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古日記 2000年7月(後半)


夏を前に浮き足立ち篇。


無言でいることの心地よさを知りながらぼくは無言を怖れている

(谷川俊太郎「世間知ラズ」p57「峠を上りきると」


JUL.31.2000(MON)雨後曇

 東京で転職先を見つけた後輩が職場を辞めていく。帰りに彼のブースに立ち 寄って話していると、それと対比しての己の無為さに絶望する。動かなきゃ 駄目だ。動かなきゃ・・・とひとしきりいつものやつが頭をぐるぐる。変化を 望みつつも変化しないのは、結局変わりたく無いからなんだよ、と何度自分に 言い聞かせたか。でも「このままこの世界の片隅で朽ち果てるのか俺は」という 恐怖は今この瞬間も背中に張り付いている。アキラメがつくのはいつの日か。 何もしないまま、誰にも出会わないまま、こうやって朽ち果てるのか・・・ 斉藤和義を聴いたとき胸に残るしくしくとした痛みの様な。人生は短い。 己の生き様を決めるのは己だけだ。


JUL.30.2000(SUN)大雨洪水警報

 目が覚めて、天井の模様を見つめながら暫し。昨日の夜の事が夢でなかった ことに思い至ってちょっと落ち込む。取りあえずどれみとデジモンで脳を活性化 してから(活性化するな26にもなって)妹にブツを送りに近所のクロネコ ヤマトまで出かける。そのままフラフラと市内へ。空は晴れていたと思えば大雨、 のまだら模様。県内には大雨洪水警報という。サマージャンボを買いに寄った だけの筈のナカイで、 探偵物語キャンペーンやってるシックの製品に案の定引っかかる。 いや前からシック使ってますけどね。でも前のホルダーあんまし合わなくて、 とか自分の財布に言い訳しつつ、工藤ちゃんカンバッヂの為に PROTECTOR 3D とその替え刃を買ってしまうのだった。あとワゴンセールで小さい地球儀が 百円だったので買ってしまったり。地球儀何個持ってんだよ>自分。 レンタル屋で「青6」の4巻と「フリクリ」の一本目を借りて帰ってくる。

・「 青の6号」ラストは(当たり前だが)「モロー博士の島」を連想させる。 南極の温暖化の方法がアレってのは成る程。というかもっとゾーンダイク世界の 側に描写の重点を置いてくれても良かったのでは。もっと見てみたかった。 潜水艦戦は「ナディア」の緊迫感に軍配が上がる感じ。ミューティオの 仕草の愛らしさ、植物人間(地面から人が生えている。ニンの木、みたいな) のぞわぞわ感などは良かった。クサナギのキャラはああいう動きしそうだよ。 そこそこの「SF物語」を感じさせてくれたのは嬉しかったが、食い足りなさ 爆発。OVAの限界か。そういえば原作(?)漫画の方、読んだこと無いん ですけど、簡単に手にはいるんでしょうか。

・「フリクリ」 は成る程カレカノのまんま延長線上。映像は適度に地方色があり 且つ適度にノスタルジックで強烈に気持ち良いのだが、過大評価は控えたい。 新谷の演技が目新しさじゃなく巧さとしてちゃんと伝わるのも楽しい。 取りあえず2巻を借りたい。いつになったら借りられるのやら。

8耐という文字列に過剰に反応するのは、この体に流れる「鬼繁」の血故。 自分の生き方の理想をあそこで見つけてからもう十数年。少しも近づけてない (チキンを骨ごと喰うとか)んだけど、近づけないからこそ憧れるものでもある。 ・・・とはいえ   こんな痛ましい事故も。お祭りとは言え矢っ張りレースはレースなのだ。


JUL.29.2000(SAT)

 CALLのセールに出かけたりウザい眼鏡屋に行って馬鹿なメガネを馬鹿な 値段で買って後悔したりサティで帽子買ったり海行って大荒れの波に飲まれたり バスケで久々のかっぱ氏と「近頃どうよ」「駄目っすわ」「それに比べて彼は 凄いよね」「永遠の狩人だよ」「夏と冬の狩人な」みたいな会話したり 風呂屋行ったりギンガイザー見てあまりの凄さにのたうち回ったりDCの ハウスオブザデッド2のトレーニングに燃えたりしてまあいつもの週末だったの だけど。だけーどだけどだーけーどー。最後の最後でもの凄いケチがついて しまって、今どうしようも無くダウン。一日を帳消しにする衝撃。いや 俺が悪いんだ。悪いんだけどさ。だからこそ痛い。独りじゃなかったのが せめてもの救い。不幸は分かち合えば楽になる。とはいえ、今後どうするか 結構重い問題ではある。もう今までの様な週末は送れないだろう。どうしよう (スイマセンぼやけた話で)。

・SF大会まであと一週間。いつもこの時期は事故ったり喧嘩したり失敗 が多くなる。浮き足立つとはこのことか。ガキだぜ。


JUL.28.2000(FRI)

 金ロ恒例の 夏ルパンが面白かった。クリカンも(流石に)ハマってるし、 デジタル機器の描写も(さり気なくウィンドウマネージャがGNOMEだか KDEだかだったり。確かにルパンがWindowsなんて使う訳無いんだよな) 嘘が無くて、でもそれを使いこなしながらも「泥棒のロマン」を年寄り臭く 無く語らせるその脚本の冴えには感心しきり。一歩間違えばボロが 出かねない年季の入ったキャラを、見事に生かした殿勝秀樹監督の力量は 確かなものだ。シンシアの魅力も小山茉美入魂の演技と作画の両面で引き出されまくり。 ラストも誇大妄想的に終わらないでちゃんと着地。いや、良かったですよ。

・ZERO-CONのプログレスが漸く届く。スケジュール見て暗澹たる気分に。つーめー こーみーすーぎー。それが当初からの目論見だったのは重々承知の上だけど、行きたい 企画が馬鹿みたいに同時進行し過ぎ(顔は笑ってます)。特に初日13時からの 「トンデモ本」「スタジオぬえ」「宇宙開発の部屋」「電撃SFの部屋」の バッティングは酷すぎませんか。あと大会を通して行われるリレー座談会 (SFの20世紀)がまた凶悪。極悪。ゲストの顔ぶれだけでも日本SF史ファンには 涎モノ。これだけで本が一冊出せるよ。全部通して聞きたいけど、聞いてるだけで 大会が終わってしまう。ビデオ化は無理でも是非テープおこしはして欲しいです。 うーん。取りあえず知り合いと語らって出来るだけばらける方向に・・・ 大会参加8年目にして(うち2回休み)まだ巧く楽しむ方法が確立できてません。 所で夜はやっぱり中華街ですか?>秘密結社の方々

・多分今年も閉会式の後、自分がこの歳になってまだ「何者でもない一参加者」 のままである事に虚しさを覚えることだろう。もう8年目だぜ?とか思いながら。 ・・・今回のプログレスの対談でも言われてたことだけど、(狭い世界だけに) 「一目置かれたい」っていう欲が結構あからさまになる。で、次こそはもう少し 名の通った存在として大会に行きたいものだ、とか思ってみたり。それをもう 8年繰り返してる(そしていまだ無名)というこの馬鹿馬鹿しさ。浅はかだね どうも。・・・それはそうとガンダムかるたは買いたいですね。

・IE5.5。そういや会社で使ってるマシンは全部IE5.5でさくさく動いてるん だよなー・・・はっ、またReGetか?と思ってReGet消したら動くように なりましたとさ。またか・・・


JUL.27.2000(THU)

 キスイヤ見て爆笑したり。

・なんかIE5.5動きません。動きませんよ?画面真っ白(まっちろ)ですよ? なめんなー!でもまあこういう展開は半ば予想してはいたさ、と口の端を歪めて 笑いつつ余裕ぶって速攻アンインストール。ってIE5世代ごと消えるんですか! 勘弁してよ!シィィット!もう一回インストールだ!・・・駄目だ駄目だ!やっぱり 画面が表示されねえ!再びアンインストール!げっOutlookExpressまでバージョン ダウンしちゃってメールデータが消えてる!てゆーかバックアップ取ってないし!! ・・あ、データは残ってるのかホッ、バックアップバックアップ!そして 気を取り直してもう一回挑戦したい!!DAMN!やっぱり駄目か!!みたいな ことを3時頃まで繰り返したワタシはどうですか。逝って良しって奴ですか。 取りあえずIE5.01落としなおして入れ直すか・・・明日。今はネスケ6で 見てます。ネスケは良いなあ。たまに使うと。

・MP7は重いしスキンどれも格好悪いし操作性悪いしで最低。洋ソフトのゴテゴテ 悪趣味はホントにもう何というか。最近某MP3コンバータソフトで超クールなの いろいろ見た後だから余計。・・・ああせめてもちっとマシなスキンを誰か。 使う気しないっす。


JUL.26.2000(WED)

 眠い。

NATURAL9ケロロ軍曹他女神さま21の感想他を追加。

・ベルばら見つつ結構な確率でOSの再インストールを迫られるという IE5.5 Windows Media Player 7を一気に入れてみたり。暇か>自分。 何とか動いてます。ああーそれにしてもアントワネット様イカス! フェルゼンダメ男〜

嵐が来るぞ。 大物到来のシーズンに備えてパトレイバー劇場版の用意をお忘れなく。


JUL.25.2000(TUE)

 仕事して帰ってきて赤ずきんチャチャのビデオ見て寝た。じぇいしょんー。

・地に足が着いていない感じ。いや別に幸福だからとかそういうのではなく、 現実感が無いん。こういう時は寝てしまうに限るが焦りもあり寝るに眠れず。 今を、この瞬間を生きている手応えが欲しい。強烈な孤独感で背中が寒くなる。 机に向かってネタ出ししていると、例の黒い奴が背中に覆い被さってくる。 「このまま何も成し遂げないまま終わるのか>自分」ていうのと、「自分には 才能なんか一欠片も無いんだ。世界は自分を中心には回ってない。やめちまえ。 明日の為に今夜も眠れ」ってのがせめぎあって、結局は後者が勝利する。 ・・・何をやりたいのか、を決定しなけりゃなるまいよ。会社と部屋の 往復人生の中で、もう悩む時間なんて有りゃしないんだぜ。絞り込まなきゃ、あの 高みには永遠に到達できまい。・・・ていうか、自分に諦めをつける為にも、 徹底的に叩きのめされなきゃ駄目なんだよ。何とかして叩きのめされる場にまで たどり着こう。今のままじゃただの××××だぜ。

・帰りの本屋でわたせせいぞうの新刊を立ち読みして辛くなる。もうここ何年も そうだけど、どうしてこんなにオヤジなのか。わたせせいぞうはオヤジのための ものだったのか。嘗て何度もパロディの材料にされた「ハートカクテル」の頃、 あの頃はもっと幻想的な若さがあった。勿論作者の年齢とともに、という事も 有るのだろう、有るのだろうが・・・兎に角嫌らしい。イヤラシイ。これが然し 現代中年男性の「夢」なのだとすれば。・・・或いはそれを「イヤラシイ」と 感じる様になっただけ僕が歳を取ったという事か。金持ちで過去の有る、都会で 独り暮らしのエグゼクティブ30代になんか絶対成れないんだって事が 分かったからか。

・国際宇宙ステーションが天体望遠鏡で見えるらしい。懐かしの未来が来るぜ。

・等と言っていたらコンコルドが墜ちた。然しつくづく古い機体なんだな。 こないだのプロジェクトXじゃないけど、矢っ張り飛行機も作り続けなきゃ 駄目だなとか思う。人の作る「乗り物」に完成形なんて存在しない。生まれて このかた26年、ふと気付くと自分が生まれる前から進歩を止めているものの 多さには時々驚く。テレビとか。爆発的な進化の後、長い停滞期間に入って 薄汚れていく。常に走り続けなくては。鮫の様に泳ぎまくれ。特に航空宇宙産業 なんかまだまだでしょう。まだ描ける未来が有るうちは進んで欲しい・・・ と、停滞しっぱなしの無能人間な自分を棚に上げて思ってみたり。


JUL.24.2000(MON)

 仕事で疲労して帰ってきて、狭い部屋を床が見える程度に掃除。風呂入って サブページ更新してメールチェック。メールボックスは今日も空。何もない。 ただ生きているだけ。いや、本当に生きていると言えるのか?そうこうしている ウチに7月も終わってしまうぞ。指の間から零れていく砂の様に、一日一日が もの凄い速度でこぼれ落ちていく。何でも良い、今日この瞬間を生きた記憶を。 これはただそれだけの為の日記。

・だらだらとビデオチェックしつつ。メダ魂のナエさんがイマイチ。エンディング のあざとささえ無ければなあ。あとあのOPは駄目。違うでしょうアレは。 ハム太郎は割とイイ感じに。あのOPは凄い。フレーズが脳に焼き付く。個人的に ああいう押し付けがましい可愛さは苦手なんだけど、それに隠れて作画が走り気味 なので注目度は高い。日常演技の中割枚数が妙に多いんだ。少女漫画特有の明るい 街並みの描写も嬉しい。あと細い手足。

・つーかやっぱラブひな見なきゃ駄目ですか。何か最初「ケッ」とか言ってた 人たちが「見続けてるとハマるんだよこれがー!」とか言い出してて。 大学入ったら後は卒業と就職へ向けての一本道しか残されていない様な世の中で、 ローニン生こそが唯一のモラトリアム体である、という様な話を聞いて成程なあと 感心してみたり。ワタシは浪人生じゃなかったし留年もしなかったので、そういう のには正直憧れもある。トーダイ目指して?ただまあ現実に浪人してたら、かなり の確率で引き籠もってたんじゃないかと思う。そんでずるずると駄目になって 行ったろう。暗い漫画ほっけ、みたいな感じで。

・マウスをクリックするたびに、頭の中に「クリック、クリック」という 轟天寺番長の歌声が聞こえてたまらない。あああ。感想書こうと思って 過去の感想を読み返したら、よくもまあこれだけ イヤゴトが言えるな>自分とか。どれもこれも今となってはポイントはずれの 注文ばっかり。毎回毎回予想を裏切る展開について行けてなかったんだなと思う。 過去の面白さと同じモノを求めて、裏切られるのは当たり前。もっとずっと後に なってから、その舞台の本当の凄さが分かってくる。矢っ張り舞台は1回だけ じゃ駄目だね。何回か見ないと。WORLDも、バカンスも、白血球も、 これ以上無い位の衝撃だった。あの感動は、映画や小説では決して得られない。 それが欲しくて、僕はまたシャトナーの舞台に行くのだ。


JUL.23.2000(SUN)

 一日ボンヤリ。水野英子「ファイヤー!」を古本屋で結構高い値で買い込んでいた のを思い出して、一気に読み終わったり。コレがかなりの重さで、精神的に くたくたになったのだった。図書館行ったりガソリン入れたり。あ、サティの バーゲン見に行ったけど特に買う気も無し。デジモンは取りあえず夏服萌え ということでひとつ。

「エゴ・サーフ」っていうんですねえ。いや、しょっちゅうやってますよ。 殆どのサーチエンジンで、クエリー「白炭屋」。最近新規ヒット無いけどね・・・

・つくばの 工業技術院研究所全国統一公開が良さそう。これ見に行くツアーって有っても 良いんじゃないか。黄色いP3改が観られるらしいし。でも筑波は遠い・・・ 近所まで巡回展で来ないものか。ムリだ。・・・しかしもう少しデザインとか・・・ >各研究所のページ。

・あ、ホラホラ やっぱりみんなジョブスで立方体っつーと真っ先に アレを思い出すんだよ。いやそれだけ憧れというかインパクトはあったんだよ。 ホントに。ジョブス氏も当時から”「明らかにキューブ型デザインに普通でない 愛着を示していた」”らしいし。


JUL.22.2000(SAT)

 神戸へ。熱闘!!飛龍小学校☆パワード を観てきました。正直全然期待してなかったんだけど(いやそれが良かったの かも知れないな)、結果は兎に角「お見事」という他は無い出来。お見事 シャトナー。ピスタチオではないけれど、シャトナー演出(カメラワーク、 オタクネタ、疾走、笑い、SF、涙)は見事にここに息づいていた。 「アテ書きはしてない」という本人の言葉を「嘘だろ〜?」と友人と話していた 自分が恥ずかしい。役者の性格があれだけ違っても、ちゃんと徹頭徹尾 「飛龍小」だったのだ。確かに腹筋座長が居なくなったのは痛いけど、 その代わりスエケン氏の不知火のあの格好良さが観られただけでも。いやー、 スエケンどんどん格好良くなっていく。色気っつーか、何というか。いや 男の目から見ても、モテるだろうなあアレは、という感じ。松田優作に 感じる色気みたいなモノを感じる。あと特筆すべきは各役者の声の通りで、 以前感じていた台詞の聞き取りにくさが全くなかったのも感動的だった。 今回最大のダークホース伊藤えん魔氏の怪演(としか言いようがない)も 強烈なインパクトだったし(最初はちょっと「違うんじゃないか?」とか 思ったけど、結局飲まれて大笑いしてしまった)、オシャレ方面に転換した 轟天寺番長の造形もなかなか。そして何より今回もそのヒーローぶりが完璧の 保村ジョー!!マリやキンコ、アリスら女性陣、いやさ女子陣は何故か皆 ヘソ出し衣装で、かなりなんというかこう、いい感じでした。思わず腹筋 (いや座長じゃなく)に目が行ってしまう男心。いや素敵でした。そんで 物語のラストの噂屋のシーンではまたしても泣かされてしまったという。 いやホント良くできた脚本。結局はシャトナーの作品だったんだなあと。

・ピスタチオ解散に伴う穴埋め公演、という先入観が有っただけに、此処 までの出来の舞台を持ってくるとは驚きだった。そりゃ勿論進化・変化し 続けていた頃の「一体次はどうなるんだ!?」といった怖さみたいなモノは 無いけど(何せ最後の舞台挨拶でも「今後の予定は旅行くらいしか決まって ない」とか言ってた位で、「次」もクソもない・・・と思ったら日記の方には 秋にやるらしいことが書いてあったり。・・・おお、なんと次はあの 「Believe」だ!!ついに観られるのか!)、その分既存の作品をきっちり 仕上げることで、シャトナー世界の魅力を十二分に引き出していたと思う。 最近の如何にも練習が足りてない、声が出せてないと言った不満が全然 無くなっていて、それだけで十分凄い舞台。・・・・・個人的には前回も 気になったジャッジドレッド村雨ケンの存在が今回も気になる。彼の 存在だけが作品と絡まないところで動いている。それでも今回登場したのは、 必要不可欠なキャラだったからだ。妄想癖のあるいじめられっこ。それが 物語そのものに絡んでいく、妙な面白さがこの作品の隠し味になっているのは 間違いない。だが単に隠し味というだけでも無い気がするんだ・・・

・それでも、前回の腹筋座長の「真面目口対不知火」を今此処に居る観客に 見せてやりたかったとも思うのだった。アレはもう一つの宇宙だったから。

・前座でシャトナーがチケット関連の歌歌ってたけど、結構入ってましたよ。 少なくとも前四列目までしか入ってない、とかいうことは無かった。

・舞台の後は日が暮れるまでツレとブラブラ。楽しかったです。 唐揚げ食いつつビール飲みつつ中華街を行ったり来たり。夏はコレだな。 サイコー。つき合っていただいて感謝です>心当たり。


JUL.21.2000(FRI)

 ODBCのバージョン合わせでボロボロ。ヲーラークールー。なめんなー。

・本屋で田中芳樹「夏の魔術」の新装版を見る。・・・うーん・・・ 来夢ってこうだっけ・・・もっとこう・・・もっと・・・ああああ。 ふくやまけいこ氏の中でも絵の感覚が少しずつ変わってきてるのかも・・・ 個人的には初版当時の、あの独特の瑞々しさが好きです。にしても相変わらず 言うだけ番長のあとがき。どうにかしてくれよマヂで>田中センセ。

PEPSIディスペンサーのCMが気になる。ああいうの弱い。

・気になると言えば ガリガリ君のCMも気になるが。軽くトリップできる様な。

・やっぱりジョブス氏にとっては 立方体って超カワイイし〜という事になるのだろう。勿論レーザープリンタも 立方体で出すべきだ。

・例の CONTAX N1のデジタル版が予定されているらしい。600万画素で 「100万円を切り、できれば80万円を切りたい」そうだ。そろそろ こういうのが来る時期なのかなー、そしてスタパ氏は矢っ張り買うのかなあとか 思いつつも。しかし一眼レフの裏蓋デジカメってまだちゃんとしたの出て なかったんじゃないかしら。いや久々にα使ってたらつくづく被写体深度浅いのが 好きだなあ>自分、とか思って。これで15万位ならなあ。まあいずれは。

・明日の飛龍小、1階K列5番辺りで座ってますので暇な人は一声かけてください。


JUL.20.2000(THU)

 午後になってから出かけて古本屋−大学前の名盤堂。時々猛烈にLPが 欲しくなって。ソウル系が妙に安い(それでも原価以上だけど)ので買って みたり。あと中古LDが軒並み690円に落ちてて、大学時代に手が出せなかった 「しあわせのかたち」の3巻を買ったり。作画の酷さが伝説になったアレ。 大学前の川にはクラゲがいっぱい。ビニール袋かと思ったらぱくぱく動いていた。 夏の日差しと川の臭気が、心を大学時代に引き戻す。川近くの、奥まった所にある 薄暗いアパートに住んでいた奴がいた。般教(独語)が同じで暇潰しに何度か 遊びに行ったけど、名前も覚えてない。専門に入って、それきり会わなくなった。 最後に行った時、部屋に女の子が。もう6年も前の話。んん。・・・あの頃もっと 人間関係を築いておけば良かった、もっといろんな奴と遊べば良かった、もっと 世界との結節点を作っておくべきだった、人生に於いて真に価値有るものは 「思い出」だけだ、等と心底思ってみたりして。ああ、名も知らぬ他人の部屋に 転がり込んで三日位平気で過ごせた頃の、あの無神経さを再び。・・・卒業 してからもう4回目の夏だ。僕はあの頃と少しも変わっていない様な気もするし、 随分変わってしまった様な気もする。あの頃と比べると、失ったものは あまりにも多い。何も持ってないと思っていたけど、今欲しいものは あの時持っていたものばっかりだ。お、久々に後ろ向き。いいねえ後ろ向き。 過去を捏造して自己洗脳(セルフ・ウォッシュ)するのは楽しい。・・・ 暮れゆくボードウォークではBOSSAが流れ、ワカモノがウロウロしてて夏の感じ。 店を冷やかして帰る。

・「しあわせ」3、本当にひどい。最初の10分で耐えられなくなってまだ 見終わってません。凄いよこれ。あとなんとなく見てしまったNHKの「エイジ」 だけど、これって朝日の連載小説版とは違うのね。正直訴えるものが無いというか。 インパクト薄め。これなら中学生日記の方がまだマシかも、いや似たようなもんか。

・古本屋で昔の別マを見ていたら、全国のこけしを収集する会の広告が載っていた。 月いくらかの会費を払うことで全国のこけしがあなたの元に!!とかあって、 何とも言えない違和感に頭がグラグラする。しかしそういえば叔母が未婚の頃、 こけしを大量にコレクションしていたなあと思い出した。流行ったのか? いや、それだけの話なんですけど。因みに僕の時は切手でそういうのがありました。


JUL.19.2000(WED)

 明日は海の日。あー泳ぎてえ。海行きてえ。と思うだけは思うけど、考えたら 「海水浴場」なんてもう何年も行ってないよ拙者。だもんで夏の海で脳裏に 浮かぶのは現実体験じゃなく虚構のみ。高橋留美子の漫画(うる星ってホントに 海が好き!な漫画だったよな。しょっちゅう海に行ってた)とかあ〜るの6巻 とかさ。スイカ割りってやったこと無いよ。友達と海に行った記憶も全然無い。 夏休みは部屋に籠もってましたからねえ。朝から晩まで青背に浸かって。 あれはあれで青春ではあった。青春が美しいなどと誰にも言わせない。

・沖縄SF大会からの帰り、空港で真っ黒に日焼けした少年少女6,7人が、抱き 合って泣きながら別れを惜しんでいた光景が目に焼き付いている。きっと彼らに とって忘れられない夏となったのだろう。それを横目で見ながら、沖縄に来て海を 見ることも無く、ただひたすらヲタ話と酒とアニソンの夜を過ごして、クタクタに なって沖縄を去ろうとしている自分の生き様のくだらなさに愕然としたものだが。

・ネタがないのでMSNからのネタを。いや、試着室ダルマってそんなに 有名な話だったんでしょうか。私今回 これ読んで初めて知りました。大学時代に都市伝説の本とか結構読んだけど、 これは載ってなかった様な気がする・・・そういえば最近その手の話聞かないなあ。 いや実際の話、本や何かの二次情報としてじゃなく直接受けたのは「高橋名人の 指スプリング」位か。今子供達の間ではどういう話が流行ってるんだろう。


JUL.18.2000(TUE)

 PostgreSQLと一日中。

・「だぁ!だぁ!だぁ!」14話。相変わらず良く出来ている。ワンニャーの 宇宙的魅力大爆発。入浴シーンもあるしな!桜井系不定形うねうね動きが ここぞとばかりに暴走を。蚊を追うシーンの緊迫感はなかなか。ラストでじわっと 泣かせる。ただこのレベルなら「こどちゃ」でこの数段上を一度見せられてる からなあ。まだまだ。あとラブ☆/萌え!のない桜井は駄目よ。あーまたりりか 見てえなあ。見る時間も体力も無いけど。次回予告の作画はちょっといつもと 違う感じだったけど大丈夫か。そろそろ総集編?WOWの 「ストレンジドーン」は 今回初めて見たんだけど何だかよく分からない。なんか2,3世代前の作品の様な。 或いは壮大なギャグか?メージュの対談読んでユコとエリというATフィールドの 固い二人がなし崩し的に対人関係を作っていくという様な話らしいと知る。 フム・・・あんまり下手なこと書くと 脚本家が 襲いかかってくるらしいので。ブルブル。 プロジェクトX(YS-11二回目)は正直受けず。プロジェクト そのものより、それに関わった人の生き様に感動する質なんで、人が描けてない のは駄目。泣きの理由についてはみのうら氏あたりの「奪われた愛国心の補完」 という読みが正しいと思う。誰かの為に生きられるなら/何も怖くはない。

・掲示板で昔の盟友の書込を見て、ふいに当時のことを思い出した。すっかり 忘れていたよ。昼休みと放課後の放送室の空気。小学生にして既に「部室に 溜まって馬鹿話」をしたり、思いつきでビデオカメラとハンディビデオデッキ かついでその辺走り回ったり、昼の放送に好き勝手な音楽流したり、壁に ゼリー貼り付けて爆笑をこらえながらテレビ放送したりしてた(らしい)。 自分の人生にあんな身軽な、何でも出来た一瞬が有ったなんて信じられない。 そう、アナウンサーの女子はホントに可愛かったしね・・・でもあの後僕は 自分の醜さと愚かさに無理矢理気付かされて、あの明るい世界との関係を 絶つことになる。他人とのつき合いを怖れる様になり、アニメと特撮とパソコンと 超常現象に魂を投げ入れ、以後みるみる駄目人間化して現在に至る。 あれは、だから或いは幻かも知れないと思っていた。あの時の僕はもう 死んでしまったよ。


JUL.17.2000(MON)

 なんかぼーっとしてしまう。春の頃は「ああ俺もう26じゃん、もう後が 無いッスよ兄貴!」とか焦りまくってたのに、何か、もう息切れか。何か日々の 生活に流される事の恐怖が薄れつつあるというか。夏だからなあ。「暑い〜 だるい〜何もしたくない〜」が頭の中を占領してしまって。それはそれで心 穏やかな日々なんだろうけど、そうやってまた鬱の晩夏を迎えるオチ?実績を 残さなきゃ駄目なんだよ。大学入ってからこっちの7年、何か一つでも「実績」 を残せたか?ああ?・・・もうホントに時間は無いんだよ。感性の全盛期は完全に 過ぎた。知の渇きも無い。後は残り滓だけだ。リビドーだけを残して、その他の 欲望が次々と剥落していくのを感じる。せめて創作意欲が擦り切れる前に。


JUL.16.2000(SUN)

 目が覚めたらデジモンが終わっていたという。血涙。体中がみしみしと痛い。 昨日あんまり動いてない積もりでも、結構無茶をやったらしい。腰に来てる・・・ のは単に年の所為か?起きあがるのもかったりいので何となくだらだらと本 読んだりして過ごす。涼しくなってから南のショッピングモールに買い物。 酒屋でキリンのスクリュートップ缶を買ってみたりしてつくづく酒に関して ミーハーな奴。三脚とα7700iと折り畳みの寝椅子を持ち出して、地球の影に 食まれ行く月を眺めながらひとしきり酔う。いまいち面白味に欠ける天体ショー ではあり。しかしあんなに赤く残るとは知らなかったなあ。あれって 地球照ってやつ?

・PC9821V10のDOS環境が死んでからこっち結構怪しい状態だったので、思い切って ドライブごとフォーマットしてスライスじゃねえパーティション切り直しを実行。 常識なのかも知れないけど、WIN98とDOSを共存させようと思ったら、まず Winの方を構築してから、Win入りのドライブをFAT32変換してDOSから見えない 様にして、それから別のパーティションにDOSのシステムを入れた方が確実 みたい。内蔵4Gを2G、1.5G、128MB、残り、と分けて、前二つをFAT32に、 128MBの方にDOSシステム、残りにデータ、という感じ。しかしsys m: n:での システム転送なんてコマンド、すっかり忘れてましたよ。随分前にバックアップ 取ってあったMOからデータを流し込んで、久々にMASLとか立ち上げて楽しんで みたり。数年前に作りかけて放り出したWRDファイルとか見てみたり。はー。 放り出したモノの多さよ。久々にMPSで一枚描いて見ようかなあ。あ、もう マウスが使えない。駄目だ。

・本感想。長野まゆみに3冊、 あと香山リカとか オルガニストとか。


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