なんぢ、忠実なる、敏感なる、しかれどもまつたく孤独なる犬よ。
汝が吠えることにより、病児をもつた隣人のために銃をもつて撃たれるまで。
(萩原朔太郎「吠える犬」)
・ DVDプレーヤー用リモコン付属の新型PS2。リモコンも単体売りするらしい (そしてPS2のファームウェアも書き換えられるらしい)ので買うかも。 ってDVD一枚ももってないのに買ってどうする。デジモン劇場版の DVDが買えたら・・・つーかPS2用のソフトさえ二つしか持ってませんよ? その辺どうなんだ?DDRばっかやってるけど。PS2と言えばエルゴが出す PS2用Webブラウザとかも。画面写真見る限りでは、ショボイ。ただ今後他 ジャンルのメーカーからこの手のソフトがガスガス出てくるだろうなとは思う。 PS2というプラットフォームに何とか食い込もうと皆色々やってる様な気配。 パソコン用アプリケーションソフトがパッケージで売れる時代は確実に終わりつつ あって(何せ「インターネットとメール」はマシンとOSさえ買えば出来るので)、 最後の砦がプレステとかのゲーム機市場なん。あとはもうASPに流れて行かざるを 得ない。それはMSでさえそうみたい(ゲームとASPに注力しまくり)。昨日の 常識がもう通用しない、ってのは昔はエキサイティングだと思ったけど・・・
・おじゃる「まちかど」大地コンテ。カメラ固定が印象的な演出。短時間だからこそ 出来る実験性が美しい。街角のショーウィンドーに飾られた赤いワンピースに 見とれる小町ちゃん。学校の行き帰りに見とれ、見とれている自分がちょっと 恥ずかしいのか、人が来ると隠れてみたり。日が暮れ街灯が灯るまで・・・ 西村ちなみの喋りが止まった風景に感情を上乗せしていく。「かわいー・・でも 大人用だからきっと大きいのよね・・」「あと10歳大人だったらな・・」 カメトメはあと100才若くてもぴったりではなかったと思います。売れてしまった ワンピースの事を思ってため息をついている小町ちゃんの横を、ワンピースを まとって颯爽と歩いていく素敵な女性。「ステキ・・やっぱりステキ・・ よかった・・・さよなら・・」オチが弱いかとも思ったけど、西岸漫画見たいな 味わいもあり。今回はしかし西村ちなみの演技の勝利だな。角っこで待ち伏せして て、カズマに飛びつくおじゃる(とまんざらでもなさそうなカズマ)がたまらん。
・あんまり世の中で話題になってない気がするけどNHK教育のSF人形劇 「 ぼうけん!メカラッパ号」に今頃目覚めて悔しがってます。横山臭いデザイン が実にイイ。立体造形師ならではのディティール。汚い大人、真面目馬鹿、 健康優良不良少年、オヤジ、タコ宇宙人、等々。実に「わかった」作りは過去の NHK教育のSFモノが持つ過剰さを良く受け継いで、大きいお友達向け人形劇と でも言うべきものとなっている。関連サイトとして ここも。もの作りの中での「出会い」の風景に羨望。ああ俺も。
・おじゃる。ツッキーの角のアンバランス。あまりにもシュール。 ツッキーの角のあの妙な質感(やわらかそう)とか。オチの電ボ、怖!
・出勤途中目の前に巨大な虹。暗雲を背景に、妙な存在感があった。虹を見るのも 久しぶりだけど、ここまでのものはなかなか出会えない。別にだからどう、という 事では無いのだけど、ただまあ、そういう事もあったのだと。
・深夜のコンビニでチョコエッグを回している青年発見。ああやると中身が 判るらしい、とは聞いていたけど。でも最近チョコの質が変わって微妙に 判り難くなってるとか。我々の知らない所で戦いは続いている。 殻のチョコレートも食えよ。 クッキングパパのレシピに従って。
・ 偽キューブ。開き直り気味のコメントがイイ。
・SONYの2足歩行ロボが妙に毛嫌いされている感じ。かく言う私も先日の 日記で「なーんか、イヤ」みたいな感じで書いてしまってて。でもよくよく 考えたら作ってる方針が全然違うんだから比べる方が間違ってるんだよな。 でも形がねえ。犬なら良いけど、人型なら真面目に働いて欲しい。そういう感じ。 パラパラ(のようなもの)を踊ったり、ボール蹴ったり(これがまた良い動きで) してるのを見ても、全然なんというか「カワイイ!」「イカス!」という感じには ならない。なーんか、遊んでる感じ。手前等遊んでんじゃねえ!ロボットの癖に! 働け働け!みたいな気分。それに比べてPシリーズやASIMOの、あの生真面目さ というか一生懸命さというかけなげさというか、ああいうのがむしろ 「カワイイ!」感じがするのだ。頭をなでてやりたくなる。やっぱ命令に従って 真面目に黙々と働く「便利な機械」=忠実な奴隷、というのが「ロボット」の 理想像なんだよな。
・三原則(あぶなくない、ちゃんと動く、こわれない)回路をキャンセルして そうな気がするよ>SONYの。特に最後の奴。代わりに保証期間過ぎたら・・・ っていう回路(ミソッカス回路)が組み込まれていたり。
・ 同人誌版「猫の地球儀」情報アリ。エゴサーチしてて見つけた。 あー読みたい。読みたいようー。
・ N氏日記・ファシズム論を読んで複雑な気分になる。言っていることは解る。 気持ちも凄く伝わる。でも、それでも、僕が好んだ「彼等」の舞台は、結局 そういった(西田ファッショの下に有った)作品群だと思う。その後暫くの 「肩すかし」期間でつくづく感じたのは、僕が見たかったのは「西田シャトナーの 舞台」だったのだという事で。彼の演出が隅々まで伝わったときの、あの(とても 言葉では説明できない、映画やゲームや小説で得られる感動を数倍する)強烈な 感動。「力あるリーダーの下、みんなで何かを成し遂げる」気持ちよさは、否定 すべき事なんだろうか?枠があって初めて人は自由になるとも言うぜ。そりゃ ファシストになってしまう側は辛いだろうけれど。 シャト研 とか見てみたら、それが解るのかも。京都見に行った人の報告を求む。
・あ、ちゃんと作って食べましたよカレー皿うどん。満足。
・ オ羽BBSを読んで漸く キリン21世紀 ビールのCMがウルトラネタ(黒部進:ハヤタ、森次晃嗣:モロボシダン、 団時朗:郷秀樹、篠田三郎:東光太郎。服装はタロウの時の対テンペラー星人戦の 時のイメージ)だと気付く。戦前(一年戦争)生まれでも ウルトラ世代では無い私。駄目だ。こう言う所でまだまだ修行の足り無さを 痛感する。特撮は中学時代に保留したまま・・・それにしても広末の飲む ラガーのCMは何故あんなに美味く無さそうなのか。
・読めば読むほど心に染みる 華麗なるビットカレーの世界。カレーファン必読。リンクも凄いが用語辞典の 微妙なバランスがあまりにも素晴らしい。明日はカレー皿うどんに挑戦だ。
・ DDNより ASIMO。このサイズ・・・畜生やっぱりヤツラアトム作る気でいやがる。 名前が名前だけに三原則は組み込んで欲しい感じだ。ってまだオツムの方は これからなのかね。まだ動いてるのを見てないという向きにムービーは PCWで。まだ床にマークあるけど、でもやっぱり衝撃的・・・だと思う。 より「歩き」の魅力が強まった感じ。いや「ただ歩いてるだけ」なんだけど。 でも衝撃が。この動きをみて衝撃を受けない奴はいねえだろう・・・あ、でも P2の「歩き」がTVで流れたあの瞬間でさえ「・・・どこが凄いん?」とかいう 反応をしてる人居たしな。空が飛べるん?とか。ちょっと待てよ、良く見ろ、 歩いてるんだぞ!2本足で!階段上ったり降りたりしてるじゃないか! ・・・でもそのうち動歩行も「アタリマエ」の事になっちゃうんだろうなあ。 ASIMOシリーズのバージョン1ならASIMOV1とかになるのかしら。ヴォミーサ! それにしてもPCWの「今後、工事現場などの作業用として大型ロボットの開発 などを行なう意志があるかとホンダ関係者に」思わず聞いてしまう下りで頷く。 アトム世代なら兎も角、ガンダム以降の世代はみんな「それ」の答えを 待っているのだ。
・おじゃる「スクープ対おじゃる」怒濤の口車。「福神漬けは添え物。ときどき そーっと味わうもの」「小指が立っておる・・・信じられぬのう・・」「フツー しないよね」「即ちお主のスクープをとりたいスクープをとりたいという気持ちが」 どんどん追い込んでいく。「そうだったのか・・・」斯くて星野のUFOを見てさえ 心を動かされなくなった彼。スクープ人生は、終わった。
・「あずまんが大王2」読む。数々の謎が氷解する。そうかあれがお父さんか。 にゃものエロトークには興味あり。おおさかああいうの好きそうだな。絵の完成度は ますます高まる。一人髪の毛の伸びていくバカが居るがあれは何か、あらしの歯 (電脳なをさん)みたいなものか。最後は反っくり返る。なんだかわからないが またまた髪がのびたぜ!
・「ビーム」は安井誠太郎新作が読めただけで御の字。あの手触り。
・大槻ケンヂ「散歩マン旅マン」感想追加。
・ ネスケの6は付録待ちか。どうせ使わないし。
・これが 落水荘か。そんでタリアセンは こんな感じらしい。(エンディミオン関係)
・ D.D.R.でアーティストオーディション。正直どんなのが出て来るのか 楽しみではある。熟練より勢い。新しい血。DDRには個人的にこーやって延命を 続けて貰いたいのだ。結局好きなんこのゲーム(のセンス)。もっとアペンドを!
・ 「リアリティTV」(MSNのコラムより)。これって「電波少年」とか 「未来日記」とかああいう。流行ってるらしい。で、刑務所実験のフィリップ・ ジンバードに解説を。コラム末、ヒーローについての実験を、という下りなどは 「MONSTER」を彷彿させて結構興味を惹かれる。勿論自分が被験者になるのは 勘弁願いたいが。
・「やっぱ牛乳でしょ」のCM曲に妙に心が震える。弱ってるな俺。
・ゲヅバデビビギビデギスブゲビリゲロギバギショグサギゾゴゴセデゲンジョグ ビボグゼギグス。ザセドジャブゴブゾバパギデギスパベゼロバギ。
・マサユキストET氏から プロバイダ・ハイホー。 の情報。うう無茶苦茶山本調。ところでアニメの方、何か須藤氏の ニオイがするんだけど・・・誰の?
・エンディミオン読了。物語のための世界設定、を強く感じる。テテュス河下りの 物語、という「流れ」の太さ。何というか、シュークリームのでかいのを食べて いる様な感触だった。甘くてこっくりしたカスタードクリームが大量に。甘いけど、 でもうまいもんはうまい。持ち出された世界観だけで満腹。あとアイネイアー萌え。 幼い姿に似つかわしくない知識とか、悟っている様でその実弱い子供な所とか、もー そのアンバランスさが。デ・ソヤ神父の描写は痛いし。こんな高速航法見たこと 無い。あとネメスはどうしてもセブンオブナインに見えてしまったり。 ホーキング絨毯やリボルバー、古い時代の宇宙船といった歴史遺物(失われて しまった技術とか)への憧憬が好きだ。まとめた感想は(書ければ)「覚醒」後。 書ければ。
・「だぁ!」(25話「夜星星矢からの知らせ」日色如夏・桜井弘明コンテ) 作画いまいち。つーか似てない。展開は最終回を予感させる?久々の 桜井(結婚 オメデトウゴザイマス、と言っておく)コンテもイマイチ感じられず。 「ヒヲウ」(4話「勝つか負けるか!アラシ対ヒヲウ」アミノテツローコンテ)は シシの軌道修正に一安心。「今僕」みたいな展開にならなくて良かった。 漸く逢坂キャラデザの味わいに慣れてきた感じ。あの泣き顔はいっそエロティック でさえある。次回は泣きまくりみたいだし。超小型スチームエンジンは良いと して、燃料は何だ?蒸気、ゼンマイ、双方のからくりにコマンドを与える描写は 秀逸。こういうのが欲しかった。「これならあり得る」と思わせる。時代考証も かなり踏み込んでいる感じがして好感。果たしてどう転がるのか・・・まだ物語 そのものには牽引力を感じない。歴史の傍流の物語で終わられると辛い。