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古日記 2002年4月(前半)


手塚マンガ夜話とクビキリの不安篇。



この負けじ魂は人をいかなる罪悪の深みへも落しかねない、頗る危険なものである。
僕もこの負けじ魂の為めに、行きたくもない処へ行くことになったのである。

(「ヰタ・セクスアリス」)

APR.14.2002(SUN)

 大神子の免許センターに免許の更新に行ってきた。前の免許のスキャンをして おけば良かった、とちょっと思う。パスポートみたいに返してくれないからなー。 講習が始まるまで、その辺をブラブラ歩く。免許センター周辺は小ぎれいな アパートが建って、良い感じになっていた。住み良さそうな所だ。良い天気で、 暖かくて、何だかバカになる。春ですな。

なりきり板のアグネス仮面。アグネス仮面確かに変で面白いな……

・週末名古屋に来ないかという誘いがある。主催者は、嘗ての僕にとっては 神にも等しいまんが描きの人。行きたい、けど、飲み会のためだけに 名古屋まで行くのってどうなんだろう……


APR.13.2002(SAT)

 歯医者に行って糸を抜いて、大阪へ。シャトナー研「カラフル砂漠」@よしもと rise1シアター。感想はここ

・パト3を見ようと思っていたけど、間に合わず。紀伊国屋でCの本を立ち読み したり(お約束通り「構造体へのポインタ」「連結リスト」あたりで完全に 行き詰まってます)。わざわざ出てきて貰ったET氏と落ち合って、ホワイティの マンガ専門店でウロウロ。太田虎一郎の「宇宙の法則世界の基本」2巻を やっと購入。あと竹本泉の画集とか、のーてんき本とか、アグネス仮面とか、 おやつとか。別のマンガ専門店にも行ってから、ET氏お奨めの串カツ屋(初音) でWWF話。然し見た目の若さに似合わず(失礼)なんかテリトリーが恐ろしく渋い 店ばっかだ……前回はまだ全然知識が無かったけど、ライブワイヤー見て多少 基礎知識はついた積もり。でもその所為で余計ET氏のWWF知識の深さが解るので 恐ろしいのだった。串カツうまし。おでんもうま。前のブルドッグショウの 「中尾彬声の赤ずきん」とか「ミツバチのパワーマイム」とか、死ぬほど見たい 話も聞いた。何で次のブルドッグショウも平日なんだ。見た過ぎる。せめて ビデオを!

・23時頃帰宅して、未来への不安を打ち消すクスリ(酒)を投入して、 絵チャ。形のない不安さえ無ければ楽しい日々、の筈。


APR.12.2002(FRI)曇後晴

 ドツボ。なんつーか、スゲー無為感。元々少ない自信、とゆーか自分の存在意義 (思いこみ)がきれーに剥がされていくとゆーか。俺生きてていいの?やっぱ駄目 ッスか?やっぱりなー。薄々そうじゃないかと。じゃ死ぬか、みたいな。勿論 死ねないから生きるけど(迷惑な話だ……)。挙げ句アフタヌーン今月の神戸在住 を読んでさらに凹む。ふいー。せめて人並みに生きたい……等と大それた事を考え つつ。あ、るくるくは相変わらず良かった。あさりよしとおが本気で「萌え」を 描くとここまで、というか。オチは切なそうだけど。

・26時過ぎに帰ってきて、それでも寝る前にせめて1頁でも読もう、と思わせるか どうか。「黎明の王 白昼の女王」にはその力がある。今ハマり中。思えば昔、 毎日昼夜無く働いていた頃、耐えきれずに会社のトイレに隠れて読んだりしたよ 「火星夜想曲」。活字無しでは24時間生きられなかった頃。イアン・マクドナルド って脳味噌オーバーフローな時に読むとハマるのかも。まーしょせん逃避っちゃー 逃避だけど。

世界のCMフェスティバル。今更ながら。


APR.09.2002(TUE)

4月20日ごろから日本のゴールデンウイークを挟んで5月12日ごろまで、 日没直後の西の空に水星、金星、火星、木星、土星の太陽系5惑星が固まって 見えるそうだ。星でも見るか。

未来への教室アラン・ケイの回は4月13日昼前に再放送があるようだ。

ギャツビーのモヒカンパタパタCMの次はファンタの ドラゴン先生CM 詳細pdf)が心に響く。何か、たまんねー。

ロボキティ。記者曰く「お父さん方、娘さんからねだられたら、この アイテムなら「買い」ですよ」。こういう表現も面白い。

大作アニメ「アップルシード」製作。3Dか。嫌な予感しかしない。

・週末は大阪にシャト研の新作 「カラフル砂漠」を見に行く。予定。シアターTVじゃ 西田シャトナー特集やってるそうだ。イヌイヌ見てえ。

・相変わらずボッコボコに凹んでるん。それに負けまいとしてつい危険な言動を しがちな昨今ですよ。自分で自分を追い込む奴。うう。今回は相手が相手だけに。 あー結局自分に力がないからああいう事に。勉強しないと。本読まないと。歯医者 行って糸抜かないと。もっと人の輪の中に入っていかないと……最近ホント集団の 中にあって孤独になりがち、であることが不安で不安で。ヘタすると誰とも会話 してない日が続いたりとかするとさー。バスケも最近休みがちだし……どーしよ。 兎に角面倒な事を先送りにしない、ってのを励行したい。先送りしてばっかりの 人生だけどもさ。


APR.08.2002(MON)

 夢はあれから何処へ行ったのか。この場所に確か昔あったはずさ。

・とりあえずアニメの話でもしておこう。ラーゼフォンの水着祭りは思わず2回 見てしまったよ。いやーあの「骨格についた肉」みたいな人体の描きっぷりは つくづく凄い。東京ジュピターとの時間のズレを「神隠し」で解いていくとは、 成る程上手い。思わせぶりな音楽の符合、とか。時間テーマもありなのか。うーん。 あと久遠の喋りにはまだ慣れないなー。なんかくすぐり入れられてるよーで。 相変わらず真っ正直な主人公に敬意を払いつつ。次回放送スキップ/総集編。 そこはかとなく/テイマーズ:最終回に相応しくお姫様だっこ&首かきつき! 加藤さんのあの乱れた髪とかツリ目っぷりとか。邪悪だよなー作画。お約束とは 言え、これで人生狂う少年が居るかも。居て欲しい。/どれみ:修学旅行前。 それにしても忍耐力のある赤ん坊だと思った。恐ろしい速度で人間的に成長して いる気がする。次回は奈良・京都篇か。/クギ:回想祭り。やっぱり変だこの アニメ。海辺のシーンを見て何となくアイアンリーガーを思い出す。/アラン・ ケイ:見損ねた。後悔しきり。再放送は無いか。

・なんかどっかの紛争とか内戦とか難民とか自爆テロとかのニュースをみて「あれに 比べりゃまだましさ」と自分を慰める醜さっつーか。「止まって戦い続ける事の 大切さ」なんてのは嘘だよなと思う。タチムカウのはウツクシイかもしれないけど、 身軽になれる可能性があるなら身軽になればいい。何も好んで過去を背負い込む 事は無い。積極的に逃げろ。明日死ぬ身であれば、一番大切なのは毎日の幸せだ。 旨いメシとちょっとした面白い体験談だ。実際、世界はただ理不尽に出来ている。 努力しようとしまいと「できる」奴はどんどん成長していくし、駄目な奴は日々 駄目さに磨きをかけていくだけで、日々逆転の可能性は薄くなっていく。曰く 「勝ち組と負け組」「一人勝ち時代」「収穫逓増」云々。そこに「理由」は無い。 ただ、理不尽あるのみ。考えるだけ、無駄だ。

・だれかがミサイル飛ばして全てが終わる日を/心待ちにしているような気分は なんだろう。あーまたこういうときに聞こえてくるのがカレードーナツサウンズ (今勝手に名付けた)。人生の落ち目落ち目で確実にヒットしてくる枯堂夏子詩 は恋愛に於ける中島みゆきの如し。悪い事なのかそれともこれが普通なのか/ ひとりじゃもうわからないよ/だれか教えてくれ。


APR.05.2002(FRI)

 ラーゼフォンだけが僕の命を繋いでいる。作画が素晴らしい。


APR.04.2002(THU)

 精神的にヤバイ。ここ数日不安定すぎる。ボロボロだ。


APR.03.2002(WED)

・BSマンガ夜話「ブラック・ジャック」。 「ブラックジャック」という作品そのものについては殆ど語られず。「やっぱり 手塚はスゴかった」話の繰り返し。いや、それでいいのだと思う。徒に分析する よりも。然しホントこの番組見てると心が和む。オタ話して大人になって、それで いいんだ!みたいな幻想が。一生オタ話して生きていきたい。ていうかそうなる だろうけど。今さらな。


APR.02.2002(TUE)

 深夜まで仕事して帰ってきて酒飲んでテレビ見て寝た。

・BSマンガ夜話「W3」。 とりあえずボッコ隊長は大変な萌えの塊だと思うんですがどうでしょう。あの耳、 あの目、あの口、あの表情、そしてあの腰から足先にかけてのライン、とどめの 丸い尻尾!!空前の萌えキャラだ!流石岡田はん、矢っ張りW3と言えばそれを 外しては語れないよな!「人間型の時はタダのつまんない女」「ウサギはただの ウサギ」それを合わせた途端、このあはーんっぷり!いやーホント同じ事 思ったよー。いや実際アレはもう革新的に……とか思ったんだけど、年配の 方々はどうもよく分かってない様だった。もうアニメ版のOP(大塚作画)の ステップの愛らしさ!とか語り出したらキリない。人生狂わすのに十二分な 魅力。ウサギだけど仕草が色っぽくて、お姉さんなんだけど思考が可愛くて、 声が白石冬美。子供の時出会ってたら危ないところだった。

・あー。結局不安の前にも萌え反応だけは生き残る訳か。呆れるな。

・準備してきた仕事を全て奪われた後、長い夏休み(無期限)に入れそうな予感、 が急速にリアリティを増している。善哉善哉。気が狂うまで引き籠もって本を 読んでやる。何にしても、今年の夏は長くなりそうだ。狂うぜ。いっそ。


APR.01.2002(MON)

 仕事して帰ってきてテレビ見て酒飲んで寝た。

・ラーゼフォンはなんかすっぽりとハマるねえ。こないだの水着作画も実に 扇情的で良かったけど、全体のトーンが酷く懐かしくて。作画の良さは今さら 言うまでもなく。和歌山なんで電波状態は悪いんだけど、それはそれで味のある 映像が見られて楽しい。DVDで見る機会があれば、また違った印象も持つか。 デジモンテイマーズも次回最終回!という所まで見て、結局ここまでか、という 感じ。中盤結構雰囲気が上がっただけに。誰にも軸を設定できず、結果として 中年大活躍アニメで終わってしまうのもちと寂しい。加藤さんの過去をグズグズに なるまで掘り下げるべきだったのではないか。放送コードぶっちぎりで。その辺は 同人に任せるか。矢張り無印の出来が異常だったのだ。ガラクシも終わった。 寿蘭もひっそりと終わった。評判のおねてぃは見てません。

・BSマンガ夜話・手塚特集「メトロポリス」。なんかもう朦朧としたアタマで見た けど、褒めちぎってたな、いしかわじゅん。あと対大林戦は誰か収めてやれよ。 どっちも頑固爺には違いないか。存在が巨大すぎて、最早一個人としての手塚を いつもみたく「やー手塚って○○なんだよー」って語れないのは、解る気がした。

・不安で潰されそうだ。誰でもいい、僕がここで生きていることを知って呉れ。



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