日記最新号へ
白炭屋カウンターへ

古日記 2005年6月(前半)


後輩結婚式篇。



でも、幸せなんて、何を持ってるかじゃない。
何を欲しがるか、だぜ

(ますむら・ひろし)

JUN.15.2005(WED)

 何も考えずに機嫌良く喋ってて、気がつくと同席していた人達が怒りの形相で こっちを睨みつけ、またあきれ顔、苦笑いをしながら立ち去っていく、という経験を 久々にした。要するに「やっちまった」のだ。気を抜いたらすぐこれだ。中学生の 頃から何一つ変わってはいない。だから僕はパソ通に、或いはWeb日記に逃げたのだ。 ここなら、相手の話も聞かず顔も見ずに一方的に喋ることができる。それで良かった のに、どうも最近調子にのってるよ>自分。人とまともな会話ができてるなどとは 考えるな。自己弁護厨は死ね。

・そんな中 「28歳からのリアル」を読んで、やっておくべき事、考えておくべき事を全て 置き去りにしてきたことに気付いて死にたくなる。この先の事とかも。現実をのみ 見つめればそこには(当然)夢も希望もない。シット!どうして10年後、20年後が 今日と同じだって言える?ビクビクすんな。死にゃしないよ。兎に角生き延びて、 生き延びていることを語り続けよう。ぼくはここにいる!

・いや、反省すべきところは素直に反省すべきだろう。どうも頭が固くなってるな。 誤りを修正するのに遅すぎるという事はないというし。自分を矯正しないと。 生きて行くには。

・できれば一生サスケ(ニニンがシノブ伝の)でいたい。だが。


JUN.14.2005(TUE)

 昼休みに思い立って会社の近くに出来た ZOAに 行ってみた。なんか田んぼを背景に、のどかな店構え。でも中は結構勢いを 感じる品揃えで。値段も良い感じ。でもなー。こんなとこでやっていけるん だろうか。店員の妙な多さも気になる。

・いろいろ抱えてるものが溢れてて気持ち悪い。目を瞑り目を開く。

衛藤ヒロユキ「がじえっと 3」読了。「自分ちの階段を昇ってくるガール フレンドほど感動的な風景はない」ああ。ああああ。あああああ。まったくだ。 物語の最高潮が「ジャガ〜〜」なのがたまらん。転げ回って笑う。しかしこれで 最終巻とは惜しい。ラストは物語の仕組みを解説つきで読まされた感じで、どうも 打ち切り感が否めない。いや、このスピード感は必要だったかも。再読しよう。 もっと引っ張れば引っ張れたんじゃないか、と思えるガジェット、ディティールの 作り込みが(後半のゴチャっぷりはディスコミを思い出させる)、今の読者には 重かったのかもなー、とも思う。この作者固有の、あの読み手の読解力を問われる 所が。ともあれこの作品世界に流れる空気、季節感(冬服とか!)、街の輝きに 涙する。確かに世界はこんな風だった……希有な傑作。次回作にも期待。

・ハイジと歌ちゃんの関係の作り方とか結構スゲー。これだけでもかなり 考えさせられる部分がある。要するに割り切れないんだよ、って事。 歌サマだってそのうち大人の女になってしまう。ジャガー、になって しまうんだぜ。ま、ほだされるのさ。


JUN.13.2005(MON)

 疲れた。冷やし中華を食って寝る。

・戦わなくても生きていける。戦ってないと人間としての価値がない、みたいな 風潮はどうにもつらい。でも「人それぞれ」という言葉の持つ冷たさも感じる。 価値観は細分化していて、ただ「カネをどれだけ稼げるか」が答えになりつつある。 なりたいものはない。やりたいことだけある。やりたいことを心おきなくやる ために、「生活」をしているだけ。それでいいだろ。勝つ必要ないだろ。


JUN.12.2005(SUN)

 週明けからの日々の重さを想像すると吐き気がする。暫くは心労ダイエットが できそうだ。不甲斐ない。歯ぁ食いしばれオラ。手前の足だろ。

今月末はBSアニメ夜話。成る程ゲストが大変だ。 これは2時間枠が必要だろう。

ネコソギ中がイマイチらしい。イマイチだイマイチだ、とここまで口を揃え られると逆に気になる。読まねばっ。


JUN.11.2005(SAT)

 週明けからの圧力を考えると今から気持ちが圧縮されてしまう。形のない未来に 怯えて何もできなくなる。一日ベッドの上で過ごす。夜バスケ。何も考えずに走り 回る。懐かしい顔もあり。帰宅してスカイプしながら色々算段。計画フェーズは 苦手だ。下流工程で生き続けてきたので、上流工程で全体の調整をするという スキルが全く身に付いていない。末端の作業者根性が染みついてる。

・ETVの「科学は楽しい、つまり“科楽”だ」とかいう特集で、 ロボット工学の先生が、日本の教育は有能な(高精度な)作業者しか生み 出さないし、それ以外の価値観では評価もしない、というのを語っていて、ああ、 自分はまさにそういう教育の結果生まれた「作業者」のなれの果てだよなあと 思うのだった。なれるなら科学者になりたかったさ、そりゃあ。


JUN.10.2005(FRI)

 仕事して帰ってきて寝た。

・ガングレイブを23話まで見た。あと10日。敵はあと一人……いや、二人か。 主要キャラが死んでいく中、色んなシーンが脳内に蘇る。エンディングの 茜色が燃える時が脳に貼り付いて離れない。寂しくて悲しくて切なくて 爽快で、いい曲だと思う。夜を越えて行け。


JUN.09.2005(THU)

 ガス欠ランプが朝から点灯しっぱなしなのに、考え事をしてたら最後のガソリン スタンドを越えてしまう。明日無事に出勤できるやろか……

ドラマ「電車男」主題歌が「トワイライト」なのはやっぱり解っててやってる、 って事なんだろうか。そこまで本物でもないと思うんだけど。所で僕は電車男は 全然詳しくないので会社とかで聞かれても困るんです。 原秀則版でも読んでください。 はしもとさん的には メガネっ娘版がいいらしいですが。もうなんか虚構だってことになってるらしい ので、いっそ大胆なアレンジが欲しい今日この頃。はしもとさんで思い出したけど あそこで出てた「アブラモビッチは石油王」って同人誌があって、アブラモビッチ って何だろうと思ってたら ホントにそういう人がいるのね。昨日ニュースで聞いてびっくり。


JUN.08.2005(WED)

 仕事して帰ってきて電話して寝た。いろいろと心が揺れる。斯う言うときは、 虚構に逃げることもできない。布団の中にさえ逃げ場はない。

・俺ニュ閉鎖から2年、関連で結構言葉が走っている(トミノ台詞)。みんな 忘れられないんだなあ。あれ以降Web上で何がどう変わったのか、判然としない。 なんだかWebもヲタシーンも見えなくなってしまった。俺ニュ閉鎖により、目を閉じ られ耳をふさがれた様な感覚がずっとある。代替サイトは今も見つけられていない。 当時「J-o」「俺ニュ」「サワスペ」の存在自体が、僕にとっての「Webヲタシーン」 の全てだった訳で。あのころは良かった……ジジイが過去を懐かしみ今を嘆き始めると もう手が付けられない、ので嘆息するのみにして自分で手を動かす必要は勿論あって。 お前はどうなんだ、と。所謂日記サイトを初めて9年目。下手したらここに辿り着く Webサーファーの中にはまだ生まれてなかった子だっているかもしれない。自分には 何ができている?誰かの役にたってるか?

Gacktさんはガチ。某FMカウントダウン番組でもそのガノタっぷりは凄まじく 放射されており、女子の黄色い声をバックに一年戦争固有名詞飛び交う嫌なラジオと なっていた。「君が待っているから」はホントにガンダムガンダムしたいい曲。 井荻アレンジかと思った。

・オプトウェアのコリニア式ホログラムカードに30GB記録とか燃える。回転 しなくてもいいのか……媒体の厚みが増すと容量が増えるとか最高に直感的だ。 キューブ型のメディアとか出たらいいなー。


JUN.07.2005(TUE)

 腹ふくるる心地、とはまさに。穴掘って言い入れたい。王様の耳は!あああ。 ちゃんとわらーいーましょーなーきーましょー。まほらばに癒される自分が悔しい。 太股にナイフを突き刺して目を覚まさんとする。この荒れ放題の世の中。ボヤボヤ してると後ろからバッサリだ。どっちもどっちも。

OrangeStarのマンガを改めて読みかえして結構衝撃を受ける。 このもじもじする様な感じ、その魅力。凄い。胸がぎゅーっとなる。 最近こういうの味わってないなー。虚構から(虚構からか)。昔の 谷川史子とかさ。

阪大チーム開発ロボ。わー。何か見た形。太田機に粉々にされる奴等。 かわいい声で少佐を呼ぶ。

HP Notebook nx9030 (C-M350, 256MB, 15"TFT, DVD/CDRW, 無線LAN) ¥79,980(税込)。何たる。このお値打ち感。すごい。


JUN.06.2005(MON)

 6月6日はかえるの日らしい。6月6日と言えばUFOがあっちいってこっちきて おっこちる日として有名な訳ですが。新ドラでも絵描き歌は継承してほしいもの ですね。こないだのクリスチーネ先生はなかなか良かった。終日体調悪し。 寝不足と運動不足と酒の飲み過ぎと心労。いろいろとな。

・今朝の日経に 「ボ撮ルンです」の開発者が紹介されていた。既に35万個を出荷という。ワン アイデアとはいえ、それがこれだけ人を引きつける。こういうのが「ヒット商品」 なのかもなー。いや、単に欲しいなーと思っただけですが。

・今更かも知れませんが衝撃だったので。 ボクさかな。 超切ない。切なくなったので 猫動画を見て心を和ませる。なごむわー。

・帰り、車の中で聴いた青アド『穴(HOLES)』がたいそう面白いニオイを 発している。できるだけ聴き続けてみたい。


JUN.05.2005(SUN)

 昨日の疲れがドッときて(食って飲んでただけ)半日臥せる。夕方漸く動き 出して、妹から託されたノートPC2台をメンテしたり犬と散歩したり。20時頃、 小松島ガストで防衛隊集合。夏の予定など。バーベキュー、今年はやれるかのう。 22時頃帰宅して、ボンヤリと来し方行く末に思いをはせる。自決の上で何かをやって いる様でいて、実はただ流されているだけの日々。結局「やりたいこと」が明確に なっていない以上、何をしても「流される」他はないのだ、と、この10年同じ 自問自答に辿り着く。大人になったら何になりたい?それに答えられないまま。 いつか不意にベクトルが定まったとき、今この怠惰な日々を、徒に浪費した、と 嘆くのだろうか。

『伊藤えん魔の真夜中コンビニ/AMam』を聞き損ねる日々。

絶対少年: スカイフィッシュ。そう来たか。「濁りませんっ」のすかわらさんのキャラ作りが 激しくそそる。惚れざるを得ない。仕事に対しての意気込み語りに、昔の男の話を 混ぜ込んで「女」を見せてみたり、色香を武器に少年をどうにかしようとしてみたり、 その若さと素直さと狡猾さ、意識と無意識のバランスが見せる「女の危うさ」さが いいのだ。実に。もう惚れる。

・要するにワキ描写がたいそうエロかったと。


JUN.04.2005(SAT)

 早朝から礼服を着て大阪に向かう。後輩の結婚式。受付開始までの間、船場を探検 する。これがあの船場か、あの、 白い巨塔 の……!たしかにこういう感じだ……!みたいな。山崎豊子作品を読む糧にできそうだ。 11時から始まった式&披露宴は彼等らしいキレイでオシャレで気配りを感じる内容に なっていた。ヘンに格式張っていないのが凄くいい。フラワーシャワーのかわりに シャボン玉シャワー。もう夢中になってシャボン玉吹きまくり。食べて飲んで喋って 笑って、良い時間を過ごす。松屋町に移動して二次会。華やかに。どっちの料理ショー の話で盛り上がった気が。三次会は 潜水艦バー でローレライごっこ、という話だったんだけど、どうもまだ時間が早すぎたらしい。 場所は確認したので、機会があったら行ってみよう。かなり惹かれる。

・帰宅してとりあえずどっちの料理ショー「ホットドッグ対チーズバーガー」を見る。 もう明らかにチーズバーガー勝利。 カチョカヴァッロ超食べたい。焼いただけの。ああ。あああ。肉も食べたい。 ボリューミー。この夜中に。今から行ってこれるマクドはどこだろう。 しかし2500円のハンバーガーってのは……


JUN.03.2005(FRI)

 仕事して帰ってきて寝た。

フタコイオルタ #9。物語と感情はちゃんとリンクしているのにどこかつきはなしていて客観的で。 その青いありようが、それが弱くなったATフィールドを容易に突き抜け、視聴者を 斬りつける。/「我々はやりなおしを要求する」どこからだよ?どこから…… /「オレだってなあ」「死ぬほど苦しいんだよ」苦しんでる奴にはカツ丼を。なあ、 だから自己責任なんて悲しいこと、言うなよ。/「もしもなんて、ない」それが、 僕には、いまだに解らない。解ってない。/終わりを予感させる、刹那的、刹那の、 そのあまりの青い焦燥感と哀しさに安っぽい僕の魂は思いっきり共振してしまう。 /「我々は、やりなおしを要求する」/だがこれはアニメだ。美少女アニメだ。 /たかがアニメだ。だが、そう、忘れまい。この日々を。この虚構の上に流れた 「日々」を。感動は薄れても記憶は残そう。そういうものに自分の心が振れたときが あったのだと。正直もう僕にとってこのアニメは作画アニメではなく空気アニメだ。 空気!空気空気!

・それにつけても アイシールド21は面白い。気がつくと継続視聴決定に入ってる。 蛭魔さんがいいんだよなー。


JUN.02.2005(THU)

 なんか割と重大な決断を迫られる。胃が痛い。昨日と同じ今日を生きていたい。 なりたいものはない。やりたいことだけある。ホントのとこ、心静かに、マンガを 読んだり描いたりしていたい。ただそれだけ、他に何の野望もない。だが世間が それを許さねえぜ、と。

グイン101巻読了。面白かった……!そして早く続きを!いやもう!


JUN.01.2005(WED)

 仕事して帰ってきて寝た。


tamajun■gmail.com(■をアットマークに読み替えてください) inserted by FC2 system