決意や行動にとっての最大の障害とは、実は”馴れ”である。
どんな切実なことであっても”いつかやる”と思い続けていると、
いつのまにかどうでもよくなってしまうものだ。
(上遠野浩平「ブギーポップ・ウィキッド」p61)
・ダイ・ガード 22話「新たなる夜明け」
作画信じられない程良し。演出・絵コンテ・作監を伊東伸高一人で背負ったのが
大きいか。何かあったんだろうな、と想像させる。しかしまあ兎に角やりたい放題。
何気ない仕草に作画班ののやる気が強烈に出ている。喫茶店での会話の表情、
シートベルトを締める時や、椅子から立つときの身体の抜き、振り返る頭の位置、
発音とシンクロする唇の動き、人が画面を奥へ歩いて行く動きの丁寧な作画。
或いはダイ・ガードの今までのそれを無視した彼の如き重々しい動き、シロタさんの
「はっ」とする動きとか、信じられない様な演技の丁寧さが全編通して続く。
まるで別の作品。原画には桝田浩史(ビッグオーとかの人)の名も見える。いや、
気合いを感じる作画だったよ。
・・・でも脚本は相変わらずなんだよな。最後までこれか。この状況で親父は
語り過ぎ。説教の鬱陶しさは相変わらず。それでも作画一つでここまで良策に仕上がる
訳で、アニメってのは脚本だけで「も」ないんだよな、と。
「やれるか?」「・・・やります」なんつーか、「仕事」と「職」は違うのよ、と。
違う様なのだ。拙者のやってるアレは・・・仕事、だな。まだ「自分のいる場所は
ここじゃない」と思いながら仕事してるし。フム。
・ 128MB SDRAMが9,000円切ってるとか。そういやこないだICQで木戸氏からも 連絡があったな。いやもう、実にこう。買うしか。買ってえええ。次はCPUか。
・デジモンは妙に作画がイイ感じ。空の崩れた顔がとてもイイ。 ちょっとイイ感じすぎるかもなとは思うが。次回がまた良さげで。 エンジェウーモン好きだしな。じわじわと復調してきているか。 でもやっぱみんな揃ってないとなんかね・・・・
・午頃始動。ホンダのお店で車のオイルを入れ替えてもらっている間何となく 「金と銀」とか読んでみたり。いやワタシ麻雀全然知らないんですけど。 でも読めるから不思議。しかしこの店のマンガの揃いはちょっと凄くて、 古本屋の様にマンガの柱が出来ているという。でも中身は大体「金融道」とか 「静かなる」とか「焼き土下座」とかそういう感じなんだけど。
・県立図書館に行って本を返して、近代美術館特別展の ジョゼフ・コスースを頭ひねりながら見る。和綴じ体裁の画集(?)が凝った出来で もの凄く「そそる」。でもなー。うーん・・・・取り敢えずテキストとして。
・「シュリ」を見に駅前へ。映画が始まるまでの時間でゲーセン行ったり 本屋行ったり。ゲーセンはすっかり ストスナ祭り状態。高校の教室の如き待ち椅子の列。30人は居たね。 D.D.R.?誰もやってませんよあんなもの。本屋で「ヨコハマ」の7巻と谷川史子の 新作を買う。
・さてシュリを見ようと映画館に入ったら何か様子がヘン。スクリーンを覆っている カーテン?が予告を上映している間もずーっとかかったままで、おっかしいなあと 思っていたらそのままハングル文字が出てきて本編が始まる。カーテンのひだひだで 顔が歪む・・・とか思ってたら映画館の人が出てきて「機械が壊れて修理するのに 30分位かかる」とかいう。場内騒然!かというと実は客はワタシを含めて 両手で足りる数だったのでそれほどでもなく。もう来週は別の映画が入ってるし、 しょうがないので払い戻して貰って、映画館を出た。CD屋で山本正之「女神の自由」 を漸く買って帰ってきたと言います。
・世紀を越えて、は何かイマイチでしたね。もっとこう・・・それよかこないだの 「ドキュメントにっぽん」の某○○の会議馬鹿っぷり丸出し映像の恣意的な 作り方の方がエキサイティングだった気も。いやアレは凄かった。(一応) 公共放送があんな恣意的な作り方していいのか。まあ実際そうなんだろうけどさ。 アレ見たら視聴者は誰だって「ああこの会社はもう駄目だな」って思うだろう。 そういう風に作ってあった。・・・でも、「総合商社」っての自体が無くなりつつ あるのかもな。Webショッピングは多分あっという間に浸透しちゃうだろう。 製造者と消費者の間に立ってモノを動かしているだけの仕事、ってのはホントに 消えちゃうかも。勿論製造者と消費者があんまり直線で繋がると横のつながりが 見えてこなくなる可能性もあって、そういうところで「ネゴシエーター」的に 活躍する生き方も有るか・・・とかまーテキトーな事を言ってみましたが 本気にしないように。
・おまけ
・嶋谷幸雄「ウイスキーシンフォニー」/たる出版/1998/01/04
・東理夫:文・菅原千代志:写真「ケンタッキーバーボン紀行」/東京書籍/1997/07/02
・土屋守「モルトウィスキー大全」/小学館/1995/12/20
・土屋守「ブレンデッドスコッチ大全」/小学館/1999/04/10
とか。
・「イティハーサ」を一気に13巻まで読む。これが初読。確かに面白い。 個人的にはギリギリのラインなんだけど、でも面白い。今更だけど。 残りを読まねば。
・やっぱ そう思いますか。思いますよね。あの言い様見てると。いや良いんですよ、 ちゃんと「移植」してくれるなら。あー、でもこれでいよいよキャス子との縁が 薄れていくよ・・・元々縁薄かったけど。うーん。いや こんなことやってるけどさ。うーん。どうなんでしょう。 取りあえず掛布選手なら買いでしょうか。
・なんかテレコン見てると大学時代が蘇る・・・トモダチとツッコミ入れながら 朝まで見てたよ・・・酒呑んで、NEOGEOして、テレコン見て、NHKの 朝ニュース見てから寝る様な日々。あんな泥沼の様な生活は、多分あと 30年は送れまい。それはそれで良いんだけど。なんかね。
・流石は明日香村というべきか。「謎の酒船石」の続きが 発掘されたという。掘れば出てくる、という感じなのか。確かに 工事関係者は頭の痛い事だろうが。ムー民時代を送った事のある人間や 「三つ目」なんかでオカルト方面に傾倒した過去を持つ人間には、久々に 往年の興奮が蘇る感触。江戸時代からの「不思議」が、まだ不思議として 機能している面白さよ。まだまだこの国には、発掘すべき「ネタ」が 埋もれているのだ。つーか今も埋もれ続けているというか。でもまあ 「単に庭を飾る彫刻の一部」に過ぎないのかも知れないが。妙に現代彫刻っぽい ところとか、敷石がきれいなままなのとか、いまいち有り難みに欠ける気も。 でも何せ1300年以上前のものだから・・・。
・梶尾慎治「OKAGE」読了。この人の長編は面白いんだけど、どうも 読み終わった後に「もうひとつ・・・」という感じが残る。読んでる間は 面白いんだけど・・・うーん。やっぱり短編の切れ味の良さを無意識のうちに 長編にも求めてしまっているからか。ラストのカタストロフの描写はリアリティに 満ちて素晴らしいものだったが、「波動」云々はいまいち良くわかんなかった です。感想はまたいずれ。最近またたまってるんだよな。感想。書くかそろそろ。
・なんか昨日から強烈に 山本正之の歌声が聴きたくなってたまらない。「がらがらどんどんどん」 とか。山本CDsを友人に貸したまま大学卒業してしまったので、もう3年以上 聞いてないという。ああ聞きたい。今聞きたい。うーん。「女神の自由」 なんて出てるのさえ知らなかった・・・もうだめなのか。
・ 『アホア』とはエジプトの喫茶店のことだったのか!・・・え、違うの?
・ DOA2はPS2で出るらしい。NAOMIだしDCでも出るには 出るんだろうけど・・・うーん。そうか。あと以前来てたメールは これ のことだったか。うーん。何とも。
・とか云ってたら うずまきちゃん次回最終回とか。うわーもーこの時期に最終回なんてまるで ・・・いや・・・・そうなのか?なんかもうセガの「過去を振り返らない」癖が 見え隠れして。ああ、どうしてこうもセガは末端に至るまでセガらしくあり 続けるのだろう。
・グイン70巻「豹頭王の誕生」読了。基本的には大きな流れの一場面なんだけど、 イシュトヴァーンの性格に関して明確な言及が有ったのが興味深い。 ああ、でもシルヴィアとグインのベッドイン(!!!)が実現するとはね。 なんかホッとした感じ・・・いやマジで。あとやっぱマリニアちゃんは・・・
・こないだ夜中にやってたマイケル・J・フォックス闘病生活前の作品 「さまよえる魂たち」を見た。なんでこんな映画ばっか出るんだ、ってのが 感想だったり。コメディだかホラーだか。この辺の感覚がピーター・ジャクソン なのか?兎に角シナリオの出来がこぢんまりし過ぎ。絵的にはイイ感じ だったんだけどなあ。CGも良くできてた(幽霊になって車に踏まれる マイケルとか)んだけど。オバケものだとやっぱり今度のティム・バートン の「スリーピー・ホロウ」が面白そうで。村全部がシザーハンズのお城みたいな。 とことん作るよな・・・流石は元アニメーターと言うか。そういや 昨日「フラッド」も見たけど・・・うーん・・・これもシナリオがな・・・ いや、面白かったし凄かったんだけど、この内容なら25分がとこでしょ。
・上遠野浩平の「エンブリオ」二部作?を読了。やばい、んじゃないのか。 相変わらずものすごく好きなセンスではあるけど、何だか作品の 作りがどんどんスカスカになってきてる気が・・・気のせいなのか。 すり減っていってるのでは、という恐怖は当然あるんだけど、でも作風移行の タイミングなんかも含めて、作品世界が体現する「生き様」みたいなもの自体に 面白さを感じたりもするし、もう少しつきあってみる気はある。 結局「センス」よ。ライブ感覚(あああ)って奴?・・・ リアルタイムで読むのとそうでないのとで、結構温度差は出そう。 個人的には、20年位後に古本屋の50円均一で見つけて読んで見たかった様な 気もする。然し・・・ああ、成る程ジョジョか。ジョジョなんだな。
・何か世の中がプレステ2で騒いでる感じ。IT革命云々とプレステ2が同列に 語られるというか。ゲーム機なんだよゲーム機。なんか勘違いしてそうで。 どっちにしてもDCの時とは偉い違いですな。で、まあお約束的に ここのリンクを 紹介しておくわけですが。やっぱCALLで買うしか?あーでもあそこも予約してないと 買えなさそうだし・・・わしや?それとも・・・しばらく様子を見ようかねえ。 うーん。
・例の 捨てSEGA筐体関連の話。個人的に心底欲しいのはVirtuaRacingのDX筐体 (コンプレッサーのやつ)とマンクスTTのDX筐体(プロジェクターのやつ)。 特にVRの筐体は、あの赤い筐体が自分ちの倉庫に設置されていてコンプレッサーを 修理する夢を見たくらい欲しい。あのでかさが所有欲をそそります。マンクスは 「欲しい」っていうよりもせめてあともう一回プレイしたい感じ。 まだ極めきってない。あと2秒は縮められた。行きつけのゲーセンの ネームエントリーを全て「JUN」に塗り替えては悦に入っていたあの頃 (ていうか誰もプレーしてなかったんだよ)。
・最近ゲーセン行くたびになんか寂れていくような感触があって。BM系が 客層をいじっちゃったから、もう以前の様な「熱量」を保てなくなってる? いやそもそもMODEL1出たて〜バーチャ2の頃が異常だったのか。毎日 ゲーセンに行ってたもんな。ネオジオ台には中高生が群がってて。今いないもんね。 あと家庭用ゲーム機の進歩ってのもあるか。ゲーセンでなきゃ、ってのが減ったよ。 ビーマニとか以外は。うーん。でもまあゲームは世につれ 世はゲームにつれというか。さてみなさん。そんな訳で パンチマニアはやっぱりやってみたい訳です。無茶できそうでしょ。
・SFオンラインの 貞本インタビューとか。もう読みましたか。そうですか。 でもこの人の出自って良く知らなくて、ちょっと吃驚したですよ。 アニメーターから出てきた人かと思ってた。 昔の作品とかも見てみたい。そう言えば画集出てましたね。ガイナ祭で 見たあの修正でボコボコになってた画も収録されているらしい。嗚呼あの夏から もう何年過ぎたろう(またかよ)。忘れかけた頃に来るんだよ。エヴァ情報が。 こないだのラジメニアにヤマちゃんがゲストで出てて、制作当時の庵野監督の ド暗い雰囲気を語っていたのも興味深かったり。まだ抜けてない気がする。 毒気が。
・ミルクちゃんはいまいち。来週はもっと駄目そう。やっぱここまでか。
・月影蘭:相変わらずどこへ行くのかわからない。ざっくり終わるのを 良しとしているのか。どうにもこうにも引っかかりが無さすぎる。 ミャオ姐さんのキャラが無かったらちと見られないアニメ。情けない山賊は バンカラトリオを彷彿とさせる。然し大地監督のやりたい事ってこれなのか?
・リヴァイアス「ゆずれないもの」:昂治に感情移入して見てる人間 (ビバリーヒルズ高校白書でブランドンに感情移入してる様な)としては、 この決めつけ女の重たさはなかなか。逃げる男とつなぎ止める女。精神の弱さと 躊躇のない若さ、いや青さか。漸くEDが染みる様になってきた。 狂気の空間の中で「普通」で居る昂治の異常さってのも。
・メタルス「びりびりー!しびればびれぶー」(千葉繁の声で):翻訳口調で 話すチータス。猿にやられるワスピーダ。バラバラにされるのはいつものこととして。 「ナメとんのかボケとんのかどっちだッ」「事件は会議室で起きてるんじゃない! 現場で起きてるんですか?」「思い出すなあ学芸会でやった一寸法師」 然し毎回毎回良くこんなシチュエーション思いつく。毎回どこかしら絵的に 新しいんだよなこの作品。どこかに新技術が入ってる。「エネルギー充填120%! ターゲットスコープオープンっ」