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古日記 2011年10月


ジョブスの死、ミワ氏来訪、息子3歳誕生日−篇。


OCT.31.2011(MON)

 仕事して帰ってきて寝た。


OCT.30.2011(SUN)

 ケーズデンキでNASを前に買うたやめた音頭をしばらく踊ったのち、2TBの USB-HDDを購入して帰宅。とりあえず二重化して、NASについてはちょっと 考えてからにしよう。

・この土日はひたすらHDDの修復を試みたりしてるうちに終わってしまった。 PC周りのトラブルが起きると、他のことが何も見えなくなる(そのことばっかり 考えてしまう)クセを何とかしたい。これで何度休日をつぶしたか分からない。


OCT.29.2011(SAT)

 玄箱が壊れてしまった。というか、玄箱の中のHDDが逝ってしまった様だ。 重要なデータはPCと二重化してあったからいいけど、もしこのタイミングで PCの方も壊れてしまったらアウト。息子の写真や動画は消え去ってしまう。 電子データの保存について色々考えて一日過ごす。


OCT.28.2011(FRI)

 仕事して帰ってきて寝た。

ヘレニズム。ヘレニズム(Hellenism)とは、ギリシア人(ヘレネス)に由来する語、 とある。そうだったのか……アレキサンダー大王の下りを読んだり。


OCT.27.2011(THU)

 仕事して帰ってきて寝た。

・こないだ部屋の模様替えをしたときに落っことしたNAS(玄箱)の調子がおかしい。 これは……と思ってFSCKをかけてみるも、調子は変わらず。一晩くらいは動いて いるんだけど、そのうち応答無しになる。うーん。ひとまずlenny→squeezeに 上げてみたり。


OCT.26.2011(WED)

 仕事して帰ってきて寝た。


OCT.25.2011(TUE)

 仕事して帰ってきて寝た。

・奥さんが裏庭で育てているマッシュルーム畑で巨大なのが沢山取れている。 案外出来るものだな……

ウィーン宣言。長い。人権って言葉を正面から考えたことが無い気がする 今日この頃。権利を勝ち取った、とかそういう経験が無いからか。自決したことが 無いというか。


OCT.24.2011(MON)

 仕事して帰ってきて寝た。

・息子が風邪気味。ひとまねこざるの絵本を読んで寝かしつける。


OCT.23.2011(SUN)

 息子の3歳の誕生日。息子を連れ、祖母がこさえた赤飯を配って廻る。祖父が 健在の頃よく米を納品に行った店(今はもう店をたたんでいる)のおばあさんに 久々に会ったり。皆年を取る。祖父も居なくなり、自分ももう大学生ではない。 遠目で見れば風景は何も変わらないし、自分もそんなに変わったつもりは無いけど、 ちょっと間をおいてみると、何もかも変わってしまっている事に気づく。

・昔何かの本(漫画?)で読んで、その物語自体は忘れてしまったけど、昔の事 (歴史とか)に触れていると安心するのは、それがもう変化することがないからだ、 という様な下りがあって、最近やたらとそのフレーズを思い出す。明日をも知れぬ 日々に追われているからか、あるいは昔を振り返りがちだからか。大学生の頃、 1920年代の雑誌に埋もれていた時期があったけど、あれは社会に出なければならない 不安から目をそらす、という点において、非常に効力があったのは間違いない。

・夜、3本のローソクを吹き消す息子を見ながら、来し方行く末をぼんやり考える。


OCT.22.2011(SAT)晴後大雨

 右耳の調子が悪い(夜寝ていると自分の鼓動がやたらと響いたり)ので 不安になって耳鼻科に行ったら「耳垢ですね」といって耳垢を取られる日。鼓膜に 張り付いていたそうだ。やれやれ。午後は甥っ子と息子の大暴れを追いかけ回して ヘトヘト。部屋にあった竹刀に興味津々なので剣道の動画を見せたらにわか 剣道ブーム到来。しまった。


OCT.21.2011(FRI)

 仕事して帰ってきて寝た。なんか……毎日ギリギリで生きてます。

中村 光「聖☆おにいさん7」/講談社/2011/10/21
巻を追うごとに薄くなっていく様な……

とりあえず「ゼウス」のたたみかけに耐えきれず吹き出してしまう。ゼウス。

読んでるときのテンションにもよるんだろうけど、なんとなく
机上で練った話っぽいのが多くて少し残念。作者の中で練り上がった
キャラがどんどん活躍し出すのが楽しいと言えば楽しいんだけど、
荒川みたくオモシロキャラでワイワイ盛り上がるのを楽しみたい訳でもなく。

どーでもいい話で彼ら「二人」の「なんでもない東京聖人生活あるある」を
描いてくれれば、と願ってやまない。

なんでもない聖人あるあるって何。
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OCT.20.2011(THU)

 仕事して帰ってきて寝た。いろいろ死にそう。

市川春子「25時のバカンス 市川春子作品集2」/講談社/2011/09/23
「虫と春」での衝撃が記憶に新しい市川春子の2冊目の作品集。

表題作「25時のバカンス」は、物語だけをとればラジオドラマの様であり、
ファンタジックで静かに美しい。
が、その暴力的なまでのエロティックさに目を奪われざるを得ない。

少女の様なスレンダーな女性の水着姿、は、それを描く力がある、という
ことを確信していなければ描けない。
そして「それ」がすでに壊れてしまっている(中身はカラッポ)という事も含め。

壊れた肢体、その内側(洞)を手探りする様は、見てはいけないものを
見せられている感が強烈。その曲線とか。
まあとにかく「ぎゃー!これはヤバイ!」という感じがゾクゾクする。


他の収録作「パンドラにて」も「月の葬式」も、クライマックスは同様に
「人の形をした”ヒトならざるモノ”が人の姿を失っていく」様の
カタルシスに尽きる。

全身コイン状の穴だらけ、という蓮コラ的グロテスクさ、「気色悪さ」が、
快楽と紙一重である、という事を初めて知った思いだ。


あと「パンドラにて」は「女の子のスカートってパラボラアンテナみたいよねー」
とかそんな発想から始まってるんじゃないかと疑ってるんだけど、そこからこの
残酷異星生物コンタクト話になってしまうのか、そのへんはやはりこの作者
ならではといえる。

兎に角他に例を見ない作家。
絵の力が強すぎるきらいはあるが、物語の力も決して薄くはない。

なんかもう、すげえなあ。漫画。
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OCT.19.2011(WED)

 仕事して帰ってきて寝た。


OCT.18.2011(TUE)

 仕事して帰ってきて寝た。


OCT.17.2011(MON)

 仕事して帰ってきて寝た。

・謎メモ:地球の大気は対流圏・成層圏・中間圏・熱圏・外気圏。 電離層は熱圏内(高度約60kmから500kmの間)に位置。


OCT.16.2011(SUN)

 那賀町フェスティバル見に行ったり。会場の隅で演じられていた人形の 恵比寿舞がものすごく良かった。正月の門付けとかっぽいんだけど、見てると なんか何百年も前から伝わってる崇高なモノを見ている気持ちになって、 身体の芯から全身に震えが走る。「めでたい」の一言で終わらない、なんか ゾッとする様な深みを(勝手に)感じてしまう。伝統芸の恐ろしさよ。 恵比寿舞、これはまたどこかで見てみたい。

・TVで東急電車の運転方法をやっていて、息子が指さし確認のマネやマスコンの 操作を一生懸命真似ていた。電車でGo中古で探してみたくなる。

・何となく DAIKIN クリアフォース MCZ65L-Wをポチる。今年の夏、某ホテルで 空気清浄機のパワーを見せつけられてから、妙に欲しかったもの。 効果のほどや如何。


OCT.15.2011(SAT)

 奥さんと何となく博士の愛した数式 を見始めて終わりまで一気に見てしまう。主に浅丘ルリ子のもたらす緊張感の故。 和製メメントともいえよう(いえない)。邦画らしい、終始湿っぽい& ノスタルジー満載の長野の映像にしっかりやられてしまった。長野は美しいな。 つーかノスタル邦画には昔から弱い。大林とかな。はるか、ノスタルジィとか 今でも月に一回くらいは脳内に蘇る。


OCT.14.2011(FRI)不明

 仕事して帰ってきて寝た。


OCT.13.2011(THU)くもり

 仕事して帰ってきて寝た。


OCT.12.2011(WED)不明

 仕事して帰ってきて寝た。


OCT.11.2011(TUE)不明

 仕事して帰ってきて寝た。


OCT.10.2011(MON)不明

 仕事して帰ってきて寝た。


OCT.09.2011(SUN)

 記憶無し。


OCT.08.2011(SAT)

 山口よりミワ氏来訪。数年ぶりの徳島だというが、なんかそんなに久々!な 気がしないのはノリがあんまし変わってないせいか。久々に夜の秋田町に出てみると 驚くほどの人出。なんだ徳島まだまだ元気だな、とか思う。居酒屋に入って 開口一番「ジョブズが死んだって聞いた時に一番最初に考えたのが 「世界の料理ショー」の人の名前ってなんだっけ、ってことだったよ」 (おいスティーブ)とか相変わらずハイブロウ。数年前に会った時に発せられた 「ソニーの新しい会長なんだっけ、ガンスリンガー?」も忘れ難い。 地元の商工会の話が面白すぎておなかいっぱい。見知らぬ街の見知らぬ人々の 生活を面白おかしく聞かせてくれる、これはまさにマレビトじゃやー。

・ミワ氏と別れてガストへGO。K氏、ニャッキ氏らと緊急防衛会議など。 さすがに眠い……

石黒正数「それでも町は廻っている 9」/少年画報社/2011/09/14
冒頭カラーで歩鳥のオフロシーンから入るあざとさ。
そのあざとさにまんまと乗ってページをめくると、始まるのは
いつもの様に、一話一話読み切り短編の如き練り込みで描かれる
それ町の世界。


毎回きちんと「こういう話を描こう」という意図が感じられて
どれが特に良い、というのは言い難い。各話ベクトルは大きく違う。

個人的に好きなのは68話……67話?(目次の話数表記がズレてる)の
「答砲悋気」。エビちゃんのかわいらしさに尽きたと言える。

好きな男子の嫉妬心を煽ろうとして、過度な悋気を買って、それに
とまどってしまう(この辺が「女」だけどまだ子供っぽい感じ)、その
「女の子」っぽさ。トドメの涙目のエビイラストはずるすぎる!
キュンキュンするわー。
「女の本心は女性にしか見えない。男の本心は女性にも見える場合があるので注意」
ま っ た く だ。

時系列がバラバラなのは、いろんな仕掛けを入れる為に意図的に為されていること、
なんだろうけど(嵐山忍法帳→あだ名がニンジャ、とか、71話→38話とか)
なんとなーく、作者の照れ隠し効果もあるんじゃないかなーとか思う。
感情が直線的に高まっていく様な描写に対して照れがあるというか。

でもそのちょっと引いた視点がこの作品の空気を作ってる。
この視点と、この時系列バラバラの効果を使って、「漫画大明神のお札」を
使わずに、永遠に高校生生活を描いてくれれば(と見せかけてそれすらも
大きな仕掛けの一部なのかもしれないけど)と願わずには居られない。
まあ、いつの日か完結した暁には誰かが時系列でまとめてくれるのも期待しつつ。


72話「嘘つきリッちゃんの亡霊」もテンションの上がり具合がかなり好き。
この、引くに引けずに重ねて重ねていく感じ(そしてその事を引いた視点で
笑える余裕のない、緊張感バリバリのあの感じ)は、かなり子供時代の事を
思い出させてくれた。あの「話し負けしたくない」感じって何なんだろうなぁ。
今でもたまにやっちゃうけど。

で。

71話、歩く鳥。
これについてはもう、ケンジ好きなら何をかいわんや、なんだけど、
それをうるさくなく、すーっと描くのは、やっぱり力なんだろうなあ。

スケート場って、なんかこうだよね。
自分の町にはなくて、電車やなんかでちょっと行く、いつもは用事のない
遠くの町にあって。
光の感じとか、この「気楽なツレと1対1で遊ぶ以外に特に約束のない午後」とか、
なんかやばいわ。色々記憶が掘り返されてくる。やべえ。

後書きとか見てても思うけど、この作者の、記憶、思い出を大事に大事に
掘り起こして丁寧に語ろうとする感じは、なんか伊集院ラジオのトークに
近いモノを感じる。「あのときこうだった」と、言ってしまえばそれだけの
事なんだけど、普段そういうのって思い出さない様な何気ない事を、
確かにあのときこんな気持ちになったよな、なんだか懐かしいな、と、
自分の身の上に重ねて思い出せる。それはとてもなんというか、心を
ついてくるものだ。



あとモリアーキーはもう夜空にでも何でも散ってしまえ。
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OCT.07.2011(FRI)

 仕事して帰ってきて寝た。

・昨日深夜までジョブズのプレゼン動画見ながら酒飲んでたら心が寒くなったので、 スティーブはスティーブでも バルマー映像をみて温かい気持ちになる。


OCT.06.2011(THU)

 仕事して帰ってきて寝た。

・さよなら ジョブズ。朝からなんだかひっそりと寂しい気持ち。1988年、パソコン雑誌で 見たNeXTキューブ (NeXTSTEPじゃなく、そのハコそのもの)の格好良さに、あー、もうジョブズダメかと おもったけど案外やるじゃん、でも高いなあ、的な生意気な感想を持ったのを 昨日のことの様に思い出す。物は壊れる人は死ぬ。そういう訳さハニー。何となく ジョブズは死なないもんだと思ってた。電脳なをさんでどう扱われるのか 気になる。

アップルIIストーリー


OCT.05.2011(WED)

 仕事して帰ってきて寝た。


OCT.04.2011(TUE)

 仕事して帰ってきて寝た。


OCT.03.2011(MON)

 仕事して帰ってきて寝た。


OCT.02.2011(SUN)

 甥っ子と息子を連れて公園に行ったり。二人で居ると勝手に遊んでくれるので 楽ちん……かと思いきや、てんでバラバラに遊ぶので2倍大変だった。

・朝から電子レンジが異音を発して全く温まらない。このままではいずれ制御 できなくなった分子振動により分子空動波が発生して機械だろうが石ころだろうが 物質は全て塵に帰るッッ!と思ったので(電子レンジで何かをあたためるたびに ウォーケン→グツグツグツ、を思い出す。たぶんこの先死ぬまで)妹が昔 使っていたオーブンレンジを貰ってくる。


OCT.01.2011(SAT)

 息子がPS2のディスクを色々掘り出してきたので、行き詰まってそのままだった ワンダと巨像 を、攻略サイト見ながら進めてみる。前は14インチのテレビでやってたから、 42インチだとさぞかしやりやすいだろう、と思ったけどやっぱ難しいわこのゲーム。 攻略ルートは分かっててもそれが実際に操作できないもどかしさ。かろうじて 一体倒して息子にコントローラーを譲る。息子はアグロ(馬)に乗ってその辺を 走り回るのが楽しいらしく、ひたすら走り回っていた。

HDリマスター版ICOはちょっとやってみたい。ちょっとだけね。

・K氏より息子誕生の知らせあり。おめでとう!そういえば SF大会−絶対少年再考のメモ、楽しませて貰いました。


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