日記最新号へ
白炭屋カウンターへ

古日記 2011年12月


今年も振り返り間に合わず篇。


DEC.31.2011(SAT)

 掃除疲れでぼんやりしているうちに、振り返るヒマもなく2011年は超高速で 過ぎ去っていく。自分にとっての転換点は2010年末に大きいのがあって、 それ以降は何というか、惰性で生きてる感が強い。冷静に振り返ると酒量が 増えそうなので、過去も未来も靄の中に溶かし込んで、今目の前にあるものを 味わって、今だけを見て生きることにする。酔生夢死。

・息子にあり余るAmazonの箱でハードルを作ってやる。ヤッ!とか飛んでる時の ポーズが、片手が背中に伸びてて、何だろうと思ったら「ニンジャ!」とか。 背中から刀を抜くフリをしつつ、ひたすらハードルを跳び続けていた。 どこで覚えてくるのか、忍者に関する知識も結構あるみたい。最近は友達の 名前も出てくる様になって、保育所で息子が友達とどんな遊びをしてるのか、 そっと見てみたい気もする。


DEC.30.2011(FRI)

 大掃除。例年やり過ぎて体調を崩すので、今年は最初に時間を切って、 ここまで、というラインを作ってみた、けどやりかけで止められる訳もなく。 結局やり過ぎてクタクタに。


DEC.29.2011(THU)

 仕事納め、とはいいつつも深夜まで。うーん。

彼女はUXO。Kashmir氏の「らしさ」を煮詰めたらこんなことになった、みたいな、 前衛芸術活動の一つかとも思えるやらかし具合。女子中学生の股間からミサイルが 生えていたらどうだろう。いやどうだろうと言われても。これはもはや下ネタの フリさえしていない。だがそれがいい。それでいい。まあ端的に言って狂ってる。 是非ガイジンに読ませてやっぱ日本人は狂ってるな!と思わせたい逸品。 数カ所爆笑した所があるけど明示すると色々疑われそうなので内緒。


DEC.28.2011(WED)

 仕事して帰ってきて寝た。


DEC.27.2011(TUE)

 仕事して帰ってきて寝た。


DEC.26.2011(MON)

 仕事して帰ってきて寝た。


DEC.25.2011(SUN)

 朝からサンタクロースのプレゼントに興奮する息子。サンタが持ってきたのは ロケットテントだった。午後は年末に読む本を借りに図書館に行ったり、 食料を買い出しに行ったり。


DEC.24.2011(SAT)

 プレ大掃除したり。寒さのあまり外出できず。


DEC.23.2011(FRI)

 昼、コタツに潜りつつ 熱いトタン屋根の猫を見る。初見。面白い!兎に角脚本が良くできてる。 これでもか!と詰め込んだ濃密さ。最後に家族愛で落とす安定感。昔のアメリカ映画は 本当に面白い。あとエリザベス・テイラーのエロティックさは強烈。 ポール・ニューマンの演じる不良息子のキャラが微妙(男同士の友情?)だなーと 思ってたら、成る程同性愛の描写を曖昧にしてたからだったのね。

・夜、妹の家族とクリスマス会。家族が寝静まった後、Nスペの スティーブ・ジョブズ を見たり。目新しい話題は無かったけど、変に神格化もされていなくて、いい タイミングでのまとめだったのでは。


DEC.22.2011(THU)

 仕事して帰ってきて寝た。


DEC.21.2011(WED)

 沖須病院(なんかスゴイサイト。 平成18年で更新止まってるくさい。アニメgifの多さにクラクラする)で健康診断。 Webサイトのヤバさ加減とは裏腹に、至極居心地の良い空間で、正直一生健康診断が 終わらなければいいのに!と思う。清潔で、暖かくて、座り心地の良いソファと、 趣味の良さそうな雑誌群。これでコーヒーがあれば完璧だ。でも健康診断は速攻で 終わって、あとはまた深夜までの仕事。


DEC.20.2011(TUE)

 仕事して帰ってきて寝た。

・先日の飲み会の流れで昔の上司にメールしてみるも、なんか 「こっちも大変なんでお前はお前で頑張れ」みたいな割と牽制されてる感 バリバリのメールが帰ってくる。まあ確かになー。誰しも。


DEC.19.2011(MON)

 仕事して帰ってきて寝た。


DEC.18.2011(SUN)

 ひどい二日酔いで動けず。


DEC.17.2011(SAT)

 19時より徳島駅近くの飲み屋で前の会社のメンバーによる忘年会に参加。 各人のその後の話を聞いて、あわよくば待遇の良い会社に、とか下心満載で 行ってみたけど、気心の知れたメンバーと飲む酒の旨さにあっという間に酔っ払って グダグダに。最後は意識朦朧となってしまった。こんなに酔っ払ったのは 何年ぶりだろう。「人生に乾杯を!」の「勝ち組負け組人によっては いろいろあるけど」「つまらない区別や劣等感もごごちゃまぜにとにかく歩いた月日」 がやたらと脳内を駆け巡ったり。以前一度家まで送って貰ったO氏にまたしても 送って貰うハメに。返しきれない恩をペイフォワードされてしまった感じ。 自分は誰かを助けるなんて事が出来るだろうか。


DEC.16.2011(FRI)

 徹夜のまま昼まで状況監視して帰宅して倒れ込む。夢も見ず眠る。


DEC.15.2011(THU)

 また徹夜仕事。最初はなんて非人道的な!と思ったこの手の作業にも慣れつつある。 人はどんなことにでも慣れる。どんな境遇でもやりがいを見いだせる。でもなー。 何のために仕事しているのか。自分が今眠気と闘いながら対応しているWebサービスは、 はたして人類の進歩に、或いは人類の幸福に僅かでも寄与しているのか。


DEC.14.2011(WED)

 仕事して帰ってきて寝た。

魔法陣グルグル外伝 舞勇伝キタキタ5/スクウェア・エニックス/2011/11/22
p17「これぞ人魚の力 むろんただ美しいだけではない!!」
がもう駄目。せき込むほど笑う。次回もキレイになってやる!!

ワンフレーズだけで壊滅的に笑わせられるこの感じ、やっぱ
スゲーなーと思う。

あとギップル登場。お前もか…!

DEC.13.2011(TUE)

 仕事して帰ってきて寝た。

あずまきよひこ「よつばと!11」/アスキー・メディアワークス/2011/11/26
ピザ・しゃぼん玉、くりひろい、カメラ、ぬいぐるみの手術。そんな毎日。

自分ん家の子供が3歳になって、よつば的な言動ををし出している今日この頃、
よつばの言動の一個一個が、自分の息子のそれを思い出させて、結果
親バカフィルターがガンガン発動してしまう。
すなわち
「よつばよりうちの子の方が一億倍はかわいいね!」
とか思ってしまって、もう全く素直に楽しめない。これにはまいった。

その分(?)風香の身体描写(相変わらず執拗だ)やあさぎさんの
ミツアミ、しまうーのいでたちに必要以上に反応してしまうのだった。

あとジャンボの「歳の順なら俺に貸せよ!!」とか
「早く見つけてくれ…」とかが細かくくすぐってくれてうれしかったり。

ほのぼのと、次巻に続く、という感じ。

DEC.12.2011(MON)

 仕事して帰ってきて銀魂(殿が雪山で例によってひどい目に)見て寝た。

石黒正数「外天楼」/講談社 /2011/10/21
読み終えて思うのは、
「作者はなぜこんな話を描かなくてはならなかったのか」
という疑問。

作者云うところの「探偵脳」が生み出した連作であり、時にコミカルな
コマ運びで”推理”を繰り広げながら、一つの物語として結実していく
様は、成程たしかに「良くできたミステリ」の体を成している。

だが、その「謎解き」の結果語られる物語は、哀しくて、どこかいびつだ。
違和を感じつつ、作者はこの物語を描かずには居られなかったに違いない、と
思わせる、訴える様な力を感じるのも事実。
なぜ?何でこんなテーマを?

「女性性を(深く考える以前に)安易にモノ化して扱う一方で、
 それを神聖視し、手が届かないものとして求め続ける、”男”という
 生き物の哀しさ」で貫かれた一本ともいえる。

ただ、この作者の絵で、このノリで、こんな悲しい話を、あまり読みたくは
なかった、というのが、偽らざる感想。

作品そのものよりも、なぜこんな物語が生まれたのか、作者は
何を言いたかったのか、がどうしても気になるのだった。


DEC.11.2011(SUN)

 遅めに起床。HDDに録画されていた 「ミツバチのささやき」(1973年・スペイン)を見る。初見。高校生の 頃から、「そのうち見る」リストに入れっぱなしの映画だった。見て、成程納得。 たしかに、これは、「見るべき」映画だった。内容の不明瞭な部分(象徴化) の解釈を(その映画が作られた当時の背景まで読み込んだ上で)行うよりも、ただ ひたすらにその映像に浸るべき映画。まっすぐなアナの瞳。フィルムに焼きつけられた コントラスト。「物語」が不明瞭であるがゆえに、自分の中身をぞぶぞぶと注ぎ込んで 「俺的には傑作」みたいに読んでしまえる感じ。つまりいい映画。

・こたつヤバイ。ハッ、今更コタツなんて!俺はもう20年も前に通り過ぎたゼ、とか 思ってたけど、一度足を踏み入れたが最期二度と抜けられない魔境であったことが 判明。これはヤバイ。あの、「コタツに入っているだけで何かを成し遂げている感じ」 (たぶん”冬の寒さに耐えている”感じと思われる)がもうヤバイ。ここに 菓子鉢とミカンが登場したらもうオシマイだと言える。菓子鉢買おう。


DEC.10.2011(SAT)

 発作的に炬燵を出してみる。中学生のころ、親に買ってもらった炬燵がそのまま 取ってあったのを発掘して、炬燵布団などかぶせてみた。果たして。

・午後、徳島初上陸!の ゆめタウンに行ってみる。外見からは割と小ぢんまりした印象だったんだけど、 中に入るとまあ広い。あと「徳島にこんなに人がいたのか!」みたいな人出。 カルディとかあるのもうれしくて、うっかり数時間過ごしてしまう。体調あんまし 回復してないのに人混みとか自殺行為かもしらん……

・あとキョーエイタクト店とかそごうとか寄ってたら一日終わった。


DEC.09.2011(FRI)

 25時頃まで仕事して帰ってきて酒飲んでNスペ消化。 酒量が増えることこの上なし。

証言記録 日本人の戦争: 元日本兵及び戦没者遺族の、開戦70年を経て尚生々しい痛みの吐露。今年の春に 亡くなった祖父からは、ついに戦争体験の”暗い思い出”を聞くことは無かったが、 無理に聞き出さなくて正解だったのかも、と思える。死にたい、死にたいとそればかり 呟いて、「生きたい」という者の居ない軍隊。苦しく、辛く、「悲しい」と言うには あまりに悲惨な体験。集団自決で母を撃ち、さらに妹を撃とうとしたときに、兄ちゃん、 ちょっと待って!とか言われて、何を今更!と思ったら、「水が飲みたい」とか。 水を飲んで満足した妹を……とか。部下を死地に追いやった、その負い目を背負って、 その後の人生をずっと娯楽抜きで自分に強いてきた老人。あるいは、当時の裏切りを 未だに許せていない参謀。強烈すぎて「ああ、見るんじゃなかった」と思える、 Nスペらしい一本。

・酩酊して3時頃漸く眠る。


DEC.08.2011(THU)

 深夜帰宅。眠れず、蒸留酒で喉を焼きながらNHKスペシャルを味わう。

シリーズ原発危機 安全神話: そもそも「神話」って!という、ラジヲマン的ツッコミが解消されていない以上今更 何をか言わんや。あー、 ラジヲマン発売延期のままっぽいけど、どうなったんだろう。


DEC.07.2011(WED)

 仕事して深夜に帰ってきて酒飲んで寝た。


DEC.06.2011(TUE)

 正論の前に言い訳無し。負けに不思議の負け無し。深夜までぐったりとなりながらも 仕事。思うところは色々あるが、まあ仕事は仕事。ただもう、Do it、という。 笑わば笑え。

・世の名言・格言の殆どは「やれ」を言い換えたものだとやら。


DEC.05.2011(MON)

 体調戻らないまま仕事へ。息子は熱が下がらず、保育所休。


DEC.04.2011(SUN)

 年末になると、ラジオドラマをiPodで聴きつつ裏庭の植え込みを刈り込む、のを ここ数年習慣にしている。元はといえば年忘れ青春アドベンチャーを味わう為の 儀式だった訳だけど。去年、というか今年の頭は 黄金仮面だった。今年は バードケージ。倉科カナのアイドル演技が光る。

・昼食を食べていたら息子が嘔吐。頭を触ると熱が。寝かしつけつつ「海辺のカフカ」 読み終わる。正直よく分からない。ファンタジーなのか。魔物退治話である以上 ファンタジーではあるのだろうけど。

・喪中はがきを印刷しながら、来し方行く末を思う。いつまでこの仕事を続けるのか。 家族のことも、このハガキを出す周囲の知人友人の事も、全てをお座なりにして、 不義理の限りを尽くしている。もっと周りを見なくては。自分は一人で生きている 訳ではない。会えなくなってから、話せなくなってからでは遅い。 後悔先に立たず。

・今年は何というか、結構辛い一年だった。ジョブチェンジすると各パラメータが リセットされる、のはゲームの中だけではない、と身をもって知る感じ。時間が経つに つれ、その事がひしひしと身に凍みる。ただ、家族が居ることが救いになっている。 これは本当にそう思う。無論「一人なら何も怖くない」の反対語なんだろうけど。


DEC.03.2011(SAT)

 体調がひどく悪い。ていうか昨日あれだけ寝たのに眠気が全然取れない。徹夜は 体力以上に心を削る。奥さんは土日も仕事。午後になって子供のリクエストにより レシピサイトを見ながらプリンを作ったり。砂糖と卵と牛乳とバニラエッセンスさえ あればプリンになる。しかしこの砂糖の量を目の当たりにすると、うーん、身体には 悪そうだ……

・夕方電気屋〜スーパーにいって買い出しなど。


DEC.02.2011(FRI)

 昼過ぎまで対応して倒れそうになって戦線離脱。眠気が一周する時のあのヤバーい 感じを久々に味わう。本来やるべき作業が何一つできてなくて来週の自分が地獄を見る だろうなあ、とは思いつつ。この後〜土日は何かあれば直ぐに出てこれる様に! みたいな指令を受け流しつつ泥の様に眠る。


DEC.01.2011(THU)

 仕事して帰ろうとしたら社長直々に指令があって徹夜対応にかり出される。


・メール下さい。:tamajun■gmail.com(■をアットマークに読み替えてください) inserted by FC2 system