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古日記 2005年8月(後半)


あかんdays篇



今後はホクロをラブリーと呼ぶ
これからは
ホクロのことは
ラブリーって呼ぶことにするよ

(小沢健二「DOOWAUTCHYALiKEドゥワッチャライク」オリーブ 1994/09/18)

AUG.31.2005(WED)

 時間は有限だ、と感じる日々。カウントダウンが始まったら残りはあっという間。 夏休みが始まるや「あと残り○○日、あと○○日しかないのだ!」とか思って哀しく なるタイプ。後から考えれば楽しい日々だった、なんて、脳の誤魔化しに過ぎない。 ってまあそんなこと言ったら人間の情動なんて化学物質のバランスでどうとでも なる訳で。絶対的な価値観はない。何にでも抜け道は存在する。自分は何がしたくて 生きているのか。自分が生涯をかけてやれることは何か。カウントダウンに拘るな。 目先の事だけ考えろ。今やるべきことをやってから死ね。雑事をひたすら処理して 終わってしまってもいい。今はそれが大事だ。つまり、ボンヤリした不安に浸って 思考回路を遮断してるヒマがあったら、手を動かせ、ってこと。

・眠れなくて、エウレカ7とツバサクロニクルを適当に消化。某☆師匠も仰って いたが、現OPは聴けば聴くほど(オッサンには)反則的効き目がある。エウレカは なんか大変な事になってるな……ドロドロと。ツバサ、の千葉千恵巳は本当に、 素直にいいと思った。あの声のまっすぐさ。全部同じ声じゃん、とか気にならない。 それがいいのだ。ワンニャー。


AUG.30.2005(TUE)雨・曇

 眉毛を整えようとして右側だけ剃り落とす。という夢を見た。

・先日メインマシンを乗り換え(PIII800M→CeleronD2.8G)て、大抵のものは 再インストールとデータ移行で持ってこれたんだけど、OEのメール振り分けルール だけが(レジストリの編集とコピーで)上手くいかなくて、Spamが大量に受信 フォルダに溜まる日々。思い切って 学習型spamフィルタが搭載されているという Thunderbirdに乗り換えてみました。そんな夜。それだけの夜。

・現マシン環境を以下に示す。

・CPUタイプ:Intel Celeron D 335, 2800 MHz (21 x 133)
・マザーボード名:Asus P5RD1-V (3 PCI, 3 PCI-E x1, 1 PCI-E x16, 4 DDR DIMM, Audio, Video, Gigabit LAN)
・マザーボードチップセット:ATI Radeon Xpress 200
・システムメモリ:448 MB (PC3200 DDR SDRAM)
・BIOSタイプ:AMI (06/21/05)
・ビデオカード:オンボード

・上記スペックを某☆師匠に話したら「CeleronDかよ!男なら〜男な〜ら〜」。 安物買いの銭失いは避けろとあれだけ!うーん……頭では解ってるんですが (駄目な言い訳)……

・最初玄人志向の最安HDDリムーバブルケースを使ってたんだけど、やたら止まる。 IDE直でつないだら安定した。安物はあかんかな……やっぱな……まあもうWin98の 出番はなさそうなので(マシンの高速化に伴い、XP上でもPainter5が普通に使える 様になった。起動は相変わらずメチャ遅いけど)、ま、いいか。


AUG.29.2005(MON)

 帰ってきて空を見上げたら凄い星。天の川が白く見えた。音もなく地球は回る。 風がもう本当に秋だ。気をよくしてブランデーを飲む。心地いい酩酊。晩飯を まともに食べてなかったので、最近発見した金ちゃんラーメンのカップ (金ちゃんヌードルではない)を食べてみる。おお……確かにこれは金ちゃん ラーメン……!でもやっぱ金ちゃんラーメンはキャベツの千切りを茹でて 一緒に盛りつけるのが最高ですよ。あー、東京で食えないと困るから大量に 買っていこう。

・引っ越しの日程が大体決まってきたですよ。秋分の日あたりで東京に引越す予定。 とまれ、よろしくっス>東京の方々。

・それはそうと、日経、愛の流刑地がもうえらいことになってる。詳しくは 今日の愛ルケで。 いやもー、読んじゃうよー。なんかもー。ぞわりぞわり。あああ。


AUG.28.2005(SUN)

 昼まで眠る。色々な気持ちをもったり抱えて、晴れた夕方の街をフラつく。 CALLで某☆師匠と BSガンダム話など。あと「宝くじ当たんねえかなー」「当たったらガレージ 作るぜー、整備用と鑑賞用に二つ」とか男の夢を語り合ってもみる。黒く濃く なっていく蒼穹に、吹いてくる風はもう秋の気配タップリなのだった。帰り道、 数ヶ月前地元に帰られた会社の先輩に電話。拙者の異動話とか、昨日の ポートピアランドのサマーライブに行ってた話とか、いろいろ。相変わらず毎日を 楽しんでいて、明るくて人当たりのいい人だ。笑顔が絶えない感じ。話していると、 トゲトゲしていた気持ちも消える。自分が如何にこの人の持つ雰囲気に救われて いたか、今更思い知る。夜半、何とか問題は解決に向かった様だ。

・マイメロ。みんな花になれ。かないみか凶悪編。もう全部持って行ってる感じ だった。そしてクロミ出番なし。次回に期待したい。

・雪の女王が毎週おもしろくてならねえ。白鯨伝説の頃の異様な危うさは薄く、ただ もう、なんつーか、味わい。いやもう、アナーキー過ぎる。脂の乗ったいい芸を 見せられている感じ。ひたすら透過光、そら来たハーモニー、よしきた三段パン、 妙な都々逸満載。コテコテに脂っこい展開の後の小田和正がまた良い感じに さっぱりで。しかしこんなテンションで最後まで行けるのか。


AUG.27.2005(SAT)

 ToDo処理の土曜日。午前中はどっぷりToDo処理。ふとテンパってる自分を冷めた 目で見てしまい、悶絶。頭が全然回ってない。自分の事なのにどうしても自分 の事の様に思えない。でも、進めないと。自分で決めたことだろ。

・夕方、いろいろあって酷い落ち込みのままバスケ。シュートは打てども打てども リングに嫌われ、頑張ればファウルになる。全く良いところなし。無理して声を 出してたら、なんか「○○だってよ……」とか冷笑された。M隊員と風呂屋に 行って最近の特撮話を聞く。相変わらず「あっち側」は愉快そうだ。なんだか すっかり特撮を見なくなってしまった。脳のセットが入れ替わりつつある。 コンナコトデハ……!と先日のガンダム祭りを見て眠る。MSはいい。アニメは いいな……落ち込みは改善されず。自閉していく。


AUG.26.2005(FRI)

 仕事して帰ってきて寝た。語れることなし。


AUG.25.2005(THU)

 台風は逸れた様だ。朝キムポのロンストッパブル効果を途中まで見て(どうせ ロンが打たれ強いところを見せるんだろう)出かける。ディレクター博士 (アイパッチの女性)は何となくスカイキャプテン。街にはもう高校生たちが 帰ってきてる様だ。つまり、もう夏も終わりなのだ。

このTシャツ超欲しい。

長い道読了。何も言わんからまあ読んどけ的な。


AUG.24.2005(WED)

 あかんdaysパート2。自分はやれてる、と思い込もうとして、でも夕方にはもう 口内炎がボコボコと。体は正直よな。いや、でもそれは想定内の事やろ。8年半も 同じ場所で居続けた人間がいきなり別部署の新人でーす、とかって、もうなんか 冷静に考えたら切なくなってくる。周りは若手やり手開発連中だし。それに比べて ワシは……!!って、またそれか……成長してねえな。

・やるべきことができてない。いや、いつも、どんな時でも、「やるべきこと」 はToDoリストに列挙されている。リソースは限られている。結局は優先順位だ。 衣食住の確保、睡眠時間と健康の確保。睡眠だけは削ってはならない。メシ食って 寝たら大抵のヤな事は忘れられるもんぜよ。そして辛いときは飯を食え、だ。 酒じゃなく、な。酒はもうダメっぽい。翌日に残るようになったら、酒に逃げる のはもう止めないと。他の方法で自分の気持ちを盛り上げる方法を確立しとか ないと、これから先、辛いぜ。

「弱虫日記」読了。相変わらずのあっさり感。でもなんだか作者の中の 暴力衝動が見え隠れ……いや、元々か。 とにかくこの気負わなさは尋常でない。でも素人っぽいとか そういうレベルではなくて、これがこの作者の味なのだ。あっさり味にも程がある。 描かれていない白い部分に、自分の中に眠る、忘れていた様な、なんてことのない 記憶がどわーっと投影されて、なんか帰ってこれなくなる。コマの空白部分に自分 の中の小さなこだわりが吸着されて、全部洗い流されていく様でもある。あと タイトルが変わった「オトナの事情」ってやっぱ立原あゆみからクレームが ついたりしたんだろうか>「弱虫」。とまれ、忙しさに日々の生活を忘れがちな ヒトには特にお奨めしたい。ツボにはまると、超ヤバイです。


AUG.23.2005(TUE)

 あかん。久々にがっつり落ち込んだ。自分の狭量さ。小さいことにくよくよする 小人ぶり。そのこだわりでここまで来たけど、あかん、そろそろオトナにならんと。 もうこの件に関しては思考ストップ。時間が惜しい。時間をかけて悩んでも答えが 出せない事がたくさんある。結局「おまえはどうしたいのか」という一点に尽きる。 自分が「やらされてる」「仕方なくやってる」「やってあげている」という態度を 改めない限り、決して次のステップへは進めない。切り替えろ。もう帰るところは ないのだ。

エクセルサーガ14読了。姉さん、蝶が――。ハっちゃんはなんかこうして 普通の女子として見るといまいち魅力に欠けるというか。キャラが「吐血」 という一点で立ってたんだなーとか思うのだった。あと紙でもやってる ジパングネタはやや不発気味、と思ったらこれはこれで結構面白いのだった。 エルとエクセルのサバイバルコンビはふつうに楽しい。エルガーラいいよな。 なんか肝心な所がコドモなのが萌える。二式と岩っちのバトルは正直ちょっと 引き気味で。怖えよ……あと六道館リサーチの初デート先円グラフがツボった。


AUG.22.2005(MON)

 後ろ髪を引かれつつ旧部署の机を片付け、新部署に異動。挨拶もそこそこに仕様書 の山と格闘を始める。夕方から始まる報告会に出て、営業兼開発な受託開発チームの 切れ味にズタボロに切り刻まれる。一人一人がノルマを課され、休日返上で仕事を 捌いている。その自信と誇りの様なものに、やられた。今まで如何に自分がぬるま湯 だったかを思い知らされる。と同時に、いや、よそう。もう決めたことだ。

・ションボリしつつ帰宅したらニャンコが階段の上から顔だけだして手招きを。 物欲番長の如く なごなご遊んでいたら、不意に「あと一月もしたら遊べなくなるんだなー」 みたいな気持ちが襲ってきてグラリと来た。この辺の感情は押さえ込んだ つもりだったけど……甘かったか。繰り返しの日々を切り捨てる寂しさ。

放浪息子3読了。またオーディションか!そして交換日記。 高校生の頃、グループ内で日記回したっけなー。そこで隊長とドラムスキー氏に 出会った気がする。そしてもちろん一番の好みはささちゃんです。 ツインテ!!変な泣き方!みんな子供だけど、子供だからこそ正直で たいへんよろしいです。


AUG.21.2005(SUN)

 ねたがない。雨の中をドライブしたりした。正直「迷走」以外の何ものでもない。 行き先もない。目的もない。ToDoを先送りにしすぎて、オーバーフロー。大幅な 思考停止。ああ現実リセットできない現実。いやリセットはしないけどね。 でもなんかダメだ。ぶくぶく。こういうとき「えの素」の「○○屋〜!!」 (「20円です」「安しぃ〜!!」)とかできたらいいのに。

・マイメロ。マイメロになれたらイイナ。クロミはマイメロになってまでバクを連れ 戻した。でもそれは柊様の命令だから。この辺の関係性の絶妙さ。バク小屋の壁に 描かれた内装に涙せざるを得ない。河原で黄昏れるバクにフワリフワリと迫り来る マイメロの脅威。餌付けされるバク。抱きかかえられるマイメロやクロミの妙な エロティックさは何なのか。昇天マイメロの復活劇とかいちいち素晴らしかった。 クロミの喋りを聞いてると、佐久間レイが如何にスゴイ演技をしているかが解る。 ていうかもう脚本も演出も作画も声優も一々作り込みすぎ。おもしろすぎます君達。 このアニメは是非小学生とかに見てほしいなあ。いろんな意味を込めて。

・不意にここだ!と思って買い置きパーツ/余剰パーツを発作的に組み上げてみる。 OSを入れようと試みるもMBRが上手く飛ばないのかHDDが謎の挙動。何度か試みて、 あきらめて、寝る。


AUG.20.2005(SAT)

 特に何もせず。無為なり。夕方、スーツを取りに行く。あとCALLで某☆師匠に大型 テレビ導入を勧められたり。IWillのベアボーンをもらう。夜バスケには行かず。 帰宅したところで隊長から晩飯 でもどう、とTel。丁度帰宅したところだったので辞す。あっ、クルマ納車されたの か〜、見に行けばよかった!と思ったのは寝る間際だったという。


AUG.19.2005(FRI)

 送別会を開いてもらう。K氏お勧めの鉄板焼き「ごまや」でモリモリ食べる。味も 素晴らしかったが女将の人の人柄が尋常でなくステキなのでまたもう一度行かねばと 思った。かなりの萌えキャラ。カラオケで、主婦の人が帰ったとたん一人アニカラ大会。 もう周り振り切ってプロレスの星アステカイザーとかルパン音頭とかアチチッチとか。 別れ際、昔お世話になった、今は学校の先生をされているO氏に「東京へ行ってもその マイペースさでがんばってください」と言われて酔いが醒める。すいませんアニカラで。 しかしそうか、マイペース。それでいこう。人と歩調を合わせられないままここまで 来てしまったのだから。


AUG.18.2005(THU)

 仕事して帰ってきてねた。

 
AUG.17.2005(WED)

 仕事して帰ってきて寝た。平和堂ミラノの言葉が思い出されてならない。 「嫌なことでも 終わるのは辛いのよ。ただ、「終わることが辛い」のよ。」

ねじめ正一「風の棲む町」読了。物凄く読みやすい。主人公の造形がいい。 展開のキレもいいし、牽引力もある。これはいい小説だ。これこそ小説、という 気さえする。オチまで含めて本当に無駄のない青春小説という感じ。昭和51年頃の 山形県酒田市 歴史的大火に見舞われた商店街の復興を軸に、家族とか友情とかをきっちりと 描き込んである。東京に出ようとして出られず、さりとてやりたいこともない 主人公、その造形は一見蹉跌モノのようだが、そうではない。良いも悪いもなく、 ただまっとうに生きて、時間を自分の上に重ねることの確かさ。どの人にも人生 がある。どの人にもドラマがある。そういう想像力を蘇らせてくれる。意外性が ない分、しっくりと胸に納まる。ちゃんと生きなくては。想像力を持って。


AUG.16.2005(TUE)

 人は語れることを語る。

・夏休みアニメが大量にたまったHDDレコーダ内を一気に掃除。Gロボなー。 久々に楽しもうと思ったらポケモンフラッシュ対策で見る影もない。正直 もういいんじゃないの、アレは、という気分。まるで別物にされてるアニメを 見るのは、何だか本当に辛い。ていうか腹が立つならDVD買えよ>自分。いや そういうことじゃなくて……

・メージュ漸くゲット。安彦の新連載が相変わらず辛気くさい感じで良い。あと 富野に訊けは相変わらず真っ当な回答で胸がすく。新番組系ではやっぱblood ですかねえ。今期は兎に角エウレカに期待しすぎて失敗した(まだ終わってない けど)ので、出来るだけ事前情報は抜きでナメていこうと思った。結局今期 がっつり毎週見てるのは絶対少年とシュガシュガルーンとマイメロ位かな…… あと新ドラ。かげきりばさみのうすら怖さとか実にイイ。記憶パンの効率の悪さも 凄まじい。先週の過去改変モノもドラの利己主義っぷり(のび太の命よりもドラ 焼きとマンガを優先)が素敵すぎた。初期はホント傑作揃いなのな……

「サマー/タイム/トラベラー2」を読了。うわ何このラスト!激しく (安易な)タイムトラベルモノくせえ!いや、正直ラストは全然別方向に軸を 振ってくるんじゃないかと期待してたんで、何となくすかされた感じ。いや、 なんつーかね。最後の最後で「お話」にされちゃったというか。うーん。結局 「彼等」に対しての感情移入度合いが薄すぎた感じ。この2巻に至って急に 感情移入が出来なくなってきて。なんでしょね。もどかしい。この「分かる人 だけ分かってね」みたいな匂いが、最後の最後になって、酷く鼻についてしまう。 この読者である僕を置きっぱなしにして、物語は一気に未来へ行ってしまう。 僕はしがみつくことも出来ず、放り出されてしまった。

・未来というものの圧力。「この市場経済って代物は、だからいつだって狡猾な 時間旅行者なんだ。ぼくらは量られ、較べられ、売りに出されている。 誰の手で?決まってる。未来だ。」(p51)結局の所、主人公、タクトは「負け」 たのだと思う。誰も勝つことの出来ない勝負に、だ。タイムリーパーに未成熟な 純情は届かない。一体悠有とは何者だったのか。理由付けは繰り返されたが、 結局「そういう人種」みたいなものだったのか。或いは何かの隠喩なのか。 カジシン的だ、と強く感じるが、それは読みが浅いのかも知れない。

・一つ興味深かったのが「東京」の扱い。なんつーか、これ、正直、イラストを 西島に描かせなかったのは何でだろう、とさえ思える。田舎の頭でっかち高校生に とって、東京というのが何者なのか。「行く」という言葉をきいて「東京に?」と 思ってしまうほど、田舎の高校生(の一部)は常に追いつめられている、のだ。 それは昔も今も変わらないと言うことか。TVや雑誌やネットでさえも、東京!東京! と叫び続けている中で、そういう風にならずにいられるほうが不思議なのかも。 僕も高校生から大学生にかけて、「東京に行かなければならない、でないと生きて いる意味はない」とさえ思っていた(というか公言していた)。でも31にもなって みれば、流石に見えてくる自分の姿。それに、もうこの歳になると「東京」という 言葉にかかっている魔法は、見えなくなってしまうものだ。

・僕はこの作品世界を愛した。愛したが故に、主人公達が確実に成長し、物語が 変化を遂げて「終わって」しまうことに脳が拒否反応を示した。それだけの事 だと思う。もっと彼等を眺めていたかった。もっと前から、もっと未来まで。 もっとゆっくりと、だ。何もかもが急ぎすぎ、誰も彼もがいっぱいいっぱいの 世界は、正直現実だけで充分だ。今はもっと甘い物語を読みたい、と思う。

・例えば天から天使が降ってきて住み着いたり、拾った狸が美少女に化けたり とかそういう。いやそういうのでもないけど。要するにお前はもう一生 たかまれタカマルでも読んでなさいってこった。やっと買いました。 ああ、ゆきえさん……あと 放浪息子2も一緒に買ったよ。もうすぐ4巻が出ようというのに。 読むのに力がいるからなかなか買えない……なんていうか、この人のマンガの 根底に流れてる「人間」に対する信頼感が好きだ。人って信じられる、感情の 行き違いはあるにせよ、言葉は届くはずだ、信頼し会えるはずだ、と思える。 利害関係ではなく、人と人の関係として。小心者的な思いやりってやつが 緩衝材になって世界を包んでいる。ああ、日本人だなあ……(違う

『アルスラーン戦記』はめでたく脱稿。マジッスか。ていうかそろそろ 創竜伝(と言う名の床屋政談本)新刊出ませんかねえ。今こそあの田中節を 読みたい気分。


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