ、
同じ屋根の下で暮らしていても、見えているものは違う。
(そしてそのことに気づいていて、利用することもある)
誰もが勘違いし、小さな嘘をつき、嘘をつかれ、すれ違っている。
それでも一緒に笑い合って暮らしてる。
「そのこと」自体の薄気味悪さ、不気味さをテコに、「ホラー」の
存在感を一気に高めてストンと終わる。
読者である自分には、その薄気味悪さがまとわりついて、読後しばらく
世界が、あるいは家族が、違って見えた。
あー、すごい。なんかもう、この作者の「見えてる」感すごいよ。
次巻も楽しみだ。
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DEC.29.2013(SUN)晴
年賀状を慌てて作り、開いてる郵便局にお年玉付き切手を買いに行くも
はがきは売ってるけど切手はないよ、と言われるなど。マルナカ向かいの
バッティングセンターに行って息子とストラックアウトを競って
(どっちもどっち)帰宅。
・息子はひたすら「カーズ」を見ている。ポルシェのサリーは美しい。しかし
この手のルート66沿い・残された街話って何本か見た記憶があるけど、1950年台に
置き換えが始まった、という話からすると、ブラッドベリのそれなんかは
リアルタイムだと生々しい話だったのだなぁとか思う。
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DEC.28.2013(SAT)晴
プラザアレックスで欠けてた皿を買い、ゆめタウンの無印で折れてた箸を買い、
帰りに寛屋で俵ハンバーグ食べて帰ってきてパシフィック・リム見て寝た。
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DEC.27.2013(FRI)雪・曇
諸々をなんとか年明けの自分に押し付け、掃除して、寿司を喰らい、今年は
艦これだったかねぇ、いやスーパーセルが、クッキーが等と思いつくまま喋って帰宅。
皆さんよいお年を。
・帰宅途中、ヘッドライトの光の中を、狸が横切った。某氏の日記であったが、成程
狸に道を横切られるのは妙に愉快だ。今年の一作は、と問われれば、有頂天家族と
いうことになるだろう。ラジオドラマもアニメも非常に面白かった。酒を飲んで
騒いで思い残すことなく死のう。阿呆の血のしからしむるところ、だ。
・
プ〜ねこ 5
相変わらず読むのにやたらと時間がかかる。それがいい。
登場人物達は基本スットボケなんだけど、今巻はそれぞれのキャラに踏み込んだ
描写があって、正直
「う、この作者のパターンだと、これやり始めると
もうあんまり先がないのでは……」と嫌な想像をめぐらせてしまう。
あさっての行動をさせるためだけに造形されたと思われるモコちゃんが、
犬飼くんと交わす会話に、いつもの「なんちゃって」感が
消え去ってる瞬間があって、グッ、グッと静かに突き刺さってくる。
静かに高まっていく告白への軌跡に感涙を禁じ得ない。
猫漫画なのに。
もちろんいつもの(文字通り)くだらない話も満載。
個人的には東京ラボストーリーのオチ顔が
何万回見ても笑い死ねるレベル。ずるい。
コストパフォーマンスは異常に高い一冊。お勧め。
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DEC.26.2013(THU)雨
仕事して帰ってきて寝た。
・
電脳中年カウボーイズで久々に心底爆笑した。中年あるあるがここまでツボる
自分もまた中年だ。しかしそれをここまで笑いに持っていけるのは流石といえる。
IAO(イシマル・アート・オンライン)は、メソッド厨であるべきオジサンと
呼ばれる生命体の端くれとして、非常に興味をそそられる。いや、確かに、一日の
振り返りをやる時間が取れない、ってのが今一番の問題かもなぁ>自分。
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DEC.25.2013(WED)晴
昨日のバタバタに便乗して変な方向で火が吹いているのを消すので一日終わる。
絶賛中間管理職って感じ。つまり上から下からサンドバッグ。クッション材と
してはそこそこ機能してる気がするぜ!!ヒアルロン酸的な立ち位置。まったく酒が
進む道理だ。酒といえば今年も
年またぎ酒場放浪記やるのね。今年アタマの年またぎ酒場放浪記がまだ消化し
終わっていないというのに(日本酒を飲むときだけ見るのでなかなか終わらない)。
しかしコミック
吉田類の思い出酒場 下町の味編の「そのまんま」加減は異常。
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DEC.24.2013(TUE)晴
仕事でバタバタ。そろそろ俺もお払い箱かもなー、みたいな気持ち。考えすぎでは?
と左肩の天使が囁くけど、いや、どうだろうね。ま、仕事は仕事、粛々と。帰宅して、
クリスマスツリーの下にサンタからことづかった戦極ドライバーを置いておく。
メリークリスマス。
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DEC.23.2013(MON)晴
父が寿司を振る舞うクリスマス会。息子&甥達は貰ったプレゼント(ローラー
ブレード)に夢中。慌ただしく一日は過ぎる。夜、家族が寝静まってから
カンブリア宮殿を見る。ハローデイ
行ってみたい。パッと見そうでもなさそうなんだけど、成城石井に通じる、買い物で
「上がる」気持ちを感じる。でも番組的に「パートさんが業務外の時間を使ってまで
こんな工夫をしてる!それだけやりがいがある!すばらしい!」「チーム単位で
競い合って、表彰!」みたいな流れは、ほら、あれよ、やりがいの搾取的な……。
いや仕事なんてもともと搾取する側される側の悪魔の契約だし。とはいえ、どんどん
気持ちが冷えていくのを抑えられず。いや、しかし。
「そのためじゃありませんよ、幽霊さま。あの人は私たちを幸福にも不幸にもする力を持っ
ておいでなんです。それから私たちの仕事を軽くも重くもまた楽しくも苦しくもすることの
できる力を持っていたんです。あの人の力は言葉や顔付だけのものだったにしてもですよ、
それが勘定にもはいらないような、小さな事柄の中にあった力だとしてもですね、あの人が
私たちをしあわせにしようとしてくだすった苦労は、一財産投げ出してやってくだすったの
と同じですよ」
(ディケンズ「クリスマス・カロル」新潮文庫p.58)
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DEC.22.2013(SUN)晴
あ、安部礼司
の放送を聞きながらクリスマスケーキを作るなど。長らくAVANTI派だったのもあって
安部キュンはまじめに聴いてなかったんだけど、今となっては彼らだけが
心の支えといえる。いやそんなでもないけど。
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DEC.21.2013(SAT)晴
年明けのジャガイモ植え付けに向けて畑を耕す。寒い。
・Google+フォトのバックアップ(一定品質以下でよければ写真も動画も無限に
保存ができる、という、まぁ例の如く問答無用でサービスが終わった時には
阿鼻叫喚っぽいもの)をONにして、この数日ひたすら写真と動画を上げ続けてたん
だけど、それが漸く終わったので眺めて楽しんでる。楽しむ、というか、久々に
Googleの「この世の全てをインデキシングする」という、そのパワーにちょっと
圧倒されてる。Webで見ることのできる画像一覧のわかりやすさ、勝手に付与
されてるオモシロ効果のハマり具合(連続写真はきれいにパノラマ化されてる)、
サマリの的確さなど、これを自動ツールがサクッとやってるのかと思うと、
背筋が寒くなる。や、これは便利だ。このGoogleという一企業に、あらゆる
情報を投げ込んでも良いと思えるくらいに便利。そうやって世界中からあらゆる
画像を集めて、Googleは何をしようとしているのか。
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DEC.20.2013(FRI)雨
少し雪が降った。仕事して帰って浴びる様に酒を飲んで寝る。人生いろいろ。
これが飲まずにいらりょうか。
プレミアム角瓶は久々にヒットだ。厚みがあってうまい。
酩酊した頭のまま、奥さんが実家から持ってきた漫画の中から無作為に
山田芳裕傑作集 (1) 大正野郎を読む。めっぽう面白い。これは強烈だ。そう、
昔、確かに「わけもなく面白い漫画」っていうのがあったんだよ。こういう
感じのやつ。うわー、出会いそこねてたなー。この味わい深さよ!!
・
げんしけん15速攻読了。斑目のモテ期はわりとどうでも良い。いや、ニヤニヤ
してはいる。無論しているとも。今回はあれだ、スーかわいい回。ハトくんの苦悩には
乗れてないので、まあ、軽くね。あとモーパイは楽しかったよね。
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DEC.19.2013(THU)雨
仕事して帰ってきて寝た。酒量が増える夜。
・酒の勢いで例のお安い
42インチのブラビアを購入しそうになる。あぶないあぶない。
実機見てから……
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DEC.18.2013(WED)雨
仕事して帰ってきて寝た。
・MacBookをIntelのSSD(330シリーズ120GB)にしてから半年、快適に使ってたの
だけど、なんかブルースクリーンで落ちたりする様になってきた。ヤバい?と思って
SamsungのSSD(
MZ-7TE250B/IT)を購入、とりあえずいつもの様にClonezillaでディスク全体の
バックアップをとりおわった……と思ったらもうSSDが認識すらされない状態に。
取得したイメージを新SSDに戻してかろうじて起動はする様になったんだけど、まあ
色々あって結局Bootcamp領域を再作成することに。うわー夜が明ける。
・Bootcamp領域を含むディスクの移設(交換)ってみんな結構苦労しているみたい。
Clonezillaが鉄板だと思ったんだけど(Clonezillaで新ディスクに旧ディスクの中身を
全部コピー、あとからWindowsで空き領域を全部マウントし直す、でディスク拡張OK、の
はずだったんだけど、OSX側でそのパーティション操作が認識されてなくて、そのへん
いじるとOSX側もろとも死亡、みたいな感じ)、結局一発で移行するためには
「Winclone」(有料)を使うしかなさそう。
・しかしSSDは死ぬときは一発で死ぬな。HDDにみたいに一部死んでもなんとか
データだけは抜き出せる、とかそういう生易しいもんじゃないなぁ、というのが
今回の教訓というか。データはバックアップしようぜ、という、至極当たり前の
ことを(睡魔の中で)考えたり。
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DEC.17.2013(TUE)晴
仕事して帰ってきて寝た。息子は今日も昨日と同じくだったそうだ。
切ない。
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DEC.16.2013(MON)晴
仕事して帰ってきて寝た。奥さんによれば今日も息子は死にたくないと
泣いていたそうだ。早く抜けだしてくれるといいけど。
・何気なく10年前の日記を読み返して、
ついこの間のことだと思っていた諸々がもう10年前だったと知ってじんわり来る。
10年は夢のよう。助けて千年女王!
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DEC.15.2013(SUN)晴
息子絶賛死にたくない状態。日中は甥っ子たちが遊びに来ていたので「持った」
けど、日が傾いてきてから死んだらどうなるの、死にたくない、怖い、と
泣き続ける。元ムー民の血がどうしても色んな「死後の想定」を語らせてしまって
余計に混乱してもう地獄絵図。うう……
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DEC.14.2013(SAT)晴・寒
早朝そっと起きだしてマウスをバラし、(案の定)茶封筒に入って届いた
タクトスイッチをハンダ付けする。クリックがカチカチと心地良い。自己満足に
浸る。
・ゆめタウンで甥っ子たちの為のプレゼントを買う。天気が良かったのでそのまま
塩江温泉まで足を伸ばして行基の湯でボンヤリ。
寒いからこそ引き立つ露天風呂。帰りに脇町一番亭で赤味噌。……いまいち。
「死にたくない」モードの息子の気を散らすのに必死な一日だった気もする。
下手するとこっちが引っ張られる。
・最近再放送してる「少年と魔法のロボット」(突然登場する博士に驚愕せざるを
得ない)は
「みんなのうた」初めてのボカロ曲だったらしい。
まだその辺なのか。ラジオとかだともう結構ボカロ曲を聴く機会が増えてて、
ゲーセンに行っても太鼓の達人から聞こえてくるのはボカロ曲ばっかりという印象。
AKB聴いてる層って、下手するとおっさんばっかりなんじゃないかとか。
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DEC.13.2013(FRI)晴後曇
仕事して帰ってきて寝た。
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DEC.12.2013(THU)晴
仕事して帰ってきて寝た。
・深夜、昼寝をして眠れなかったのか、息子がわんわん泣きながら死について語る。
「パパもママもいつか年を取って死ぬんでしょ、死なないで!」「僕もおじいさんに
なって死んでしまうんでしょ」「僕は死にたくない……!」「生まれてから今日までを
何度も繰り返したい」という様なことを、嗚咽の奥から絞り出す。その根源的な
恐怖に、こっちが打ちのめされて、眠れなくなる。息子が泣き疲れて眠ってしまった
後も、明け方までボンヤリと死について思う。今は5歳の息子も、100年後には
この世に居ない。今こうしている自分も、そう遠くない未来に欠片も残さず消え去る。
成程、悲しいよな。忘れてたけど、死ぬってことは、ビックリするくらい悲しい。
大人になると空白を雑事で埋め尽くすことで「そのこと」から目をそらすのが(やや)
上手にはなるけど、でも、やっぱり、悲しいことは悲しい。それに対する答えはない。
一緒に泣くしかない。こういう時、自分には祈る神が居ないことを悔しく思う。
・自分も昔同じ様なことを同じ様に親に訴えたことがあった。親は「大人になれば
”死にたい”って思う様になるから大丈夫」といっていた。ひどいな。まぁ、でも、
確かに。しかしそうやって思い出せば小学生時代はひたすら「死にたくない」と思って
生きていた気がする。夜眠る前、自分で作った「お祈り」(死んでも命があります
ように、という感じの)を唱えないと眠れなかった。小学校3〜4年生の頃、やけに
きれいな夕焼雲を見上げていたら、同級生の子から「自分が死ぬということについて
どう思うか」みたいなことを不意に問われて、その時初めて「自分以外の子も同じ様に
死にたくないと思ってるんだな、自分だけじゃなかったんだ」と知って、それから急に
落ち着いた様に記憶している。あの日の夕空を今鮮明に思い出す。今の今まですっかり
忘れていたけど、「死にたくないな、でもいつか死んじゃうんだよな、つらいな」
と思って日々鬱々としてる子供だった。
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DEC.11.2013(WED)晴
仕事して帰ってきて寝た。息子がミスドで買ったスヌーピー型のドーナツの、
鼻の部分だけを分けてくれるなど。
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DEC.10.2013(TUE)晴
一年ぶりの健康診断。検診センターの柔らかいソファに埋もれて、自然の風景
DVDなど眺めたり、雑誌棚に並ぶCasaBRUTUSやPenプレジデントを眺めたりする、
今年一番に優雅な瞬間。待ち時間が長ければ長いほどいい。「待つ」という事の快楽。
いつも目の前の雑多なことで時間を埋めている自分にとって、「待ち時間」こそが
豊かな時間を与えてくれる、気がする。もっと待っていたい。もっと時間を
「つぶし」たい。
・なんかホント、数か月ぶりに目が覚めた様な気持ち。あらゆるToDoから瞬間的にでも
解放される、ということは結構重要なんだろうなぁ。
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DEC.09.2013(MON)晴後大雨
仕事して帰ってきて寝た。夜物凄い雨。雨音で目が覚めたのなんて何年ぶりだろう。
寝つけずに変な夢を見た。ハリーポッターの大食堂みたいなところで自己紹介を
している。自分は転校生らしい。ただし居並ぶ「生徒」達が宮下あきらというか男塾。
どうも男塾に入学したらしい。4階建ての校舎の上から下に降りて校庭に出るまでに
屈強な先輩たちを倒さないといけないらしく、「やれやれ……面倒だな……」的に
肩をすくめながら階段を下りていくところで目覚めるのだった。何だその自信は。
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DEC.08.2013(SUN)晴
息子の幼稚園で使う座布団を買いにマルナカへ。なんか人がギュウギュウに居て、
厚着してたのもあってぐったりしてしまう。意識が遠くなりつつなんとか座布団を
ゲット。キッズアスレチックで半時間ほど息子を遊ばせておき、その狭い檻の中で
ゆっくりとうごめいている縫いぐるみやメリーゴーラウンドの様なものをボンヤリと
見つめながら来し方行く末を思う。この狭小な世界の中で一生を過ごすとしたら
どんなだろう、とか。「狭い空間に閉じ込められて一生を過ごす」という妙な妄想に
浸る事が昔から時々あって、そういうのをぼーっと思ったりする。
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DEC.07.2013(SAT)晴
どうにも力が入らない一日。息子と野良仕事した後、近所の住宅地をぶらぶら散歩
&誰もいない公園で遊ぶなどしている間に日は暮れる。12月とはいえ暖かい一日。
日の光はしっかり冬じみているけど、なんとも年末感が無い。だいたい今年も
年忘れ青春アドベンチャーが無いのがまずい。心底復活してほしい。なんとかして
あの「年の瀬」気分を味わいたい。今年はディケンズの
クリスマス・キャロル
らしいけど、うーん、ちゃうねん、聞きたいのはあのテキトーな「今年のまとめ」
なのよ!!いや、クリスマスキャロルが悪いわけじゃない。出演がイブマサトーと
アンパンマンとか濃いし。脳内ではスクルージの「幽霊さま!」がマサトー声で
もう再生されてる。ディケンズの小説の方はつい先日風呂で読み終わったところ
なので奇遇と言えば奇遇だし。古本屋で二束三文な文庫本を無作為に買って
きては風呂場で読むブームはまだ続いている。たまに水没させてる。
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DEC.06.2013(FRI)晴
仕事して帰ってきて寝た。
・電脳空間カウボーイズの
第三百六十六回 さらばアスキー!! 後編を聞いていて、コンピュータの未来が
家ごと移動っていうのがクリフォード.D.シマックみたいで面白かった。曰く、
飛行機も電車も、高級になればなるほど「家と同じ」(最高級の”席”はフラット
ベッドだったりする)になっていく。「人狼原理」だったか、夕焼けの空を帰宅
してくる家たち(マンションの枠だけがあって、そこに家ごと帰ってくる様な)の、
今まで一度も見たことがないのに懐かしい風景、を久々に思い出して懐かしい
気持ちになるのだった。
・1年前にボタンのローテーションをした
IntelliMouse Explorer 4.0の左ボタンがまた死んだ。生きてるタクトスイッチはあと
2個あるわけだけど(サイドスイッチも同じ部品なので合計4個ある)、不意に
スイッチ自体を別メーカ品に
交換してるサイトを見つけてしまって、気がついたら
共立エレショップで6個くらい
購入している罠。ボタンのカスタマイズとかうっとりするわー。今から届くのが待ち
遠しすぎる。茶封筒に小さい部品がコロコロ入って届いた時のワクワク感って
何なんだろうなぁ。「子供の科学」とかで料金分の切手を送ってバリコンとか
ダイオードとか買ってた時のことを強烈に思い出すからだろうか。
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DEC.05.2013(THU)晴
仕事して帰ってきて寝た。
・
ハイレゾ音源ちょっと気になってる。ちょっとだけね。
・
鶴田 謙二「續 さすらいエマノン」。
ツルケンの漫画がこんなに読めるなんて!
いや、言い直そう、ツルケンの描いた女体がこんなに拝めるなんて!
(SF的な理由により)記憶を失ったエマノンの、その「容れ物」の
美しさ、危うさに、惚れざるを得ない。
「女性らしさ」とはこういうものだ、こういうもの「だった」、と、
強烈な信念を持って描かれている。そのしとやかさ、その眼差し。表情。
美しく切ない。
p.37の正座してる足の裏、とぼけた表情、
p.78の猫背の三角座り、p.88で髪をまとめる仕草、
p.95の太ももに手を挟んで正座してる絵とかたまらん!
p.140の「帰ってビールでもいただきましょう」の立ち上がりかけの仕草とか!!!
挙げるとキリがない。
ああ、本当に。女性というもの、その曲線の生み出す美しさ、に
ひたすらうっとりする漫画といえる。
もちろん物語の持つ切なさが合ってのことではあるが。
はー。なんか泣けてしまう。
失われるからこそ美しい。壊れるからこそ美しい。
昔、それこそ何十年も前(!)、初めて
カジシンのエマノンを読んだ時のことを思い出す。
あれから随分遠くに来たはずだったのに、また
彼女の物語に出会って、同じ様に泣いている。
やれやれだ。
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DEC.04.2013(WED)晴
仕事して帰ってきて寝た。
・
竹本泉「シンリャクモノデ1」。いつものやつ。なんとなくゆみみみっくす。
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DEC.03.2013(TUE)晴
仕事して帰ってきて寝た。
・桜玉吉
「漫喫漫玉日記 深夜便」読了。とはいえビームに掲載される度貪る様に読んで
いたので、まとめて読んでどうこう、という感想は出ない。装丁の雰囲気からは
おそらく失踪日記の類作、を匂わせているんだろうけど、う〜ん、根本的に違うよなぁ。
それはもう「本」が「紙にインクで印刷されている」という以外になんの共通点も
ないのと同様。ただ過ぎゆく日々。こんな漫画が雑誌で掲載され、読者は次回作を
待望している。日本の漫画の奥深さよ。
・そういえば
「失踪日記2アル中病棟」超面白かった。ちょっと高いんで迷ってたんだけど、
買って読んで正解だった。もう数え切れないくらい繰り返し読んでるけど、ラストの
ずわーーっと視点が変わる様に毎回持ってかれてる。「失踪日記」も掘り返してきて
再読してるけど、また読感が変わって新鮮。
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DEC.02.2013(MON)晴
仕事して帰ってきて寝た。
・
まりかセヴン05読了。とりあえずまりかがかわいい。今更だけど。水着回より
ジャージ姿でヘタってるまりかのほうが一億倍カワイイのでそっち方面で
よろしく!(誰に
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DEC.01.2013(SUN)晴
年末恒例の生け垣の刈り込み。バリカンで右膝をちょっと刈りこんでしまって流血
したり、電源ケーブル切断して火花を飛ばしたりしたけどまあなんとか終了。
もう少しちゃんとした足場でやらないと、そのうち指とか飛ばしちゃいそうだ。来年は
ちゃんとやろう、と毎年思うだけは思う。例によってBGMは青春アドベンチャー。
なかなか消化できてなかった「スーツケースキッド」「私の彼はポアンカレー」を
一気に消化。前者はEテレの教育番組みたいな展開で意外性はなし。後者はいかにも
青春アドベンチャー、なお気軽かわいいSF(?)。むしろアドベンチャーロードというか。
岬兄悟の「ハートでジャンプ!」みたいな雰囲気(わかるまい)。楽しかった。
夜、買い出しに出かけて、焼きそばを作ってビールを飲んで眠る。久々に
体調が悪くなるまで体を動かして、わりといい一日だったと言える。
・メール下さい。:tamajun■gmail.com(■をアットマークに読み替えてください)