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古日記 2005年9月(後半)


東京生活開始篇



「うーんでもちょっと女々しくないか!?ここは強引に 「はじらいは捨てなよ」なんていうのはどうだろう」
「俺ならもっとロマンチックに 「ユーの心の鍵を開けるおまじないネ…」だな」
「オイオイなんでちょっと外人なんだよ ひきょうだぞお前!!

(古賀亮一「ニニンがシノブ伝2」p73)

SEP.30.2005(FRI)

 電車で別の仕事場まで。用事を済ませてから夏休みの続き。秋葉原へ出かけて どらんく兄貴と落ち合い、甲冑屋とかフィギュア屋とかを巡る。なんか普通に 手裏剣とか売っててビビる。ここはチバ・シティか!?


SEP.29.2005(THU)

 自転車をこいで新職場まで行ってみた。夏休みはまだ続く。工場の周辺は 畑やビニールハウスなんかがあって、まるで徳島は論田あたりの雰囲気。 悪くない。なんか里心つくわー。


SEP.28.2005(WED)

 夏休み発動中。新職場であるところの工場を見に行った。はずが、たどり 着けずにウロウロ。素直にタクシー使えばよかった。不安にかられて見知らぬ 町を競歩してまわった。ブルブル。やばい?オレ今やばいループに入ってる!? アワワワワワ。

・帰り、某どらんく兄貴のお宅に立ち寄り、ステキオモシロCGなど見せて貰って リフレッシュ。世の中には上手い絵描きが山ほど居る。willcom端末持ってるなら prinが使えるはずさ!とか教えて貰う。つまりこの日記がUPできているという ことは、何とかダイアルアップ出来た、ってこと。一分15.75円で。ヒイイ。


SEP.27.2005(TUE)

 夏休み発動中。ここ江東区にあるスーパーは高い。つーか東京はみんな高い のかしら。キャベツとか……あてどもなく自転車でふらつく。


SEP.26.2005(MON)

 夏休み発動。引きこもって過ごすぜ!と思ったけどとりあえず錦糸町の ヨドバシでBフレッツの申し込みをしてみた。店員曰く「開通まで2週間くらい ですかねー」2週間!死ぬ!と思った。


SEP.25.2005(SUN)

 引っ越し作業続き。いろいろ、わやわやと。脳みそが動かない。


SEP.24.2005(SAT)

 雨の中引っ越し。荷物をどこどこ運び込んでもらい、テーブルを組み立てたり ビデオデッキをつないだりしてたら日が暮れた。この古マンションには光が 来ているらしい。でも管理人さんに教えて貰った電話番号に繋がらない……


SEP.23.2005(FRI)

 眠気に負けつつも妹の車で徳島空港まで。妹は暫く運転の練習中だったみたい だけど、もう大分上手くなっている。安心して乗っていた。ヒコーキに乗って 東京へ。某ネットゲーム会社に忍び込んでバトルフィールドオモシロ映像を肴に わやわや話し込んでたら指定の時間になったので不動産屋に出向いて鍵を貰う。 部屋に行って殺虫剤をばらまき、引っ越しに備える。


SEP.22.2005(THU)

 引っ越し休暇を取って荷造りの日。黒猫が来てから慌ててその辺のブツを ひっ掴んでぽいぽい渡すという荒技。案の定詰め損ねたブツがいろいろ…… 夜は会社の方で壮行会を開いて貰う@カニ屋。カニを貪り食いつつウダウダと。 なんつーか、何だろう、この、通らばリーチ感。みんな前のめりに、前のめりにと 生きている感じ。次の足を出さないと、もうその先には転倒しかない。もっと ゆったり生きたいものだが。仕事の目的が仕事をすること、な感じ。カネはその 先に勝手についてくるよ、的な。いわゆるドンブリ。それでいい、そうあるべきだ、 というのが最近の風潮、らしい。自己責任、自分の身は自分で守れ、という叫びの 中生きてきたここ数年、こんな仕事のやりかたを果たして受け入れられるものか。 ま、郷に入っては郷に従う訳ですが。笑顔笑顔。エガボー。


SEP.21.2005(WED)

 先週に引き続きのセミナーのはず、が、結局終日仕事。煮詰まる……20時頃 急に名残惜しくなっていろんな所に挨拶回る。「あんたまだいたの」 「実はまだ居たんです」未練なり。帰宅して荷造り荷造り。

・マイメロ:マイメロ増殖。マイメロ組組長誕生。もう何が何やら。ドジッコ メガネッコ委員長というアイテムを合成したらそうでもなかった、みたいな キャラ造形はいかがなものか。なし崩し的に認知されていく感じは、もしや 侵略SFか、とも。


SEP.20.2005(TUE)

 終日仕事。ホントに東京に引っ越せるのか>拙者。でも部屋に帰って きたらそこには段ボールの山。なんとか寝るところを確保して眠る。週末には もう東京だ。

・無論怖い。緊張もしている。一人暮らし時代を含めても31年間、徳島から 出たことがない自分。不安は数え上げたらキリがない。でも、それ以上に 楽しみだ。自分の人生にこういうタイミングが有ろうとは。目を白黒させつつも 今はただ流れに乗るのみ。うまくやれるか?


SEP.19.2005(MON)

 敬老の日。CALLに故障したサイバーショットを預けてから、マルナカで買い物。 祖父母用に焼酎とお茶を購入。山ねこの一升瓶。夜までごそごそとやる。途中、 完全に気力が尽きて、ついついグイン・サーガの103巻を読み切ってしまったり。 イシュトのつたない手紙に涙する。後半いきなり大暴れなジジイども。若造で あるところのヴァレリウスはいいように使われてる。でもやっぱりヴァレリウスは 評価高いねえ。本来は攻撃魔法系らしい。サイロンに帰りたくないグインは、また マリウスと二人旅。でも今度の旅は、目的地が決まっている。リンダのいる パロへ。

・あと、シマックの「人狼原理」も読み切った。なんつーか、いい感じの描写の 所に付箋貼ってたら付箋だらけになったよ。もうなんか風景に癒されまくる。 凄まじい癒し力を持っている小説だと言える。SFとしても、SFSFしたガジェットが 当たり前の様に放り込まれていて、読んでいて楽しい。ラストはちょっと微妙 だったけど。プロットはホントに掌編の類。美しい風景描写に泣け。

・家族で夕飯を食べに行く。住宅街の中にひっそりとある和食の店。なんだか 祖父の「二度と帰ってこないんじゃないか」みたいな発言があって、ヤケに しんみりとした感じになってしまう。それでいいのかもしれない。無論今生の 別れではないにせよ、ただ笑って騒いで送られるだけでは。


SEP.18.2005(SUN)

 引っ越し準備。昨日の疲労がモロに出て一日中怠い。血中に毒液が混じってる 様な感触。歩くのも厳しい。それでも手を動かして無軌道に段ボール箱を積み 上げてみる。あかん、見積もりの物量を超えすぎている。どうなる俺。

・未来の漠然とした不安にとらわれてボンヤリとしてはならない。そういうのを 杞憂、というのだ。

・不安を恐れてさらにボンヤリしててもあかん。向き合って、かみ砕いて、整理 して、バラして、晒していかないと。布団を被ってただ嵐が頭上を過ぎ去るのを 待っていられる日々は終わったのだ。終わったのだ。


SEP.17.2005(SAT)

 引っ越し準備。無計画に詰め込んでたら結構な量になって困る。日が暮れて バスケ。これを最後と思って無理矢理体を動かす。これでひとまずオサラバ。 次は何年後か。M隊員と隊長とで風呂屋に寄ってから、ガストでニャッキ夫妻と 合流して夜メシ。話したいことと話せることは違う、とぼんやりそんなことを 思う。隊長の新車の居心地の良さを少しだけ味わわせてもらってから帰宅。 作業も出来ず、そのまま寝落ち。


SEP.16.2005(FRI)

 旧部署の方々に送別会を開いてもらう。会話の一つ一つに、いろいろこみ上げる ものがあった。店員オススメの焼酎が回って回ってグラグラに酔う。酒の力を 借りていろいろ話す。何にしても、別れは寂しいものだ。ましてそれが、8年以上も 居た部署であれば。あのブースに帰りたい。あの部署の歯車の一部として、周囲と 噛み合って仕事を回したい。マシン達にみっしりとつまったジョブを食わせて、 その結果を楽しみにしながら週末を過ごす、あの気分をもう一度……と心底思う。 だが、ああ、全ては、自分で決めた結果だ……振り向くな。エンがあったら、 また会おう。


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