裏日記

1999年、オモテ日記から漏れたあれこれ。


(99/12)
 Win2000対応とY2K対応のラストスパートで地獄を見ている方々ご苦労様。 ワタシも地獄見てますが。でもこんなん序の口で、来月、再来月は今の倍は 働かなくちゃ間に合わないという。ストレスの所為かなんか知らないけど、 一晩で口内炎が3個も出来てますよ。下唇の裏側ボコボコ。斯う言うときは 精神的にも肉体的にも最弱の状態で、山崎まさよしじゃないけど誰かの言葉で 傷ついてしまう(傷つくなんてガラじゃないけど)事が多い。ちゃんと飯食って ちゃんと寝てれられる時には気にも留めない言葉だったりするんだけど。ああ、 誰か背中抱いてて呉れ・・・って誰もいやしねえよ。*sigh*。明日のために 今夜も寝るのだ。


・挨拶代わりにtake it easyとか口にしながらふらふらしてたいものだが。 べつに明日のこと考えて生きてる訳じゃないんだし。 実際、自分ほど解らないものはない。何でこんなにだるいしんどい言いながら 生きていられるんだ。自分の駄目な部分が分かり切っているくせに、それを 乗り越えようともしないのは何故だ。踏み出せば良いと解っていながら、ここに とどまり続けるのは何故だ。そんなに今のこの怠惰な「日常」が大事か。 昔から「旅人」に憧れていた。旅をし続ける生き物。旅から旅の根無し草。 憧れるのはそれが自分に最も足りない部分だからで、結局の所狭い世界で、 狭い人間関係の中で生き続けている。答えはもう何年も前に出ている。後はそれを 行うだけだ。はき慣れた靴を友達に男は一人で旅に出た、という。もとより自分には 今も何もない。この弛んだ肉体以外何も持たない。いつでも全てを置き去って 歩き出せる筈なのに。捨て去れないのはこの「穏やかで退屈な日常」か?まだ 幼稚園児の頃の方が人間関係が豊かだったよ俺は。

・何がしたいのか解らない。絵が描きたいのか本が読みたいのか写真が撮りたい のか旅がしたいのか。全部やりたい、ってのは結局全部どうでもいいって事の 裏返しな訳で。結局受けたいんだ。ウケを狙って生きてるだけ。評価されたいのさ。 誉められたいのさ。誉めるって言葉は英語で言うとcomplimentで 「互いに満たしあう」ってだけの内輪の虚しい行為を言うんだけど、まあそんな ことはどうでもいいや。ほんとどうでもいい。「えらいねェ〜」の一言が有れば ワタシはそれで満たされる。だからワタシを騙すのはチャイルドのリストを ブレイクするより簡単だ。ひねるはブレイクじゃないよ兄さん。


(99/10)
・例えばベターマンみたいなのはもうご勘弁、って事で。 もう流石にあの膨大な文字列を一個一個拾い集めて全体を検証するだけの体力が ありません。いやこないだ未見の回を含めて最終回までを見直したんだけど、 結局の所「要するに抗原抗体反応ネタのSF?・・・まあいいか二人とも助かった みたいだし」とかそういう感想。断片的(過ぎる)情報量が多くても受け手が 馬鹿だと意味がないんだよな。えんえん喋ってるんだけど何言ってるのか さっぱり解らない。謎解きされても「はあそうでしたか」みたいな。うーん。 「おおそうだったのか!」ってのが一つももない。さくらがアカマツの娘だって 設定なんてこんなとこまで引っ張ってきて何の意味があったんだか。一事が万事 そんな感じ。・・・うーん。ネオランガとかー。見てるうちにどうにかなるかなと 思ってたけど・・・あたしーバカだかーらー。

・そういう意味では「KEY」(ピンク色の液体とか岩男不気味声とか 共通項は結構有った・・・のか?)なんかは「まだまし」だったん。 ラスト1時間強ひたすら喋り続けて謎解きをしていくという斬新な演出も、 それはそれであの作品には結構ハマってて面白かったんだ。

・ルリルリのソングCD買うのすっかり忘れてた。ていうか買うつもりだったのか >自分。南央美声に対する愛が最近とみに薄れがち。ハイアットもなんか違うしな。 いやアレはアレで10円安してて良いんだけど、やっぱこー、さあ。 ルリルリと言や劇ナデDVDは流石にマトモだったみたいで良御座いました。


(99/10)
・なんか情緒不安定。先日の度を超した怒りに神経バランスが狂ったらしい。 すぐイライラする。特に車に乗ってる時がひどい。窓からタバコを捨てる車の ナンバーを片っ端から控えてWebに掲載してやろうかと思ったり、無茶な追い越し する奴にこのままぶつけてやろうかと思ったり、反対にのろのろ走ってる奴が 許せなかったり、ライトつけずに車道を走ってる自転車を轢き殺したくなったり する。しないけどさ。相手の立場に立てなくなってるん。言うところの 「想像力の欠如」って奴。自転車乗ってるときは、こんなに凸凹した歩道なんか 走れるか、だいたいこっちが交通弱者なんだから車は俺を避けて徐行しろ!とか 思ってた。そういうのがもう解らなくなってしまう。日常生活でもそうで、 ちょっと不快な事をされると、こっちの全人格を馬鹿にされたような気持になって 一日中苛立っていたりする。馬鹿な奴。でもってこういうのが「歳の所為」 だったらやだなあ、と思う。


・今夜も何も語るべき事無し。読みたい本や見たいビデオ、感想を書いておきたい 漫画なんかが本棚から溢れてるけど、その手の気力が出てこない。そゆわけで 相変わらず汲めども尽きせぬ泥でも吐いておきます。あー、ホントはこう云う とき、Web上にリンクネタでも探すべきなのかもしれないけど・・・っていうか そこまでして維持するような日記でもないじゃろ。大体部屋と会社の往復人生 ヲタク泥吐き日記なんて誰が読みたがるかよ。僕だって読みたくない。見たくも ない。だけどそれが自分なんだから見ざるを得ない訳で。いやもう実際酷い話さ。 キャストは貧困、ヒロインは行方知れず。抑も主人公からしてこの様。「自分」に 閉じこもり、世間様に背を向けて、その代償としての絵を描いたり本を読んだり っていう行為の結果がつまりこのWebページな訳で、これを代償行為ととらえると もうこれは公開×××ーと変わりはしない。ああみっともない。っていや、 そんなことはハナっから解ってたことなんだけどさ。やっぱ、「痛い奴」なんだ よな自分て。客観的に見て。たまに言い聞かせないと忘れちゃうんですよ。 馬鹿だから。


(99/10)
・非常にアレなメールを頂いて、久々にどす黒い怒りで躰が冷たくなる。 私事なので詳細は書かないけど、でも、ああ、来る者は拒まず、って いう訳にはいかないよね。あんまり電波出てる奴につきまとわれると、 流石に蹴っ飛ばしたくなる。一回カウンセリングでも受けたらどうだ? どうやってその歳まで生きてこられたんだお前は?語尾に(笑)付けたら 全てが許されると思ってるのか(>▽<)?一回幼稚園からやり直せ(爆)。 日本語がちゃんと(汗)使えるようになるまで二度と僕にメールは出すな (木亥火暴)。解ったか(笑)。

・リヴァイアスは割と良いかも。良くも悪くも最近のサンライズSFだけど。 ああ、新番組についてもそろそろ・・・ってまだ全部見てないんですよね・・・ えーと、取り敢えずキョロちゃんは見とけ、という感じか。 勿論メタルスは基本。でも結局はヒゲに勝るものなし、という。 くるみはOPのみ。み・ら・くるみ♪やっぱ髪の毛はピンクだよなあ。 わぴことかよっきゅんとかモモとか白鳥なぎさとかMAICOとか。 あかりと藤崎は偽。つーかちゃんと番組チェック表作成してチェック かけとけ>自分。基本だろ基本。あだやおろそかにすべからず。日々此精進也。

・ネタが無いので今朝の夢見の話でも。中学校の教室の様な所で講義を受けている。 なんか古典文法の講義らしい。受講者が3人くらいしか居なくて、 受験勉強の様な内容で滅茶苦茶つまらない。3月頃の午後の日差しが 窓から容赦なく差し込んでいて、もう眠くて仕方がない。でも受講者が 少ないから寝てるとすぐばれるしな・・・とか思いながら寝てしまう・・・ なんであんな夢を見たんだろう。久々に見た夢だってのに、この 展開の地味さはどうだ。大学に戻ってつまらない講義を受け直したいという 識域下の欲求か?・・・あ、単に寝足りないからもっと寝れ、っていう事?


(99/09)
・ビーダマンを見終わってからすぐに出たというのにまた混雑。一体何なんだ。 と思ったら警察の方々がやたらと出てらして。なんかまた一斉取り締まりとか やってんですかね。なら今すぐあの窓からタバコを捨てる馬鹿共から免許 取り上げてください。そしたら道路も空くだろう。腹が立つんじゃなくて、なんか もう恥ずかしくてたまらん。最近特にひどい・・・とか思うのは僕がタバコを 吸わないからなんでしょうけどね。他人ごとなら何だって言えるさ。


(99/09)
・フロッピーを整理していたら、中学時代から大学頃までの通信ログをまとめた 箱が出てきて、思わず中身をチェックしてしまって悶絶する。(笑)とか平気で 使ってるよもう。勘弁してくれ。いやもう自分にもこんな隙だらけの文章を 書いていた頃があったとはねえ。でも確かに書いた覚えがあるから辛い。 糞生意気なガキがいきがって下品で馬鹿で不明瞭極まる文章垂れ流してる・・・ って今もそうじゃん。年取っただけで文章の不明瞭さは相変わらずじゃよ。 そのうちこの日記みてまた悶絶する日が来るんだろうなァ。

・93年頃からは今のノリと大差ない。その頃になって漸く自分が特別な存在じゃ ないことに気づいたのだろう。日に数千の書き込みが有る様な時代がやってきて、 その中で”[JUN]”という存在が目に留まるように、書き込みジャンルを 固定したり、目立つために絵を描いたりもした。今の自分は、その延長上にいる。

・当時(毎晩数千の未読をマスクかけて処理してた頃)行きつけだったBBSは もうあらかた閉じてしまった。WTERMの電話帳リストは最終アクセスが一年 以上前で停まっている局ばかりだ。あのお祭り騒ぎ。あの耳を聾する(文字だから 眼を盲する、とでも云うか)かしましさ。・・・しかしその残響音も最近は 遠くなった気がする。どれだけ騒いでも、それは「ムラ」の安心感の中でだった。 Web上の掲示板では、どんなに頑張ったところであの空気を再現することは 出来まい。もう後戻りはできないのだ。僕たちは接続されてしまったのだから。


(99/09)
パブのぬるいビール。ネス湖の冷たい水。フィヨルドの谷間。 ロンドン塔の甲冑の山。ケンジントン公園の夕焼け。延々と広がるヒースの古戦場。 ウィンダミアの古ホテルでぼんやり見ていたとてつもなく古いテレビのマニュアル。 ストラトフォードの田舎の空気。絵の様な農地に点在する羊や山羊や馬や牛。 台湾で元時代の演劇を研究したという、美しい日本語を話す老イギリス人。 エジンバラのガキとゲームの話をした。ニューススタンドで漫画雑誌買った。 大英博物館でボールペン買った。

川向こうの摩天楼にかかる巨大な満月。グランドセントラル駅の星。 ウォルドーフアストリアの不味い晩飯。スタンドの美味いベーグル。 リバティ島のカモメ。バケツの様なLサイズコーク。コロンビア大学の昼飯。 セントラルパークのアリス。リンカーンセンター前の日暮れ。 エンパイアの上に佇む古い古いコークの自販機。 本屋で老人に本を探してくれないかと頼まれた。図書館で荷物を取り上げられた。 国連前で警備員とごちゃごちゃ。MOMAで琴の音を聞いた。 自然史博物館で化石を見た。メトで遺跡を見た。CATSも見た。

今思い出すと、あれらは全て夢の様だ。夢だったのかも知れない。

・・・なんで働かなきゃならないのかね。

これだけの技術革新の上で、なんでまだ人は狭い地域にはりついて日々の生活に 追われ続けてるのか。何で僕は残業上限をとっくに超えてるのに毎日22時頃まで 働いてたりするのか。結局全ては金のためか。或いは「世間体」のため。いつか 「そういうもの」を超越出来るようになりたい。「生きていてスイマセン」という 気分で毎日を生きている。僕が今死んでも誰も涙は流すまい。


(99/09)
・例のロボ映画がらみでアシモフの「聖者の行進」をざっと読み返してた。 昔読んだ時はつまらなかった本でも、年取ってから読むと面白かったりするん だけど、これは相変わらず「うーん・・・」な出来。ヒネリなさいヒネリなさい! とか突っ込んでしまう事だよ。オチがオチになってないというか。SF読み始めの 頃はまあ誰でもアシモフクラークハインラインは読むわけですが、ハインライン >アシモフ>クラークという印象だったですよ。アシモフは「鋼鉄都市」 「はだかの太陽」が有るからなー(ファウンデーションは個人的に駄目でした)。 で、やっぱディックがいっとう好きで、シマックが好きで。あー、また でかい長編読みたいなあ。昔の。作品世界へトリップしたい・・・。


(99/8)
・足元が崩れるような不安。今なら杞憂の男の気持ちが解る。天がいつ崩れ落ちて くるか、その不安で居ても立っても居られないような。自分自身を信用できない。 自信を失って、それが周りに伝わって、引かれてしまって、また自身を失って。 終わりの無いループ。出来るだけ露悪的にならない様にと心がけては居るが、つい 泥を吐いてしまう。不安で不安でしょうがないのだ。毎日毎日が無意味にただただ 過ぎ去っていく。どうしたらいいのか解らない。何のために生きているのだ。 何で毎日こんなにしんどい思いをして生き続けねばならないのか。昔は死ぬのが 怖かった。今は、死ぬのは怖くない。この苦しみから解き放たれるのなら、肉体も 精神も要らない。楽になりたい。信用できるモノなど有りはしないのだ。 自分さえが信用できない。もう限界だ。誰か助けてくれ。


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