白炭屋カウンターへ
日記へ戻る

アニメ「星界の紋章」感想メモ。


某所から「星界の紋章」全話が送られてきたので ここんとこじわじわと見てました。 以下雑感。 ・・・見ながらのメモなんで全然まとまってません。ご了承下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 1話「侵略」 このOPテーマを聞くのはSF大会以来だ。 やっぱ盛り上がる良い曲だねえ。SFだねえ。 ジントが見上げる夜空に、航跡を引くアーヴの船団・・・・これってSF。 背筋がぞっとする。 原作通りなのにもうワクワクワクワクするこの導入。 3年前と同じだ。3年前の夏、1巻を初めて読んだあの夜と。 同じ感動が蘇る。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 2話「星たちの眷属」 「動物園にひかれていく動物の気持ちが・・」 宇宙港を行き交う人たちのあの目線が巧すぎる。ドゥリンとの別れがまた。 結局ミンチウってどういうスポーツなんだ?ボール重そうだけど。 「思考結晶」とか「空識覚」とか、そのまま読んでるんだね。 アーヴ語で翻訳しちゃうが。 あー、やっぱラフィールはいいなあ。 アニメ絵を見たときは「何じゃこりゃ!」みたいな気分だったけど、成程 確かにラフィールは、あのラフィールだ。流石。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 3話「愛の娘」 「ダイセーレ!」がアーヴ語ママだってのがもうイカス。 BGMも盛り上がる! ソード内での状態の説明もSFだ。ヤマトのワープ航法の説明シーンを思い出す。 ホントにヤマトって凄いアニメなんだよな・・・(最近TV版の話で盛り上がってて) アブリアルを怒らせると大変・・・うはは。 この早足がもう。可愛い可愛い。あの気位の高さがもう。 この「猫の遺伝子」の下りも結構好きなんだよな・・ レクシュさんもキャラ立ってるよね・・母親キャラとして。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 4話「奇襲」 前半の山場。冒頭ナレーションバックのレクシュさんの唇が〜!ううう。 ジントの独特の軽口というか、語り口がその魅力を発揮しだした。 危地にあって発揮されるあの軽口が良いんだよな・・・ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 5話「ゴースロスの戦い」 平面宇宙での戦闘をよくぞ映像化した。読者(私)のイメージと 違わぬ映像イメージが心地よい。真空中での爆発音も良し。 しかしこうしてみるとゴースロスは確かに名艦だよな。 でもやっぱこの戦闘は後のコミカルな展開に押されて 私の容量の少ない脳からは消し去られる運命にあるのだった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 6話「不可解な陰謀」 フェブダーシュ男爵の下りも印象深い。 読んでた当初は「なんちゅうバランスの悪い無駄な挿話」とか 思ってたけど、「印象」って言う意味では結構強いよ。 大谷声のメイドが萌え。 ・・・やっぱアーヴが箸使って飯食ってるのって楽しい。 悪意のある相手に対してのラフィールの態度は流石アブリアルと言う感じ。 独特の緊張感とか、巧い。 「アーヴの微笑」。ああ怖い怖い。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 7話「幸せな反逆」 「おかけになったクリューノは・・・」 「〜するがよい」って口調がもう。たまらない。いいなあ。もう。 セールナイの大谷声にメロメロ。あうー。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 8話「アーヴの流儀」 前男爵のキャラが良いなあ。 遺伝的には人間でも、アーヴはアーヴなんだねえ・・・。 気圧が下がって池が沸騰する描写とか、耳鳴りとか、実に巧い。 「これは訓練じゃない、訓練じゃないんだ・・・」 このときのラフィールの顔がもー。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 9話「戦場へ」 「停まるか進むか迷ったときは、進め、と。」 平面宇宙の位置関係があそこまではっきり解るってのも・・・ 「大馬鹿者!」と怒鳴りつけるジントも良し。 スファグノーフの惑星の美しさも見事だ。 大気圏に突入する時の何気ない作画も。 「私は目がおかしくなった」この下りも好きなんだよな・・・SFで。 地上に移ったところで有る程度ジントにイニシアチブが移る、というか ラフィールがジントに素直になっていくのがまた心地よいんだよ。 ・・・そして物語は地上と宇宙の2場面に分かれて展開し出す。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 10話「二人だけの逃亡」 この辺から物語バランスが変になって来るんだよね・・・好きだけど。 トライフが〜!これがトライフなのか〜!獰猛というか・・・ 「情報局の連中は、まさに猫の餌係にうってつけである!」 ああ名台詞。 頬を染めて「ばかっ」とか言うのは反則だぜ・・・>ラフィール。 あとこの生理的欲求のくだりもね。 このへんで一気にこのお姫様のファンになっちゃったんだよな。 変な趣味みたいだけど。あああ・・あの”わんぴーす”も可愛くてなー。 「・・・けれど、僕の方から君と別れるつもりはないからな!」 エントリュア警部もイメージ通りだ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 11話「スファグノーフ門沖会戦」 アーヴの発生の由来が語られる。 「反帝国クラスビュール戦線」の登場。 この辺からいよいよややこしく・・・ 「蹂躙せよ」「まあ・・」 出た〜!スポール様〜 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 12話「惑乱の淑女」 「星たちの眷属が土の中などで死ぬものか」 地上と宇宙とで場面転換が心地よい。 「・・・・・惑乱の淑女」 それにしてもスポールさんのあのノリ。 この辺でもう主人公が誰だかさっぱり解らなくなる。 原作でも難点とされた所だ。構成が、ねえ・・・ まあシリーズものとして読めばそれで良いんだろうけど。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 最終話「天翔る迷惑」 あ、尺が無さそうだったけど、ちゃんと遊園地のシーン有るのか。 ホント原作通りだな。 「・・・そなた、神々しいばかりに呑気だな・・・」 ラフィールのワンピースの裾が気になって・・・あああ・・・ 「・・・きゅうにそなたがいとわしくなった。」 棺桶での下りはホントにもー!あー!みたいな。 推進機関の話とかは流石に入れる余裕がなかったか・・・ 「僕は年老いる。寿命もきみの半分しかない。  けれど、できるかぎりきみのそばにいよう。  きみが翡翠の玉座につくそのとき、  あるいは平面宇宙で砕け散るそのとき、  ぼくは必ずきみのそばにいてみせる。  それがぼくの意志だ。自分の意志で選択した未来だ。」 ぬ、この後の一行を意図的に削除したのは・・・ 僕個人はこの後の一行、つまり 「生まれもった自由を売り払った値段で、人生の価値は決まるんだ」 が、この作品中で最も「痛い」言葉だったんだけどなあ・・・ ・・・テロップのあとに「その後」がちゃんとあるあたり、 「SFアニメ」だよなあ。 「ならば、ラフィールと呼ぶがよい!」 あー、気持ちよかった。 良くも悪くも原作通り。 3年前の感動が蘇りましたよ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− いや、お見事でした。 正直、もともと完成度の高い原作をアニメにするのには 反対とは言わないまでも、あんまり期待しては居なかった私です。 アニメ化、で原作以上の感動を得られた作品って、ことSFに関しては 少ない様な気がして・・・ でも、この「星界の紋章」は、その作品の性質もあったにせよ、 アニメ化する事で、原作の魅力を(原作以上とは言わないまでも) ちゃんと引き出して見せていて、十分楽しめました。 まだお読みになったことのない方は勿論、原作ファンの方も 是非一度ご覧になられることをお勧めします。 「あの」ラフィールが、ちゃんとそこにいて、喋っている・・・ その感動は、結構大きかったです。 ま、所詮キャラ萌えでしか作品を語れない私ですが。 あー、と、それでは。 @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (99/05/04)


白炭屋カウンターへ
日記へ戻る

tamajun■gmail.com(■をアットマークに読み替えてください) inserted by FC2 system