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友達の悲運も、それが彼らに対するわれわれの友情を示すのに役に立てば、
それだけでわれわれは悲運のことはさっさと忘れてしまう。
(岩波・ラ・ロシュフコー箴言集より)
・秋山瑞人「猫の地球儀 その2 幽の章」読了。うあ。このラストはー。 でも泣けた。電波で泣いたよ。何て言うか、ホントにこの作者すげえわ、という。 SFとして見て凄い。こういう設定、よく思いつくなあと。これだけ変化球なのに、 地に足のついた感触。SFの醍醐味ここに在り。いや、ホント。 「SFファンタジー」なんて腰巻きには書いてあったけど、なめんな、こりゃSFだぜ。
・本日購入本:秋山瑞人「猫の地球儀 その2 幽の章」、永野のりこ 「STAND☆BY み〜ちぇ!! 1」、近藤るるる「黒蘭 1」、 真斗「ポケットモンスターSPECIAL 7」、みずしな孝之「ササキ様に願いを 6」、 COMIC CUE Volume8他。本屋は「ハンニバル」が山積み状態。みんな そんなにレクター好きか。
・某所で飲み。例によって男共だけで暴走(昨今の格闘技界の動向について等)。 女性陣おいてけぼり。何回反省してもこの面子では直らない気がするので、 もう反省しないことにします。11時頃解散。
・ ネスケのPR1をDLしてみる。使い勝手は又今度。
・「猫の地球儀 幽の章」が手に入ってないのに「焔の章」を読み終えて しまう。舞台設定が兎に角良い。設定こそはSFの醍醐味な訳で。兎に角 続きが読みたい。そういや みのうら氏も「一気に読むこと」とか仰ってたけど。うう。
・「猫が知性化」てクエリでどれくらいひっかかるだろう。ますむらひろし? 竹本泉「ねこめ〜わく」とか。でも「ねこめ」の猫はあんまり「猫」って 感じはしないか・・・「知性化シリーズ」は猿とイルカでしたが、 どっちも何となくつき合いにくい感じなので(イルカは湿気ってるし) やっぱ猫がいいですね。えーと、取り敢えず楽萌えという事で(何が)。 ああ、コードウェイナースミスにも読ませてやりたい。
・オフィスピスタチオ改め アプリコットからのメールマガジン「果報」が面白い。 「インチキ歌、持ち込み続々」とか割とどうでも良いネタが満載で、無駄な パワーに溢れている。Webサイトの方も日々ぞわぞわと更新されている様で、 何だか目がはなせない。それぞれにキャラの立った連中が集まって それぞれに熱を入れて何かやってる、ってのは傍目で見てても面白いし、 何だか羨ましくもある。
・杉浦茂が死んだ。92歳だったそう。杉浦茂関連のサイトでは 真田町のサイトが充実していた。 記念館を建てるとか建てないとか。にしても 本人の手になる年譜とか見てると、この漫画家の人柄が偲ばれまくる。 デレデレーン。
・一部で噂の 「えここ de ふぁいと!」体験版で遊ぶ。かなり面白げ。ストーリーモードの でじこが凶悪。えここと言えばなんか白泉社からオフィシャル(?)の絵本が でるらしいですね。遂にアングラ(・・・)キャラ脱却か!?
・PS2その後:取り敢えず戦闘の度に読みとりエラーを出してたFF7を 再開してみたり。ロケット乗りのオヤジを拾ってタイニーブロンコで彷徨い中。 次は何処へ行ったら良いんだ〜。良い攻略サイトとか無いすか。リッジは 何となく停滞。DOA2は既に飽きました。もう自分の中の格ゲー魂は 燃え尽きた感がある。最後に燃えたのはセイヴァーか。あー、なんかまた セイヴァーしたくなったよ。中古屋で投げ売りされてるサターン版でも 買ってこようかなあ。拡張カートリッジ持ってないけど。
・うあ。 ヒラノ先生。なんかテキトーな感想ですまんす。実はまだその影響下から 抜け出せて無くて、「人生に意味なんて無いんだ」的思考トンネルがかなり強固に 形成されているのを感じてたり。「このままじゃ俺の人生・・・」とか思うと、 反射的に「人生に意味なんて無いんだよ」とか。暗示の外にでないと。 暗示の外に出ろ。俺達には未来が・・・あるのか?
・「猫の地球儀」面白い。読み終わるのが怖い位。
・今夜の世界遺産はエジンバラ。昔々、あの街をぶらぶら歩いたのだ。 あの城にも入った。聖マーガレット礼拝堂も見たよ。 捕虜収容所とかは見なかったけど。・・・本当にそんな時間があったのか、 本当に僕は海外なんかに行ってたのか。でも確かにあの夜の風を思い出す。 あー、ミドロジアンのハートなんて知らなかったなー。ちっ。おお、 次回はアンコールワットか。本命って感じ。
図書館でユリイカの3月号を探すも貸し出し中。仕方ないので適当に雑誌なんか借りてから 近美で今日から 始まった「近代日本画名作展」を見に。目黒雅叙園ってちょっと格式高い 結婚式場か何かだと思ってたんだけど、 サイトによると割と「一般客」も楽しめそうな雰囲気ではある。一度 行ってみたい・・・美人画を見てて、その指先の描き方がエイリアン9だなーとか。 富沢の描くあの指のしなやかさは、日本画由来のものなのではないかしら。 前回のコスースがあまりにわかりにくかった事を思えば、今回はかなり「見てわかる」 感じが強かった。が、おかげで老夫婦が大声で見たまま批評しているのを横で拝聴 しなければならない羽目に。監視員に片っ端から声かけてるし。すげー。 常設展のデモクラート美術協会系の版画が個人的にはかなり来た。「ああいう」 タッチってエッチングの世界だけでどんどん発展してったんだろうか。その闇に惹かれる。 あと去年結構雑誌で見かけた方力鈞(ファン・リジュン)の作品が有って、ああ ここも結構流行りで買うなあとか。方力鈞って こんな絵です。
リッジだけでは寂しいのでCALLに行ってDOA2を買う。あと Sケーブルを買おうと思ったんだけど無いらしい。TVパニックとか わしやとか回ったけどやっぱり無し。ドットコムで予約するかとおもったら これも無し。うあー。PSは初期型でS端子で直接つないでたからさ。うーん。 ビーマニとか結構画面がにじんで・・・うーん。まあいいか。しばらくは。
日が暮れてからまた出かける。大学前の某書店に出かけて用を済ませた後バスケ。 やっぱりきつい。先週に比べても明らかに暑さと湿度が増していて、汗だく。 風呂屋の後コンビニ〜M隊員宅。PS2お披露目。取りあえずマトリックスとか 見てみる。「うわホントここ攻殻そっくり!」とか良いながら角川映画予告編 形式で名場面のみチャプターサーチ。夏はキャンプとか言う話も出つつ、 2時頃解散。
・就職活動中の妹と電話。文学部出の女子、つーとホントにいろいろ 大変らしい。まあ拙者よりよっぽど大人なので(いろいろと)どう 転んだって立ち上がるだろうから心配はしてないんだけど。 拙者の場合、転ぶとなかなか立ち上がらないからなー。いや最近マジで 相手してもらえなくなってるよ。妹に。ああー。
・「E.G.コンバット3rd」読了。実に面白い。面白いんだけど・・・・ 先日ANT 師とICQしてた時に「かなりいびつな作品なのに何でこんなに面白いのか」 とか聞いてみたけど、明確な答えは得られず。いやそもそも「面白い」って いうのはどういう事なのか。バランスが取れててもオモシロクナイ作品は いっぱいあるし・・・今ん所、この作品の面白さのキモは「描写」かなあと。 SFの神は細部に宿る。過剰なまでの「兵隊」「兵機」描写。ねらった タイミングで細部の情報を提供される気持ちよさ。メスキャラは二の次かも ・・・メカ人格は良いけど。取り敢えず早く4巻を!と思いつつ次は 「猫の地球儀」。イラストがあっさり気味で良いね(そんなに嫌か)。
・ぼーっとしてたらいつの間にかアニメ化ですか>セゲいち。世の中 行くとこまで行っちゃってるんだなあ。しみじみ。桜井監督作品だと面白い。 女の子が出てなさすぎて無理か。あ、でもネット配信なのか?それにしても 「ドリドリキャス子」はちょっと。DVDで発売されたらPS2で見よう。
・海苔メール、うちにも来てました。ふしぎー。
・「風まかせ月影蘭」最終回。
まあ蘭姉さんも女は女、過去にロマンスの一つや二つや三つや四つは有ろうと
いう。昔の男であり剣と酒の師匠でもあった男が田舎町の道場で用心棒を
やりながら安酒屋でつぶれている。嘗て連れて逃げてくれと言われて、でも
怖くて逃げられなかった男。決断力が無く、ただ周りに与えられた状況に
甘んじて憂さを募らせ、その反動で酒に浸る・・・どっかで見たような男だ。
まああっちの方が三倍いい男だけど。で、その男に惚れている芸者を道場主が
囲い者にしようとするんだけど、男は一向に動こうとしない。蘭はミャオと共に
道場破りを名乗り、用心棒としてやってきた男と対峙。蘭は男の腕を折って
剣の道を諦めさせ、芸者と逃がすのだった。最後まで男は情けないまま。
矢張りここでも「流されて」いるのだ。だが、それもまた生き方だろうし・・
回想シーンか何か入って初々しい昔の蘭の姿を見ても見たかったんだけど、
そう言うのは一切無し。過去は匂わすだけで良い。旅行く身に過去は不要だ。
そんな感じでおしまいおしまい。
この作品、結局ほぼ全話見てしまった。んだけど、最後の最後まで
「おお成程、これがやりたかったのか!」という部分が掴めないままで
終わってしまって。それはそれでまあ蘭お姉さんとミャオちゃんの味わい深い
(本当に!)会話が楽しめただけでも良しとするけれど。
多分、多分だけど大地監督のやりたかったのはもう少し違ったものだったんじゃ
ないだろうかと。もっとこう「作品世界そのものの味わい」の方に重点を持って
いこうとしてた気がする。その時その時の宿場の空気であったりとかね。
そこに生活する人の空気であったりとか。そういうのに「浸る」感覚、つまり
木枯し紋次郎的なのを目指していたんじゃないだろうか。だーれかがー。
エレキの回なんかはその辺が出てた気もするけど、そういうのはどうしたって
アニメでは弱い。だって一言で「宿場町」ったって、アニメはそれを全部絵で
描かなきゃいけないからねえ。実写ならまだセットがあればそれなりになるし、
旅行く道の緑や何かが心を洗ってもくれるけど。あとやっぱ衛星放送でアニメ
って所で、あんまりにも画面がパキッと綺麗過ぎたのも問題かも。再放送を
繰り返して黄ばんだフィルムでこそあの味わいは出るってもんでさ。
解ってるのか>水戸黄門。
この作品、今SUEZENが漫画化してるけど、確かにSUE氏の作風には
あつらえた様にぴったりだ。まだアニメの方をトレースしてるみたいだけど、
この先まだオリジナル入れて描く気があるなら、結構傑作になるかも知れない。
・・・ま、晩酌やりつつ見るにはなかなか良い具合の作品ではありました。
・「チグリスとユーフラテス」読了。感想はいずれ。
・ああメモルはいいなあ。しかしBS2の再放送アニメってどれもこれも妙に 画面と音が褪せてる感じさ。昔放送されたフィルムとかそのまま使ってたりして。 にしてもまあ良くもこれだけの絵を動かす。メモル達の視点から覗く世界は、 昔佐藤さとるの「コロボックル」シリーズに没入していた時代を思い出させて 切ない。画面の力は流石東映ならではというか。月曜の深夜じゃなく日曜の 早朝に見たいアニメ。最近「どれみ#」が日曜の朝、って感じじゃなくなって きてて・・・デジモン02は正しく日曜の朝。良いぞあれ。
・情報処理試験を受けに行っていた木戸君から電話。余所の大学を覗く楽しみを 語り合う。今度のGWの予定とかも。東京行こうかしら・・・
・「モー娘。」の読み方が「もーむす」だと言うことを知って割と衝撃 (今更)。なんか「天むす」見たいじゃん。