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古日記 2008年03月(後半)
秒速ネムルバカ篇。
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MAR.31.2008(MON)雨のち晴
昼休みに郵便局に行って養老保険の残り5年分を一気に払い込む。こういう
払い方って変かな……なんか年に一回はこういうでかい出費(クルマ買うとか)が
あって、そこで家計がガタガタになってる気がする。気がするけど、まあ、何とか
なるでしょ。今年は他にも色々と物いりになるのは分かってるからなー。
・日経の私の履歴書のトステム
潮田健次郎はかなり王道(戦後の焼け野原に建具を並べて売るまだ二十歳
そこそこの若社長、必死で勉強して、痛い目を何度も見ながら、気がつけば日本一に)
な物語で面白いのだった。最近は企業買収・合併ってこういう理由でやるんだなあ、
とか、かなり実感として分かる内容。
・
フードコートで客にまぎれた役者がいきなりミュージカルをするムービー。
アメリカ人がやるモブの面白格好良さって、なんか素直に羨ましい。
・
Windows98SE on VMware。
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MAR.30.2008(SUN)雨
またしても雨の日曜日。急に冷え込んできた。午前中は改装終わった納屋の2Fに
親父の古いオーディオセットを移設。改めて調べてみると、カセットデッキは
電源が入るだけで全く駆動せず、CDプレーヤーはまともに再生できない、アンプは
片チャンネル死んでて駄目、とどめにスピーカーのユニットはコーン周りの
クッション材がベトベトに腐って全部取れてしまっている(のを、随分前に
スポンジを埋めてビビリを押さえ込んである)、という状態。CDプレーヤー、
アンプを手持ちの予備と交換し、使えるスーパーウーハー(NECの馬鹿でかい奴。
良くハードオフとかに転がってる)とチューナーとレコードプレーヤーで
なんとかでっち上げる。最早音質云々以前の状態、にも関わらず、最終的に
鳴らした音はヤケにいい音だったりして。やっぱスピーカーがなー。所謂
腐っても鯛、という奴なのか。
・あいさい広場に寄ってイチゴを買ってから、鳴門方面へ。妹の子供を見に行く。
雨の中トロトロと眠気を誘うスピードで何とか鳴門の産院に到着。赤ちゃんは
なかなかに端正な顔立ち。なんかこういう若い奴(若すぎる)を見てると、やたら
「可能性」を感じて、嬉しくなる。昔、教育実習で中学生達と過ごしたとき、その
彼等の持つ「可能性」にあてられて、何かもう変に気持ちが高揚した記憶が蘇る。
やー、いいね。
・いか腕パーツ
か……
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MAR.29.2008(SAT)晴
朝奥さんを大阪行きの車まで送って行って、その辺ブラブラとクルマで流して、
帰ってきて母屋の方の引っ越し(納屋の改装がようやく終わったので、色々運び込み)
手伝って、ぼーっとしてたら一日終わった。奥さんを迎えに行って、帰ってきて、
アド街見て、寝た。無為、といえばあまりに無為。
・そんな中
ネムルバカを読む。
あああ。あああああ。ああああああああああああ。ここにある空気は。この
「どこにも行けない」感じの、得も言われぬ夜の空気は。忘れようとしても
忘れられないあの「モラトリアム」の苦しさは。
・読んでいるときは、色々苦しくなって何度も中断したよ。一つには話のテーマが
(既に後戻りできないほどに通り過ぎたとは言え)自分が「乗り越えられなかった
/乗り越えようとしなかった」事を取り扱っているから。そしてもう一つは、
女の子がかわいいから。ドキドキしてしまって、読み進められなかった。
中身と外見のギャップ。近くに居そうな、危うい女子。俺も頑張れば声がかけられる
んじゃないか、良い感じにお近づきになれるんじゃないか、と、そう「思わせる」。
「お前体だけは女っぽいんだから気をつけなきゃ」(p86)。作者はソレを意図的に
やっている。そして僕はその意図に乗せられる。
・まあ女の子がかわいいのはこの作者の本来的な所なので置いておいて。
5話の「チテイジン」の下りは、胸が痛かった。僕もそんなに昔ではない時期に、
宇宙人側の人とこういう会話をした。結局自分は8割方の人間。それを、改めて
突きつけられて、「それを突きつけられたかった自分」を発見したり。歯車の下り
とかもいい。あの歯車、ふつーに周りとかみ合ってるときは見えないんだけど、
部署異動とかして、しばらく歯車がかみ合わない時期には、見えるよね。大学生の
時は、どうだったかなー。僕の場合は「先輩」もいなくて、もっと絶望的だった
様にも思うけど。身近に比べる人が居なかったから、痛くもなかったけど。
・これから大学生になる人がこの文章を読んでいるかどうかは知らないけど、
大学という時間は意外に短くて、その間でできることは本当に限られてる。
そしてそのくせ、その最後に待っている就職活動で、その後の長い人生は
わりとあっさり決まってしまったりする。自分のリソースを何に振り分けるかを、
振り分ける前に一生懸命(自分なりに)考えて、毎日生きてみて欲しい。時間を
使い切る前に、毎日目標の再設定と反省を。少なくとも、自宅警備員やネット
アニメ評論家でメシは食えない。そして自分はいずれ自分の力でメシを
食わなければいけない、それも、あと何十年も。やりたくもない「仕事」で人生の
大半を過ごすか、それとも自分の生き方を見つけるか。もちろん「見る前に跳べ」
というか、「やってみなけりゃわからん」「住めば都」的な所もある、あるん
だけど、試行錯誤できるウチは、それをやろう。と、なんだか年寄りじみたことを
言いながら終わる。実際、年寄りだけどね。
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MAR.28.2008(FRI)晴
仕事して帰ってきて寝た。
・
「それ町」4を読む。読み終わった後、「あー、いいマンガ読んだ……得した……」
的な満足感に満たされる。奥さん曰く「気味が悪いくらいニヤニヤしてた」。
なんかね。いいマンガ読むと、マンガ読んでて良かったなー、と思う。なんというか、
こう、良い時間を過ごした、有り難い、という気持ちになる。たった500円程度で
こんな嬉しい気持ち。
・どの辺が嬉しいか、っていうと、もうこれは「男子の気持ち」に浸れた、という
その一言に尽きる。自分が”男子”だった頃、女の子に感じた「あの気持ち」。
冒頭スキマに見えるか見えないかのアレ。揺れるナニ。メイド服のスカートの下から
見える脚。とにかくドキドキしてしまう俺たちの心臓。「こいつと結婚したら毎日
楽しいだろうな」というこの妄想発言!なんていうの、歩鳥の無造作に放たれる
「女の子っぽさ」に胸が痛くなったり。要するに女の子がかわいいよね、という事
なんだけど。それが如何に重要なことか、を思い知る。3巻あたりは「そろそろ
飽きてきたかな……」的な感じもあったんだけど、この4巻で見事に巻き返されて
しまった。いや、にやけざるを得ない。それは、キャラがどう、ギャグがどう、と
いうだけでなく、全体として「いいマンガ読んだ!ときめいた!」という、その
感覚故に。
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MAR.27.2008(THU)晴
色々と落ち着きがない感じ。変な汗をやたらとかく。目がしぱしぱする。肩が
思い……ていうか単に寝不足な感じ。ここんとこよく寝てるんだけどなー。春か。
春だからなのか。
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MAR.26.2008(WED)晴
仕事して帰ってきて寝た。
・妹夫婦に子供が生まれた。ついに伯父さん(父母の兄)ですよ。
ATOK曰く、叔父さんは父母の弟らしい。ユロは母親の兄だったか。
つまり「僕の伯父さん」。
・TINAMIからサービス変更のお知らせが届いた。ちえり用タグも結構マメに更新
してたんだけど、結局その成果を確認したことはなかった気がする。ここらで
一度外すのもアリか……。
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MAR.25.2008(TUE)晴
仕事して帰ってきて寝た。
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MAR.24.2008(MON)晴
仕事して帰ってきて寝た。
・いろいろある。FreeTEMPOの曲で何とか自分を立て直す。FreeTEMPOの人は仙台
在住とか。仙台の夜を思い出す。
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MAR.23.2008(SUN)雨
朝起きてライダー見てハヤテ見てからなんかおもむろに懐かしアニメ視聴大会に。
レダとか
ファイブスターとか見てたら一日終わったよ。こんなテレビまんがばっかり
見てる30代夫婦が居ていいのか。そろそろ部署異動に伴う強烈な鬱が襲いかかってくる
予定でもあり、立ち向かうための体力をつけておかないとヤバイ。勉強あるのみ、
なんだけど……夜、少しだけ阿南方面をドライブ。降り出す雨。うどん屋ローソン
(店内にうどんコーナーがあるローソン。カレーうどん280円とか)で例のiTumes
ダウンロード権付きコークを買……ったつもりがなんかネットゲームのアイテム
プレゼントだった。何たる!
・
青い花 3巻。まだ買ってません。
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MAR.22.2008(SAT)雨
そろそろ桜の季節なので、意を決して
秒速5センチメートルを見る。前に2話の途中(夕焼けのコンビニのあたり)で
なんか全身の穴から黒い液体(苦汁)が噴き出してきたので視聴を中断していた
のだ。
・「春」特有の、とらえどころのない、行くあてのない、このもやもやとした
”気持ち”を、よくも形にして見せてくれた、と思う。3話目の、カサカサした声で
呟かれる自己嫌悪と自己憐憫、つまり自己愛満載のモノローグ、その魅力に抗えない。
曰く「ただ生活をしているだけで、悲しみはそこここに降り積もる」
「日々弾力を失っていく心」「かつてあれほどまでに真剣で切実だった想いが、
きれいに失われている事に、僕は」。
・歩き疲れた男が自分を仮託するに絶妙な苦甘いフレーズ。「社会」の中で息継ぎ
するために、ただ仕事して仕事してすり減って仕事辞めて「会社員」から離れたとき、
ああ、俺どこに向かって生きてたんだろう、ていうかこんな深度で「俺」を認識
したのって何ヶ月ぶりだろう、あーそういえば俺にも13歳の恋があった、と一息
ついてボンヤリ思い出に癒されている頃、初恋の「彼女」は幸せな家庭という
「現実」と格闘している(のかもしれない)。これはもう「男のロマン」と言える。
リタイヤしたとき、空を見上げて、あの頃を思う。ノーサイド。
・春は自分の生き様を見つめ、過去を振り返る季節でもある。自分の人生に欠落感が
あればあるほど、この3話目の(後ろ向きな)、ぼんやりとした喪失感の持つ苦甘味が
染みる。勿論彼も「生きて行かざるを得ない」訳で、いずれはまた歩き始めるだろう。
これはその谷間の一瞬、”春休み”だから、立場の不安定な”猶予期間”だから
感じられる、甘い痛みだ。うまく言えないけど、そういうのは、いいよね。
・昼頃に徳島駅前に出て無印で買い物。無印はいい……帰宅してボンヤリしてから
バスケ。人が少ないので割とボールにさわれたよ。とかそんなレベル。終わってから
M隊員と富田駅近くの銭湯へ。サウナが超熱い。メガネが顔に焼き付くぜ。だらだらと
最近見たアニメの話とかしてたら風呂の湯の循環が止まる。まだ閉店まで時間あるはず
だけどなー。追い出された感じ。ウーム。また今度ゆっくり行こう。
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MAR.21.2008(FRI)晴
檻を破って脱走したゴリラ2頭を探して山狩り。一頭は河原で捕獲したものの、
もう一頭は林の中に逃げ込んでしまった。これは探すの無理なんじゃないの、という
気持ちになって目が覚める。ゴリラを捕獲する(或いは取り逃がす夢)ってどういう
暗示なのか。
・仕事して帰ってきて寝た。とうとう日付を超えてしまった……何やってるんや。
そんな仕事の仕方したって誰も幸せにならない、って事は痛いほど分かってるはず。
自己満足に過ぎないよ。査定にはむしろマイナス要因でしか。いやいや。わかってる
ねんで。だが男には負けると分かっていても以下略。
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MAR.20.2008(THU)晴
春分の日でお休み。
「
グッドウィルハンティング」を見る。何となく「グッドなウィルを
ハンティング」な、良かった探し的な話かと思ってたけどジミー大西に似た天才
不良が髭セラピストに改心させられる話だった。特にこれと言って特別な何かが
あった訳ではなく、要するにラストのドアノックのシーン、それが全て、という
感じ。いや、好きですよ、あそこ。
・墓参りに行く。湿った春風に線香の匂いが清々しい。何たるアロマテラピーか。
マルナカで買い物して一日が終わる。
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MAR.19.2008(WED)晴
仕事して帰ってきて寝た。
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MAR.18.2008(TUE)晴
仕事して帰ってきて寝た。
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MAR.17.2008(MON)晴
仕事して帰ってきて寝た。
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MAR.16.2008(SUN)晴
早朝会社に出かけてごそごそと。最近こればっかりですな。一旦帰宅して頼まれた
用事を済ませてから攻殻1.5を読み始めたら速攻で眠気が。はっと気がついたら
結構いい時間。奥さんと
魔法にかけられてを見に行く。吹き替え版。(北島では吹き替え版しか
やってない。うーん。)なんというかもう夢物語な訳ですが。でもそれが破綻無く
まとめられていて、見ていて作品世界に浸ることができた。深い意味など何もない、
本当に何というか、完璧な夢物語。とりあえずゴキブリのリアルさが○。
・そんで帰りにまた会社によってごそごそと。なんかもう、あー。
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