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古日記 1999年5月(前半)


兄貴は夜動く篇。


悪い取引ではあるまい
返答せよ
用意はできている

(神林長平「帝王の殻」より)


MAY.15.1999(SAT)文覚

 先日某比類無い人と電話した折りに「近代美術館でやっている 荻原守衛展を見てこい」と言われていたので、見に行くことにした。 本も返さなきゃならないし。で、見たんですけど、言われていたとおり 「文覚」が最高でした。なんかもう、笑っちゃって。笑うよな。 絶対笑う。保証する。あの尋常じゃない迫力。感動的だ。 他の作品も、ロダンの影響をモロにうけた彫りの深い顔立ち、 強力なパワー(としか言いようがない。比類無い人曰く 「今にも動き出しそう」な感じ。オーラが出ている)の傑作揃い。 同時展示の朝倉文夫の作品は、それに比べると繊細で完成度は高いが、 「まるで人形のような」出来で、内側からのパワーを感じない。 いわば「非ロダン的」。同時代にありながら、目指す地平が全く違う感じ。 好みの問題で言えば矢っ張り荻原の作品が好きだな・・・笑えるし。 ・・・併しこの人、帰国後殆ど2年足らずで世を去っているのね。 死因は解らないけど、30歳で死ぬなんて、余程だ。 でもこの作品群を見ると、こんな生命力に満ちた作品を何作も連続して 作っていたんじゃあ、そりゃ死ぬわ、と、妙に納得してしまうのだった。

 日が暮れてからバスケ。身体が思うように動かず、何度か無茶をしてしまう。 自分でも何ムキになってんだ(ムキになったあまり女性の手をハッキング してしまう事などザラ)とか思うんだけど、駄目だねえ。修養が足りん。 足りなさすぎる。バスケの後は早々に着替えて帰宅。 実は今朝目が覚めたら全裸に近い状態で寝てて、かなり風邪気味なのだった。 酒呑んで寝ると凍死する、ってのはこれだな。アルコールが体内にあるときは 暑いんだけど、目覚めると冷え切ってる。気をつけたいですね>自分だ自分。

・漸く十兵衛ちゃんの2話を見終わった。最高。死ぬ。あの胸が。あああ。 ホント、すげー造形だよ。


MAY.14.1999(FRI)あー、いいヒゲかいた。

 閉店間際の酒屋で I.W.HARPERとつまみをいろいろ買い込んで帰宅。 酒を飲みながらビデオのチェックなど。

・ヒゲ。「ディアナ降臨」(※関西地区では一周遅れです)
・飛行船から飛行機に飛び移るロラン。いきなり無茶をする・・・ ソシエの「復讐」を止めるのに命を張る。それだけの価値?があるのか? にしても地球人のなんと「野蛮」な事か。勿論ムーンレースにも 問題がなかったわけではないのだろうが、その辺は明確に語られていないため 一方的に「蛮族」になっている感がある。特にあの戦車オヤジ。
・「ホワイトドールを出すしかないでしょう、メシエを助けるためには」 「ロラン?そうよね」ああ、この妙な掛け合い!これぞ富野!(勘違い)。 「ソシエが兵隊になっていく・・・」キエル姉様(やっぱこの人がラスボスか?) はどうするのだ?
・で、メシエを救出するヒゲ。良く動く!!(この見せ方の巧さは流石) 「性能の違いを認識しろ!」等といっている間にもディアナ様が。 展開の早いこと早いこと。いいのかこんなで。どうもいまいちキャラに対する 「理解」が出来ないまま物語が進んでいるような・・・え、ガンダムもそうだった? そうかなあ・・・おお、ディアナ様、キエル姉と声まで同じとは!
・何にしても相変わらず全く物語の先が見えない。「例によって例の如く」 尻窄み&宗教落ちになるんだろうか?次回予告ではガンダムハンマーも 登場していたし、NT誌(を読んだM隊員から)の情報に寄れば ZZに出てきたMSも掘り出される見たい。この勢いでノーベルガンダムとか マンダラガンダムとか(以下略)が掘り出されるのか? これが富野の言う「全てのガンダムの肯定」なのか!?黒歴史って一体!?
・今月のメージュの人生綱渡りの上田大王(この人の絵柄死ぬほど好きだ)の ハガキは素晴らしいのでヒゲ者は見ておくと吉。みんなでラスボスを予想して 「ロランの小さな金魚」係まで。

・デジモンはまた明日。

・勢いで最近の超カニパンとゴクドーくんをざっと見る・・・ 語るべきモノ無し。カニパンは撮影が無茶苦茶だったりして 結構悲惨な製作体勢を随所に匂わせる。シナリオは・・ もうどうでもいいや。ゴクドーは、ねえ・・・ キャラものだから見続けてればハマったかも知れないけど・・・ スレイヤーズみたく。まーロスユニよかマシか。 あ、でもロスユニ、中学生には大人気だったんだよな・・・ そういうもんか。


MAY.13.1999(THU)ぼくの子犬

 仕事して、帰ってきて昨日買った漫画とか読んで終わる。虚しくもあり。

・今月のメージュで一番笑ったのは「センター街女子高生×××大会」(p135) 爆笑。

・最近のBGMはめっきり「BLUE」(ビバップのサントラね)。 流石に菅野サウンドにも慣れてきた感があるけど、でも楽しさは相変わらず。 先週買ったんだけど、その時一緒にMANOWARのライブ版を 買ってしまったのは実際秘密にしたいところだな。 田丸の影響モロバレ。しかも一回聴いただけでやめたという。 やっぱ駄目だ・・・いやー、でも、ホントCDって冒険買いすると 100%外れる様な・・・ジャンル似てても外れるし。友達のお薦め、 ってのも結構外れたりする。難しい・・・

・先日の「喫茶イズミ」は、正しくは「音楽喫茶 鍋物定食 泉」らしいです。 その真後ろには「泉飯店」が。そして材料はすべて寝屋川で仕入れる。 泳いでる牛とか。


MAY.12.1999(WED)ごろんぐる

 漸く今月のメージュをゲット。あと「けだもの会社」とか 「B−A」の10巻とか「犬夜叉」10巻とか「OKAGE」(文庫版) とかCOMIC GON!とか。 で、アニメグランプリは「機動戦艦ナデシコThe prince of darkness」。 ・・・何だみんな好きだったんじゃないか。 誰も「語らない」から、劇ナデなんて忘れ去られてるのかと思ってた。 因みに私は忘れ去ってました。ただ、確かに昨今のファンの分散しきった 状況の中で、票を集める作品っていうと、これしかなかったのかも。 歴代グランプリまで取るのはどうかと思うけど・・・。 ところで何かアニメ雑誌の棚の周辺が凄いっすね最近。何が何やら。 いくら何でもこりゃアニメ誌バブルな感じ。一時のゲーム誌バブルより まだバブリー。

・「COMIC GON!Vol.5」はOUT特集記事がずっと ズレ続けたまま終わってしまって。屹度この雑誌に関しては人それぞれに その「黄金期」は違うんだよな。拙者にとっては大徳さんが辞めてからの 約1年、が黄金期。鬼屋が8耐やってる頃。’87〜88年。 「とうこう☆じだい」「でたまか」「花CC」「人冗」・・・ 特に「花CC」は高校生世代の常連ハガキ職人が続出して、 もうまさに「職人芸」の世界が毎月展開されていた。 その分新人とかは出にくかったろうし、彼等が去った後には ペンペン草も生えなかったという話だが。でも、その「若さ」に 当時の私はあこがれたものだったよ。 コーナー構成が変更された当時は、何でこんな完璧な構成を今更変えるんだ? みたいな気分になってた(そんで読むのをやめた)けど、編集の側からすると 閉塞感を打破したいという気持ちがあったんだな・・・とか (確かに、あまりに常連支配が続いていて、「爛熟」という感じではあった)。 で、まあ今手元に当時のアウトが有るんだけど(書庫から掘り出した) 、「とうこう☆じだい」なんかは今読んでも無茶苦茶面白い。 おもしろなつかしいぜ。「花CC」は、流石に若すぎるかな・・・ にしても、だ。あの「場」の雰囲気ってのは、もう二度と 拙者の前に再現されることは無いだろう、と思うと何だか哀しい。 最大のネックは読者としての拙者の老い、な訳だけど。 ・・・あれは夢の世界みたいなもんだったんだよ。この上なく甘美な夢。

・ホントに高校生そこそこの兄ちゃん姉ちゃんが書いたどうでも良いような事に 心底感心・感動してたんだよな。女の人がえっちな事を平気で言う (花CCは女性投稿者の園だった。下着ネタとか。)のにもの凄い ショックを受けてみたり・・・いやー、ホント、ドキドキしたものです。 拙者にも、そんな時代はあった・・・ う、今読んでも結構ドキドキするな。違う意味で。

・これも投稿系の特集だった「ジャンプ放送局」は全くフォローして ないんですが、結構楽しかったみたいですね。・・・いや、大変そうだわ。 ここ数年は投稿系と言えばファミ通しか読んでない私です。 FRも買うだけになってしまったし・・・まして投稿なんてもう何年も・・・ ああああ駄目だ駄目だ駄目駄目だ。ああッ!走るぞ!走るぞ畜生ッ! あの地平線の向こうまでッ!!

・ていうかそういう周辺記事ばっかり読んでるんでまだ「男気特集」には 目を通せてません・・・相変わらず字がちっさいなー・・・・

・ていうか久々に後ろ向きの情熱に火が!アチチチ

任天堂,松下電器産業と次世代ゲーム機を共同開発へ。 松下が噛んだらろくな事が・・・いやいや。


MAY.11.1999(TUE)破滅の音

 最近どうですか。いやその。最近Webまわりが全然変化無いワタシです。 なんかねえ。行きつけのページ巡回してオシマイ、なんですよ最近。 「お気に入り」が全然増えない・・・個人ページが今どれくらいの勢いで 増殖しているのかは想像もつきませんが、多分もうとんでもないことに なってるんじゃないかと思う訳です。な訳なんですが、どうにも。 脳の縮退開始から数年、「新たな世界」に対する興味はどんどん薄くなっていく・・・

・某比類無い人(現代美術マニア)と電話。 GW中のヨコハマ行の話を聞いたり。 亀ゼリーはまずかった、そうだ。兎も角元気そうで何より。 春先は電話かけるたびに調子悪そうだったもんなあ。 元気を幾分かでも分けて貰った気分。ついでに知らないうちに バランス感覚も調整されたような。アジマス調整機能付き。

・アナビッチに光明が見えてきた辺りで右足の甲に激痛。ついに破滅の音が。 ああ、こんな事では土方巽への道はまだまだ遠い。っていや別に 暗黒舞踏家目指してる訳じゃありませんが。・・・今一瞬 ラブラブルートトゥエニーワンのD.D.R.編な映像が浮かんでイヤな感じ。 それはそれとして兎も角右足故障のためD.D.R.はしばらくお休み。 ていうか足腰壊すまで踊り狂うか普通。赤い靴かよ。 心拍数や呼吸数を上げると、それだけで死期が近づくと言うし、何か 如何にも身体には良くない感じ。・・・小食で、出来るだけ動かずに ゴロゴロしている、というのが最も「体にいい」生き方だと 以前唐澤俊一氏が書いていた記憶が。

・「ミト」がラブ☆モードになってきたので割合楽しい。 年賀さん良いっすよ。然し今時褌なのは何でだ?何か理由があるのか?

・SONYの犬ロボ感情モデル本能モデル なんかの仕様を読めば読むほどに妙に欲しくなる。欲しい、というか、飼ってみたい・・ (充電も「自分で」出来れば言うこと無いんだが。コンセントとか探して。だって これさえ出来れば「一人で生きていける」。「荒野にAIBOは生き抜いて」 つーか、むしろマギーか。)以前の予定よりもかなり発売が早まったのでは。 にしてもセットで30万円か・・・まあ「自律型ロボットが30万円でご家庭に」 ってのを考えると、そんなもんなのかなーとか。うーん。 娯楽用ロボアーキテクチャOPEN−R、ってのも気になるですよ。 矢っ張り最初には例の三原則が組み込まれるんだろうか? これをレゴのモーターセットとかに組み込んで、反応プログラミングは カルネージ調のパネル組みでさ(妄想)。うう、やってみてえ。

・P3とかの「二足歩行ロボ」もこの先ダウンサイジングで家庭に、という 流れが考えられるんだろうけど、個人的には巨大化/パワーアップを行って 是非レイバーの実現に向かって欲しいと思う訳で。 ヒト型で小さくするとどうしてもシロマサ調人工筋肉の開発とかが 必要になりそうだけど、でかいやつなら。


MAY.10.1999(MON)世界を革命する力を!

 そんなわけでついに念願の「サイキックをMDに録音して、車でその録音を 聴きながら出勤/帰宅する」事が可能に。もうこの為だけに10万イェン以上 (あああああああああ)を投資したと言っても過言ではない。ホントに。 いや車で聴くだけなら今まで通り120分テープにラジカセで録音してしまえば 済む話なんだけどさ。・・・いいじゃんか別に。夢だったんだから。 ってヤな夢だねどうも。
 そのサイキックでは北野氏が天童荒太「永遠の子」(幻冬社)を大絶賛大会。 そんなに泣けるものか・・・うーん、どうかなあ・・・図書館に入ったら・・・ ていう感じか。ここ数年来の上下巻ミステリの類を全然読んでない私。
 大絶賛と言えばイタイ氏は椎名林檎をこれまた大絶賛。あの人があれだけ 褒めるって事は、正真正銘の「本物」か、単にハマってるかのどっちかだな。 昔りりか絶賛してたし。・・・あの人も、「ハマっちゃったらそれが傑作」 というところがあるからさ・・・って呆れるほど人のこと言えない私ですが。 でもだからこそイタイ氏の喋りはイカス訳で。うーん、やっぱ一度 ちゃんと聴いてみようかなあ>林檎・・・ウタダ嬢の600万枚(!)に 比べて、80万枚なら、まあ「マイナー好み」な拙者でも何とか・・・ ってそういう問題じゃ。

・それにしてもどんな店なんだ「喫茶イズミ」。メニューに「てっちり」がある 喫茶店。そして背中合わせのイズミ飯店の謎。隠し扉を開けるとそこは上海。 階段を上がれば座敷が。他にも怪しい書店(「血縁は無いが結束は堅いファミリー」 の屯する)の真相等々京橋ネタは尽きることを知らず。・・・・京橋はええとこだっせ。 グランシャトーもおまっせ。今も昔も徳島県民は大阪経由のTV番組を見て育つ。 大阪文化圏の飛び地。大阪高島屋のCMとか当たり前に見てるけど、 買い物に行ける訳も無し。そんな訳でまだグランシャトーを目の当たりには したことが無い私です。でも大阪のCMには思い切り馴染んでる。「 関西〜電気保〜安協会」とか。ここ四国やっちゅうねん。 それでも以前に比べたらああいう強烈なローカルCMって減ったかな。今は亡き アレとか。・・・あ、はなてん中古車センターは、あれは関西ローカルでは? 「あなた、車、売る?」・・・アダ・マウロなんかどうだ?

・他にも「心霊マンション」「野菜室から出てくるパフィー」 「長淵怒濤の交通安全灯」「BS巨乳祭り」「稲葉浩志のメモリアルロードマップ」 「カツラ天狗」「ペーパームーンの等身大」「等身大マザーエイリアン」 「等身大マザーエイリアンの交通安全灯を仕舞う長淵」等々、もー全編狂った様な テンション。往年のサイキックを思い出す。やっぱ板さんが居てこそだよな。

・数日ぶりにD.D.R.。もうパラノイアが踏めなくなっている。 汗だく。今週のドラネコであんこ嬢も書いてたけど、何で世の レボリューショナーな人は汗一つかかずにアナザーとか踏めますか。 やっぱ守護精だろか。


MAY.09.1999(SUN)肉食

 夜明け前、どれみ他のタイマーセットをして爆睡。夢を見た。 何処かの大学の校門近くをうろついていると、巨大な犬が数匹、 こっちへかけてくる。自分の家の飼い犬の積もりでなでてやろうとすると、 いきなり両手を噛まれ、指を食いちぎられる。振り解こうにも、もの凄い重さで のしかかられていて、身動きがとれない。足にも噛みつかれて、 痛みと恐怖で目が覚めた。一体何だったのか・・・・

 日中は、グイン読んだり、星のパイロット3読んだり。だらだらと過ごす。

 日が暮れてから、隊長とM隊員とで「宝島」(焼き肉食い放題の店)へ。 飽きるほど食べてからM隊員宅へ。大河原のガンダムイラスト集を見て あまりの「ゆがみ」にひとしきり笑い転げてみたり。いやー、凄いわあの関節、 あのパース。曲がりそうもないものが曲がりそうもないところで 平気で曲がっているのは(その昔はそれを当然の絵として見ていただけに) 衝撃的でさえある。「場所場所でカメラの位置が違うよな」「キュビズムだ!」 等と。でも説得力あるんだ・・・メカ絵として。
 「げんきでちゅう」を起動し、電気ネズミに無心に語りかけては 友情を深めていく隊長とM隊員を眺めつつ、「プラモ狂四郎」の第3巻を読む。 ネタの不明点は当時のプラモ業界/ボンボン/コロコロ方面に詳しい M隊員により即座の回答が得られると言う至れり尽くせりの読書環境。 小学生時代、小学館の学年雑誌しか読むことが許されなかった (ジャンプはもとより、コロコロさえも「悪書」だった)人間にとって、 この辺の児童文化の濃密さは驚きの連続だ。 ・・・そんなこんなで日曜日も終わるのだった。

・帰宅してふと車を見たら後部ドア後ろに引っ掻き傷が。昼間は無かった・・・ 一体何処の誰だ糞野郎!!あー、多分宝島に駐車してた時だなー・・・ 斯う言うのって、何か無性に悔しい。別にピカピカであることに 拘ってる訳じゃないけど、やっぱ拙者の血と汗と涙の血漿、じゃねえ 結晶なんだしなあ。だって、まだ買って一年経ってないんだぜ・・・ なんかもう、辛いなあ・・・コンパウンドとかでどうにかなんないもんか。

・ゴウゴウNATO。大使館誤爆って聴いた瞬間に、妹と 「古い地図使ってました、とかって言い訳するぞ」とか話してたら ホントにそんなこと言ってて笑うに笑えない。 そんなんでホントに言い訳になるとは思っちゃいないだろうけど。 然し中国もなー、あんまり人民煽るとろくなこと無いぜ。 ほどほどにな。

・ICBMとかにも古い地図がそのまま焼き込まれたりしてそうで。


MAY.08.1999(SAT)コネクト

 いい天気。朝風呂から出て、乾いた涼しい風に吹かれていると、 もうこれ以上必要なものなんて何にもないなあ、とか思ってしまう。 酒も要らない。兎に角、此の瞬間の快楽が全てだ。

 某CALLに出かけてMDWALKMANを買う。やっぱMDを車で聞いたり、 MD−MDで編集したりしたいもんねえ。買ったのは近頃の定番マシン MZ-E33。デザインは悪いけど必要最小限の機能が好ましいので。 カーステ様コネクタとか買って、速攻車で楽しんでみたり。良いぞ〜。 暫く色々遊べそうな予感。その後は例によってバスケ−風呂屋−M隊員宅コンボ。 M隊員宅で「プラモ狂四郎」の2巻を読みつつ隊長のPGガンダムをいじって楽しんだり。 流石にでかい。併しポリキャップって耐性どうなのか・・・ バックで流されていた「ロスト・イン・スペース」を途中まで見て私は帰宅。 ・・・何か昨夜は「ムトゥ」の上映会だったらしい!ああ!知ってれば行ったのに!

 ・・・で、もうすぐ夜明けというこの時間に、一人宛のない手紙の如きこの 日記を書いていたりするのだけれど。

 ・・・こんな繰り返しの中で、一体僕は何処へ向かっているのか。 何処へも向かず、同じ所をずっとぐるぐる漂ってるだけなんじゃないか、 そうやって老いて何も彼も手遅れになってしまうのじゃないか。 いや、既にその多くは手遅れの段階にあるのでは。・・・その恐怖。 自分は一体何のためにこうして毎日毎日・・・いや、止そう、 こんな事日記に書いてどうなるもんでも無し。下らない。 僕が幸福だろうが不幸だろうが、誰にも関係のない話さ。 語るより先に動かなくちゃ、格好悪いもんな。格好?そんなもの 気にしてたとは気付かなかった。全く、ガキだぜ。相変わらず。


MAY.07.1999(FRI)もじけてます。

 先日M隊員宅から奪ってきたNT誌8ヶ月分をざっと読んでみる。 この8ヶ月という月日の間に、生まれくるアニメ、死に行くアニメ数多あり。 新番組!と題されては、直ぐに最終回特集が組まれる。この慌ただしさ・・・。 どの作品も一様に印象が薄く、最終回を迎えれば直ぐに忘れ去ってしまう。 そして次の「新番組」が始まって、またそれを追いかけて・・・ 我々はこの終わり無き苦行の果てに、一体何処へたどり着くのか。

・とかいいつつデジモンとかの感想

・D.D.R.はNomalのパラノイアすらクリアできるかできないか、という程度。 回るなんてとてもとても。でも今やManiac(というモードがある。狂った様に難しい) で回ってるのが当たり前の世の中ですが。AnotherモードのLittleBitch(アナビッチ)が 一つの山、だと隊長は仰有っていたけど、それ以前の問題か・・・

眉唾眉唾

・近頃見かけないと思っていたら韓国で活躍してたんですネ・・・ ダテキョー。 ADAMとかLUSIAとか、一時流行ってたみたいですしねえ。うーん、バーチャル。


MAY.06.1999(THU)そういえば

 昨夜は日記を書き上げた後、角瓶をかっくらいながら グインの新刊を読むとか言う、もうおよそ連休の最後を飾るには 最も駄目まった展開を披露してしまったわけだけど、お陰で 一日怠くて怠くて。酒は心の健康ドリンク、だとは思うけど、 次の日が駄目だよ。ああ。胃散を我に・・・

 皆さんの連休は如何でしたか。どっか行かれた方もオラレルんでしょうね。 いや、私は見ての通り食っちゃ寝生活を満喫してたわけですが。 あー、だるいだるい。だるいのう。

・そういえば5/2で拙者は25歳になったのだったよ。おめでとう俺。 某ユキチャンネル見て 思い出した。相変わらず可愛い絵柄だよな・・・可愛すぎる。あああ。

・そんな中Dragon Ashの”Let yourself go, Let myself go”がまたぞろ リピート状態な私。相変わらずやるなあ、降谷建志。 (古谷一行の息子だって話を聞いたけど、本当なのかしら? まあそんなこたどうでも良いんですが)いやマヂで今回も熱いですよ、詞が。

・みのうら師による X−CONレポを読め。相変わらず名文だなあ。

・今年もやってましたか 「最も醜いWebサイト賞」

THE (X) FILES


MAY.05.1999(WED)肩越しに

・「星界の紋章」を見終わった。感想に追加。

・あとここここここここここここここに感想追加。


MAY.04.1999(TUE)That's the way

・木戸氏の援助により 「 カウボーイ・ビバップ」の最終2話を見る事が出来た。多謝。雑感。

・某氏へのメールでも書いたんですが、最近私がはまってる作品の一つに 穂月思多の「弱虫」(プリンセスコミックス)があります。 何かいつも手元に置いてあって、気がつくと読んでるんですよね・・・ なんか、良いんですよ、凄く。シンプルで、懐かしい感じが。 うーん、「犬福」みたいな・・・違うか。でも犬福も妙に懐かしい感じがしますね。 この穂月思多って作家、全然知らなかったんですが、本屋でふと目にとまって、 殆ど一目惚れ状態で買いまして。他の作品も読んでみたいなぁ・・・


MAY.03.1999(MON)歴史講義

・「奥様はマジ」読了。「てなもんや」が懐かしかった。 思わず連載当時のSFAをひもといてみたり。米田裕のイラストが 本編と全然違っていたりして、「原稿よりイラストが先に出来ている作家」の 面目躍如と行ったところか。花Qのイラストが思った以上にハマっていたのも 驚きだった。これは多分、火浦功という作家の性質なんだろう。 つまり、どんな絵柄のイラストにも親和性が高い文体、という・・・

・「スタータイド・ライジング」読了。面白かった。

らくがき。


MAY.02.1999(SUN)テナニン

 丈六寺 参拝してから隣の河原で バーベキュー。薪を燃やして炭を作るお釜で飯を炊く等、よりプリミティブな手法が心地良かった。着火材もバーナーも不要だ。 ・・・・全員が命令形のヒトビトなので火の付け方一つとっても「違う!こうだ!」 みたいな割と激しい攻防が。一見険悪なムードに見えるけど、もう慣れた。

 満腹してから船遊び。 川面を渡る風、頭上の樹の木の葉ずれの音、転覆するドラムスキー氏&隊長 等、申し分なし。バリバリに日焼けして帰宅。

 夜中に某S原先生の所に妖しいCDを届けに酒瓶片手に参上。行ってみると 「お仲間」がぎっしりと。をたく女4人のかしましさに辟易して早々に退散。 やっぱ「おたくおねえちゃん」と「おたく」は全然違う生き物なのだねえとか 実感する。そりゃ男と女が根本で違うからだろうけど。いや、S原先生、 失礼しました。もっと根性つけてから再度伺わせていただきます。

・木戸氏に崎陽軒の 「ヒョウちゃん」を戴いた。帰ってきてヨコハマ40話(5巻124)と 比べてみたら、足が無い・・・微妙に違うモノなのか? 蓋は最近コルクからゴム栓に変わったらしいけど・・・


MAY.01.1999(SAT)サホート

 夜が明けた頃に漸くD.D.R.大会はお開きに。ニキータ隊員の モンスターマシンのエンジンがかからなくて 押しがけしたりしてから私は爆睡。ニキータ氏はエクセルが気に入った (特にメンチが)らしくて、私の狙いはだいたい当たった形。

 日が暮れてからバスケ−風呂屋−M隊員宅コンボ。隊員宅では 防衛隊員が続々集結。キャプテンの参加をのぞめなかったのは 残念だけど、こうやって相変わらずみんな元気にやってるね、てのを 確認するのは楽しい。隊長はすっかりオラザクモードに入っていて、 M隊員と可成り濃い専門用語が交わされていた。ホントなら夜明けまで騒ぎたい 感じだったんだけど、明日のバーベキューに備えて3時頃には解散。


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