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古日記 2010年02月(前半)


アバターで3D大画面酔い篇。


FEB.15.2010(MON)

 雨と強風。帰宅したらネットが使えないという。雨の中外に出て引き込みを見ると 光ファイバーケーブルが切れて垂れ下がっていた。あああまたか。昨日から 「鶏むね肉をサワークリームに漬け込む料理」を途中まで進めていたんだけど、 ネットが使えない=レシピにアクセス出来ないので、取りあえず煮てみた。 結果、クリーム分離。後で奥さんに聞いたらサワークリームは焼き物だろjk、とか 言われて恥じ入る。ネットが使えないとこんなにも不便なものか、と久々に。 でも味は美味かったので良しとする。

「純潔のマリア 1」読了。この段階では正直イマイチ。どのキャラも 「他人」な感じ。かなり距離感を感じる。すましている、というか、カッコ つけてるというか。その距離感はしかし「もやしもん」でも同様だった訳で。 フェチっぽい魅力と肉体そのものの性的な魅力とはまた別だよなー、とか思う。 なんていうか、あの乾いた表情で処女処女言われてもなー。この人の描く 濡れ場ってどうなんだろう。色々楽しみにし過ぎてたのもあって、やや残念感。 もう一つの魅力であるところのお勉強効果については、この先もうちょっと 期待しているのだけど。続巻に期待、ということで。


FEB.14.2010(SUN)

 先日組み立てたブランコにペンキを塗る。ペンキを塗るのなんて何年ぶりだろう。 結構ダマが出来たけど、もうその辺は気にしない方向で。午後、精米に行ったり クリーニング屋に行ったりしてから、病院に祖父母を迎えに行って、帰ってきたら もう一日は終わるのだった。

・レールガン、文化祭の回を見る。ういはるの頭の花には触れてはいけないのか。 あとビリビリの人バイオリン独奏とか、何でも出来て凄いな。


FEB.13.2010(SAT)

 子守したり買い物に行ったり。アニメを見ながらご飯を食べたりしてると、 なんかこう、久々に休日らしい休日を過ごした気持ちに。「怪談レストラン」が 面白すぎてたまらん。「これはこのあいだ僕が幽体離脱してたときの話なんだけど」 とか吹かずに聞けない。あと遊園地話ではレイコ様の扱いがひどすぎて泣けた (レイコが活躍しそうな所が全てダイジェスト扱い(止め絵)とか)。

・HDDレコーダー(RDR-HX8)のHDDがとうとう壊れてしまった様だ。電源を入れると カッコンカッコン音がして、HDDなのに「ディスクが汚れています」とか言われる。 たまたまIDEなHDD(230GB)が余ってたので、 SONY DVDレコーダー スゴ録 RDR-HX 6 8 10 HDD修理を参考にして差し替えてみた。残念ながら 160GB以上は使えないみたいだけど、これでまた暫くやって行けそうだ。 既にDVDは焼けないどころか再生もできなくなってしまったけど(この機種の DVDドライブは特殊で入手困難らしいので交換を諦めた)、「見て消す」という 使い方では、全く問題がない。問題がないんだよなー。壊れた瞬間「やった! これでデジタル化できる!」と体温が上がったんだけどなー。いやもう、 何をするにも言い訳が必要なんです。そういう生き物なんです。

・本屋で COMICリュウを購入。石黒正数の別冊付録にも負けたけど、むしろ 表紙に負けたと言える。 インタビュー記事読んでから、あっ、やっぱりこの作者「そういう」人 (描かずにはいられない人)だったんだな!と思って俄然 単行本を買う気になっている。しかし久々に読むと面白いな>リュウ。


FEB.12.2010(FRI)

 友人曰く「休みの次の日が金曜日ってのは、いい気分だね。」全くだ。仕事して 帰ってきて息子を風呂に入れて寝た。


FEB.11.2010(THU)

 息子を連れて図書館に本を返しに行ったり。祝日なので博物館が無料。息子は 魚の模型を見て「ガーガー」と言う。鳥も魚もガーガーなのは、奥さん曰く 「流線型だからじゃない?」確かに。


FEB.10.2010(WED)霧・曇

 日中も霧が凄い。外を散歩していると、霧の塊が地面をスーッと 横切っていく。ラピュタは本当にあったんだ!仕事して帰ってきて息子を 風呂に入れて寝かしつける。色々とTodoが溜まってきているので、着手できる ところから消していかないと。

・なんか久々に レールガン見た。17結。最後の方まで心穏やかに見てたのに、最後の最後で ゲーム専門学校的な所に転校することで彼も夢を形に!みたいな展開に もんどり打った。もんどりって何だ。びっクリエイター目指して歩んでゆくわ、 ああ、満ち足りた人生。ここでもんどり打たないのが対象視聴者なんだろうなあ。 兎に角「俺たちの慣れ親しんだ世界」に徹底して閉じてるのが凄い。これは 批判ではなく。見ていて思わずうっとりしてしまうこともしばしば。

おまもりんごさん。正直これどこでウケたらいいのかわからん。 他人に薦められたマンガ読むのの難しさを改めて。


FEB.09.2010(TUE)

 仕事を終えて会社を出るとすごい霧。まるで山の上にいるみたいだ。帰宅して 息子を風呂に入れて寝た。木の芽時欝がまた襲いつつあり。くわばらくわばら。 何でもいいから、こう、面白いことやんないとなー。ダラダラやってちゃいかん。

P.S.すりーさん・に 特製ストラップ付きAMAZON限定版。限定版……!

・最近一番面白いアニメは再放送やってるあしたのジョー2。 作画と演出の噛み合いが凄すぎる。


FEB.08.2010(MON)

 仕事して帰ってきてシンケンジャー最終回とハートキャッチプリキュアの1話 見ながら洗濯物干して寝た。シンケンは春らしくちょっぴり寂しいけど前向きに。 なんかもう清々しくてきゅんとした。こういう、さーっと空が開けていく様な、 「新たな人生の始まり」、11人いる!のエンディング的なのってもう何年も 感じてないなあ。ヘタするとこの先一生感じられないのかも。清々しいと言えば、 合体てんこ盛りになってるシンケンオーが攻撃を受けてサッパリしていく感じが、 てんこ盛りロボの理想の最期と思えて良し(グレンラガンとか思い出す)。 ハートキャッチは馬越絵って改めて見ると凄いな色々と、という感想。OPのノリは 嫌いじゃない。


FEB.07.2010(SUN)

 息子を実家に預けて奥さんと映画「アバター」を見に行く。開始数分で強烈な 目眩と吐き気と頭痛に襲われる。 大画面酔い+3D酔いだ。しかしこんなに強烈なのは初めて。5分と画面を 見つめることができない。結局3時間近い上映時間中、眼を明けていられたのは 合計30分位だと思う。ちょっと見ては眼を瞑り、またちょっと見て、という感じ。 幸い日本語版だったのでストーリーは容易に追えた(やれやれ)。周りを見ると 最初の一時間位で席を立つ人が数名居た他は、うちの奥さんも含め全く平気らしい。 3D技術そのものが問題なのではなくて、その技術に自分の脳がついて行けてない、 という。なんたるマイノリティ。

・でも正直お金出してこの苦痛はないわー、カネ返せ!とか思ったけど、ジェット コースターに乗って気持ち悪くなったから金返せ!っていう人は居ないだろうし なあ。いやー、まいった。しかしこの先映画の世界はどんどん3D映像に向かっていく っぽいというのに、こんな事では映画なんて見られなくなるなあ。切ない。 脳の手術とかするしかないのか。結局帰宅して7〜8時間経っても目眩は収まらず。 頭痛薬を飲んで寝込んでしまった。

・映画そのものの感想は、そんな訳で何というかすいません。いや話の内容は 解りましたけど。オチ的にはアンチもののけ姫というか。なんかナウシカ(映画の) のラストを思い出したり。この後またトルメキアがどーんとやってきて風の谷 全滅しちゃうんじゃないかなーとか。人間の邪悪さはこんなもんじゃないよねえ。 あとナヴィの造形はもっとイカれてても良いはず。リゲル人位行っててもいいのでは。


FEB.06.2010(SAT)雪のち晴

 ちょっとだけ雪が降った。奥さんが出かけたので終日子守。何をするでもなく。 やべえ。

カモンなにやってんの。あーなんかユーフォーテーブルとかマチアソビとか そっち方面全然のぞきに行けてないけど、楽しそうだなー。

・MacOSX:SnowLeopardのカーネルは通常32bitで起動しており、 64bit動作させるには、起動時に「6」と「4」のキーを押したままにして64bit カーネルをロードさせるしかない。ただし、これでも起動できるシステムは 限定されていて、基本Xserveオンリーと言う事らしい。なるほど……ちなみに 現在のカーネル確認方法は 「使用されているカーネルは、「システムプロファイラ」で確認できます。 「システムプロファイラ」は、アップルメニューから「この Mac について」を 選択し、「詳しい情報」をクリックして開きます。「内容」パネルの「ソフトウェア」 を選択し、「システムソフトウェアの概要」の「64 ビットカーネルと拡張機能:はい」 (または「いいえ」) を確認します。」とのこと。


FEB.05.2010(FRI)

 仕事して帰ってきて寝た。嫌なプレッシャーが。口内炎が出来るわー。諦めてる 訳では無いけどさー。でも正直ちょっと疲れたってのはある。もうちょっと自分に とってのオモシロを追求しないと、こう、「世間で今話題だから」っていうだけで 何かを始めようとしてもろくな事はないなあと思う次第。結局最後にモノをいうのは その担当者の「こうした方が良いんだ!」という情熱な訳で。

・職場のサーバールームを片付けてたら、東京に行く前に整理したままのロッカーとか 出てきて暫し懐かしむ。5年くらい前か。貼られたラベルの文字とか、あっ、これは 辞めた○○さんの字だ、とか妙に懐かしくなったり。あと引継ぎと運用手順書作成で ヒイヒイ言ってたのを思い出して遠い目をしてみたり。

「命の次に好き」初音ミクの等身大ロボットを作った理大生。 命の次にってのが凄いな。世が世ならいいSFだ。でもゲンジツなんだよな……

Quartz Composer入門。シン石丸氏が Quartz Composerでいろいろやってたのでメモ。


FEB.04.2010(THU)

 仕事して帰ってきて息子を風呂に入れてブラタモリ見て寝た。朝青龍が酔って 暴れて引退とか。なんか釈然としない。他の力士にコテンパンにやられて 引退するなら解るけど、こんなの無いよなあ。個人的には何というか、残念。 嗚呼、この世界にマーベラス虎嶋が居れば!モンゴル仮面登場!

・小沢健二のインタビュー?が 長すぎて眼が滑って読めない。いつまでも花束をかきむしって世界は僕のものなのに! とか言ってられんわな。ありとあらゆる言葉を知って何も言えない位が人間 丁度良いんじゃないかと思う今日この頃。人間手のは誰しも/何時だって、 口ばっかり達者で実行が伴わないものだからな。ライブ、高松でもやるのね。 行ってみたい気もする。流れ星ビバップがどれだけ素晴らしい曲だったのか、その 「現場」に立ち会えるかもしれないと思えば。そういえば次回の ライフは オザケンかも……とか。マジですか。あと外伝でチャーリーが泣きながら語っていた サユリ1号が気になりすぎる。


FEB.03.2010(WED)

 仕事して帰ってきて落花生をまいて恵方巻きを無言で食べて寝た。

・「Wiiの間」でやってる森羅万象地球図鑑の「家族って何?」がなんか妙に 気に入ってしまったので、勝手にテキストおこししてみた。怒られたら消します。 ちなみにこのシリーズ、「お金」の回が(内田樹的に)素晴らしかった。


すべては記録され続けている。宇宙が生まれたあの瞬間から。
この図鑑には君が生まれたこの宇宙の過去と現在のすべてが刻まれている。
森羅万象の記録「森羅万象地球図鑑」

「家族って何?」

「あなたにとって家族とは?」
家族。あなたにとって家族とは何だろう?

(インタビュー映像)
東京「ほっと落ち着ける、心が温まる様な、そんな存在です。」「絆ですね。」
エクアドル「家族は神様が与えてくれた人の集まりなんだと思います。」
タイ/バンコク「お父さん、お母さん、私、子供が揃って生活する場所かな。私にはそんな感じ」
ナミビア「家族?家族はこの子よ」
フランス/ブルターニュ「家族は目的です。そうでなければ目的の無い人生ということになるのでは?」

言い方は違っていても、特別な思いを込めて語る「家族」。
君はどうかな?やはり、特別な存在?
でも、どうして特別って思うの?他の人とは何が違うの?
家族である為の条件って、何だと思う?

「家族の条件」
じゃあ、君の家族で条件を考えてみよう。

年齢や性別、もちろん関係ない。

血縁、血のつながりは?
お父さんとお母さんは元々血のつながりは無いよね。
猫のタマもそうだ。ということは、血縁関係でなくても良さそうだ。
何か一緒のことってあるかな。
でも、趣味も、好きな味も、好みの違うものは多い。

じゃあ、一緒にいる時間は?
朝、君がご飯を食べている時、お母さんはいるけど、お姉さんはご飯も食べずに出て行く。
お父さんはもう出かけちゃってる。
夜、君が塾から帰ってくる頃、お母さんはアルバイト。君は一人だ。
一緒にいる時間は家族の条件とは言えないね。
それなら、何が家族の条件として残るんだろう。

それは「ねぐら」。
バラバラの生活時間を送る君の家族も、寝る前には必ず戻ってくる。
ねぐらが共通なんだ。
お父さんは君やお姉さんの寝ているところに帰ってくる。
君たちの寝顔を見るだろう。
君だって日曜日、お父さんの寝顔を見るだろう?
寝顔を見たり見られたり、寝顔を見られるところにいるってことは、
何か特別な感じがしないかい?

寝ているときは無防備で一番安らいでいるときでもあるよね。
その時に近くにいても良い存在が、家族。
だから、君のそばで寝ているタマも、家族。
何かの事情で家にいられない時でも、本当のねぐらは、
家族の寝顔が見られるところだと思うだろう。

じゃあ、君に聞くけど、君は幸せ?
(少年、首をひねる)
どうしてそんな風に思うのかな?家族がいて、幸せとは言い切れないのはなぜ?
それは、隣の芝生がよく見える、そんな気持ちのせいばかりではなさそうだ。
じゃあ、家族の幸せって何だろう。

「家族の幸せ」
ここは、フィリピンとマレーシアの国境シバガン、といっても見渡す限りの海。
その海に建てた小屋と船を家として暮らすバジャウ族、ルフワンさん一家だ。
そんなルフワンさんたちは、これから家族全員で漁の度に出る。
すべてが海の上。ねぐらは6畳程の船の中。究極ともいえる暮らしの中から
家族の幸せを考えてみよう。
一家は船を走らせて、そろそろお昼時。珊瑚礁へ網を入れ始めた。
みていると、漁をしているのは男達だけじゃない。
女の人も、子供達も、家族一緒に漁をしている。
獲物は小さな魚ばかり。でも、バジャウの人達は無理はしない。
危険を伴う深い海でけがをしたり命を落とすのは馬鹿げたことだと考えている。

家族が食べる一食分の魚を水で煮る。ほかに、キャッサバ、煮てできた魚のスープ。
どれも調味料を入れたらせっかくの味が壊れてしまいそうな気がする細やかさ。
食べている家族の姿を静かに眺めているルフワンさん。
ヤシの葉の屋根の船は炎天下でも暑くならず快適そのものだ。
食後はゆったり過ごしていつしか、ごろり。
家族の寝顔を静かに眺めているルフワンさん。

小島が見えてきた。
陸にすまないバジャウの人達にとっては久しぶりの上陸。
浜に飛び降りた子供達は大はしゃぎ。大人も無邪気に大声を上げ始めた。
どうしてそんなに楽しいんだろう。
それは、危なっかしい杭や船の上でできないことが思いっきり出来るからだ。
当たり前に歩いている君には想像できないかもしれないけど、
バジャウの人達にはそれだけでウキウキする、とってもハッピーなことなんだ。
そこへ、今まで見たことも無いヤギが現れて。びっくりするやらおかしいやら。
大人も一緒になって大笑い。

家族が一緒にいる。
それは、本当は当たり前のことで、家族の幸せの元なんだ。きっと。
(少年頷く)

バジャウの人達を見て、こんなことも思わない?
それは、家族の中に色んな年の人がいるほうがより楽しそうだってこと。
おじいちゃんやおばあちゃんは君より沢山のことを知っている。
(小魚の背びれに浮きの様なものをつけて泳がせているおじいさん)
ほら、こんな遊び方も教えてくれるだろ?
そんなおじいちゃんやおばあちゃんまでいっしょになって喜んでくれたら、
喜びはもっと大きくなるよね。
そして、家族が一緒にいて産まれる幸せも、色んな家族がいて大きくなる喜びも、
お金の有る無しとは関係なさそうだと言うこと。
(少年何度も頷く)

「家族」
家族。それは、一人の男が、一人の女が、パートナーを選ぶところから始まる。
そのとき、遺伝子は違う形質の相手を選べと語りかける。
違いがあるから子孫繁栄の元になる。
違いを理解し、良いところを見つけ、最初の家族を作れと。
つまり家族とは、違うものから始まり、一つになりたいと願う、生命の営みと言える。
そして、誰もが互いの違いを理解し、良いところを見つけ合えば、
世界は家族になれるということでもある。

制作「イースト/Wiiの間」

FEB.02.2010(TUE)雨後曇

 仕事して帰ってきてすき焼き作って銀魂見ながら食べてケーキまで食べて寝た。 今日は何の日だ。何でもない日万歳。やべーなー。年末年始の焦り及び誓いを もう既に忘れている。喉元過ぎれば熱さを忘却。だが忘れるな。平穏な毎日の先には 不安しかない。

「ATOK無償試用版」を試して PS3などが抽選で当たる「ご返還キャンペーン」

「ScanSnap」シリーズ100万台突破記念キャンペーン

「私家版・ユダヤ文化論」読了。 ユダヤ人問題自体にそれほど興味があった訳ではなくて、この「内田樹」という人が 何を持って立ち上がってきたのか、というのがこの本で知れるかと思ったので。 結局その辺について(自分が事前に望んだような)何かを読み取ることは できなかった。が、ユダヤ問題について若干の知識を得た気になった。 以下手元のメモから

「ユダヤ人は国民ではない。ユダヤ人は人種ではない。ユダヤ人はユダヤ教徒のことでもない。」(p40)
「それはユダヤ人にとっての「ふつう」を非ユダヤ人が「イノベーティヴ」と見なしているということである」(p179)
「ユダヤ人が例外的に知性的なのではなく、ユダヤにおいて標準的な思考傾向を私たちは因習的に「知性的」と呼んでいるのである」(p182)
「反ユダヤ主義者がユダヤ人を追いつめるときのロジックの魔術性はまさにここにある。ユダヤ人は自分のユダヤ人性を否定することで、ユダヤ人性を露呈する(そんなことをするのはユダヤ人しかいないからだ)。」(p193)
「反ユダヤ主義者はユダヤ人をあまりに激しく欲望していたから」(p212)


FEB.01.2010(MON)

 仕事して帰ってきて寝た。昨日の疲れが全然取れない。というか夢に見たよ。 夢の中で延々作業してた。然し、あの過酷な労働環境に比べれば、椅子に座って 脳味噌と指先だけ動かしてる自分が申し訳ないというか、こんなことではいかん、 もっとやるべき事をやらなくては、と痛切に感じた次第。

・OSX_(snow)LeopardでLAN上のWindowsマシンを参照したときのアイコンが ブルースクリーンであることに今更気付いた。ひでー。でもこういう所に 「らしさ」を感じて嬉しかったり。

「上京」読了。こういう(ビレバンで売られてそうな、トーキョースタイル的な) 青春サンプル写真本には弱い。ましてそれが90年代末からゼロ年代初頭のソレで あれば尚更だ。ここに写し取られた(殆どは20代の)「リアルな”今”」(それは 確かに十年前かも知れないけど)が、ビシビシ伝わってくる。東京の、あの妙な 気楽さと厳しさ。「自己責任」の名の下に梃子を効かせたとき、あっさり自分を 跳ね上げる事はできて、でもその後どうなるかは解らない、あの感じ。気になった 人の名前でググってみたりすると、結構ヒットしたりして、うーん、これは 悪趣味かもしれないけど、他人の人生をのぞき見る欲望を満たす、という点に おいては、この本自体がそういうものでもあるし、フムン。


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