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古日記 2002年11月(前半)


噛み締めすぎた怠い顎篇。



ほほう……ここが空気をつくっている工場か……
材料はなんと女の子が吐いた息とは……!!

(古賀亮一「忠犬ディディー」p172)

NOV.15.2002(FRI)

 もう11月半ばか……今年も後46日。十年一日のよーに仕事して帰ってきて 寝るのだった。

・それはそれとして朝の8時過ぎから お兄ちゃん…亜美は 亜美はあの夜を忘れませんはどうかと思うがどうか >B-FM791。いくら何でも素敵 すぎる。今朝のは多分「妹ソング特集」だったと思われる。聴いたこと無い妹 ソングが次々と。普通「ナナ子のうた」(アニマル1のED)とか思いつかないよ。 天才だ。それにしても濃い曲かかってる上から容赦なく徳島市の地域情報とか 流すのがカッコイイよな。

サワスペより トンデモ『ゲーム脳の恐怖』。「歩くほどに脳が冴える」「じゃあホーキングは どうなるんですか?」に笑う。この切り返しが山本弘だ。

石川・千里浜海岸に大型テレビ300台漂着。なんか割とニューウェーヴな 写真。

・某所で話題のテキストサイト 依存度チェックをやったら「依存度は100ニッキ中で70ニッキでした」「傍目 から見るより、またあなたが自覚しているより、症状は深い所まで進行している」 よく当たっていると思う。もう戻れない。太陽の牙ダグラム。

・口内炎は拡大の一途を辿っている。


NOV.14.2002(THU)

 仕事して帰ってきてGロボの2本目見て寝た。

・なんか無性に「悪漢共に御仏の慈悲は無用」が見たかったので。然しむしろ 「我らビッグファイヤのために!」とか、ああいうのに癒されたりした。あと 戴宗の「ぶるわぁぁ」とか。あー、続きが見たくなってしまった……そーいや AT-MXの「マーズ」はどうなんでしょうねえ。先年のバビルはえらいことになって ましたが。

・結局コジャレだと。 君は!


NOV.13.2002(WED)

 仕事して帰ってきて 魔女の宅急便は届かないでひとしきり笑ってから寝た。

・三つの口内炎が今一つに繋がった!バンザーイバンザーイ黒部の太陽バンザーイ、 ていうか痛すぎる。

・梶尾真治「黄泉がえり」読み始める。導入は滅茶苦茶面白い。

・キングゲイナー見たすぎる。


NOV.12.2002(TUE)

 仕事して帰ってきて寝た。口内炎が増えている……

・アルジャーノンをビデオ録って見てみたよ。なんか、ちゃんとアルジャーノン だった。このまま静かに終わっていくのかなー。人間、誰しもチャーリィゴードン だ。ずっと昔、文具屋の娘にこの本を薦められて読んで、暫くその話ばかりしていた 記憶がある。作品の事は良く覚えているけど、その子の声はもう思い出せない。所で ユースケサンタマリアの母親はユースケサンタルチアだという噂。

・プロポシェとかで活躍していた TPM.COさんの ページがあった。この人の作るソフトはどれも垢抜けていて、都会的で、独特の 「世界」があった。プログラムを打ち込んで、F・5キーを押して、画面がクリア されて、ゲーム画面が出るまでの間の、あのワクワク感を思い出す。


NOV.11.2002(MON)

 仕事して帰ってきて寝た。

・なんかもー口内炎炸裂。イテテー。疲れてんのかなー。

「○ード・オブ・ザ・リング」は「”本物のホビット族”が出ている点で 本家を超えている」とアシッド で平野秀朗先生が言ってました。ちなみにリングは女性が填めるらしい。


NOV.10.2002(SUN)

 一日中走り回っていた。途中某ディスカウントショップでM隊員と遭遇。暫し 立ち話など。M隊員の情報に従い、某スーパーのレジ横の段ボール箱を数箱持ち 帰る。段ボール箱ってああいうところで貰えば良かったのか……。

・細田どれみ、望まれた仕事をした、という事なのだろう。細田、細田、と身構え て見たので、多少拍子抜けした感はある。もっと細田でも良かったのではないか、 とか。ラストに向けて、雰囲気の調整を開始する、そのキックオフだったのだろう、 と夜中に某イカデビル総統と解釈の摺り合わせを行ったりした。魔法少女物の ラストは、常に「別れ」であり、常に切ないものだから、等と30に手が届く男達が 少女アニメの感想を熱くぶつけ合った後、「それにしても出会いが無いねえ」 「恋がしたいッス」とか言っても説得力無さ過ぎでしたすいません。

壬生猫さんの所で微妙に勧められていた気がしたので、乙一「暗いところで 待ち合わせ」を読む。そう言えばwaxdollさんに乙一良いよ!と勧められてからもう 半年近く経ってしまって。反省しつつ。長くなったので、感想(?)は こちら


NOV.09.2002(SAT)晴・寒風

 N川先生に誘われて高校演劇の発表会を覗く。マクドメシを喰いつつ、最近の 情報交換とか。さて注目の富岡西の舞台は、演出及び演技力と、舞台装置の素晴らし さのみ評価したい。脚本は、まず本としての練り込みが必要だろう。せめて辻褄 合わせだけでも。或いはこれが高校演劇の文法って奴なのか?でも、ホントに 役者達は皆素晴らしかった。毎度毎度、高校生がこれだけの演技をしてしまう、 というその事だけで驚愕してしまう。演技、演劇っていうのは、選ばれた「役者」に しか出来ないのかと思っていたけど、結局それで「食える」かどうかを除けば、皆 それなりのレベルに到達出来るのかもしれない。前回の舞台で素っ頓狂なバイトの 店員の役をやっていた子は、今回は主人公の友人役で、前回とはまた違ったキャラを 見事に演じていた。いや上手いわ、あの子は上手い、としきりに感心しつつ会場を 後にした。

・紀伊国屋経由で一旦帰宅。部屋の片づけをしてからバスケ。久々に試合中の3Pが 決まって、もうそれだけでいいや、な一日だった。久々のドラムスキー氏(とうとう 潜水士の資格を取ったそうだ)と、I上氏と3人で、風呂屋の露天風呂でダラダラ するのも何だか久々。I上氏は最近某巨大ハム工場でハムを作っているらしい。 手が荒れて大変そうだった。でも楽しそうに見える。その工場の巨大さを評して、 「凄い物を見た、って感じ」。氏は実際、プラス思考な人だと思う。実は僕も 巨大工場の中とか見てみたいタイプの人なんですよ……工場見学とかやってないの かなー。

「童話物語」の感想を追加。


NOV.08.2002(FRI)

 仕事して帰ってきて酒飲んでテトペッテンソン見て寝た。

・成程テトペッテンソンはテトペッテンソンだった。まんが世界昔ばなしの オープニングみたいな。

よみきりもの3の感想を追加。


NOV.07.2002(THU)曇。夜半に雨。

 24時頃帰宅。雨の所為か、妙に暖かい夜だった。カップスープを啜り、ワールド カップ時に買った白耳義チームラベルの焼酎を開けて半分ほど飲む。今夜はいくら 飲んでも楽にならない。酒で楽になろうって言う考えが甘いのか。 湯に浸かってから、眠る。

・つまり一般婦女子の面前で「ハーたんの成長が耐えられないンだ!俺の、俺の エマたんがあんなことに!」とか発言してしまって落ち込んでいる訳です(くだらな すぎる)。

・富野vsオタ文化人、の様相を呈していた「戦争と平和」をほぼ読了。なんつーか 「テンノートミノ」に帰依しつつ、話をある方向(タイトルの意味する方向)へ 持っていこう、とする頭のいい(解釈好きな)弟子達と、長嶋的グルとのイマイチ 噛み合わない問答集っつーか、まあそういうほんわかテイストを狙っているのだろう けど、非常に楽しく読めた。やっぱ「トミノイズム」が即ち作家性、な人から、現代 社会を斬る的「場外乱闘」を引き出すことは不可能か、と。結局の所「最近の若い 奴らは全く駄目になっちまった」「でも駄目でいいんだよ。所詮そこまでの生き物だ」 「てゆーか黒歴史から見れば何でもアリなんだよ」話に終始したよーな。

・何か最近ガンダムって物凄い「一般常識」みたいに語られてるけど、「ザク って何?」っていう人の方が(この日本でさえ)大多数なんだ、って事を解って おかないと、どうも色々空振るんじゃないかと思う。上野先生はその辺どうなんで しょうかねえ。実際の所。所謂「ホビージャパンを、世界と思うな」的な。


NOV.06.2002(WED)

 仕事して帰ってきて寝た。

・あっ今日放送だったのか>テトペッテンソン。また 明後日やるみたいなのでビデオセットして見て見よう……あとアフター0は 立ち読みでぐんぐん読んでしまうので困ります。すいません。


NOV.05.2002(TUE)

 仕事して帰ってきて寝た。


NOV.04.2002(MON)寒風

 目が醒めたら夜明け前だった。空は星で一杯で、明るい。流れ星を2,3個見る。 空を見上げてぼーっと道路に立ってたら、新聞配達のバイクにびびられた。寒かった ので寝直したら、昼過ぎまで寝てしまう。Amazonから届いた「童話物語」(向山貴彦) を読み始めたら止まらなくなって、全てのToDoを先送りにして没入。所で僕の中での フィツ像はどーしてもベルセルクのくりパックなんですが。

・QでD氏に教えて貰った「 tokyo.sora」。取り敢えず菅野サントラが気になる。あと review の人選が微妙だ。見たいけど、見たらまたダメージ受けそうで。他人の頑張ってる 姿見て、「よし、ワタシもガンバロウ!」とか絶対思えない。「それに比べて俺ァ ……」と落ち込む。そういう回路しか脳に無い。最近じゃ「魔女の宅急便」さえ 辛くて見られない。駄目だ駄目だ。口笛でも吹いて。AND...

・所詮人生はネタ。翻訳サイトによる 「 Always Look on the Bright Side of Life」の翻訳結果を以下に示す。 インフォシークエキサイトAltaVista。 インフォシークって東芝エンジンかと思ってたら根っこはAMIKAIだったのネ。 あとPCJの 翻訳サイトブックマーク集でも紹介してお茶を濁そう。


NOV.03.2002(SUN)寒風

 朝から友人と街をぶらつく。黒パンに合わせた黒靴が靴擦れして後悔。然し 寒かった……

・なんとなく徳島大学の学祭を覗く。すだち犬(マスコットキャラ)萌え。あと 「ぶた汁」とか書かれた犬やや萌え。工学部棟の立派さに一瞬どこの大学かと 戸惑う。学食や共通教育棟や総合科学部自体は一見変化無い様で(共通教育用の 事務が入ってた研究棟は改装中だったけど)ちょっと安心。でもやっぱ時間は流れ てるよなーとか思うのだった。

・大学前の本屋はもう更地になっていて、こんなに狭かったのかと意外な感じを 受ける。隣のゲーセンはまだ頑張ってるけど、もう往事の熱は無い様だ。中高生が D&Dに群がってバカプレイを繰り広げていたのを思い出す。

・野外彫刻展と徳島城博物館を覗いて(イマイチ)、駅前に戻って、キディランドで パワパフのスケジュール帳を熱心に見ていたら(スゴイ良い出来。高いけど)、なんか 女の子に(あからさまに)睨まれた。あっ拙者は別に怪しいもんじゃ無いよ、確かに 無精髭生やして中途半端に髪が伸びてて何となく黒ずくめだけど。午後解散。

・散髪屋が空いてたので、曖昧な髪型にされてみる。CALLへ寄って、防音壁代わりの 冷蔵庫の中のシアターでビバップを観たりもした。「君んちにもどうよ」って300万円 はちょっと。でも300万あれば、あそこまで行けるのか……。メシ食って、帰って、 持ち帰り仕事して、寝た。

・焼き大会は恐ろしいことになっていた様だ。


NOV.02.2002(SAT)

 何をしていたのかよく思い出せない。服を買いに出たよーな。バスケには 行った。新しい面子相手に思わず無茶なプレーをしてしまって反省。こんな ことやるから客が逃げるんだよ(客って何だ)。そして風呂屋にも行った。 そして帰ってきてアニメのビデオを見る28歳の寒い夜なのだった。

・るろうに剣心・追憶篇を第一幕〜第四幕まで続けて見て、何だかもう脳味噌 フリーズ状態。凄い凄いとは聞いていたが、成程これは凄い。背景美術の美しさ、 いちいちのキャラクターの仕草、全編を貫く緊張感の維持、声優(主に岩男潤子) の一声一声に込めた感情、全てを集約した感情表現の制御っぷりに酔う。良い ウヰスキーを飲んで、覚醒したまま酔った感じ。然し巴の素性を知った後の 剣心の呆然っぷりは実に良い。「こんな感じ」だよな。

・兎に角志の高い作品だった。古橋一浩、ここまでやるのか……キャラの演技が 良いというH×Hもちゃんと見ておけば良かったかなーとか思う。キャラクター の演技が良い、っていう事は、結局それだけ作品に対して思い入れがあるって いうことだと思う。この監督は、そういう傾向が有る様だ。


NOV.01.2002(FRI)

 あーまた持ち帰り仕事。連休となるとついつい。BSマンガ夜話「最終兵器彼女」を 見る。「雑音を排除して恋愛の密度を上げていった」「不条理だからこそ恋愛」という 明快な岡田節に痺れる。勿論僕は泣きながら読んで、その後「SFを道具に シヤガッテ!SFをナメンナ!」と思ったありがちなクチ。恋愛なんてのは実在 しねえ!SFだけが!SFだけがオレを!

・しかしBSマンガ夜話見終わったあと、暫く口調がいしかわじゅん調になるのが 困るんだよー。そうなんだよー。

テトペッテンソンって何?パップラドンカルメみたいなもの?

ベッカムが日本のテレビCMに登場。タコヤキ屋じゃないのか。



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