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古日記 2011年7月


MacBook洗濯篇。


JUL.31.2011(SUN)

 早朝、子供が起き出す前に起きてMacBookを組み直し。なんか全然問題なく 動いている。うーむ。しばらく様子を見るか……

・奥さんの友達が隣県で仕事があるというので訪ねてくれた。一緒にスガッチィーで 昼食。そごうで奥さんが買い物をしている間、藍場浜公園の遊具で子供を遊ばせる。 なんか女子中学生とおぼしき集団が、急にクラッカーとハッピーバースデーを 歌い出して、サプライズパーティー開始。見てると、水風船が配られ始め、5on5の 水風船バトル開始。夕陽に光る公園で響く笑い声。これはもう青春じゃないか。

・実家の食堂に地デジTV設置。 BRAVIA EX30Rシリーズ 26V型 HDD&Blu-ray搭載 KDL-26EX30Rというやつ。 なんかレコーダー&BD内蔵で8万円かと思うと、安くなったなーとしみじみ。


JUL.30.2011(SAT)

 以前コーヒー牛乳をこぼした後、しばらく何ともなく動いていたMacBook (13-inch, Aluminum, Late 2008)が先日来、起動しても直ぐスリープに 入ってしまって、その後反応がなくなる、という状態に陥ってしまった。 PRAMクリアとかOSXのディスクから起動とかいろいろ試した後、あきらめてAppleさんに 電話したら、修理に9万4千500円かかるという。つまりMBA11買ってね、という事か。 というわけで「どうせ捨てるなら洗ってみろ」のとの先人の教えに従って MacBookをバラして洗って干してみた。充分乾かすために、組み立てはまた明日。

・日中は耕耘機で畑起こし。汗が止まらない……


JUL.29.2011(FRI)

 仕事して帰ってきて寝た。


JUL.28.2011(THU)

 睡眠時間は足りているはずなのに、リズムが崩れたせいか、終日だるい。若くない。 昼休みにふらふらとZOAに出かけて TERAのデモの猫耳ズによる ダンスシーンを食い入る様に見つめてやや回復する。そんな午後、小松左京が 亡くなったとイカ総統からメール。宇宙にも匹敵する様な叡智が灰になってしまう。 諸行無常なり。最近いろんな人がどんどん死んでいくので、追悼もままならない。 和田慎二が亡くなったので書庫から明日香を掘り出したり、古本屋で少女鮫を買って きたりしている隙にダイアポロン<ビーナス固め>カリスマ芦田尊師が亡くなり、 あわてて人生冗談を掘り出したところで今日また小松左京が死んだ。SF大会等で 時折見せる、口先から宇宙そのものが紡ぎだされる、あの強烈なセンスオブワンダーを もう一度味わいたかった。あの語りこそは、まさに生けるセンスオブワンダーだった。 時間があれば、教養を再読したい。あるいは、 やぶれかぶれ青春記を。何にしても、100歳まで生きるのはなまなかなことではない、 と最近しみじみ思う。


JUL.27.2011(WED)

 10時頃帰宅して夕方まで寝る。16時頃起きて庭の草を刈ったりしてから、小学校で やっている夏祭りに行く。子供が保育所で叩き込まれたダンスを緊張した顔で 繰り広げるのを見守って、かき氷を食べて帰宅。去年はずーっと足元の砂を掘って いたのに、今年はわりとちゃんと踊れていて、ああー、成長したなあ、と思う。 時間をおいて比較すると実感度が高い。


JUL.26.2011(TUE)

 真夜中の対応に備えて一旦帰宅して子供をお風呂に入れて寝かしつけつつ30分位 寝て再度出社。夜明けまで対応。


JUL.25.2011(MON)

 仕事して帰ってきて寝た。

谷川史子「他人暮らし」/集英社/2011/03/20
谷川作品にしては貴重なツリ目キャラが拝める、という一点で結構高得点を
つけてしまいそうな自分が。頼子さん……声はきっと富沢美智恵。

女子3人一つ屋根の下、というアレ。
なんつーか、どの「女子」にも正直魅力を感じない(そして男子にも)訳ですが
でもそれはきっと自分が疲れているからね……たぶん……


33歳「女子」、という、年齢を意図して描こうとしているのを感じる。
鼻とか。表情とかね。特に家主であるサワさんの描写は丁寧にされていて、
ラスト、ひとり静かにお茶を飲みながら「who?」ってなってる所まで含めて
きっちりキャラを描ききった感がある。

泥臭くならずに、リアリティを感じさせつつ微妙な年齢を描けるその腕、
でも、正直、そっちの需要にばっかり応えられても……とか思うわがまま読者。

もっとキュンキュンさせてください!

JUL.24.2011(SUN)

 暑い。庭の芝生を刈りこんだりしてたら一日終わった。

ますむら・ひろし「アタゴオルは猫の森 17」/メディアファクトリー/2011/06/30

チョウマ戦記完結。
ギルバルスが無敵すぎる(ヒデヨシ以上に)ので手応えは薄い。

巻末の「春の拍子」のみ、アタゴオルを読んだ、という気持ちになる。
時々現れるこの手の「戦記」は、どれもこれも似た話になりがちで、
正直記憶に残らない……

で、その「春」。春ってうきうきする?
自分はずいぶん昔から、木の芽時病みたいのを患っていて、「春になる」のが
どうにも苦手なのだった。この辺、春を待つ気持ちの強い北国出身の作者とは
また感覚が違うんだろうけど……

そんな感じでまた次巻。

JUL.23.2011(SAT)

 朝から月見ケ丘公園 に出かけて息子を川に放つ。ひとしきり日焼けして、帰りに 川上珈琲 に寄ってみたり、雑貨屋で時間をつぶしてみたりしてから、スーパー銭湯 (えびすの湯)に寄って帰宅。息子は初銭湯だったけど、結構楽しんでいた様だ。 夏本番。


JUL.22.2011(FRI)

 早朝に起きだして、昨日奥さんが買ってきた 「 スピカ」 「 3月のライオン6」を読む。いずれも外れなし。ライオンの後書きでなんか作者の うめきが聞こえた気がするが……お体だけは大事になすってください。


JUL.21.2011(THU)曇後晴

 行き帰りに車の中で聴くマキハラノリユキなくしては生きていけない。


JUL.20.2011(WED)

 台風が去っても雨模様のまま。今日は遅くなるよ、と家に電話すると、息子が 「おばけがいるから早く帰ってきてやっつけて」という。帰宅してみたら、朝顔の ネットが窓枠にこすれて、キューキューと変な音を出している。これが怖かった らしい。しかし電話で普通に会話ができる様になっていたのには驚く。ちょっと 目を離したすきに、どんどん成長してしまう。


JUL.19.2011(TUE)大雨洪水警報

 朝から警報。でも空模様はそうでもない。警報出ても保育所はやってるよ、と いわれていたので、息子を保育所に連れて行ったら、確かに保育所はやってるけど、 できれば家で待機してほしい、とか言われてあわてて息子を家に連れ帰り。 大急ぎで会社に行ったら、人がほとんど出てきていない。あれ?と思って聞いたら 「今日はお休みらしいっすよ」とか。マジで。でも人がいなくて仕事が はかどるわー、とか思わず仕事してたら、窓ガラスがたわむ位の風と雨に なってきて、おとなしく帰ることに。午後は終日雨戸をしめ切って暗い家の中で ひっそりと過ごす。


JUL.18.2011(MON)曇・雨

 台風6号接近。台風対策して回る。

・借り物のiPadにこないだのlifeでチャーリーが倍プッシュしていた TNR-Iをインストールさせてもらって暫し遊んでみる。なんか不気味な音階 ばかり生成されて、息子が「これはこわいからやめて!」と強制停止されるハメに。


JUL.17.2011(SUN)

 息子を連れて畑仕事をしたり。あとは世界ふれあい街歩きをひたすら見続ける一日。 あと夏休みの予定をざくざくと決めていく。結局東京ぶらり旅はナシの方向で。 今しかできないことをやろう。


JUL.16.2011(SAT)快晴

 むくりと起きて、ピングドラム2話を見つつ掃除。今日はスカパー無料の日なので おもむろにカートゥーンチャンネルに張り付いてみたり。奥さんが調子悪くて、この 連休はゆっくりと過ごすことにする。つまり和田慎二をひたすら読み返す日々。


JUL.15.2011(FRI)

 仕事して帰ってきて寝た。

・夢を見た。昔の会社のメンバー(特に、解散が決まってから、転職状況報告を 定期的にやってたメンバー)と、いつものライブラリでいつもの様に業界ネタ話しで 盛り上がってる。ギガジンやエンガジェットのネタでひとしきり盛り上がって、 最近どう?あー、大変そうだねえ、とかお互い同情したり。目が覚めて、「あぁ、 俺は今同情されたいのか」と思い至る。解決策が欲しいんじゃない。ただ、自分の 事を知る人に、「大変だねぇ」といってほしい。それだけなんだ。たぶん。


JUL.14.2011(THU)

 朝息子がジューサーでバナナジュースをひたすら作るのでひたすら飲み続ける お仕事。なんか色々あって心がクサクサして困る。甘い物甘い物……


JUL.13.2011(WED)

 やや回復。仕事して帰ってきて寝た。


JUL.12.2011(TUE)大雨

 奥さんも体長悪し。ぐったり生きるぜ。


JUL.11.2011(MON)

 息子の風邪が移った。一日震えて過ごす。エアコンきつすぎなのかも……


JUL.10.2011(SUN)

 妹が赤ん坊を連れて来る。小さいが、力強い子だ。その兄である甥と、息子とで、 夜手持ちの花火をする。数百円のパックでも、これでもか、という位楽しむ。 新鮮である、という事は、何にもまして素晴らしい。


JUL.09.2011(SAT)

 午前中、図書館に。帰宅してしばらくして息子がカーッと発熱。熱射病か!?と 思ったけど風邪っぽい。氷枕して寝かせる。水枕いるなー。あの大胆なゴム感重要。 ガバリと寒い海がある。


JUL.08.2011(FRI)

 仕事して帰ってきて寝た。やや風邪気味……


JUL.07.2011(THU)

 早朝に起き出して笹を切って息子に持たせる。今日は七夕飾りを作るのだという。 息子の願いは「しんかんせんにのりたい」乗れるといいねぇ。天気は生憎の 雨だったけど、雲の上には星がある(当たり前のことをしたり顔で言うブーム)。


JUL.06.2011(WED)

 バファローベルの事ばかり考えて一日が終わる。


JUL.05.2011(TUE)

 仕事して帰ってきて寝た。

・妹に第2子誕生。めでたい。


JUL.04.2011(MON)

 仕事して帰ってきて寝た。

木尾士目「げんしけん10」/講談社/2011/5/23

カバー外した時の「開けないでヨ」の自然さ
(ああそうね、そうだよね)に、この漫画の持つリアル
「オタ」理解/描写の精度・及び中道っぽさを感じさせてくれる。

なんつーかね。

斑目のブチ抜きハジ線からの
「何のことだかわかりまセンなぁー!!!!」
にときめかない奴ぁ居ないよ。
いろんな感情が炸裂して、もう涙出るわ。
これがつまり「不憫萌え」というやつなのか!!

あの、いろいろこじらせた結果「もう色々いいや、俺はオタクなんだから」
と心の平穏を掴んでしまった青年の、弱点丸見えの脆さがもうなんかね。

オタク趣味に全霊を注いで輝いていた(かに見えた)斑目が、
いや、「俺たち」が、社会人となり、その有り余る青春リソースを
「仕事」に食い尽くされ、家にかえって眠るまでのわずかな時間を
缶ビールと現在進行中のオタク的事象の「キャッチアップ」
に費やすだけで精一杯、となっていく。p27の「…だっけ?」とかな。

世の流行の上澄みをすくう方法は知ってるから、要所要所は掴んでるけど
もう「そこ」にずっぽりハマってる訳じゃない……感じ。
自分を鎧っていたオタク文化はすでに浸透と拡散により、ありふれた
ものとなっていて、アイデンティティの構築の軸にはなりそうもない。

俺って何なんだ?何のために生きてる?

でもなー、斑目よ。お前いい顔だぜ。いい顔になってるぜ。
1巻の頃の全身全霊でオタ(作品も、それを取り巻く人々の動きも)を
楽しんでいた頃の顔も良かったが、今の顔もいい。

恐ろしいことに人生はまだまだ続く。
アニメの新作はどんどん現れては消えていく。
今や13話に満たないアニメのオンパレードだ。
過去に見たアニメが記憶に澱の様にたまっていき、
何を見ても「ああ、これと同じ話を前にも見た……けど
あれは何てアニメだったっけ?」みたいなこと「しか」
感じられなくなる。

斑目、お前なら、どう生きる?

JUL.03.2011(SUN)不明

 うみがめ博物館 に海亀を見に行く。やー、もう5年分くらい亀を見た。堪能。えさやりショーで、 まだ生まれたばかりの様な子亀達がタコイカの欠片を啄んでいるのをみながら、いつか こいつらも遙か遠くの海に旅立つのか、と思うと感慨深い。近くの神社の境内にある 喫茶店でソフトクリームを食べながら、ぼーっと来し方行く末を思う。


JUL.02.2011(SAT)不明

 離れた場所にあるビニールハウスの葡萄の様子を見に行く。祖父が亡くなる間際に 病院を無理矢理抜け出してきて剪定した 葡萄は、残念ながら剪定の甲斐もなく今年は実をつけそうもない。去年の秋、祖父は あのごつい掌で、このハウスの張り替えをしたのだ。まだ真新しい結び目。それを 結んだカバンの革の様な指はもうない。不思議なものだ。


JUL.01.2011(FRI)

 7月!夏だ!仕事して帰ってきて寝た!

古賀亮一「電撃テンジカーズ3」/アスキー・メディアワークス /2011/6/27
八戒とハルカさんの二人に迫られたとき、
キミならどちらを選ぶ!?俺はハルカさんかなー
いやむしろカッパ姫……などと
遠い目をしがちなこの頃皆様いかがお過ごしでしょうか。

2月に発売される予定だったのが、漸く発売の知らせを聞いて
全身から剛毛が生えるほど狂喜乱舞しつつ本屋に突入。
まあ最後の最後まで箸が立つほどの超高密度オモシロぶりで
1コマごとにギャグが3つくらいは入っている有様。
ホントこの作者のサービス精神には脱毛という感じ。
爆笑のあまり寿命が256年は延びるっつーの。

この巻でこのシリーズはオシマイなんだけど、基本この作者の漫画は
何を読んでも楽しいばっかりなので、
「あー早く次の単行本でないかなー」という、もうそれだけ。

願わくは、古賀先生があと100年位
新作を描き続けてくれます様に……

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