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古日記 2000年5月(後半)


酔生夢死篇。


真に人の命なぞは、如露亦如電に違ひございません。

「藪の中」


MAY.31.2000(WED)

 妙に虚無い。飛龍小のページ でも見て気合いを入れよう。

・朝日で先の「第4回手塚治虫文化賞」の見開き記事が有って、大賞諸星大二郎 への荒俣宏のコメントが「そろそろ輝かしい場所へ出てもいいのではないか」 というもの。上位は他にも「ベルセルク」とか「イティ」とかの大作揃いで、 何となく長編のための賞っぽくなってる。それでも選考対象に「エイリアン9」が 並んでいたのは流石。所でエイリアン9の評価は(個人的には)完結した後、 時間と共にかなり違ってきていて、まだ暫く変化する予感。作品は作品単体で 論じるべきなんだろうけど、やっぱり前後、周辺の状況(アフタヌーンの奴とか 「ゆりキュウ/キュウツー」とか)と絡めて読み直してしまう。駄目な読者だ。

・同じく朝日「惜別」のコーナーに塩沢兼人。「演技に対する厳しい姿勢は 後輩にも向けられ、収録後の酒の席で泣かされた若手も多い」という下りは、 あの声でいびられたらその若手達もさぞかしや怖かったろうとしみじみ。

ここここここに追加。


MAY.30.2000(TUE)

 こないだの 風虎で予告編の紹介を見て、もうそれだけでボロボロ泣いて、さあ いよいよ今夜も 「プロジェクトX」で泣かせて貰おうかねえ!とか思っていたのに、 昨日からもの凄い虚無感に襲われていて、涙腺はピクリともせず。 泣くつもりで意気込んでみても、心は全く動かない。人間余裕がないと 泣くことさえ出来ないんだなあとか思う。余裕がないんです。多分。

・だぁ!だぁ!だぁ!「ルゥくん学校で初舞台」:演劇話。 あー桜井風味。密度高ぇ。繰り返しによる全体的な時間の詰め込みが巧い。 ただアクセントで使うべきダバなノリを広げすぎて、結果雑な印象が残る、 ってのはいつものことか。でも面白かった。ワンニャー萌え。 原作をどこまで生かしているのか、一度原作にも当たってみたい・・・ とか言いながらそう言えば昔そのつもりで「こどちゃ」を全巻揃えて おきながら結局まだ一度も読んでないとかいう。どーにも。 あー、然し「カレカノ」以降、まだちゃんとハマったアニメ無いなー。 リヴァイアスも駄目だったし・・・世界がそれ中心に動いてる様な感触を もう一度!だ。・・・って26にもなってアニメに頼らなきゃ 生きていけないってのは。きのどくですね。きのどくきのどく。

・今頃「ヒカルの碁」にハマる。ANT氏の策略にまたしてもハマったという 所か。絵柄が青年誌っぽい線なのに、キャラへの愛の示し方が凄く女性っぽい。 このギャップが何とも・・・というのは、これはもう原作/ほったゆみ、 作画/小畑健、というシステムの成せる技なんだろう。もう何回読んだか わからないくらい読み返してる。こんなの久々だ。


MAY.29.2000(MON)

 23時頃帰宅。頭上には夏の星座。こーんなー晴ーれーたーいーい夜にー。 郵便受けを覗いたら、DMが一通と、 K林夫妻からの「結婚しました」ハガキ。真面目な顔をして写っている氏の 顔を見ていると、またぞろ記憶の底から「あの頃」がもやもやと・・・ とかいう展開になりそうだったけど、実は最近すっかり「あの頃」の記憶が 無くなってるのだった。過去も無ければ思い出も無い。勿論明日の夢も無い。 ただぶよぶよと生き続けている。くんほう様か。明日のために今日も寝る。 明日飯を食うために今日飯を食う。そんな生き様。ワレワレハ、人ダロウ? いや最近「モロー博士の島」読みまして。


MAY.28.2000(SUN)

 朝までこれのラストを描いていたのだけど、 そのまま何となく眠れず。ボンヤリ本を読んだりフェリーニのビデオを見たり。 あんまり暇だったので、車を出してガソリンを入れに行く−ついでに 日和佐の方迄足を延ばす。30km位南下して、辿り着いた川縁のベンチでぼーっと 転がってると、水門近くに生えている大木の木の葉ずれの音や、中州の葦が風に なびく音なんかが心地良いのだった。山をわたる鶯の声を聴きつつうとうと してたら、見知らぬ子供の集団にたかられて変な感じ。物怖じしない子供だ。 田舎町の、人気のない風景は、どことなく芦奈野ひとしの作品の様でもあった。 帰り道に新しくできていた古本屋に立ち寄って、久美沙織の「MOTHER2」に 出会ってみたり。日暮れ前に帰ってきて、酒かっくらって一眠り。目が覚めてから BS2で「ムトゥ」を何となく見てしまって疲れる。世紀を越えて見逃すし。

・ええと、そう言うわけで一年ぶりの力ワザでの完結は如何でしたでしょうか。 今後の参考のためにご意見などありましたらお寄せ下さい。


MAY.27.2000(SAT)

  CPD-E200が届いたとメール。取りに行ってくる。logoのシート 倒して荷物乗せたのなんて二回目位。古いディスプレイを外して 今その新しいディスプレイなんだけど、なんかもう見えすぎちゃって 困るの。という感じ。一瞬眼鏡を間違えて、度の強いやつ(運転用)を かけたのかと思った位。そんな訳無いんだけど、如何に今までのディスプレイが ぼやぼやだったかという。色味とかは兎も角、字がぴっちり決まって見えると いうのが此処まで気持ちイイものだったとはねえ。過去の自分のらくがきとか 見てると、JPG圧縮のムラが見えまくって吃驚。こんなに汚かったのか・・・。 うーん。

・「魔法飛行」読了。なんか「それほどでもないな」という感想を抱くのは、 結局過度の期待の所為に他ならない。こういうのは、やっぱり何となく 本屋で気に入って見つけて、何となく読んだらハマっちゃった、とういのが 一番幸せな出会い方なんだと思う。いや、素敵な作品でしたよ。 イラストは昔の岡野史佳とかどうでしょう。80年代末の。

・グインも読了。某 風虎 で割とアレな言われ様だったので心配していたんだけど、 「勝ち組」とか危険なワード以外はかなり普通の印象。いい加減な読者。 話の展開はほぼ流れ通り。ナリスのヴァレを心配する描写はちょっと今までに 無い感じ。いろいろあるけど取りあえずSFだから良しと。


MAY.26.2000(FRI)

 ばーらーがーなーくちゃー、いーきーてーゆけーないー。 ばーらーがーなーくちゃー、いーきーてーゆけーないー。

・おじゃる。電ボとクリ。電ボって異種の存在を恋愛対象にして 切ないオチに持っていく話が多いんだけど、クリは無いよなクリは。


MAY.25.2000(THU)

 ディスプレイが来ない。

・知り合いから目出度い報告が立て続けにあって、でも斯う言う時におめでとう、 ガンバレよ、と心からは言えない自分。口先だけではそう言うし、顔では 笑ってもみせるけど、ああ、彼等に比べて自分はどうだ!とまたぞろ 「誰かと自分を比べっこして」しまうパターン。止せばいいのに今日も〜。 幸せな奴等を恨む訳でも、羨む訳でも無い。ただそれに対比して己の人生の 空虚さを思い知る。昨今ネットで肥大していた自己認識を多少は現実に 押し戻せたか。頭を冷やせ。

・いやもーこんな鬱臭いゴミ日記なんか読んでないでウエブメンらしいネタ満載の フバ行きナサイ。ていうか行っといてください。本拠地を移して尚 相変わらずのこの身も蓋もない語り口が実にもうクールだっぜ! 特にメダロットネタ。イワノイが活躍する度に作り手の愛を過剰に感じて 泣いてしまう今日この頃。


MAY.24.2000(WED)

 仕事して飯喰って帰ってきて寝た。

・某氏に勧められて 高尾滋「スロップマンションにお帰り」を読む。 かなりヒット。特に表題作はかなりツボ。ふくやまけいこ作品みたいな 独特の感触。他の作品も読んでみよう・・・

「Diablo IIの設計者たちは、二度とふたたびPKの悪夢をくり返すまいと 決意を固めていた」のだそうだが果たして。


MAY.23.2000(TUE)

 仕事して飯喰って帰ってきて寝た。

・夏はSF大会が8/5〜6、コミケが8/11〜13。二週連続か。 コミケは13日しか用が無いんだけど、顔出し程度には行きたいという微妙な 気分。目当てのサークルの当落がハッキリしてからか。SF大会は星雲賞の 投票も済んだし、後は夜の宿だけど、なんか秘密結社の方で飲み会が有るという 噂も。カプリコンの朝(げろげろでふらふら)が蘇る。因みに夏休みは 9/15〜9/24。面倒だけど勢いがつけば出かけたい。南欧が呼んでる 気がする。スペインでセルベッサ。同行者求ム。

・だぁ!だぁ!だぁ!「ルゥくん学校で人気者」:ああ面白え。 何かもう出来良いぞ。各キャラが好き勝手暴走してるんだけど、 全体としてパワフルでポジティブな作品。見てて力が出る。


MAY.22.2000(MON)

 デジモン劇場版、3回目リピート中。見れば見るほど凄い出来。 引いたカメラで描かれる「定点観測」演出の極み。カメラは引いた方が可愛い、 っていう細田の言葉が思い出される。あのとてとてっとした「子供の動き」の 凄さはちょっと見て貰わない事には、という。壊れた自販機からこぼれた ジュースの缶を拾い集めるヒカリの、あの何とも言えない演技を見よ!! 子供ってああいうことしそうだ、と言う強烈な説得力がある。デジタマを追いかける ヒカリとか。あああああ。作画に愛が有るよね・・・ヒカリのホイッスルの 使い方の巧さたるや。泣いて、呼吸がちゃんと出来なくて、巧く笛が吹けない、 ってシーンはもうその言葉にならない「泣き」がこっちの胸にも迫って苦しくなる。 デジモン同士の戦闘シーンは作画こそ良いものの、イマイチ乗り切れない 所は有った(いやホントに作画は良かったんだ。怪獣映画として。でも 「そう言うの」には慣れっこだから)。でもこれはこれで良いんだろう。 先入観を切り捨てた、これから始まる新たな作品世界への「導入」だとすれば (ただし作成当初はTV放映は決まっていなかったというからこれ単体で終わる 可能性もあったんだな・・・)。いや何かもう、夢で「体験」してるような感触。 20分という分数の中に必要以上に画面テクニックを使い込んで見せる。 視点にこだわった背景美術や、アグモン/グレイモンの重力を感じさせる 肉体の動き等々、の徹底した「高度な作画」志向は、成程これが 「コロモン東京大激突」の先駆だったのかと思わせる。ウンコたれとか。 あの回で感じた言葉にならない感動を、もう一度感じることが出来ようとは。 足下のアスファルトの感触、抱き上げた猫の重み、肌に触れる夜の空気。 かつて自分もあの場所に確かに居合わせた、と錯覚させる様な。 「演出家」というのはここまで作品の触感をコントロール出来るものなのかと つくづく思い知らされる。いや、細田はスゲーよ。・・・つーか、よくコレを 劇場にかけられたな。だってウリが全然無いぞこの映画。出てくるデジモンも 少ない上に何だか良くわからないし(そう言えばヒカリは最後まで「コロモン」と 呼んでいた。デジモンでは進化形態によって呼び名が変わるんだけど、お約束 として登場人物達もその進化形態によって連れのデジモンの呼び方を変える。 それをしない、ってのがこの場合凄く重要だった)。 いや、オススメです。短いし。是非。

・ゲートキーパーズ「侵略者を見つけだせ!」:冒頭今回ゲストの塩沢兼人の 訃報が流れる。お陰で初めて早送り無しで見てしまった。ああこの手の役も 多かったなあ・・・とかいっそしみじみ。後藤絵は大好きだけど、動かして 見る分にはあの肉付きはちょっと辛い感じです。止め絵だとあのぱっつんぱっつんの 肢体は実にもう何というかアレなんですが。


MAY.21.2000(SUN)

 昼頃帰ってきてビールをクーラーに詰め、文庫を持って海へ。釣り人を 眺めつつぼーっと読んだり飲んだり眠ったりして時を過ごす暇人。 「田宮模型の仕事」を泣きながら読了。ええ話満載。泣けのレベルは 「プロジェクトX」級。なんか焦点が定まらない感じも有ったけど、ここぞと いうシーンが泣かせる。実物を前に驚喜して戦車を撮りまくってる姿とか、 ミニ四駆大会の緊張してる子供の描写とかたまらん。涼しくなってから本屋と レンタルビデオ屋とゲーセンと模型店(・・・)を巡回。タミヤのモデルなんて 最近はミニ四駆しか買ってないんで、ちょっとスケールモデルでも、とか 思ったけど、なんかそう言う買い方もなーと思いとどまる。でもプラモ作りたい 気分。今度MGでも作ろうかね。バンダーイのプラモデルー(永井一郎)。

・今日のデジモン。ヒカリがどっちの名前を先に呼んだか、とかそういう 細かいところがもう実にイイ。光子郎の言うアメリカの知り合い、って劇場版 がらみ?見てないんで解らない・・・取り敢えずEDのシングルをレンタル してきたので今聴いてるところ。あと旧の劇場版も初めて見まして。 確かにこりゃスゲーわ。よくぞここまで。短いけどね・・・こないだのも 見てみたいな・・・他に「じゃじゃ馬」23巻、おまP18巻、悟空道12巻。 じゃじゃ馬がなんかイイ話になってきてて謎。

・某掲示板より 豪腕武神バサミンガー。超イカス。


MAY.20.2000(SAT)

 例によって例の如し。雨上がりの青空の下、土曜の午後の街は夏服の高校生達で 溢れ、行き交う彼等の明るい笑い声がワタシを責め立てる。光に背を向け、 70年代からそのまま有る様な薄暗い文化食堂の片隅で、具の少ないカレーを 食ってると、何とも言えず気分が高まるのだった。

・こないだのボイジャーを漸く見た。セブンオブナインの「人道主義」糾弾は 久々に強烈。連邦が不介入の原則を持ちつつもアメリカンウェイで銀河世界を 平定していくのが常とは言え、子供の頃にボーグ化された人間にとって ボーグネットワークから切り離されてアイデンティティを「与えられる」 のはもう殆ど洗脳に誓い。「それではボーグと同じだ!」どう違うというのか。 その答えは出ない。出しようがないのだ。自分の感覚を「正しい」と信じて、 それを盲信していないと全滅は必至。艦長の「艦長」らしさ(良くも悪くも)を 見た気がする。絶対的な価値観というか。ボーグ領域を抜けるオチは流石に 非道かったけど。

まバが 更新されていた。幻のまんが、24番がワタシの幻マンガです。もう一度 読みたいかというとそうでもないんだけど、強烈な印象の一編。


MAY.19.2000(FRI)

 就職活動中の某人から内定取ったとFAX。まだ数社残ってるみたいだけど、 兎に角目出度い。何だか遠い存在になっていく気はするが、元々最も近い存在で ありながら、同時に最も遠い存在でもあった。然しこうやって「人生」を能動的に 選び掴み取っていく者達の様を見ていると、矢張り「このままでいいのか自分」 という気分が強くなるのだった。昨夜の TR では「変化のない毎日に耐えて同じものを作り続ける事に意味がある」様な 話が出てたけど、それさえこの鬱臭い気持ちを切り替える役には立たなかった。 嗚呼、結局何も出来ないまま、何もヤらないまま老いていくのかねえ。 ・・・何にもならずにオヤジになっちゃったよハハハハハ。・・・今すぐ やんなきゃ大人になってもそのまま。そういやスチャダラの新盤がもうすぐ 出るね。でもなんか前評判悪い・・・

・・・部屋と職場の往復で物語が生まれようも無い。飯屋と本屋とレンタル ビデオ屋経由でもダメだぞ。はああ。何とか道を拓かねば。本屋開拓してる 場合じゃない。壁に向かって、或いはフォーカスの悪いディスプレイに向かって、 誰にともつかない言葉を吐き続けて一体何になる?なあ、そうだろ? とかまた壁に向かってぶつぶつ呟いている26歳男。

・「熱闘!! 飛龍小学校☆パワード」の チケットが届いた。楽しみだ。にしても 飛龍クラシック台本、読めば読むほど面白すぎる。SF者は一読必笑。 これをやっているのが全員小学生なのだ、という「絵」の面白さを、 是非味わって欲しい。マジで。


MAY.18.2000(THU)

 コンビニ→最近出来た本屋経由で帰宅。本屋は天井が高く、書架には梯子まで ついているという図書館の様なスタイル。レイアウトにセンスを感じるものの、 巻数を右から並べるのだけは勘弁して欲しい。グイン72巻、「田宮模型の仕事」、 秋山版「鉄コミュニケイション 1・2」、「赤ずきんチャチャ 12」を購入。 あと こまつだいら氏の所で取り上げられていた「みずいろ」(大石まさる)も。 これがわりと良い。特に前半は「弱点」を突かれた感じ。うううと呻きながら読む。 「海がきこえる」な回は特に来たね。でもその後の展開がかなり・・・ 斯うしてみると、「ヨコハマ」の路線で回数を重ねる、というのはその初期設定が 命だなと思わされる。破綻無く何処まで走れるか。

・クリスマスの「少女型」の部分にどれだけ重点が有るか、ってのはまさに 一歩氏の仰る通りで。血でヒゲ描いて、「なーーーおーーーうーーー!!」 って吼えるのが大塚明夫とか玄田哲章キャラだとちょっとイヤです。それだけ。 それ以上は人それぞれ、ということでひとつ。考えるんじゃない、感じるんだ、と 古人も言っとる・・・いや、この血でヒゲ描くシーンの格好良さってのは、 やっぱり少女型だから出来る格好良さだと思うのさ。絵になるつーか。 今読み返してもゾクゾクする。一部で外れの声も高いイラストも (個人的には)パーフェクト。クリスマスはあれでOK。


MAY.17.2000(WED)

 煮詰まり気味。帰宅も限りなく0時に近づいていく。昔は26時27時帰宅が 当たり前だったけどね・・・で。あああ!Niea_7録画ミスってるし! ベルばらも!なのにラブひなは録画出来てるというこの理不尽。 5分見て耐えきれなくなる。だーめーだー。いろいろとな。

あ、いや、 ワタシもクリスマス(「猫の地球儀」の少女型アンドロイド)萌え〜、って いうのには、それが「少女型」だからじゃなくて「ロボットだから」と言う部分が 大きい(あくまでも大きい、という)んですよ。あの喋りとか。 「はれるでしょう」が泣けて泣けて。いや、だから「はれるでしょう」でクラクラ 来るってのはもう「萌え」でしょう。ロボ萌え。「ラストのクリスマスの様子を 読んで、幽に対して、私は腹を立てていた」ってそりゃもう萌えです。 抑えた描写の、向こうに「ロボの気持ち」を想像しちゃってる辺り。 「所詮はロボット」という突き放した扱い方も、秋山作品の泣かせの巧さか。 「E.G.コンバット」でも人工知能が泣かせる場面を作りつつも 「所詮はメカ」的にリセットされて復活したりする様が実に「らしく」て。

・確かにいびつさのある作品なんだけど、そのいびつさが逆に「SF」として 輝いているから良し、という感じ。SFの神は細部に宿るというけど、この 描写力と情報制御の巧さはジャンルの魅力を良く引き出していると思う。 「トルク」の描写を見ているだけでも、この作者にはまだまだ引き出しが有るな ・・・と予感させる。下手に「物語」に寄って整理した作品を書かれるよりは いっそ!・・・嗚呼「鉄コミ」読みてえ。週末に南ブツでも行って来よう。

・すいません全然まとまってません。「少女型である必要性」つーか ソレ故の魅力についてはまた一晩考えてからにします。 明日のために今日も寝るのだ。


MAY.16.2000(TUE)

 帰りにフジレコード(24時過ぎまでやってるのでつい寄ってしまう)に 寄ったら、J−POP系CDの棚がかなり寒くなっていて、何だか売り尽くし 状態。改装でもするんだろうか。DVDに押されて値引き売り中のLDは 遂に50%引きに突入。ビバップとかエスカフローネとかのLDが新品で半額。 劇エヴァの限定版BOXも3箱有った(エヴァそのものはまだ3割引)。 勢いで全部買ってしまいそうになる。買ってないけど。うーん。もう少し待ったら まだ下がる様な気もするし。うーん。でもなー。うーん。エスカの未見の回 だけでも・・・いや、どうせ一枚買ったら後は全部買うまでおさまらないんだ、 ここは自制あるのみ。でもなー。うーん。うーん・・・

・だぁ!だぁ!だぁ!第6話「母の日にママ来たる」。イマイチ。 再来週(のはず。最近放送休止多いからな・・・)の8話は櫻井コンテなんで そこまで待つしかないか。


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