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古日記 1999年6月(前半)


月世界旅行篇。


304
われわれは相手にうんざりしても、その人を大目に見てやることが多いが、
われわれにうんざりするような相手は、容赦できない。

(岩波・ラ・ロシュフコー箴言集より)


JUN.15.1999(TUE)色即是空空即是色この世は全て夢幻よ目を醒ませば全て解決

 語るべきこと何も無し。暫く頭を冷やさないと、考えることも出来ない。 今自分に何が出来るのか。自分のために、じゃなくて、誰かのために。 もう「かけがえのない自分」なんてのはオシマイにしたい。 ・・・結局誰かに必要とされたいのだよな。 自分の価値を誰かに認めて貰いたいのだ。最近仕事が薄っぺらくて 不安になってるんだろうな・・・多分・・・

・「雪風」(文庫の方ね)読了。明日から「グッドラック」に入る。


JUN.14.1999(MON)月・・・(28号)

 昨日のサイキックを聞きながら帰宅。余りの馬鹿馬鹿しさに 息も絶え絶えになる。運転中に爆発的な笑いが襲ってきて危ない事この上無し。 「それも含んでるでしょうけど」「含んでへん含んでへん」とか。 「メッセージ・イン・ア・ボトル」とか。ああ、書けない。書けなさすぎる。 ホントに男子高校生のバカ話そのもの。素晴らしい。CDRに焼いて 保存しておこうか。

・ここ2週くらいの「ベターマン」と「CCさくら」の未見を一気に見てしまう。 岩男声が脳にこびりついて離れない。しかしさくらはその出来の良さに 慣れてしまって辛い。レベルが一定だと退屈しちゃうんだよな・・・人として。 もすこし波が有ってもいいかもなーと思う。作画駄目駄目な回とか。 いきなり脚本が首藤とか。脚本が浦沢とか。脚本が藤川とか。 ・・・ベターマンは結構イイかも。作画が気持ち良い。取り敢えず。

・大方の予想通り、X Window入れる段になってビデオボード認識で 詰まってしまったという。Intel i740チップってまだ正式には サポートされてないの?うーん・・・取り敢えずソレ対応らしいtgzファイルを 拾ってみたりして・・・いかん、夜が明ける。もう寝よ。

・「人類、月に立つ」。見逃した。もーどーでもいーや。


JUN.13.1999(SUN)トムコリンズ

 昼前起床。飯を食いつつ金曜にやっていた「ジャッジドレッド」を見る。 何かわりかし面白い。「映画何見に行く?」「ジャッジドレッド」「ぎゃははは〜」 (M氏談)という位にバカにされていた映画(スタローンでSF、と言われれば 見る前からバカ映画に決まってると思いこんでしまう)なんだけど、何というか、 「ブレードランナーのパチモン」的映像感覚が実に巧かった。 雨の降りしきる汚れた未来都市、とか。 巨大なビル群をぬけてエアバイク(!)でチェイスするシーンなんかは結構 アニメ的で一見の価値あり。まあ物語自体はバカそのものですが。これも マンガが原作だと言われればごまかしもきくし。駄目?

 近くのホームセンターに出かけてアンテナ分配機とか自転車の虫ゴムとか、 「そのうち使いそうだけど用のない」品物を買い込んでみたり。 なんか昨日の余韻が残っててやる気が出ない。 「グッドラック」を読む前に「雪風」を再読することにした。 SF大会まであと少し。何を読んでおくべきか・・・何を読めば 俺のこのSFの血をもう一度熱くさせることが出来るのか・・・

 夜になって漸く金曜のヒゲを見る。以下雑感。

ヒゲ「コレン、ガンダムと叫ぶ」

・考えたらロランのうそつきぶりって結構無茶苦茶だよな・・・

・冬眠刑から醒めた男。このバカノリを見てると、どうもF.S.S.の
 某ミラージュを思い出す。

・「お姉さまッ!私たちはだまされてたんですよ!」
 「人様に言われなくても・・・」
 「あなた、そう、仇討ちを」

・ハリー中尉も気付いてんだか気付いてないんだか。
 「ローラ」の変装ってそんな良かった(?)か?

・「出て来やがれ白ヒゲよォ・・・貴様がガンダムだってことは
 判ってンだよォ!」ガンダム?性能のいいMSはみんなガンダムなのか。

・「わたし・・・グエン様の言いなりになりすぎているのでは?」をを、
 自我の目覚めが。ていうかグエン様結構ヤバイよな。ソシエを平気で
 「兵隊」に仕立ててしまう所とか、その辺に違和感が。
 で、ソシエが死んで、姉ちゃんが発動するのか?

・「しぶてえ女だな・・・」ああこれで又白ヒゲのパイロット=女説が。

・「う・・動きが良くなってる!」ワァ!ビームサーベル!ガンダムだッ!!
 ・・・と、この辺の一連の心地よさは先のガンダムハンマー並。
 やー、やっぱイイ。良いわ。トミノ節とでも言おうか。台詞回しだけじゃ
 なくて、全てに置いて、あの夕方のサンライズ枠が蘇っている感じ。

@@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@

・そう言えば、最近レッドドワーフ号がまた面白くなってきた。 結局「味わい」に尽きる。あのどうでもいいギャグの雰囲気がだんだん ツボにはまってくるのだ。勿論声優の力も大きい。 関連Web頁を探してみたら、かなり良質なファン頁を発見。 RED DWARF。ここによると、このレッドドワーフ号は何と 世界22カ国で放映されてたのだそうだ。イギリスのいなたギャグが こんなにも受けていたとは!今や劇場版の噂まで。 影のスタートレックネクストジェネレーションズ、と 噂されるだけはある。マジ。 オフィシャルサイトはここ

・最近近場のゲーセンに行くと必ず「犬福」をやっている気が。 でもなかなか最後まで育てきらない・・・クイズ難しいよ。 マイエンジェル比で1.25倍位。ところで犬福の名前は「よこやま」ゾナ〜。 それはナァゼェカ?ってナゾラーなんか誰も知らねえよ。


JUN.12.1999(SAT)ジョンコリンズ

 昼前起床。「専務の犬」の感想を 書いてから出かける。本屋で「グッドラック」(早川書房)と 「とことん使えるLinux徹底活用ガイド」(技術評論社)他を買って、 アクティ前へ。大学時代の友達と飲み。 面子は例によってのY岡氏、I田氏、N川先生、そして比類なきO女史。 冒頭から大荒れのY岡氏による「女は尻触られてるうちが華!」論に 正面から戦いを挑むセクハラ被害者O嬢。を横目で見ながら如何に 自分の教える女子高生達が可愛いかをだらだらと語り続けるN川先生。 なんか主目的のはずのI田氏モロッコ珍道中の話は結局殆ど聞けず仕舞。 ううう。でも銀行って大変なのね・・・渉外なんてとても出来ないわ・・・ タッキーの可愛さについて気炎をあげながら焼き肉屋を後にして、 バーに流れ込んで更にひとしきり。 ゲーセンではI田氏が靴を脱いでのD.D.R.マジプレイ。 ギャラリーがおとなしかったので私も久々にゲーセンでプレイしたことだよ。 知らない曲(2ndにしかない曲)を踊るのは矢っ張り楽しい。 早く2ndを出してくれないものか。あとジンギスカンも入れて欲しいモノだよ。 選曲はジャレコの方が好きな世代。・・・次はビアガーデンかのう>飲み会。

 で、23時過ぎにお開きになった後は例によってM隊員宅へ。 さぁ今夜もプラモ狂四郎を読むか!とか思ってふと見るとDCが。 聞くと、我らが約束の地、伝説のホビーショップ 「わしや」 が、DCを19800円で「先行値下げ」して 売っていたので買ってきたという。ソフトも同様だったらしい。 相変わらず荒ぶる店だ。これで伝説がまた一つ。しかしいいのか。猫飼ってるし。 セガラリー2やバーチャ3でその異常に美しい画面を堪能した後、 隊長がバス釣りを開始。かの大プロジェクターに映るバス共の巨大さと言ったら。 ギャラリーしているだけでも十二分に楽しめる出来は流石。 ひたすら釣り続けて3時頃解散。プラモ狂四郎は4巻に入ってから 新素材合戦が繰り広げられて熱い。けどあんなんプラモちゃうやろ。 バイオチップとか、もーホントに元祖烈&豪つーか、押さえるべきネタは全て 押さえきってあるという。矢っ張り一回は読んでおくべき作品と言える。

・NT誌今月号はかなりクリエイター寄りになっていて面白い。 メージュの影響有りや無しや。F.S.S.も無茶苦茶面白いし (やっぱ伏線が繋がるときの巧さは最高)・・・それはそれとして 「エスカ」劇場版?あのキャラデザは何ですか?どうせ完全新作なら 眼鏡っ娘の方で行けばいいのに(嘘)。・・・まぁ大谷メルルの 「バァンさま〜☆」がもう一度聴けるのなら。いやそれより寧ろ あのOVAときメモのキャラデザこそ。あの「悪の詩織」ぶりが。 「大丈夫、髪の毛の色で判別可能」とは隊長の弁。

・何かToHeartアニメ良いらしいじゃないですか。辛口批評で有名な某☆師匠は このソフト視聴の為だけにDVDプレーヤーまで買った(違う)というし。 つーかPS版もやるべきでしょうか?水玉本舗とか見てると、 こうムラムラと・・・ムラト?って白鯨も遠い昔になってしまいましたが。 いやギャルゲーから遠ざかって久しい昨今、また萌えてみたいとか 思ったりもしないでもないです。・・・取り敢えず手元に溜まってる PSゲームの山(FF7、キングスフィールド1〜3、火星物語、 バイオハザード1/2、etc.)を片づけたら。って一生無理かも。

・辛口批評で有名と言えばあのあさりよしとお氏が「一見の価値あり」 とまで言う「るろうに剣心 追憶編」。ぶるま氏の評に曰く、 「これ観るともう原作は読めません」。ちと見てみたくなる。でも未見ビデオ 死ぬほどあるんだよな・・・ぐー。


JUN.11.1999(FRI)あ〜ぼくは〜いつごろ〜おとなに〜なるんだろ〜♪

 人生いろいろ。同期の男から結婚する旨のメールが来たり。 女子はもうわんさか寿代謝、ちがう代謝してどうする、寿退社していくのを 見てきたけど、男からそう言うのが来るとまた別の感慨がある。 別に今更結婚願望も無い話だけど、やっぱああいう「正しいセイシュン」を 送ってる人達を見てると、25にもなってデジモンアドベンチャーなんか 見ながら泣いてて良いのか>俺!とか(流石に)思う。 実際焦りみたいのもある。あるけどさ。でも 「信じてるのは胸のドキドキだけ〜♪」つーか。 全然ドキドキしてないけどな最近。

・「人類、月に立つ」第五回。「違うよ。こんな形でなくて良いはずだ。 こんなでかいので行く必要は全くない」「地球の上でのランデブーも 出来るかどうか解らないのに、月の上でやろうってのか!?」 月軌道ランデブーってアイデアは最初否定的だったのね。 1962年の入札で着陸船担当はグラマン社に。物語は グラマン社の視点で進む。 「・・・・大仕事が入ったからな!」「ヤッター!!」5億ドルの仕事。 基礎設計の段階でどんどん削っていく過程が丁寧に描かれていて良。 1グラムでも軽く!足を減らし、降下ステージを円から8角形に。 窓を減らし、椅子を無くし、断熱材(あの銀紙みたいなやつ)を新たに開発。 うーん・・・なるほど・・・あの悪者っぽい三角形の彫り込んだ窓は 合理性の固まりなのね(如何に狭い窓で好視界を得るか・・・)。 で、設計のあとはテストに次ぐテスト。 新素材と手作りの部品の山。強度計算ミスにシステムの集積バグ。 問題は山積み。締め切りは刻一刻と迫るが、ひたすらトライ&エラーを 繰り返す・・・休日返上24時間体制で働くも日程(7年)も予算 (5億ドルどころか10億ドルでも全然)もオーバー。 60年代はあと1年しかないのに・・・ 「ソ連が月へ行って10年後には共産主義の世の中だ」。 結局8号の月周回は着陸船の納期遅れが原因だったのか。 着陸船LM3(スパイダー)は1969年2月にFIX。 アポロ9による地球軌道上での着陸船動作実験では 宇宙酔いに苦しみながらも、着陸船の起動、司令船からの分離、 エンジン噴射の実験、再結合実験を行った後、廃棄。 電源を落とされ、地球軌道上を遠ざかっていく着陸船の、この「愛しさ」。 アポロ10では次代LM4(スヌーピー)が月軌道上を周り、 そしていよいよLM5・・・「これですか?これは、イーグルです・・・!」 ・・・・いよいよ!いよいよ次回人類は!


JUN.10.1999(THU)肉体疲労時の栄養補給

 今週のラジオ英会話はピッツァリアなネタ。イタリアンフードと言や、 最近じゃそこらの角店でもいろんなパスタが売られる様になってきてて、 何か日々の食生活の中に当然のようにスパゲッティが存在しているという。 トウガラシ入り(赤)とかほうれん草入り(緑)とかイカスミ入り(黒)とか。 混ぜるとダダな色になって楽しい。ソースはニンニクベースが主。 いつぞやの餅月あんこ嬢のレシピから始まって、気が付くと自分の世界が。 ・・・然し何でアメリカ人はあんなにアンチョビが嫌いなのかね。

・でも今夜の晩飯は話題(一部で)の 「徳島中華そば」@カネボウフーヅ。 ・・・なんで徳島製粉製じゃ無いんだ?

・「キリンヤガ」の感想をいつもの所に追加。

成田美名子に感想追加。まとまってません。駄目駄目。

・「人類、月に立つ」第四回。すいません訂正します。昨日の7号までは サターンIB(直径6.6m、全長68.3m、重さ587トン)でした。 8号からサターンVなのね・・・このページの作者は宇宙開発については 完全に門外漢なので、うそんこばっかり書いてる可能性あり。アポロ計画に関する 正しい情報はNASDAんとこの資料とか 国立宇宙科学データセンターでどうぞ。 さてアポロ8号。1968年。アメリカは戦後最大 (最悪、とまでは言い切れない)の混乱の中にあった。キング牧師が殺され、 ケネディが殺され、ベトナムは泥沼に陥り・・・それでもNASAは ケネディの言葉「現実を見て疑問を投げかけるより夢を見て実現を試みたい」 というあの強固な意志で月を目指す。だが鉄のカーテンの向こうでは ソ連も本気で月を狙っていた(ソ連も月を狙っていたのだ。 当たり前だが忘れてた)。月に無人船を送り、帰還させて見せたのだ。 焦ったアメリカは「着陸船なしでの有人飛行により、月軌道を10周回る」 という見切り発射を決定。斯くして1968年のクリスマス到着に合わせ、 あの3000トンの化け物に人間を乗せて宇宙へ打ち上げたのだった。 人類で(おそらく)初めて「ぐんぐん遠ざかる地球」を眺めた人々・・・ ああ、どんなにか不安だったろう!その上このまま月軌道に投入されて・・・ もし月の重力井戸にとらわれて帰ってこれなくなったら? 永遠に月の周りを・・・この恐怖。だが彼等は無事帰ってきたのだった。 「一九六八年は、これで救われた」・・・あああ!ああああああ!!! 彼等の目に移った「月の地平線から上ってくる蒼い地球の姿」・・・! くー、やっぱ死ぬまでに一度はあの「地球の出」を拝みたいものだよ。 あと木星の巨大さを肌で感じてみたい・・・・さて次回は着陸船。 あの削りに削ったデザインからしても設計者の魂を感じざるを得ない訳だけど・・


JUN.09.1999(WED)7号

・「人類、月に立つ」第三回。アポロ7号はぐっと押さえ目でルポ形式。 打ち上げ前の妙に高揚した、高揚してるんだけど静かな感じとか、 ああいうの見てるとどうしてもオネアミスを思い出してしまう。 下手したら爆発して欠片もなくなるかも知れない。でも・・・ 彼等はプロであり、それ以前にアストロノーツなのだ。その心意気。 ・・・しかし、もっと技術面で「サターンはこんなに凄い スーパーマシンなんだ!アメリカのロケット技術は世界一ィィィ!」 って所を突っ込んで欲しいんだがな・・・ でもあの超重たい(3000トン近い)爆発物の固まり (重量の90%以上は燃料)が1億6千4百万馬力の スーパーエンジンでぬぐおぉぉぉっと持ち上がっていく辺りは さすがサターン。次回8号ではついに月の周りを回るぞ!

・マイク・レズニック「キリンヤガ」(早川)読了。 やー、読まず嫌いでした。SFMで見てた限りではイマイチっぽくて 読む気がしなかったんですが、読み始めたら徹夜必至、みたいな。 単純に「面白かった」とは言えない読後感。でも「残る」。 SFとしての鋭さとかキラメキとかそういうのは今一つ (落ち着いているというか)なんだけど・・・・萩尾望都氏の言うように、 頭の片隅で次の展開を予想しながら読んで、でも必ずそれを越えた別の地点に 着地してみせる当たりは流石レズニック。・・・・にしても、 もう「一角獣」の続編は書かないのだろうか・・・

・「ハイ・フロンティア」の感想追加


JUN.07.1999(TUE)錠剤

・「人類、月に立つ」第二回。宇宙からの帰還とかでお馴染みのあの アポロ1号の事故。圧縮した純粋酸素を満たした宇宙船での実験中に 火災発生。全員窒息死。「実験中の事故」って奴。 「ミッション中で死ぬのと、発射台の上での実験で死ぬのとじゃ大違いだ」 ネジ一個に至るまで徹底的に分解デバッグを続ける様が凄まじい。 「だけど今度は月に行くんだよ!?」ジェミニに比べて格段に 複雑なアポロの設計。ノースアメリカンの担当者も簡単には引き下がらない。 ・・・だが、ノースアメリカンも「アポロ計画を止めるわけにはいかない」のだ。 品質管理者なんかは一家心中したりして。みんな過労でボロボロになりながら 「だが仕事は止めないぞ、月へ行くまでは絶対にな!」で、 展開のメインは聴聞会。実際アメリカだよな・・ 「宇宙征服には命を懸ける価値がある・・・」しかし試験パターンを 「思いつかなかった」ってのはバグ込みのソフトをリリースしちゃった時の 言い訳だぜ・・・「月へ行かせて下さい、一刻も早く」・・・うう。 ううううううう。ううわああああああああ。

リンス


JUN.06.1999(MON)この惑星の現在地

・NATURAL、7巻購入。物語が走りはじめている。LaLaで読んでた時とは 全然感想が違う・・・取り敢えず感想は後程、ということで。

・手塚治虫文化賞(文化賞・・・)に朝日が見開きを使っていた。 マンガ大将、じゃねえ大賞は浦沢直樹「MONSTER」。一次選考の 点数配分見ると、選考委員の趣味が良く出てて良。しかし荒俣宏があれだけ 唐沢なをき作品を推してたとはね。学園天国とはまたマニアックな。

・「人類、月に立つ」第一回。ドラマとしての出来は二の次。 有能なアニキ達が大活躍。ジェミニ8の事故に冷静に対処する アームストロングとか、航法コンピュータが狂ったら六分儀とチャートで復帰 な「ランデブー博士」オルドリンとか、実にこう「宇宙船乗り」の 魂を感じさせてくれて良。ジェミニ計画って地味なイメージが強かったけど、 これはこれで熱いぞ。「アメリカはソ連に勝てるのか!?」「勝ってみせる!!」 そしてプロジェクトはいよいよアポロへ・・・「この部屋に居る誰かが・・・」 ここにいる誰かが人類で初めて月を歩くのだ・・・!!という静かな興奮。


JUN.06.1999(SUN)スペードのエース

 昼前に起き出して、何となく徳島へ。湿気っぽい川風の吹く街を ぶらぶらする。MDには小沢健二。いや笑い事じゃなくて。 もー最近オザケンばっかり聴いてますよ。それも「犬」ばっかり。 結局「あの頃」に聴いたのがいつまで経っても最高だったりするんでしょうかね。 にしても最近何やってるんだか>オザケン。駅前の書店をぐるっと回って 新刊他色々買う。あと121でgottamixもget。エースコンバット3も 店頭プレイしてみたけど、ニキータ氏の言うとおり確かに綾波が。 「えばっぽい」感じがする。買っても良いかも。

 帰宅してから買ってきた本(諸星大二郎とかとりみきとかながいけんとか 上遠野浩平とか)をだらだら読んで、あとは寝るだけ。寂しい生活だねどうも。 もっとこう・・・鮮やかな毎日を・・・

・NEWTONを立ち読み。シャープ(家電の)ってシャープペンシル (繰り出しタイプ)で礎を築いた会社だったのね・・・ショミミでした。

・gottaは星3つが既に厳しい世界。噂のDJバトルもクリアできないと言う 有様。暫く練習あるのみか。にしてもR&Bはイカス。


JUN.05.1999(SAT)身を捨ててこそ

 無反省に生活し過ぎだ、との警告が電波にのって脳に届いたりする今日この頃。 ムッ!くそッ!電波めッ!!筋肉カッター!!チュンチュンチュンボトボトボト! お前の敗因は、俺を本気にさせたことさ!!ゴー!サイクロン!などと 脳内で戦いながら、然しふと我に返って周囲の状況を見つめると、 確かに無反省に日々を過ごしすぎだと痛感したり。 19歳の頃と何ら状況は変わっていない(成長していない)んじゃよな。 理想と現実の乖離はあの頃からずっと平行線を辿ったまま。 頭の中でぼやんと考えているだけでは何にも変化なんて訪れやしないのだ。 状況の「揺れ」も、今の様に会社行って帰って寝るだけ、の生活には とても求められる話ではないし。ホント河岸を変える必要が有るんじゃないか?
 ・・・始終ボンヤリしてる。周りに膜があって、それ越しにしか見たり 触れたり出来ないという感じ。度の合わない眼鏡で生活してる様な。 マンガやアニメの単純化された世界に慣れ親しみすぎて、複雑な現実世界から 必要な情報だけを切り出す、という能力が減衰しちゃったのかもな。 兎に角「リアル」が無い感じ。自分を仮託する相手も無く。憧れもない。 どうにかしなくちゃ、どうにか・・・・

・夜はバスケ−風呂屋−コンビニ−M隊員宅コンボ。gottamixでひとしきり。 コンビニにアイスガイが無いよ!と嘆いていたら、M隊員自らが新鮮組まで 買い出しに。申し訳ない申し訳ない。次からはワタクシが。 ・・・最早アイスガイ無くしては週末を過ごせない我々・・・ アイスガイ中毒、略してガイ中。この勢いでガイ泊セットを当てよう。


JUN.04.1999(FRI)ファニー

・ネタがないので感想メモ。

▼ヒゲ「ローラの牛」
・反目し出す姉妹。「憎しみにとらわれたら解決の糸口も・・・」
・「自分に似ていたからと言うのではなく」あ、気付いてたのか。
・柵を貼る、ってのは目に見える土地分断で如何にも。ベルリンの壁然り。
 サンベルト・・・南には一体何があるのか?
・しかし、ソシエ、なあ・・・どーにも。不機嫌だけど状況には流される。
 多少変化はしてきてるような。何にしても可愛くない富野キャラの面目躍如。
 なんつーか、「お嬢」だよなーというか。
・「ミルク、見つかるといいですねえ・・・」うわー、もう。戦後の食糧難の
 時代を彷彿とさせるというか。はだしのゲンつーか。これが戦争だ、という。
・「ま、おあいこだけどね。安心した?」お、かすかにラブ★の予感。
・ハリー中尉は相変わらずイカス。あの立ちポーズとかみてるともう。
 で、結局彼の前では女で通すのか>ローラ。
・ああ、いきなりバラすかそれを。うーん。バラしたからって状況は
 変わらないのでは。

▼デジモンADV「エンジェモン覚醒!」

前回のあまりの出来の良さに気を失っている内にもう今週分が。
いやー、パタモンのあの舌足らず喋りにぼろ負け。
死ぬかと。

バラバラになっていた一同の集合のタイミングもバッチリ。
「暗黒の力の中心にいる、デビモンを倒さねば」
「あいつを倒さなければ、俺達は生き残ることは出来ないんだ」
展開は対デビモン戦へ。

暗黒の力で巨大化するデビモン。その圧倒的な力に
進化すらままならない・・・とそこへ空と丈が合流。
イッカクモン、バードラモンの攻撃で出来た隙を狙って進化する一同。
「進化〜!」「頼んだぞ!」のベタベタな繰り返しがもう激燃える!
音楽の力も有るんだろうけど、やっぱ声優だよな、これは。

・・・しかし全く歯が立たない。デビモンの手がタケルに伸びる!
タケルを守るにはあまりに無力なパタモン。だがそこに奇跡が!

パタモン進化のエンジェモンは、その進化形と引き替えに
デビモンを倒すのだった。
「ごめん、タケル」
「また、会えるさ。君が望むなら」
デジタマに戻ってしまうエンジェモン。タケルは大切に育てると決意。
うわー、前回のアレはこのための複線でもあったのか〜!巧すぎる!!

しかしデビモンは滅びるときに、さらなる闇のデジモンの存在を
語る。海の向こうにも闇の力を持ったデジモンが・・・
呆然とする一同の前に謎の老人が!

次回より、舞台はさらに広がっていく・・・ああ、さらなる冒険の予感が!
こうでなくては!!

・・・・かなり本気で楽しんでいる

・取り敢えず2枚目。 話が無いのはいつものこと。駄目だな・・・


JUN.03.1999(THU)歯磨き

 定期健康診断。握力右55左57。弱まってる。視力も落ちた。 身長も目減りしてるし、体重もちょっと減った。体重減は嬉しいけど、 全体としては弱まり行く身体。肝臓とかもやばいんじゃないかなあと 思うんだけど、内蔵側は取り敢えず問題なし、らしい。心臓も肝臓も 毎日毎晩無駄な負担をかけてスマン!とか思いつつも、 自分の身体がまだ大丈夫だと判った後で呑む酒の美味さよ(駄目すぎ)。

・ROLLING-Kっていう安いバーボンがあるんですが、安いからには 味もアレだろう、とイマイチ手が伸びなかった私。こないだ酒屋に行ったらば、 それがステンレスカップ付きで売られてて思わず購入。つくづくオマケに弱い。 いや、前々から一度飲んでみたいとは思ってたんですけどね。 OLD CROW(工藤俊一の好きなバーボン)のエンブレムも気になるし。 で、これが値段に見合わない程のバーボンらしさ。 同価格帯ならEARLY TIMESより好きかも。でもまあ開封したてだし、判定は後程。

・「鉄道員」とか、ああいう「高級」なのが流行気味なのを後目に、何か 暑苦しいオヤジ映画が見たい今日この頃。チャールズブロンソン的な。 エストラーダ対ムトゥ、地上最大の決戦!とかそういうの。夏だし。

神林長平岡野史佳能田達規に感想追加。


JUN.02.1999(WED)ジャムパン

 相変わらず無為な夜が続く。日中、仕事をしながら「帰ったらこれやろう、 あれもやろう」とか考えて、でも帰ってきたら何にもやる気が起きない。 これって単なる無気力では。まー相変わらずの残業まみれで何が出来よう 筈もないのですがね。ここ一月ほどの一番の贅沢は、きっちり8時間 睡眠を取ること、だったり。

・折角生まれてきたんだ、楽しくやろうぜ、とは思う。思うけどね。

・それはそれとして、気が付くとファントムメナスの内容を断片的に ぞくぞくと仕入れてしまっている自分の脳。ていうかTVとか 報道しすぎだ畜生。曰く子供っぽい、曰くノーテンキ。でもなあ。それでも。 リーアム・ニーソンとか、ジェダイナイツに選ばれた時 どんな気分だったろうか。「自分の」ライトセーバーを手に入れたとき、 どんな気持ちになるだろう。その瞬間に、ほぼ間違いなく歴史に 残るんだもんなあ。レイ・パークとか(その辺ユアンは爺の方が 印象強くて辛い所だろう)。まぁ、下手に期待しないこと、が 傑作を素直に楽しむ秘訣か。暫くは酷評にばかり耳を傾けるとしよう。


JUN.01.1999(TUE)おまけの一日

 6月が来た。近くの本屋に行ったら「世紀末フェア」とかやってて、 北斗の拳とかMMRとかが平積みに。ホントにあと一月でこの世が終わったら どんなだろう?仮定してはみるけど。やっぱ「ひとめあなたに・・・」だよ。 こういう時思い浮かぶのは。そういう世代。でもなー。果たして バイクを駆って会いに行きたいほどの人も無し。・・・あれ初読の時に 「自分だったら誰に会いに行くだろう」って考えますよね・・・いや 誰が思い浮かんだかは、永遠の秘密ですが。でも思い浮かんだんだよなあ あの頃は。うーん。・・・しかしまー人間いつ死ぬかなんて ホントにわからないもので。そういうわけで一日一日を大切に 心に刻んで生きていきたい!でも今日も心に刻むナニゴトモ無し。 仕事して帰ってきて寝るだけさ〜。ほへん。

・こんな夜に限って大槻ケンヂ「のほほん日記」(新潮社文庫版)なんか 読んでしまったりして。1992〜1995、オーケン26〜29歳の日記。 ぴあ版との差違は脚注のリニューアル等。 TVぴあ連載時は毎週欠かさず読んでいたもので(立ち読みだけど) そのころの空気が蘇ったり。夜のローソンとテレコンの日々。 他人の日記(しかも結構ダウナー)なんかどこが 面白いんだという向きも有ろうかとは思いますが、兎に角一旦読み始めると ページから目を引き剥がせない。読めば読むほど気分が悪くなっていくのだけど、 どうしても止められない。こういうのってWeb日記読みにも通じる様な・・


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