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古日記 2003年10月(後半)


リソース配分失敗篇。



うるさいわね。世界の正義と自由を守るアメリカ軍に、これ以上
さからったら、悪の枢軸とみなして無差別爆撃してやるわよ。第一、
正体を明かして、証人を生かして帰すと思ってるの!?大米帝国万歳!

(田中芳樹「創竜伝」13巻・p106)

OCT.31.2003(FRI)

 仕事して帰ってきて寝た。もーボロボロ。寝るぞ……

最終シスター四方木田2感想ヨコハマ10感想を追加。今更!


OCT.30.2003(THU)

 仕事して帰ってきて寝た。不手際続く。自分を絞め殺してやりたい。

・蟲師4:相変わらず身体感覚に訴えかける描写でゾクリとする。子供の頃に感じた 様な、原初的な興味と恐れ。何れも傑作で、「そういう蟲である」というオチは 毎回決まっていても、その解き口の鮮やかさにほれぼれする。センスオブワンダー。 実際SFだよなー。いやSFだと思うね。特に巻頭の「虚繭取り」は傑作で、この 「ありそう」な感じ、この現象の「存在感」の強さに、雑誌で読んだ時にかなり 衝撃を受けたのを憶えている。/ハチミツとクローバー5まで:美脚の人に感情 移入してる自分。なんつーか、みんな妙に強いんだよな。自覚がないタイプの 強さ。まだ「自分」を信じて、世界と渡り合ってる。それは若さ、と言い換えて も良いのか。ああ青春の塔。基本的にゲラゲラ笑いながら読む。然しホントこう いう世界(青春、とやらイウモノ)とは縁遠い人生を歩んできたんだよなあ> 自分、としみじみ。美術の授業以外で「モノ」をちゃんと作った事がない。 「仲間」と遅くまで騒いだりできない(したくない)。講義が終われば自分の 部屋まで一直線。そういうタイプだった。今も。/グルグル16:最終回。最後 までヘボナイスなマンガだった。やっぱアレよ、くまたいよう前後の恐ろしく 作り込まれた世界が強烈だったよなー。あの辺は後世語りぐさとなろう。ホント、 毎回毎回楽しませて貰いました。ありがとう。/えの素7:感動の最終巻。 無理矢理感動に持っていったんだろうけど、ホントひどすぎる。

・買ったままだったビームを読んでみる。桜玉吉復活!とはいえ、思えば遠くに来た ものだ。とうとう伊豆なのか。


OCT.29.2003(WED)

 仕事して帰ってきてプリンプリン(愛と悲しみのデルーデル・アルプスの少女 ハイチャ。ワットさんの美容体操のかけ声「イッチニットサンシットウッフン ウッフン」が懐かしすぎて倒れそうになった。此処に至ってまだ思わぬ所で ノスタルジーの罠が)見てケロロ軍曹7とフェイスガード虜2を読んで寝た。 フェイスガードごっこの楽しさよ。冒頭から「あなたはバラと雨ガッパがよく 似合うまさに貴公子という源氏名にふさわしい快童でしたね」とかこの辺の言語 感覚も気持ちが良い。個人的には妖怪ひと吸いの下りが好き。「この始末さ」。 然しキャラ増える一方だな。ケロロ7も新キャラでゴー。ママの愛のスペシャル ホールドは強烈すぎる。これ凹んだ漫画家とか相手にやってんじゃねえだろう なあ……とかいろいろ。


OCT.28.2003(TUE)

 仕事して帰ってきてプリンプリン見て寝た。小道具さんとか出てきてた。 「あなたにとって祖国とは?」侵略者より守るべきもの、オリンピックの旗に感じる 名誉、その辺の意識は今もさして変わらないだろう。いや、「ソコク」っていう響き そのものが、そういう気持ちにさせるのかも知れない。

・職場のPCの上に王立科学博物館を並べてたらそのテの人が釣れる。トレードに 来られたり。みんな好きだねえ。

プラネテス3感想カリン島見聞記感想創竜伝13感想を追加。


OCT.27.2003(MON)雨後曇

 仕事して帰ってきてプリンプリン見て寝た。火星人の「るーるーるる! マ・ツ・タケッ!」「シ・イ・タ・ケッッ!!」とかもうなんかヤバすぎる。 いいのかああいうの。しかしこんだけひっぱって一瞬で枯れる幻の花。 花のアナウンサーの行くところただ破壊と殺戮があるのみ。

・週末のAVANTIを通勤の車の中で聴く。バブル時代の思い出話。最近景気が上 向いてきてるらしくて(ホントに?)バブルの頃の夢よ再び、みたいな事なの カシラ。僕ら所謂団塊ジュニアは、その辺「うまい汁」を吸ってる先輩を間近で 見ながら、結局そのおこぼれにあずかれなかった様な世代な訳で。思えば1990 年代は静かで内省的な時代であったよ。多分。僕はこっそり祈る。


OCT.26.2003(SUN)

 早朝から起き出してM隊員宅へ。ドラムスキー氏も合流して北島シネマへ向かう。 朝イチから「キル・ビル」を見ようという。なんつーか、中澤の言葉じゃないけど、 志の低さがたまらん。ホント「安い」感じ。この箱庭的な閉塞感、煮詰まった感じは 如何にもタランティーノ。何処までも仁義なき嘘っぱち日本観に、異様な息苦しさ を感じる。息苦しい、新鮮な空気が欲しいと思わせる、濃密な違和感。この違和感 こそが作家性であり、って、いやまあ要するに 千葉真一の演技はどうしてあんなに過剰なまでに千葉真一的なのかという、 その一点な訳ですが。あとゴーゴー夕張のガンダムハンマーが個人的にツボ。 あと飛行機関連のカットはどれもはステキ過ぎた(街の上スレスレに飛んでいく イメージとか。あと日本刀立てかけてる所とか。いい加減にやるにも程がある)。 深作映画(除SF)若しくは 梶芽衣子 作品の素養があるとまた違った楽しみ方も出来るのかなあ。恨〜み節〜。いや、 花嫁が復讐に立ち上がる、その「理由」が曖昧っつーか。酷いことされてるん だけど、それに観客が同調出来ない(同調させるヒマがない)ってのは、なあ。 そういうフォーマットでもないのか。……で、噂のアニメシーンは、これまた (本人が語る様に)志の低い出来で、作品のトーンにぴったり。異常なまでに 作品全体に馴染んでいた(それは”実写パート”がアニメ的だからでもあろう)。 眼帯ナースとの対決は次回?どんな技が繰り出されるのか、気になる。

いもおで肉入り 大600円(肉のジューシイさたるや)を啜った後、末広セガでハウスオブザデッド 3とか。腕が上がらなくなるまでやってしまう。後M隊員宅でNEOGEO掘り出して 真侍魂とか。夕方、日暮れ頃辞す。


OCT.25.2003(SAT)

 最近ネット徘徊がホントにおさまってしまって、どうしようもなく閉塞している 感じ。みなさんどこ見に行ってるんでしょうか。兎に角「俺ニュース」が無くなって からこっち(もう随分になる)、Web上での流れ、みたいなモノから完全に切離され てしまった感じがする。今のメインストリームはどこにあるんだろう。或いは元々 そんなものは無いのか。あの頃は毎日、俺ニュからWebへ漕ぎ出していた。代替 サイトは直ぐに見つかるだろう、と思っていたけど、結局そういう使い方が出来る (肌に合う)サイトには未だに出会えていない。

・昼は会社の人達と焼き肉。夜は久々にバスケ。足がもー速攻でガクガク。 弱るときはあっという間だな……風呂屋に行って、帰ってきていた木戸氏と合流、 M隊員とウチに寄って貰って、ポリゴン登場以前のファミ通を肴に、ダラダラ。 先の引っ越しの時の余り家具を貰ってもらう。


OCT.24.2003(FRI)雨後曇

 仕事して帰ってきて寝た。


OCT.23.2003(THU)雨後曇

 仕事して帰ってきて寝た。

・プリンプリン、モンキーの有能さには舌を巻く。ていうか猿がバイク運転するな。 ランカーの起工式挨拶は素晴らしかった。


OCT.22.2003(WED)雨後曇

 ちょっと今仕事に引きずられて生活がグダグダになってる。ホント、気を抜くと 帰って寝るだけになってしまう。腹いせに睡眠時間を削ってアニメを見る。斯う 云うときに見るアニメは本当に面白い。酒とは違う、覚醒した現実逃避。

・クロ高。鼻歌。凄すぎる。ここまで動かないのに、なんでこんなに「桜井っぽい!」 と感じさせるのか。 /NARUTO。おたまじゃくしに足が生えた。新OPをちょっとコマ送る。どーもぴえろ 格闘OPはコマ送って見てしまう。例によって例の如くな作りんだけど、作品の テイストの変化に素直に対応している感じ。リーの「○○ができたら (できなかったら)××する」という思考法は、自分を鍛える、という点で良いかも しれない。思わず腕立て伏せしてしまうのだった。20回しか出来ないけど。ところで 複製セル画の抽選販売ってのがちょっと気になる。まあセル画ってのは持って て嬉しいものではあるし、それはそれで良いのか。

イラク復興:「おしん」無料提供。僕が前から思ってるのは、こう、「子供の ためのまんが」を真剣に描いていた時代の日本の漫画とかアニメとかを、荒んだ地域に 大量に無差別投下して回ると、20年後位に効果が出たりしないか、って事。爆弾よりは マンガの方が良いだろう。マンガ/アニメの「体験」だけで生きてきた人間だから そう思うのかも知れないけど。アジアでは感染力が一番強いのは「ドラえもん」らしい けど、中東とかだと何だろう。

ホーク・ウォリアー急死。享年45歳……。

・2002年度のコサキンを大体聞き終わった(通勤時間が増えたお陰で一気に消化が 進んだ)。やれやれ、と思っていたら、押入の奥から2001年度のが丸ごと出てきた。 スイマセン長いこと借りてて>某氏。速攻お返しします……と思いつつ、ついつい 聞き返してしまう。驚いたのは、2001年当時の 有周の元気さ。コサキンコント劇場の冒頭シャウトはやっぱ良かったよなー。 いやもう、如何に日を追う毎に弱っていったかという。今頃どうなってるんだろう。 生きてるんだろうか。


OCT.21.2003(TUE)

 日付変わる頃まで仕事して帰宅。電源を入れるとスキャンディスクが走り出す 今日この頃。PCの調子が頗る悪い。ウィルスチェッカは素通り、となると原因は ……tmpファイルは無闇に消すな>拙者。

中国初有人宇宙飛行の飛行士、大佐に昇格。「あー、彼は昇進しまして、今は 大佐です。」打ち上げ前から昇格は決まってたのね。ホントにオネアミスみたい。 しかし 風虎日記でもあったけど、僕もヤン・リーウェイはヤン・ウェンリーに似てると 思ってた。音だけ聞いたらそんなに似てないんだけど、カナにすると、似ている。 あ、そうそう、創竜伝13読了。いやー、相変わらず楽しかった。巻末対談で 笑って、参考資料でさらに笑う。なんと気持ちのいい連中だろう。

・所で先のMRRでの風呂上がり三人娘に関する言及が見あたらないのは何故だろう。 ていうか鈴。いやむしろ小百合さん。

・パプワ。声優が違う事に対する違和感はそんなに無い。明らかに「サーガの途中」 という作りは、でも前作もそうだったしな。チャンネル5。ただ、作品の持つ 「心意気」みたいなのが、前作に比べるとイマイチ……ってそう言うのでもないか。 今アニメ多すぎるからな……埋もれがち。

・粉塵工場より東宝特撮 ポスター集。ポーランドもいいが取りあえず全体的にうっとりする。

・求道の果ての人に教えて貰った Flashリンクサイトから ッパえもん。しどい。あと ギコ&しぃ。しぃがしぃらしくていい。らしい、ってのも変な話だけど。

・ぴたテン8。うわこうなるのか。取り敢えず湖太郎のちゅーの仕草(と美紗の 反応)が素晴らしくえろい。好きだ!宣言後急速に距離の取り方がわかんなくなって グダグダに依存していく感じのリアルさにビシビシ来る。モノスゴイ勢いで成長→ 立ち直り→別れ→さらば少年の日よ、と一気に畳み掛けるラストは、でも妙に理屈 の通った(と感じられる)終わり方で、違和感もなく、ぐっと清々しい。痛みの 後の夜明け。雨上がりの空。それでいい(それ以上の読み込みは今ちょっと出来 ない)。また読み返そう、そのうち、いつか。……まあ、普通無理だよな。この 勢いで「どっちを取っても居なくなるなら」とかって論理的に別れを受け入れる なんて。いや、僕には出来ないと思った。


OCT.20.2003(MON)曇後雨

 仕事して帰ってきておじゃるとプリンプリン見て寝た。おじゃるは貧ちゃんの 凶悪さが良く出ていてステキだ。プリンプリンは相変わらず歌ってる。「もしもし ワットさん〜あなたは何人な〜の〜?」の問いにマイホーム夫人ッ!と答える ワットさんのラブラブっぷりがたまらん。あと火星人の走りは見ていて心臓に悪い。 あとベイブレードとコロッケを流した。岩田光男はいい。

松浦晋也氏による反立花隆話。いや、やらない理由にはならない、ってのは どうでもいいんですよ。正直。むしろ「何故やらなければならないか」って事が イマイチ浸透していない様に感じる。宇宙飛行士が牛乳のCMに出る様な(そして 徳光にインタビューされるような)勢いがなければ。これまで数々の犠牲を払って 来た、それでも尚人は宇宙に上がらなければ。その理由って奴、が結局明確な言葉 には出来ないものなのだろう。ロケットより橋を造るべきだと言われれば、ハァ そうですか、とも思ってしまう。やっぱフォンブラウンみたいなヤバイ奴が居ないと 月までは行けないんだろうか……あと中国の人も(最初の世代は)やっぱりフロム ジアーストゥザムーンとか読んでたクチだろうか。あのSFが世界にもたらした センスオブワンダーって、ホント、よっぽどだったんだなァと。同biztech記事で 日本宇宙予算は600億円近く削減、長期間アメリカに依存へとか、 宇宙技術発展による国益とブランドを追求、中国初の有人宇宙船 とか読んで、でも、何か「負けてられん!」みたいな気力は沸かず、逆に妙に 意気消沈していくような駄目駄目な今日この頃。プロジェクトXが代表する様な、 「がんばったね日本、おつかれさま」ムードはもうどうにもならないのか。世紀末 からこっち、なんかいい加減振り返りすぎた気がする。映像の世紀とかさ。いや、 振り向いてるヒマがあったら勉強……とか僕が言う事じゃないけどね。後ろ向き 歴15年。毎日プリンプリンな29さい。

・ここまで書いて、あー、ホントもうどーでもいー、とか思った。負けたって いいじゃん。人類が発展すればいいよ。勢いのある連中がこの地上に居る、って いうだけで頼もしい。誰かが頑張ってくれ。僕はもう、寝るよ。宇宙より、 布団の中の方が恋しい。

・今回の スタパストリーム(ゲスト:寺田克也・伊藤ガビン)を聴いて、なんか薄ら 寒いものを感じてしまう。危険な男達って感じ。やっぱ切れる連中は、恐ろしい、 と感じる軟弱者。怖や恐や。


OCT.19.2003(SUN)

 午前中はひたすら鬱に入る。辛い。夕方、CALLに寄ってスターウォーズ(細野 晴臣大暴れ)やらマトリックスリローデッドやらを鑑賞しつつ某☆師匠と立ち話。 某氏の日記 が再開しているよ、でも、云々、とか聞かされてびっくり。や、なんか、お疲れ様 でした。ってもう次の仕事に入ってるし。このさらりとやってのける何気なさが 流石というか。CALLで先日購入したDDRにはおまけCDがついていたとやら、 それを貰って帰る。

・ギャツビーのCMがまたステキ。人生楽しむだけ楽しんだらゴキゲンヨウ!

・コミッカーズで西尾維新氏と竹氏のインタビュー有り。西尾維新の、あの切れ味 鋭い語り口たるや。読むだけで傷を負わせられそうになる。全く恐ろしい。

・さて才能の無い凡俗たる拙者はと言えば明日からまた残業まみれの日々。今夜は せめて幸せな夢を見て眠ろう。今朝の夢見は酷かった。心当たりのある不安が全部 現実になって襲ってくる様な夢だった。曖昧なままにして放り出していたことが、 全部裏目に出てしまっていて……ちゃんと事前に準備をしておけば!みたいな夢。 でも僕は曖昧が好きなのだ。明日を決めつけたくない。何者にかなりたい、と思い ながら、一方では何者にもなりたくないと思っている。


OCT.18.2003(SAT)

 徹夜で本棚の整理してしまい、午後爆睡。バスケ行き損ねた。なんかもう、 すいません。自業自得とは言え、寂しいものだ。孤独から逃れんと飲んだくれる。 酒を遠ざけよう……一人で飲んでも、意味が無い。

・プラネテスは愛が足りない話。この話こんなだっけ、と思いながら、泣いている 自分。これは……涙!?つーか。 「独りで生きて 死んで なんで満足できるんですか バカみたいよ」 やっぱこの台詞を考えた作者はただ者ではない。ああ、いてててて。


OCT.17.2003(FRI)

 仕事して帰ってきて寝た。


OCT.16.2003(THU)

 仕事して帰ってきて寝た。


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