美しい娘が男に見えたときには、鋭い、そしてこぼれ易い
刃物のやうな憂鬱を、諸君は彼女のうちに感じはしないか。
(川端康成「浅草紅団」)
午から出動。ニャッキ氏を拾い、とらやで花火を買ってから大神子へ。
約一年ぶりのバーベキュー。面子はM隊員、キャプテン、キャプテンの彼女、
隊長、ドラムスキー氏、ニャッキ氏、ワタシ、と去年とほぼ同じ面子。
大神子は昨年に比べると格段に環境が良くなっていてびっくり。
分別ダストボックスはあるわ炭捨て場はあるわ。後片付けの楽さが全く違う。
まあそのお陰でか、人の群。なんかわらわらと人が居る中でバーベキューするのって
気恥ずかしい。無駄話をしつつ火をおこし、肉とか野菜とかをひたすら
貪り食ってると日が暮れる。海辺へ移動。
ニャッキ氏による「ロケット花火200発(内100発は笛もの)同時着火」は
聞きしにまさる強烈さで、気分はプライベートライアン冒頭30分(トテモ怖い)。
後はひたすら打ち上げ系を打って打って打ちまくって終わった。
打ち上げ花火を海面に対して低い角度で打つと、海面で跳弾するのを確認。あと
ロケット花火を海中に打ち込むと、水中で光を発しつつ「ぼこ」と爆発するのが好き。
しかしもう少し手持ち系のを買っておけば良かったと反省。
あとは例によってニャッキ氏のボートで夜の海にこぎ出したりして、なんか
去年と同じパターン。結構波があって怖い。
デジカメポケットに入れてたし。でもやっぱ船は欲しいなーと思うですよ。
ホントに気持ち良い。
22時頃に片づけて河内温泉に。ヘルスパス風呂で電磁バリアに
閉じこめられたりしてから、ワタシとドラムスキー氏はここでお開き。
後の人達は・・・どうしたんでしょうね?高松まで行ったの?
・忘れ物のお知らせ:空気ポンプ、クーラーボックス。
・グイン67。冒頭から全編お涙頂戴シーンの連続。これでもか! これでもか!!泣け!泣け!!泣かんかオラ!!という感じ。 でもうボロボロ泣く。俯せで読んでると涙が眼鏡にたまる。 ゴダロの「歌ってくれ、マリウス」のセリフにはもう声を上げて呻いた。 うううううう。泣け過ぎる。やっぱ涙は哀しさだけで 出来てるんじゃないですよ。あー、気持ちよかった。 こういうベタな仕掛けに素直に泣けた時の心地よさってありますね。 しかし、成程、グインのシルヴィアに対する 感情は「それ」か・・・となると豹頭王の花嫁ってのは・・・
日が暮れてからバスケ−風呂屋−M隊員宅。バスケは暑さと湿気に やられてフラフラ。走れないんだ。隊員宅に行く前にコンビニでも・・・と 思ってたけど、街は阿波踊りで通行止めの嵐。何処まで行っても曲がれない。 甘かった・・・。結局今年も阿波踊りは見ず踊らず。 M隊員宅ではK永氏、ニャッキ氏も来ていて、 男ばっかりすし詰め状態。K永は最近すっかりトレカ者になっていて、 ウテナのカードが云々とか、もうずっとカードの話。 兎に角相変わらず元気なのである。「揃えるのには大金使いましたよ〜」 ああ言う元気者によってアニメ業界は支えられているのであるなあ。 そう言えば今日行ってた友もトレカ者だし、うーん。 「このカードの作りが全然違うでしょ!もうこんなに良い作りのカードは 滅多にないんだよ!」・・・っつったってタダの紙じゃんかよ。 って思っちゃうけどなあ。うーん・・・
・なんとなくGottaMIXやってる今日この頃。ミラクルムーンで 「ふたりを〜つなぐ〜交信術〜」とか歌いながら やってたらちょっと哀しくなってみたり。この曲スゲー好きなんですが。 子供の頃に漠然と感じてた夢とか希望とかそう言う感じの「音」がする。 80年代調だからか。強烈に「あのころ」の空気を呼び起こす。 MSXとか、プロポシェとか、PC−6001とか、そういう感じ。 或いは「KIDDY LAND」や「DOUBT!」かも。
喉がますます腫れて激烈に痛い。水を飲むだけでのたうちまわる。 風邪じゃなくて何か変な病気なのかも・・・。ゴクリと唾を飲み込むともう痛くて。 ゴクリっつーと指輪を思い出すわけですがっていやそんな話じゃなく。 ・・・こんなんで週末の防衛隊活動がつとまるのか。
・何が君の幸せ?何をして喜ぶ?或いは、何のために生まれて何をして生きるのか。 拙者の胸には飛鳥井に埋めて貰いたい穴がボコボコ空いてる。痛みばっかりだ。 いやまあ痛み無くして進歩はなくて、飛鳥井の挫折はまさにそこにあったんだけど。 でも痛みを抱えてるからって、全員進歩するとは限らないわけでさ。 イタイイタイと呻きながら滅びていく奴等が殆どだろう。・・・何の話だか。
・ ランディさんの新作が久々に良かったですよ。 こーゆー肩の力抜けた酔っぱらい談義みたいなのの中にこそ真実は あったりなかったり。
・ブギーポップ「ペパーミントの魔術師」読了。過去の作品との リンクがなり濃密にされていて、それが如何にも「らしい」。っつーか、巧い。 さくさくとしたタッチは相変わらずで、でも「統和機構対MPLS」の 図式はいよいよ明確になってきた。これで「イマジネーター」辺りの感想は (個人的に)がらりと変わることになる。この作品の凄いところは、そうやって 明らかになっていく展開が、時間の経過ではなく、以前(そういった図式が ハッキリとは見えてなかった頃)に出された他の物語と「同時多発」に 起きているというその作り方だ。この手法、この感覚こそが最大の魅力。 一つの「事件」は、登場人物それぞれが持っている物語の結果だったり 始まりだったり通りすがりの情景だったりする。関わり方も人それぞれ。 斯う言うのを執拗に描き込んでいくことで、作品世界に一種の超リアリティを 持たせることに成功しているのだと思う。我々の生きる「現実世界」の構造の 相似形。・・・・実際、一瞬の出来事にさえ、無数の面がある。 ふつう我々はその一つかそこらしか見えてはいないが。時間の流れ、と言う奴が その「多面的な見方」をしている暇を与えないからだ。 視点の変化ではなく、時間の変化によってのみ単調な「物語」を進行している ワタシなどは、こういう視点の存在をつきつけられると、妙に感動してしまう。 ああ、「世界」は広くて深くて複雑なのだ、 自分の知らない所でも物語(ドラマ)は休むことなく(実際に) 展開しているのだ・・・。これは不思議と懐かしい感覚。
痛み云々、の下りは、昔も今も変わらない真理のひとつだろう。 即ち安定は死。人は人として生きる限り、永遠に痛みと戦い続けなければならない。 痛みが人を前進させる。それは血を吐きながら続けるゴールのないマラソンだ。
ともあれ、物語はますます「SF」寄りになってきた。一体この先 (と言っても時間経過ではなく物語の掘り下げによって) 「統和機構対MPLS」の図式はどう展開していくのだろう? 「パンドラ」で見せたような切ない「戦い」が、まだまだ見えないところで 行われている様な気がしてならない(そんでいちいちブギーポップが その度に出張ってると言う。受験生なのに大変だねどうも)。 「笑わない」で感じた感傷的な部分とは全く別の所で、この「物語」の 続きが無性に読みたい。勿論、この複雑に絡み合う手法の行き着く先も 楽しみなのである。
・ 阿波おどりインターネットライブ99。まぁ、ワタシも徳島県民ですから。 一応ね。
・今朝から頭の中で「陽のあたるステーション」が無限リピート中。 ようこのDVDを買えという無意識からの欲求か? しかしまさかホントにDVDになっちゃうとは。 やってはみるものですな。うーん。 「ヨーヨーの猫つまみ」はDVDにならないのかなぁ。 結構売れると思うがどうか。ていうか私は買うぞ。署名活動とか・・・は 面倒だからかわりに誰かやってたも。
・わちと言えば大阪なんば高島屋で ダヤンの原画展やってるみたい。24日まで。 でも暫く大阪行く用事無いからなー。うーん・・・
・どこでもいっしょ、はうさぎが居なくなったので、ロボにしてみたロボ。 一度猫にしてみたんだけど、媚びがきつすぎて駄目で。 やっぱうさぎでしょう。うー。
確かなモノなんてありゃしないんだ・・・とは思うけど、確かなモノが 欲しい夜だ。
・ ざぼんの逆リンクで キリンヤガ書評リンクを見つけて、覗いてみたり。 結果、ネットの世界には、高質な書評が星の数ほどもあるのだ・・・ という(当たり前の)事実を見せつけられて、なんだかがっくり来てしまう。 自分のソレよりも「読むべき」書評がこの世にはこんなにもある、 自分がやってる事なんて大海の一滴、砂漠の小石なんだよなぁ、 ってのをつきつけられた感じで。ホントに当たり前の事なんだけど。
・にしても、自分は「書評者」なのだろうか。そもそもこの「白炭屋」は 「何者」のページなのか。何をやりたくて開いたんだ? 日記?CG?まあ 日記でもCGでも、 やっぱり大海の一滴には変わりはないのだけれど。 ・・・・実際内容の無いクソ日記なんか書いてるより、人様のページ見てる方が 楽しいし勉強にもなる。じゃあ何のために人生削ってまでして 更新してんだろ?・・・ああ、それは、勿論アレだよ、「自己顕示欲」。 「ボクの事わかってよ!!」て奴。でもなあ。一方的に発信したって 「わかって」くれる訳ないじゃんか。対話しなきゃ。ナニ対話が怖いのか? そりゃあ駄目だよボウヤ。先ず話しかけなきゃ。
・グインの新刊とブギーポップの新刊を買う。あとメージュも。 ともあれこれでまた1週間生きていける。
・久々にフジレコに寄ったら、某社の業務用カセットデッキが29800円だった。 白いボタン類が「業務用」しててイカス。思わず買いそうに。 ・・・カセットデッキなんて使わないだろう今更。つーか、もう当分 オーディオには金をつぎ込む予定は無いんだ。無いんだから そんなに新しいスピーカーのパンフを持って帰ってきても駄目だよ>自分。 しかしオーディオ機器としてCDRライターがあんなに幅をきかせているとは。 大体一台6万円。「これからは自分でCDを作る時代です!」とか何とか。 フムン。そんなに便利なもんでも無いぜ。こと音楽CDに関しては。
・ロシアのステパシン首相が解任されて、後釜に入ったのがプチン首相代行。 プチン、だとなんだか解らないが、「プーチン」と表記されると 「怪僧ラスプーチン」が思い浮かぶ。のは、単にワタシが子供時代に 「ムー」を熱読し過ぎたせいか。ロシアじゃ良くある名前なのかなぁ>プーチン。
・最初結構「ケッ」て感じで聴いてたDAの「Grateful Days」が、 日を追うごとに泣ける曲になってくる。ああ、こいつら(の詩)は 何てマジメなんだ。以前の「羽のない天使はここにも居て/歌い続けるから」 みたいな、薄明かりの中でも兎に角諦めないで進む、無力だからこその強さ、 を歌い上げていた頃の歌詞の方が(無力なワタクシ的には)共感度高くて 好きは好きなんだけど、スターダムの多忙さの中で、毎日を一つ一つ 噛み締めていこう、と言う今のスタイルもまた奴等らしいのだ。 先週のぴあでのインタビュー記事で、降谷は 「歌詞的に言うと、今までは、こうなればいいなっていう時期がいっぱいあって。 今よりは忙しくないし、金もそんなにあるわけじゃないし、バイトしてる メンバーもいたし。そういう時期に前を向くことで励みにしてたのに、 今は毎日無茶苦茶忙しくてさ。前見る余裕があるというよりは、今日やることで 精一杯、そういうい今日をしっかりっていうのが毎日ある感じ。」と もうこれ以上ない位的確に自分たちの位置と歌詞の分析をしていて、 そのクレバーな感じがまたイカスのだ。
・Mattel Mediaの 子供向けPC。黒い奴が結構良い面構えをしていると思うがどうか。
・ ジャレコの逆襲。ああ、それがあったか。双方痛み分けで終われば良し・・・
・ 8/22は仁井谷社長の熱いライブと軽快なトークを。 ・・・つってもなぁ。正直 ぷよウォーズが売れるとは到底思えないし・・・いいのか?あんなで? 古参の社員とかはどう思ってるんだろう?何もう居ない?或いは古参のファンは。 ・・・ていうかまだパワーアクティやってたんですか。あー・・・
・上遠野ページに追加。
日が暮れてからは例によってバスケ−風呂屋−M隊員宅コンボ。 バスケは湿気と汗とで足元が滑って何とも。2時間のプレイのあと シャツを絞ったら「じゃーっ」という感じで汗が滴って笑う。 M隊員宅では昨日のターンエーの再鑑賞。あと ソウルエッジの画面など見せて貰う。噂通りながら、物足りなさは感じる。 何故かシェンムーの体験版は貰えなかったとのこと。 ここの8/6の日記見てかなり見てみたかったのだけどな。残念。
・今夜のバスケはドラムスキー氏欠席。月曜にバスケやってて足を痛めたのだそうだ。 お大事に・・・
・しまった!!白血球ライダーの送金って今日まで!?来週までと思いこんでた!! バカバカ!オレの馬鹿!何とかして取り直さないと! あーもー何であんなに電話したんだかわかりゃしねえ!クソ野郎!!
■週末アニメ他感想
・ヒゲ:・・・・まぁいいや。こんなもんか。
・デジモンの感想は長くなったので別に切り出しました。
・レッドドワーフ:リマー(ユル・ブリンナーより男前〜♪ だって髪はフサフサだもの〜♪)の魅力大爆発。面白すぎる。 完全保存版にしないと。あ、コチャンスキーって矢玉アナだったのか。 疑心暗鬼のあまりコチャンスキーの一挙手一投足に過剰反応してしまう 精神回路ズタズタのクライテンがもう。困ったことにコチャンスキーがどんどん コミカルで可愛い奴になってしまって。クライテンの駄目さがきわだって来る。 うちのポケピに「有名人」を聞かれたので「クライテン」とか教えたら 「クライテン ゲキLOVE〜☆」とか。忘れさせるべきか? そしてリマー復活の予感。「リマー?俺今リマーって言った!?」 ・・・・キスシーンには参った。リマー博物館では彼のイヤなキャラが丸出しに。 「矢っ張りあいつ要らねえ!!!」と思った矢先に帰ってくるという最低の作り。 素晴らしい。やっぱリマー無くしてはRDは成り立たないものな! そういややねこんでリマーのコスプレしてる人が居たけど、 額に「H」はりつけるだけでリマーになるんだぜ。ホントに。 飯食ってて吹き出しそうになった。
・この郵便局長の息子は小学校時代の盟友で、家が兎に角お金持ち。 昭和50年代にして、家にはコピー機、パソコン、コードレスホン、 ビデオ、熱帯魚などが完備されていた。彼の祖父がまたこの上ない 趣味人で、「発明家」として特許を取ったりもしていたみたい。 子供好きで、結構相手もしてくれた。パイプのコレクターで、 多分死因は肺ガンだったんだと思う。僕は彼の家で初めてMSXに出会ったのだ。 あとベーマガに出会ったのも彼を通じてだった。 冬の夕方、学校の帰りに風邪で休んでいた(んだと思う)彼の家に立ち寄ったら、 「こんな雑誌があるんだ」と言って、ベーマガを出してきて見せてくれたのを 今でも思い出す。奪うようにして持って帰って貪り読んで・・・ 全てはあそこから(も)始まっていた。その彼とも中学でわかれわかれに なってから、一度も会っていない。いや、一度だけ、中学生の頃に どこかの夏祭りで会ったか。にしてもそれ以来、10年以上。 今会ったら、どんな話をするだろか?
・「バニパル・ウィット」(95/07/25)(演:なかむらたかし・矢吹勉)を見る。 異界の者が夜の子供部屋に兄妹を迎えに来る辺り、モロ「ピーターパンの冒険」。 キャラ造形、背景のギミック、ノリ、動き、全てがなかむらたかし。 なかむら世界の爆発というか。声優の渋さもきわだって良かった。 物語の構成は如何にも「夏休み映画」で、懐かしい感じ。 個人的には「ピーターパンの冒険」が持っていた闇の部分、 重厚さの部分がもう少しあっても、とは思ったけど。まぁそういうものか。 良質、と言うよりは強烈な作家性のある作品。好き嫌いは分かれると思うけど 個人的にはお勧めです。
・ポケピをかまってやらなかったら、日記に「サミシイ・・・」とだけ書かれていて ショック。いかんいかん。
・あ、そうそう、ICQ を新しいバージョン(99a)にしたら日本語がまともに 使えなくなってしまいました。一応対応は入れたけど、 今現状で文句のない人は、ICQはそのままにしておくことをお勧めします。 HPのデザインもかなりヤバくなってきてるし・・・・どうにもなぁ。
昼尚暗い街中を歩いていると強烈な夕立。びしょびしょ。何か情けない。 本屋で 某所で話題の星界の紋章ビジュアル・ファンブックを 立ち読みしてみる。成程ジャギ線の出まくった低解像度の画面写真。 昔アニメージュにはこの手の写真が一杯あって、確かアレは ビデオプリンター(を購入しました!という鳴り物入りだった気がする。 高かったのだろう)だったから、そのへんなんじゃないでしょうかね。 ひぐちまんがの為に一瞬買いそうになったけど、「プリンセスちゃん」とかで 収録されるかも知れないしまぁいいや。とか。グインハンドブック2とか クロノス・ジョウンターの文庫版とか、あと古本を適当に購入。
夜、海で焚き火をしながらテグジュペリを読んだり。 ・・・結構そういうのに陶酔するタイプなんです。ワインとか持って。 ガキっぽいねどうも。月が出てたけど、流れ星も結構見たよ。
AGスクエア(ゲーセン)まで流れて、たらたらとゲーム。 ぶすじま君と死の橋を渡ったりD.D.R.を後ろで踊ってみたり。 M隊員宅に戻ってニュータイプとか読んで、解散。