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古日記 2004年6月(前半)


過ぎてしまえば平穏な日々篇。



どこへ行ったろう。一体どこでまたあうのだろう。
僕はどうしても少しあの人に物を言わなかったろう。

(宮澤賢治「銀河鉄道の夜」)

JUN.15.2004(TUE)

 仕事して帰ってきて寝た。

・アイスガイのソーダ味は不味くはないが、なんか違う。アイスガイと言えばあの濃く 豊かなコーヒーの香りだろう。どうしてしまったのだ、俺たちのガイよ。

・しかし食ってると確実に頭が痛くなるパワーは健在。いててて。


JUN.14.2004(MON)

 仕事して帰りに本屋でメージュとグイン買って酒飲んで寝た。グイン、冒頭から マリウスの言われように笑う。

・先週だかのトリビアの泉で、ブルースリーの怪鳥音だけのカラオケがある、ヘェー、 ってのがあったけど、某ミワ氏とかが歌ってた記憶が。こないだのまんが水戸黄門とか も常識だろーっていうかダイオージャはどうすんの、みたいなユルいツッコミを、 ユルーくいれつつ見るのが楽しいのだった。せめてチカラダスキに言及を。


JUN.13.2004(SUN)快晴

 良い天気。車を洗って、ブラブラドライブ。百均で鍋蓋の取っ手を買ったり。 あと爪切りと。百均に行くと、なんかシンプルな生活が送りたくなる。うっかり窓を 開けて寝てしまい、部屋が羽虫だらけに。虫退治、部屋掃除などしてたら一日終わって しまったのだった。焼酎のカルピス割など作って飲みつつ、読みさしの本など読んで、 残り時間を消費した。

・レジェンズ:スシパーティー。ベティ(の下乳ライン)にメロメロ。

ドイツの研究チームが、ある犬を調べたところ、約200語の語彙(ごい)があり、 物にはすべて名前があると理解するなど、言語を操る前提となる能力をある程度備えて いることが分かった。この手のニュースは子供の頃、子供向けの科学雑誌とかで 何度か見聞きした記憶がある。頭いい犬って(個体差は大きいと思う)ホントに人間の 言うこと理解してるもんな。牧羊犬コンテストとか見てると、明らかに”知性”を 感じる。大体ヒトと好んでコミュニケーション取ろう、って奇特な動物は犬くらいの もんだ。知性化するならク・メルよりド・ジョーンだろう、と、いや、今丁度(結構前 からだけど)ステープルドンの「シリウス」を読んでいるので目にとまったニュース。 この本買ったの高校生の時なんだけど、積ん読のまま、ずっと宇宙SFだと思っていた。 表紙で。いやまさか犬SFだとは。


JUN.12.2004(SAT)

 フラフラ電気屋巡り。CALLで 新VAIOとか新エアボードとか触りつつ液晶TVの物色。あと某☆師匠と最近の眼鏡屋 事情とか。新町あたりのセレクトショップはいいぜ!みたいな。SONY製品を堪能して 北島へ。フジグランの服屋で半袖の上着を前に買うた止めた音頭を踊りつつ時間を潰し、 キューティーハニーを見る。

・世評に違わず、佐藤江梨子の存在が全ての映画であり、そしてそれだけで十分満足 できる出来なのだった。いやもう、すごいよあの脚。あの脚すごいよ。いかんとしあき 語調が。もういろいろ見せる見せる。他にもイイトコいっぱいあったんだろうけど、 もう駄目。いっぱいいっぱいです。スゲー。いや、村上淳のキャラ作りの確かさとか 片桐はいり(お許し下さいシスタージル様)とか新谷真弓(一人未来忍者)とか ミッチー(登場シーンの歌&いい動き、満悦のやられっぷりなど)の活躍ぶりも忘れ がたいが。友情出演と言うにはあまりにも巨大な京本とかも。えーと、あと平松ハニー のOPも実にかわいやらしくて(この明るいやらしさは流石だ)OVA版に向けての期待 が高まる。9月かー。アニメ新作が出るの楽しみに待つなんて久々。気になったのは、 せっかく東京タワーを大きく出したんだから、色配置を庵野監督の 好きなバランス (第一展望台が赤)にかえとけばよかったのに、という。個人的には満足。主に サトエリで。いやー、面白かったー。あと映画の前にかかってた「ポータブル空港」 っていうアニメが何かユビキタスCMの様でもありながら、良い感じの 「'60年代的未来」だったので気に入った。百瀬義行かー。なんかいい「カン」を した人だと思う。

・然し他に入ってる客のバラけ具合からこの映画の特殊さを知る。見渡すと、子供連れ、 女子高生二人、女子大生?二人、中年の夫婦。中年の夫婦の奥さんの方が、サトエリの 肢体にいちいち感嘆を上げていて、楽しかった。

・野尻ボードより 金星通過を見守る世界の人々写真にうるうる来てしまう。あーこっちは曇って たんだよー。ウィアーザワー。パキスタンの人なんかレントゲン写真使って見てるのが たまらん。なんか不意に「朝のリレー」とか思い出すよ。


JUN.11.2004(FRI)大雨後晴

 土砂降りの後カラっと晴れた。台風だなー。そして今夜もサービスサービス。 明日は寝て過ごそう……


JUN.10.2004(THU)

 台風が来てるとか。雨だ。なんかいろいろ煮詰まり気味。復活したスゴ録から、 どっちの料理ショーなど見つつ、眠る。口内炎は未だ去らず。どっち、と言えば、以前 飲みの折、Y氏が(奥さんがこの番組大好き)「あんなの見て何が楽しいのか、実際に 食べられる訳でも無いのに、そんなに興奮する理由がサッパリわからないよ?」と言って いたが、確かに、実際食べられるわけでもないのに、なんでどっちが勝ったとか負けた とかで盛り上がれるんだろう。毎回盛り上がってます。一人で。るーるー(うるさいよ

キューティー アニー。つまりあのゾーンがハニーの実体だという訳か。まだやってるのかなー。 妙に見に行きたい今日この頃。下妻も見てないなー。

メガグレイ部 より SRセガヒストリーコレクション 。いい具合に狂っている。あこがれの メガドラ兄さん再現可能。しかし対象年齢6歳〜ってのはあんまり嘘だ。

「華氏 451度」のブラッドベリ氏がムーア監督非難。単に「華氏何度」って 書いただけでパクリっていわれてもなあー。とか言いそうだ。映画版見たことない けどさ。あー、ブラッドベリ、元気そうでなにより。


JUN.09.2004(WED)

 日付変わりそうな帰り道、コンビニにて電気代を払いつつ、遅ればせながら CocaColaC2をグビリとやる。一口目は「薄い」って感じだったけど、 やっぱコーラだわ、という感じも。わるくない。

・なんかスゴ録がEPG取ってこなくなった?電波状態悪いのかなー。ま、未見が 溜まってるので消化、消化……ってチャンプルーは!?ねえ!?ぐはー。

病死20年、池袋の廃屋アパートに白骨遺体。なんかそうやってひっそり隠れ 住んでたりする人って結構いるんじゃないかと推測する。コーカクの択捉で 機械を欺いて生活してるヤツってのを思い出したり。

風虎日記経由で ぱど厨。ああ、いい厨っぷりだ。 最近こういう厨っぽいもの見てなかったなー。なんだか朗らかな気分(駄目な奴を 見て「こいつらよりはマシ」と、ホッとするタイプ)。


JUN.08.2004(TUE)

 筋肉痛は去ったが口内炎治まらず。イデエ。喋るのも辛い。一旦出来だすと続くんだ ……うううう。なんか仕事の方に自分リソース振り分けすぎ。サービスサービス、何で ここまでやっちゃうの。つまりそれが”仕事”ってこと。

カラオケで最後に歌う 曲。最近カラオケやってねえー。アニカラのシメ、大学時代は宝島だった。ただー こころのーあこーがれだけーはーどこのだれにもーけせはしー・なー・いー・さーーー (脳の血管プチプチ切れつつ)。リンダリンダもお約束ですなー。懐かしめの元気に なろう、頑張ろう系の曲がセレクトされてる感じなので、もう見てると無性にカラオケ がしたくなるのだった。WowWowTonightでシメとかやりてー。GetWildも。あー My Revolutionもいいのう。あっムーンライト伝説の合唱も。

・大学時代、何かっちゅうとアニカラしてたなー、と思う。取りあえずアニカラやる 為に集まって、駄喋って、解散、みたいな。初めてSF大会(DAICON6)に行った時、 まや丸の中で合唱した「ムーンライト伝説」の、あの高揚感、「ああ、僕は一人じゃ なかった!こんなにも仲間が!」的な感動は、その後の自分を方向付けた、様な気が する。今とは違ってWebの無い時代、田舎で一人ヲタを続けていて、もうかなり行き 詰まりに来ていた10代の終わり、あそこに行きさえしなければ(いやいや

・そんなSF大会に向けてまた悪の秘密結社が悪だくみをしているもよう。今年も冊子 とか団扇とか?団扇やんの?


JUN.07.2004(MON)豪雨後晴後雨

 なんかまたお手伝いの名目で深夜までサービスサービス。帰ってきて寝た。

・昨日のサイキック、久々にイタイ氏のアニメネタいじりが暴走してて、腹を抱えて 笑う。この人こういうネタ展開させると異常に面白い。時々しかやらないけど。 「無気力なのび太」とか最高だ。「……だるい。」

・黒書刊行会より、オネアミスのノズル話〜水柱シーンは 爆発成形という加工法です。そうだったのか……いや、勉強になります。

・久々に 写真コーナー更新。SO505i(携帯電話)で撮ったの多し。縁のほうがピンぼけ なのがそう。マクロなテントウムシは以前川に落としたFinePixで。


JUN.06.2004(SUN)

 脚の筋肉痛があまりにも強烈で、呻きつつ目覚める。イデエー。そして口内炎も イデエー。いででいでで。ああ、もう何もする気が起きない。寝転がって古賀亮一を 読んで居眠りして起きて読んで居眠りして起きて読んで居眠り……、はっもう夕方!? みたいな、もうこれ以上ない位アレな一日を過ごした。あかん……あかんすぎる…… 持ち帰りの仕事を少し進めて何とか目を覚まして、無理矢理出かけて電器屋などふら ついてみるのだった。30歳にしてこんな休日キルタイム……いやまあ、「ゲノム」は 何百回読んでも面白いよねって事で。

・SF大会のプログレスを読みつつ星雲賞ハガキに記入。正直もう「読んだやつだけマル」 みたいな感じで。こんなんでいいのか。これ去年も言ってたな。一昨年も?

・レジェンズ#10「話せば長〜い物語」:「好きなモノって自分では気づかないんだな」 「好きとか楽しいに理由はないんだな」……マックの台詞に(ありがちだと分かって いても)心底震えが来てしまった。ああ、そうだ、そうなんだ。全ては”こう”だ。 決めたのはメグだ。決めたのは俺だ。誰かのせいじゃない。なぜ僕達は我慢するん だろう。なぜ我慢してきたんだろう。この町の蒼空に全ての答えは有る。


JUN.05.2004(SAT)

 口内炎がスゴイことに。一晩にして満開だ。あーもー。なんで疲れると口の中にボコ ボコ穴が開くのかがわからん。全く論理的じゃないよ。眠気をおして起き出し、今日は 親戚一同が法事がてらこっちに寄る、と言うので大あわてで掃除する。フヒー。案の定 建物探訪ばりに部屋を観察される羽目に。昼間からビールを煽りつつ、出てくる話題は やれ何処の誰が病気だの、死んだのと重い話題。かと思えば従姉妹や従兄弟達の近況に 針が振れる。孫が可愛い盛り集団俄に盛り上がり。矛先がこっちに向く前に逃げ出す。 うう、くわばらくわばら。

・夜バスケ。身体がヤケに良い感じで動いたので覚悟はしていたが、体温が冷めると 同時に両足が悲鳴を。捻ったりしたわけじゃなくて、ただ筋肉痛の「痛み」がこんなに キたのは久々だ。やべー。

Beltorchiccaより フェイスガード虜の3巻で出てた海亀のスープの 解説及び回答。ホホウ。


JUN.04.2004(FRI)

 26時前まで仕事して帰ってきて寝た。

 
JUN.03.2004(THU)

 なんかフヌケとる。夏を前にして。しっかりせなあかん。

・山崎豊子「白い巨塔」新潮文庫版全5巻を読了する。最後の最後まで圧倒的な 「量」を感じさせる小説だった。これは凄い。と同時に、TVドラマの「白い巨塔」 が如何に良く作られていたかを知るにつけ、ドラマ制作に携わった人達に感動と感謝の 念を送りたい。ええもん見さして貰いました。財前の風体(巨体で毛むくじゃら)は 原作とドラマで大きく違っていたが、唐沢のあの周囲を圧倒する存在感はまさしく ”財前五郎”だった。里見の場合は風体的にはほぼ完璧だったものの、もう少し (自他共に)厳しいキャラの様な気がする。他の役者も見事に原作のキャラを掴んで いたが、中でも原作とキャラクターが完璧に一致していたのが東先生役の石坂浩二。 あまりにも。一分の隙もないキャラ作りだった。原作より強烈だったのは財前又一の 西田敏行で、キャラの特徴を掴みすぎる程掴んでえらいことになっていた。原作では あそこまで押し出して無い感じ……「白い巨塔」の直後に医薬品のCMで白衣を着た 西田敏行が出ているCMがあって、この西田敏行と財前又一が同一人物とはとても 思えず、心底ゾッとしたのを覚えている。役者というのは、ただ演技(とヅラ)で ここまで変わるものなのか!と。ドラマのラスト、里見と財前のラブラブなシーンは 原作には存在しておらず、あの「無念だ」も無い訳だが、まあ僕の中ではドラマと 小説がいい具合に混ざって、いやー、面白かった。田宮版も見てみたくなる今日 この頃(なんか両方見てると、脳内でキャスティングが混ざってより良い感じ らしい)。いや、然し、長かった……


JUN.02.2004(WED)

 仕事して帰ってきてデンワして酒飲んで寝た。のみすぎ。

・女子クビキリ事件に関しては、オタでWebをやっている女子小学生がみんな犯罪者に ならない以上、オタもWebも原因の一部でしかない、という事をまず押さえた上で、 Webで発言(の真似事)をしてる向きには、己の吐いた文字列が人を殺させることも あるのだ、という、その事を思い出させてくれる。掲示板で熱くなることもなく なった(そういう所に行かなくなった)から忘れてたけど、あの「フレイム」の応酬 が産み出す冷たい怒りは、小学生には荷がかちすぎるだろう。ただ、犯人が西尾維新の 読者でないことを祈るものだ。あとカッターナイフでクビキリというと、どうしても ミラクルジャイアンツ、もとい童夢の「チキチキチキ」が浮かぶ世代。流行った からなー。中学の頃、チョーさん見開き驚愕顔に激似の顔真似が出来る奴がいてさ。 ぼくらの夢によろしく。

Yahooの検索エンジンが 新しくなったらしいが、よくわからない……なんかいまいち?使い込めて ないからか。


JUN.01.2004(TUE)

 仕事して帰ってきて寝た。

・泡沫の日々より 自衛隊後方支援アイドルユニット『PLANET』。なんかこういう事考える人と 同じ世界に生きてるってのが不思議な気がする。現実なのかこれは。チワワが実は ネズミの一種だってのと同じ様なネタじゃないのか。全く、この世界の多様性には 驚くばかりだ。自由な発想、ってのは全くこういうものだよ。

私は「萌え」こそが日本の新しい産業創造の基盤になっていくのだと確信している 。いや、それはないだろう、と真顔でツッコミを入れたくなるシメだが、しかし 「いや、それもアリか!?」と思える(思い込める、拡大解釈できる)奴が元気に 動き回って、世界を開いてきた、ってのが(昨今山師だらけの)この国の現実だ。 悲観や否定からは何も始まらない。なあ、そうだろ?(誰にともなく)


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