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古日記 2011年6月


パンク・パンク篇。


JUN.30.2011(THU)

 仕事して帰ってきて寝た。


JUN.29.2011(WED)

 「C」最終回視る。作品単体では短すぎて語れることも少ないが、「未来」と 「現在の維持」を天秤にかける感じは(おそらく勘違いも含んだ上で)結構今の 自分にはリアルなテーマと思えた。「幸せな未来」(の根拠のない予感。保証ではなく) が「担保」(この言葉も使われすぎて見えづらくなってきた感じがある)となっていて こその経済活動、というのは、3.11以前からだれもが感じているところだろう。 そしてその「未来」を思う各個人は、その「未来」に託した幸福を、自身では享受 することなく死んでいく。明日の命を繋ぐため、今日という日が消えていく。 そういう生き物だ。

・えーと、まあましゅが可愛かったなあと。時代を超えて何度我々の前に 立ちはだかるというのか、草g琢仁!と思ったら草gのデザインしたアセットは オーロールだった件。えー。Qとかミューティオっぽかったのに。


JUN.28.2011(TUE)

 なんか眠い。暑さのあまり何度も夢を見ては目覚め、また眠る、を繰り返す。 沢山夢をみた記憶だけはあるけど、思い出せず。「神の子どもたちはみな踊る」読了。 「蜂蜜パイ」が大学時代の男2人、女1人の「三人」話で少女漫画の様だ。エロい。 この手の3人話だと萩尾望都の短編をいつも思い出す。なんだっけ(適当)。震災後 (阪神大震災後)を舞台としているので、いまこのタイミングで読めば何か感じる事が あるかも、と思ってたのだけど、正直そういう感じでもなく。


JUN.27.2011(MON)

 仕事して帰りに豚バラ買って帰って湯がいて昨日マルシェで買ったぽん酢 (濱醤油醸造場「濱さんとこのこだわりぽん酢」)で食べる。このぽん酢ヤバイ。 ちゃんとゆず/すだち系の酸味はあるのに、ぽん酢独特の苦みというかエグみが一切 口の中に発生しない。すげー。湯がいた豚バラの脂身とのコンビネーションがもう。 速攻で消費し尽くす予感。


JUN.26.2011(SUN)

 SF大会の公式合宿に申し込む。しかし行けるのか静岡。月末恒例の とくしまマルシェを覗くも、 ますますなんだか分からない(空き店舗の目立つアーケード街に安い屋台が並んでる) 感じになってきている。面白いと言えば面白いけど、目指すところがぼやけてる 感じ……西松屋で子供服買ってパン買って帰宅。


JUN.25.2011(SAT)雨・曇

 奥さんがみてた「グリーンマイル」を、最後の方だけ見てわかった気になる。 夕方、ネギ焼きとトウモロコシを蒸した奴をもりもり食べつつビール。夏っぽい。


JUN.24.2011(FRI)

 暑さに耐えかねて今日からポロシャツで出勤してみた。それでも暑い。 仕事して帰ってきて寝た。以上。

小花美穂「あるようでない男」/集英社 /2003/12/18

本棚にずっと刺さったままだったのに読んでなかった。
不意に読んでみたくなって読む。

デパートの社長令嬢(高校の頃からのつきあい)と婚約中の若社長工藤雅深、
女運があるようでない男。買収あり内紛あり売り上げの低い店の建て直しありと
まぁ割と安っぽいデパート繁盛記なんだけど、絵柄の典型的な記号的少女漫画絵と
描かれる世界の生臭さ(性的な描写も含め)のアンバランスさ(妙なマッチ具合)が、
あー、この作者の漫画ってこんなだったなあ、と思い出させてくれる。
いや、妙に面白かった。
読んだあと、夢を見た。この主人公の立場になって、デパートを建て直そうと、
従業員をあつめてハッパをかけたりする夢。人を集めて号令するなんてこと、
教育実習の時以来、もう十数年やってないので、ブルブルしてしまった。

まあ、夢に見るくらいだから、面白かったのだろう。

JUN.23.2011(THU)晴れ

 十分な睡眠と良い天気。それだけでヤケに気分が良い。人間は脳でなく身体に 生かされてるなぁ、と思う。無論病気の人は心が不健全なのか、という話では ない。つまり脳(あるいは「心」という形のない何か)が弱い人は ちゃんと飯食ってちゃんと寝て適度な運動するしかないよな、という。


JUN.22.2011(WED)曇。涼しい

 仕事して帰ってきて寝る。息子がベッドの上で保育所の絵本の時間を再現してくれる。 「♪〜手はおひざ〜。きょうは、「おいしいよ」という、えほんを、よみます!」とか いいながらですます調で絵本を読み聞かせてくれるのだった。


JUN.21.2011(TUE)雨のち晴

 仕事して帰ってきて寝た。

鈴木志保「ジョニー」読む。

庭師の青年が、ゴミ捨て場で拾った「にゃこ」(人の姿をした猫)を
育て、やがて(猫なので寿命も短い)失う物語。

「物語」としての厚さは無いが、母性本能をくすぐる子猫/赤ちゃん描写が
満載で、時々胸が苦しくなるほど。生えかけの歯とかね。やたらと
チューしたくなってしまう感じとかね。もうね。

ジョニー、あるいはにゃこ太の内面は一切描かれない。そこがまた切ない。
赤ん坊/動物を相手にしているときの一方的な感情移入。
我が子に自我が芽生えてきた昨今、「あの頃」を思い出すと、何とも言えず
懐かしい気持ちになる。


作者は「あとがきにかえて」で、「見捨てられたものの救済」がテーマの一つ
であるとしているけど、救われ、幸せな日々を送っても、その老病死までを
描かなくてはならない、という感じがいかにもこの作者の作品だと思う。
幸せにくらしました、ではなく、幸せに生き、老いて、(たぶん)幸せのうちに
死にました、そういう感じ。ペットの豚を食べてしまう様な。

活字の配置、入れ具合なんかは「舟を建てる」と同時期なこともあり、
見応えがある。「漫画」としては、一級の作品。表紙(売る気なさそうな・・・)で
一瞬躊躇したけど、買って正解だった。やっぱすごいわ。

JUN.20.2011(MON)大雨

 大雨で大渋滞。iPodに入ってた菅野よう子のSong to Flyを久々に聞いたら この蒸し暑さに結構しっくり来て一人悦にいる。


JUN.19.2011(SUN)

 掃除したりしてたら一日終わる。蒸し暑い……


JUN.18.2011(SAT)雨・曇

 息子の参観日。凄い湿気と暑さ、人いきれでぐったりとなる。息子は元気そのもの。 若さだのぉ。もうその後何もできず。暑いんじゃ!


JUN.17.2011(FRI)雨のち晴

 朝息子を保育所に送っていって、さて仕事に行くか……、とアクセルを踏んだら ガッ!フシュー。縁石でタイヤ側面がざっくりと。タイヤ交換してからわずか1週間で パンクなんて、そんな事あるのか。F1のピットクルー並みの速度(当社比)でスペア タイヤに交換をして仕事には間に合ったけど、なんか「これはガイアが俺に 気をつけろとささやいているのでは」とか思って、ちょっと背筋を伸ばして一日 過ごす。また明日ホンダ屋に世話になろう……


JUN.16.2011(THU)

 朝奥さんが血まみれになって呆然としていた。見ればサランラップの刃で指を ざっくり行ったらしく、白いシャツが朱に染まっていた。びっくりした……。


JUN.15.2011(WED)

 仕事して帰ってきて寝た。ハロワのサイトとか見てないでさっさと寝よう。


JUN.14.2011(TUE)

 3時間位寝て早朝に出社してやっつける。流石にねむい。


JUN.13.2011(MON)

 なんか「なる早で××を○○してね!」みたいな依頼を夕方に投げられたので 久々に日付を超えて仕事。途中であきらめて明日の自分に投げつけて帰る。 徹夜は無理だわー。


JUN.12.2011(SUN)雨・曇

 雨がちなり。図書館に行って本を返して借りる。湿気にやられて(ということに する)何もやる気が出ない。JIN見て寝る。


JUN.11.2011(SAT)雨・曇

 ホンダ屋にLogoを持って行く。タイヤ4本交換で35k円。前に変えたのは 東京に行く前だったもんなー。県南のショッピングモールで買いだし。 息子は滑り台コーナーで見知らぬ子達とすぐに友達になってキャーキャー 言ってる。成る程、大人になると言うことは成長することではなく萎縮することだ、 というのはそんな感じかもなと思う。


JUN.10.2011(FRI)曇後雨

 仕事して帰ってきて寝た。

・ホントに「仕事」してるのかは謎。自分では必死だけど、なんかね。


JUN.09.2011(THU)

 仕事して帰ってきて寝た。

・気を抜くと「熱も光もすべては過ぎ去ってしまった、これから出来ることは 落ち穂拾いだけ」という殆ど絶対的な感覚にじっとりと捕らわれている。 問題が見つけられていないから、目標も解決策もやる気も出ない。まあそういうこと なんだろうけど。こういうときには虚構の力に頼りたい。


JUN.08.2011(WED)雨後曇

 仕事して帰ってきて寝た。

・昼休みにブックオフでさらに村上春樹を2冊。なんか店員同士ですごい高尚な (文学的あるいは社会学的な)会話をやっていて、耳ダンボになってしまう。 ここは文化系サロンか。


JUN.07.2011(TUE)

 仕事して帰ってきて寝た。

羊をめぐる冒険読み終わり。ファンタジーなの?なんかずっと「わたせせいぞう みたいだなー」と思いながら読む。若くして引退した男の、衣食住を保証された ”冒険”。おもしろかったかと言われれば、面白かった。スコブル面白かったと 言える。ひたすら料理したり掃除したりして「待ち続ける」のも悪くない。 むしろそうしたい。


JUN.06.2011(MON)

 仕事して帰ってきて寝た。


JUN.05.2011(SUN)雨・曇

 NTTの人がようやくこの村にもフレッツ光が来るんですよ!とか言って営業に 来たので、いろいろ聞いてみるも、結局ケーブルテレビより料金高いんじゃあなあ。 IP電話は料金的に魅力的だけど、うーん、正直今のままでいいや、と思う。 午後、奥さんが息子を連れて遊びに出かけたので、散髪に行く。祖父が生前行きつけに していた(シルバー割引がある)大衆床屋で、初めて髪を切ってみた。ふーん、 こんな店で爺さんは散髪をしていたのか、と、まあそれだけの感想。そういうものだ。 ホームセンターでプランターやら土やらを買い込んで、朝顔と瓢箪を植えかえる。 緑のシェード計画時はじわじわ進んでいる。


JUN.04.2011(SAT)

 近所の運動公園に息子を遊ばせに行ったら、駐車場がすごいことに。どうも剣道の 国体予選が行われていた模様。懐かしさにひかれてふらふらと会場を除くと、 剣士たちの鋭い目線、そしてあの匂いに、うわっ、俺昔ここにいた、この空気 知ってる、でももうなんか遠い、と妙な感じに襲われる。運動公園でほどよく 腹を減らして、歩いていける場所あるパン屋に行って、パンを買って帰宅。


JUN.03.2011(FRI)

 仕事して帰ってきて寝た。


JUN.02.2011(THU)

 仕事して帰ってきて寝た。

・村上春樹「羊をめぐる冒険」(上)を読み終わったので、なんとなく近所の ブックオフに行ったら(下)だけ売ってたので買って読み進める。そういう偶然を 「そうあるべくしてあった」みたいに思ってしまうが、たぶんハルキの影響だと 思われる。


JUN.01.2011(WED)雨後曇

 仕事して帰ってきて寝た。


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