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古日記 2001年6月(後半)


梅雨らしい梅雨篇。


「ぼくがここでしていることは、なんの役にも立たない」
と私は告げた。「いっさいの希望はあだごとなんだ」

(ウィンダム「トリフィド時代」p220)


JUN.30.2001(SAT)

 車を駐車場まで取りに行って、そのままドライブー。財布は有るヨ。曇天だけど、 強烈な熱線が雲を貫いて来るのを感じる。腕を出して歩けば腕が熱くなる。夏だ。 斯くして六月も終わるなり。帰還後強烈な湿気の中を泳ぐ様にして掃除したり片付け したり模様替えしたり。メンテ用品を買い出しに南の方にあるホームセンターに 出かけて、そのまま別のモールまで行ってぼーっとしたり、そのまま近くの海辺 まで行ってぼーっとしたりしてたら20時を回っていた。いつまでも明るくて驚く。 バスケは休む。わりかし片づいた部屋でぼよんとしてると、体中の毛穴から気合いが 抜けていく様な。もう動く気にもなれない。ビールを飲んで(ドーピング)お絵チャ に参加するも、そのまま椅子寝り。不健康極まる。ま、夏だしな。


JUN.29.2001(FRI)

 会社の面子で飲み。とゆーかお食事。と残存部隊でカラオケ。一般カラオケ なんて何年ぶりだろう。天体観測とかに声を合わせつつ、然し直ぐに「最近の曲」 は歌えなくなる。某氏に洗脳された斉藤和義を裏声で歌いつつ他人の打ったアニ カラにのみ反応。何故あの世代は決まって真っ赤なスカーフを歌わずに居られない のか不思議。たーびーだつ(たびーだつー)とコーラスを入れると簡単に喜んで くれるのでラクチンだが、物足りない。勢いでキャシャーンをナレーションから 入れたら引かれた。チッパイ。つーかもうかなりキてたので。


JUN.28.2001(THU)

 久々に8時間睡眠。毎日4-5時間睡眠で生きていると、8時間寝た日って言うのは 薬でもキてるんじゃないかと思える位に世界が違って見える。上手く説明出来 ないけど、事物の繋がりに奥行きが出るというか・・・例えば新聞の写真一枚見 ても、その向こうの風景が頭の中で勝手に立体的に構成されたりして。そんで その風景の中に迷い込んだりして、うわー俺の頭どうなってんだー!とか思う様な。 コーヒーを入れたら、自分の中のコーヒーに関する記憶が芋蔓の様にずるずると 展開されてしまって止まらない、見たいな。すいません分かりませんね。自分でも 良く分かりません。何か、でも、現実世界に対する感触が違う。明晰って云うん でもなくて、何だろう、思考(妄想)がしつこく続くというか、集中力が高まると いうか。一つの事にやたらとこだわって思考が出来る。毎日ちゃんと8時間眠れば こういう感覚が毎日得られるのかもしれないけど・・・

柊あおい『「お母さん」の時間』の巻末対談を読んでいて、姫リボの連載 途中に二人目の子供を出産していた水沢めぐみ、という事実に暫し愕然と。 昔須藤真澄が結婚してるって知った時と同じ位のショックが。いや全然知りません でしたヨ。周知の事実だったんだろうか。水沢・柊両者とも確固とした作風が有る だけに、いやまあ別にそれはそれでええねんけどな、とは思うけど。

・結婚と言えば まバの谷口様が!全然不思議な話じゃないのに何か思いの外ショックだ。 何故だ。

まん森 永野のり子インタビュー。この人は初手から「子供背負って持ち込み」という 伝説が尾ひれ付きだったからショックは無いものの、初めて読んだ時は絶対男性 だと思っていた。竹本泉を男性だと知った時のショックとか。ああなんか今夜は 混乱気味だ。でも他人の幸せ波動を受けて惨めな気分になるのって良いよな (マゾだから)。

・それはそうと ”Rez”凄そうだよ。スペチャン5でも大概危ない臭いがしてたけど・・・ またゲームが楽しみになってきた。嗚呼そうやって俺は一生アニメとSFとゲームに 埋もれて暮らすのだ。こないだ結婚した知人に「お前は人生の楽しみの半分以上を 知らないで生きている」とか断言されたしな。そんなこた分かってるよ。今の僕が 少しでも幸せそうに見えるか?

・ってもう今日は何かアレですね。何を見ても「その話」になりがち。あー確かに 冒頭で書いた爆睡芋蔓思考効果が出ているのかも。どうしようもない事を考えても どうしようもないので忘れよう。酒飲んで。

・この鬱屈を創作に転化出来ればなあ。酒じゃなく。


JUN.27.2001(WED)

 帰ってきて机の上のお茶を飲もうとして、ペットボトルのお茶も一日外に出して 置けばちゃんと腐るのだと体感する。はー。

・パワパフ。人格入れ替えの巻。ぼーっと見てたけど良く考えたら危ない話。 タイツをはくのに苦労するバブルス萌え。でも中身は市長だけど。カミソリまけの 博士(中身はバタカップ)は屹度アレだ、髭の剃り方がわかんなかったんだろう。 そう言う説明されない細かさが好きだ。然しあんなマッドサイエンティストが 住んでる町にはあんまり住みたくない気もする。PPG最大の謎とされている「何故 博士は女の子を作ろうとしたのか」という部分を突き詰めると物凄く恐い事に なりそうだし。あの人も心に闇を飼ってるよなー時々。プロフェッサーなのに 「ハカセ」っていうのも謎。次回は7月1日。忘れちゃだめだ。

・7/3、18:00-ヨンデンプラザ徳島で四国大学演劇クラブが「ロボロボ」やる らしい。割と見てー。っていうか平日じゃろ。いい話シリーズ。

例の社民党 CM。まー何つーか・・・こういうの嫌いじゃない。


JUN.26.2001(TUE)

 諦めて星雲賞の投票ハガキを出そうと思い、夕飯時に会社を抜け出してポストへ。 何となくそのままその辺をぶらぶらと散歩する。梅雨の晴れ間、或いは梅雨明けか、 夏の夕陽の、まだ高い所にあるその熱波の圧力を身体前面に感じる。風が、絞れば 水が滴る様な湿度でまとわりついてくる。右手の林の向こうに海を感じつつ、その 上にぐんとそびえる入道雲を見ていると、何とも言えない気持ち。いつの間にまた 夏になってしまったのだ・・・然し、会社の周りにあんな風景が有ったなんて、 とんと忘れていた。夕日のオレンジに染まった土蔵の白壁、水田の緑の美しさ、 行き交う車、自転車の中学生。沈み行く夕陽の光景だというのに、この空気には 「また夏が始まるぞ」という(根拠のない)ワクワク感だけがある。

・空調の効いたビルに戻って、仕事して、ふと外を見るともう夜だった。嘗て ジョン・シルバーが夕陽が嫌いだと言った理由が分かる気もする。いまだに 夏や週末を前にすると、何か楽しい事が始まりそうで、条件反射的に尻尾を振って しまうんだけど、根拠のない期待はいつも裏切られるだけ。肉と飯を食って プロジェクトXの後ろの方だけ見てBSアニメ他チェックして寝た。

・だぁ!:たれワンニャー。千葉の魅力爆発。実にタレ切ったイイ声だった。お団子 作ってるクリスちゃんの作画が妙に可愛くて良し/ムリョウ:面白すぎる。各キャラ の扱い方が実に巧い。その点についてはただ絶賛のみ。これでオチさえちゃんと やってくれれば。/ハレグ:やっと1話冒頭シーンの意味とかOPの回転鼻血メイドの 正体とかが明らかに。詳細は次回。基本的に「よりヘンな人」が登場するときのグゥ は妙に可愛い気がする。根底からボケキャラなんで、ハレが他の変な人に突っ込ん でる間は何か手持ち無沙汰そう。爆笑問題を彷彿とさせる。話単体としてのグレード はそこそこ。/ヴォイジャー:クリンゴンの死生観がやや面白い。所詮は人間 ドラマとは言え。


JUN.25.2001(MON)

 暑くて寝不足。夜中に何度も目が覚めた。午後の会議中に眠気と戦い続ける。 太股に小刀を刺したい気持ちで一杯でした。クーラーが無い時代の日本人はこの 湿気の中どうやって正気を保っていたのか。或いは保っていなかったのか。でも もう夏だ。今週末はもう7月だぜブラザー。もう7月なんスよ兄貴!7月は14日に 大阪にファントマ見に行く位しか予定なし。イベントの無い人生だこと。

・漸く「星界の戦旗」の3巻を読んでみる。世の噂に違わず実に何というか・・・ ぱっとしない。萌えが無いってのもあるかなー。ラフィールの肩抱き寄せるジント にもイマイチ感情移入が出来ないし。でもこのレベルでイイからもっとぽんぽん 続刊を出して欲しいとは思う。作品「世界」に浸りたいってのが有るん。

米映画芸術科学アカデミーは「長編アニメーション部門」の設立を検討中。 アトランティスって向こうじゃもうやってるのか。割とヒットしてるらしい。 国内公開の暁には某K氏にガー様のコスプレさせて観客をアジって頂きたい気も。いや、何かもう既にうやむやになってる感じはする。 結局どうなんよ、という。どうなん。

哈爾濱の大学生、二足歩行ロボットを開発。・・・いや、かわいいけど。

・あ、ゴメン、 例のアパート改造トレッキーはアメリカ人じゃなくてイギリス人でした。 設計士のM隊員曰く「改装費140万は安い」という。


JUN.24.2001(SUN)

 全身が猛烈に怠い。昨日の筋肉痛もあるが、何より空気中の湿気が体力を奪って いく。ケロロ軍曹なら輝きすぎてイっちゃう程の湿気。エアコンは寒くなるばっかり で湿気を排出仕切れてないし。気力を振り絞って車を出し、県立図書館へ。でも 駐車場が満車だったので、コンビニに寄った後近場のホームセンターで時間を潰す。 ホームセンターに行くと妙に心が落ち着くのは何故だろう。勢いで体脂肪計付き 体重計など買ったり。図書館に戻って本を返して本を借りて帰る。


JUN.23.2001(SAT)

 強烈な湿気。エアコン除湿パワーもあまり効かない様で、部屋の湿度は90%近い。 身体を動かすのが覿面に億劫になり、何をするでもなくタラーリタラリと汗を 流す。HDDの中身整理とかを発作的に始めてしまい、それで半日終わってみたり。

・日が暮れてからバスケ。行ってみると何やら空気が違う。どうも全国大会に向けて 強化練習を始めたらしい。初期の、パソ通で知り合った文系プレイヤー達は姿を消し、 代わりに筋金入りの経験者達が入ってきてて、正直僕なんかは完全にはみ出しっ子 というか、おまけの様な存在になっていたのだけど、うーん、そろそろここにも 居られないかなー、という感じではある。老兵は死なずただ立ち去るのみという。

・とまあ割と悲壮な気分でプレーしたので最終試合では呼吸困難で意識が飛んだ。 気が付くと身体が勝手に走ってたという。こんな経験久々。湿気はキツイし気温は 下がらないし。嗚呼。後は例によって風呂屋−ガスト。風呂屋で体重を量ったら 2キロ落ちていた。何となく体脂肪計つきの体重計が欲しくなる。法事で帰省していた 木戸氏から「 ぷにぷに☆ぽぇみぃ」のDVDを借りたり。


JUN.22.2001(FRI)

 雨だ。荷風でも読むさ。

・等と言いつつシスプリ見てますスイマセン。「お兄さまオイル塗ってくださる?」 成程ビューティフルドリーマーリスペクト。見続けていると情が移るもので、何か 2001年のアニメの記憶として確定しそうな勢い。

・あ、 はしくれ工房様は随分前にある人から教えて貰って、読んでました。 実は。てゆうかファンです。笑いのセンスに憧れる・・・


JUN.21.2001(THU)

 雨が降って居る。実に梅雨らしい天気といえる。エアコンの除湿機能様々の 生活を送っているので斯う云う気楽な発言も出る。先日の停電は矢張り落雷の 所為であったらしく、運悪く家電製品がほぼ全滅という家も出たらしい。落雷 ガードみたいなのを以前買ってきて電源とタップの間に挟んであるんだけど、 そいつはまだ元気に光っていたので大丈夫っぽい。とは言えそろそろバック アップを取っておけという神のお告げかも知れないとも思いつつバックアップは 取らずに寝る。

手塚治虫ワールド、実現に動き出す。中心にはジグラットが?或いは18時 以降は こんな感じなのだろーか。当時非常にウケたが、今読んでも傑作過ぎる。 でもやっぱフォントの使い方が時代。


JUN.20.2001(WED)

 ブックオフ寄ってコンビニ寄って帰ってきて食って寝た。夜中にビール片手に コンビニおにぎりとかポテチとかエンゼルパイとかむさぼってると、あー俺今 脂肪と言う名の服を重ね着してるなーという気分に。脳の何処かで「食べ なくちゃ、食べて力をつけるんだ」という花沢の詠唱が始まるのを感じつつ。

「蟲師1」グイン79巻「魔法を信じるかい?2」「NATURAL 10」の感想を追加。乱文・・・

出生数のグラフを見ていて思い出すのは丙午の話で。随分長い事勘違いしてて、 恥をかいた結果真実?を知ったのは最近だったり。生命の根本的欲求さえ抑えて しまう、迷信というモノの恐ろしさ。でもホントに「そんな理由」だけでこんなに がくんと落ちるもの?という疑問はまだ有る。今に伝わっていない、何か他の理由が 有ったんじゃないか?

PPG(←デカっ)妹:なんか根本的なトコロで凄く酷い話。先週があの 素晴らしさだっただけに(結局一週間で6回見返した)何とも「いつもの」 調子が辛い。「おさとう・スパイス・すてきなものいっぱい」(バタカップの パンチは何度見てもステキだ)及び例のアレ投入シーンは可愛くて良かった。 然しあの光りっぷりは何となくヤバイ気が>ケミカルX。バニーが力余って 爆散するシーン(体内から透過光が漏れだした後、カメラが引いて、ビルを 飲み込む球体状の爆発)は実に日本アニメの伝統的手法。/パワー:これも 頭のネジがどっか抜けてる感じの脚本。個人的にくつぎけんいちの漫画を 思い出した(マシュマロで空飛ぶやつ)。いっつも思うんだけど、ケミカルX 飲めよ自分で>モジョ。やっぱヤバイのか?/次回予告:ゲシャシャシャシャー。 次はバタやんですか>博士。スネ毛と腕毛と髭がステキ。


JUN.19.2001(TUE)雷雨

 帰ってきてみたら部屋の電子時計が点滅していた。停電があったらしい。点滅 してる時計の数字から逆算して・・・あっ、と思って見たら案の定レジューム 機能のない安物S-VHSはタイマーセットの内容も何もかも忘れててハレグゥ 録れず。SONYの方はちゃんと忘れずに「だぁ!」と「ムリョウ」を録画して くれていた、ので視聴。ムリョウがたまらん。「お、お、おもしれえぇー!」 と叫びながら見てしまう。只の体育祭なんだけどさ、何なんだろうなこの 「巧いー!」という感触は。どの辺にその「巧さ」が込められているのか、まだ うまく掴めないんだけど・・・「だぁ!」は作画がなんか初期うる星みたいな 賑々しさ(モブシーンでそれぞれが愉快な動きを)で、うわーまだこんな作画が 出来る人が居るんだなーと感動。あやちゃんと三太の妙な接近ぶりにイライラ。 然しS-VHSの方にまたタイマーセットを組まないとイケナイかと思うと。あー めんどくせー。でもまーもうすぐ改変期だし。

・BSの「ナバロンの要塞」を見た。長い・・・こないだ亡くなった(と記憶) アンソニー・クインがザンパノより若々しい(「道」は'54年、ナバロンは'61年) キャラで出ていて何か不思議。いい女に惚れて居残りを選ぶシーンのあの何とも 言えない充足した男の顔!あの顔とあの独特の体付きは矢張り印象的だ。登山家 役(且つリーダー役)のグレゴリー・ペックの影の薄さが哀れ。周りが濃すぎ。 あの砲台は架空のものらしいんだけど、そういう「設定」も含めて、嵐の海を 突いての上陸とか、断崖よじ登りとか、もー男の子好きする冒険の嵐と言える。 今見ると絵的には多少ショボいけど。あとドイツ兵の間抜けっぷりは流石に ちょっとどうかと。弾全然当たらないしな。


JUN.18.2001(MON)

 帰ってきてコンビニ飯二人前食ってビール飲んでウヰスキー飲んで寝た。

パラッパの アニメ、こっちじゃやってないんだけど、こないだサイコウユ鬼が出てたって ホント?見てー

「サーバーエラーで失ったリニージ城を返してほしい」訴訟。UOやEQに 人生を埋めている人も多い事だし、こういうのは結構有りそうだなと思った。

サワスペ経由でFRANKENの とどのつまり・・・に関する押井インタビュー。「そういう」状況であの 原作は描かれたのか、と感慨深い。成程あの作品には(いやあの頃の押井作品には) 強烈な「夏の倦怠」のイメージがある。当時ビデオも無く映画を見に行く金もなく、 押井守という存在を知るのはあの漫画が唯一だった。何度も何度も繰り返し読んだ ものだ。今でも、だから押井と言えば、まずこの漫画。


JUN.17.2001(SUN)

 朝、昨日某所に置き去りにした車を取りに出かけて、帰りにOAシステムプラザ でCDオーディオケーブル買って帰る。駐車場が広くなって行きやすくなったよ >OA。あの辺に林立したDOS/V屋の中では(見た目)一人勝ちの様な状態になって いる。CDオーディオケーブルといえば CDケーブルFAN〜 華麗なるCDケーブルの世界 〜。どんな世界にも コレクターは居る。

・ジョン・ウィンダム著/井上勇訳「トリフィド時代」読了。小学生の頃 「怪奇植物トリフィドの侵略」(あかね書房の少年少女世界SF文学全集、らしい) という抄訳を読んだ記憶があって、以来「トリュフ」というのがどうしてもあの 三本足の植物に思えて仕方が無い人生を歩んできたワタシ(絵のイメージは藤子F の植物宇宙人。円形脱毛症に効くからって人間を黒焼きにして食う奴。タイトル 忘れた)。雰囲気は昔読んだそのままの印象。でもこんなに「SF」だったかなー、 と。怪奇植物、があんまし怪奇じゃないのよ、この本だと。ロシア製の何だか良く 分からない人工植物。まー良くある(あった)「我々は何と恐ろしいものを作って しまったのか!」みたいな。昔読んだ時はもっと恐かった気がする。それにもっと 古い作品の様に思っていたけど、1951年作品なのね。・・・にしてもつくづく 構成が巧いなー、と。展開の密度のバランスが良くて、キャラクターの配置も 巧妙、読み終わった時の手応えはちょっと無い程だった。起承転結がかっちり していて、そのくせ謎解きのタイミングがずらしてあって、何か「おお、そう 言う事か!」「うう、巧え!」等と唸らされてしまった。名作たる所以。

・グインの79巻も半分位読んだ。やっぱケイロニアサイコー。グインで 「おお!」 とかいう強調フォントを見たのは初めてな気がするけど、でも全然違和感無いヨ。 奴らの素直な生き様がステキ過ぎる。あとシルヴィアが無性に可愛いく思えるのは 拙者だけ?あーもーこんな時俺がグインなら、あーもあろこーもあろ、とか思った。 いや、「俺がグインなら」なんて思ったの、初めてだよ。


JUN.16.2001(SAT)

 バスケを休んで大学時代の友人達と飲み。 LogHouse−うお座−レイチャールズ。色々含みがある気分だったので逆に 大人しく飲んだ感じ。ガンダムとプロレスの話を押さえてダラーリと話。小泉 政権支持率の裏にはゲッベルスが居るに違いないと主張する比類無い人 (二の腕が眩しい)は昨日も呑みだったとかで無理に誘って申し訳ない感じ。 現在の緊縮財政がどれだけ危険かを語るY氏は田舎から街中に異動になって、 以来ずっと忙しいらしい。でも何か雰囲気精悍になった感じがした。I氏は 今年の夏こそシリア・ヨルダンに行くぞ!と宣言を。あー拙者もいい加減旅行に 行きたいナー。一人で動くのは平気だった筈。帰り道でN川先生の「見合い でもして結婚してーヨー」話を「ウンウンソウダネ」と聞き流しつつ最終で帰る。

・それにしてもきなこシャーベットはヒットでした。


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