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古日記 2006年12月(前半)
里芋コロッケ作成篇。
しかしいい気になるなよ
この三角定規がビーム銃ならば
お前は今頃黒コゲなんだぜ!?
(古賀亮一「ニニンがシノブ伝1」(p41))
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DEC.15.2006(FRI)晴
忘年会のはずがサーバーのメンテ。そのまま仕事して
終電逃してタクシーで帰ってきて寝た。
・疲れがたまってるのか、ここにきて自分の「底の浅さ」を痛感する日々。以前は、
あんな事言うてアホかいな、墓穴掘って、誰も同情なんかしてくれへんで、君も
もうオトナやろ、自分がどう見えてるのか考えな、とか思っている様な言動を自分が
(無意識のうちに)やってしまっていて、本当に落ち込む。帰り道、冷えた頭で
思い出すと、そのまま舌を引き抜いてしまいたい気持ちにもなる。
・要するに「自分がどれだけ(サービス=奴隷)残業してるか自慢」とかをやって
しまうという。「どれだけ自分が大変で周りがやる気のない奴ばっかりか」
「どれくらい自分が目一杯仕事してるか」「それに比べてあの○○さんは遊んで
ばっかりで」的な事を、固有名詞を使って誰彼なしに語ってしまい、今日は若手の
営業君に露骨に嫌な顔をされた。最初は諫められて、それでも止まらなくて、
最後完全に無視されてた。正直自分がこういう事を平気で口にする(してしまう)
様になったのは、いや、少なくともそれを自覚するほどになったのは、こっちに
来てからだ。危地にあって人間の本質が見えると言う話か。所詮自分はここまでの
人間ということ。それにしても、それを認めるのは、正直、つらい。
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DEC.14.2006(THU)晴
仕事して帰ってきて寝た。
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DEC.13.2006(WED)晴
仕事して終電で帰ってきて寝た。
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DEC.12.2006(TUE)晴
仕事して終電で帰ってきて寝た。
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DEC.11.2006(MON)晴
仕事して帰ってきて寝た。
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DEC.10.2006(SUN)晴・寒
ふと思い立って上野まで行ってみる。
「エルミタージュ美術館展」
は狂気の如き大混雑で、なんか結構つらい感じに。徳島で美術館ってゆーと、静謐
ともいうべき閑散とした味わい深い空間なんじゃがなー(それはそれで問題か)。
ヘロヘロになりつつも良い感じの作品を幾つか嘗めるように見てから秋葉原経由で
帰宅。ヨドバシの上の本屋で参考書と
零崎軋識の人間ノックを購入。
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DEC.09.2006(SAT)雨後曇
洗濯したり掃除したり。日が暮れてから立川まで出かけて悪の秘密結社の面子と
飲み。餃子をたらふく食らう。話しても話しても話したりず。結局ファミレスに
移動してまだ喋りまくる。なんとゆーか、酒よりも「話す」ことに酔った。
如何に日常で話していないかという……
・終電が恐いので先に別れて、最寄り駅近くのおでん屋で奥さんと落ち合って
更に一杯。豚串美味し。
・洗濯物を干したりしつつ「青いパパイヤの香り」とゆー映画を見た。結局
何が起こっているのかわからないまま映画は進み、終わるのだった。でも何か
心に残る。
・
老ヴォールの惑星読了。最後の一本がまた面白かった……
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DEC.08.2006(FRI)晴
仕事して4時頃帰ってきて寝た。
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DEC.07.2006(THU)晴
仕事して帰ってきて寝た。なんか不意に吐き気(えずき)が襲ってくる。
寝不足の脅威を思い知る。
・リポDが強烈に効くのを感じる一瞬。
・帰りの電車で読み始めた「老ヴォールの惑星」が信じがたい程面白くて、死滅した
はずの血中SF物質が爆発的に増殖するのを感じる。奇跡の様な面白さ。ここ数年、
SFを読みながら感じていた物足りなさが充足していく感触。
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DEC.06.2006(WED)晴
徳島の会社から社長が来訪。徳島帰還の話とか出るのかと思ったけど、なんか
全体的に世間話だけ。業務の話をしようとするとあからさまに話を変えられたり。
何しにきたのか解らなくて恐い。仕事は山積み。やってもやっても終わらない
「作業」の山。スキルは無用。マウスをクリック、の世界を永遠に。これでは
何にもならない。死にたくなる。三時過ぎに帰ってきて寝た。もっと勉強しないと
ダメだ。意識してスキルアップを考えないと、すり減るだけすり減って、いつか
電車に飛び込むハメになる。この世界で生きつつ、この泥沼から抜け出すには、
それしかない。
・この世界で生きる必要はないのか。
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DEC.05.2006(TUE)晴
仕事して終電で帰ってきて寝た。
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DEC.04.2006(MON)晴
仕事して帰ってきて寝た。
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DEC.03.2006(SUN)雨・寒
朝から生産停止の噂で盛り上がっているカリオストロの城DVDを鑑賞。今までに
概算で65536回は見たと思うけど、それでもやっぱり見始めたら終わりまで、
じっくりと見てしまうのだった。見終わってから掃除の続きしたり料理したり
してたら日が暮れた。まあそんな休日。Amazonから
T-fal クリプソベーシック 4.5Lと
花と惑星と
神戸在住9と
老ヴォールの惑星と
地獄―西岡兄妹自選作品集が届く。耽読。
・夜、実家から大量に届けられた里芋を煮潰して、ごはんを繋ぎに、竹輪を具に、
片栗粉を衣にした里芋コロッケを作成。里芋のシーズンになると祖母が大量に
作成しているもの。久々に食べたくて祖母に電話で作り方を聞いていると、不意に
胸にこみあげるものが。なんかもう、目が潤んで、いや、困った。
・コロッケは美味なり。奥さんにも割と好評だった様だ。イタリア土産のワインを
開ける。思えばあのバタバタした結婚式から明日で丁度一年になる。あの日々を
思い出すと、不思議な感じがする。自分が自分でなかったような。一年経って、
さて自分は何かしら成長したろうか。失うモノと得たモノと。
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DEC.02.2006(SAT)晴
洗濯と掃除の日。洗濯機を4回まわす。床も雑巾がけ。夜、仕事帰りの奥さんを
迎えに表参道まで行って、ついでに表参道をブラブラと。クリスマス一色、かと
思ったけど、案外そうでもない感じ。ヤケにレバーが食べたいと奥さんが言うので
錦糸町の万豚記へ。毎回注文する度に量も味も違った料理が出てくる、んだけど
相変わらず美味い。ここの焼きビーフン久々に食べたけど、ホンマに美味い。
揚げレバーも独特の歯ごたえで実にイケる。この店に気軽に行ける、というだけで
東京に居る意味がある、と思えるほど。閉店間際の古本屋で文庫など買って帰宅。
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DEC.01.2006(FRI)晴
仕事して帰ってきて寝た。
・月末書類を提出したら自分の奴隷労働っぷりに上司からクレームが。
「無理をさせ、無理をするなと、 無理を言い」。現場からは突き上げられ、
年下の(事実上の)上司からは押さえつけられる。あー、なんか、これって
アレか、中間管理職。管理なんか全然してない。ただの作業員、なのに。
嗚呼さらりまんよ。ドブネズミよ。染まず漂うよ。
・ふくれっ面してたら誰かが何とかしてくれるだろうと思うワカモノが悪いのか、
そう思わせる上司が甘いのか。間に入って伝言係みたいな感じになって、ああ、
外様は色々とつらいのだ。
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