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990507付けテキスト


 最近、妙に「腰を据えて」見ている様な気分になれるのが 「デジモンアドベンチャー」。もうホントに良いのだ。 限りなく削り込んだ世界設定、その妙な「軽さ」が妙に懐かしい。 電子世界に漂う、独特の妙な寂しさ。ファミコン時代のRPGの如き。 そんな寂しい世界を旅する子供達は、互いを思いやり、力を合わせて ここまでやってきた。
 失敗も仲間に良かれと思ったところから始まっていたりする。 基本的にイノセントなんだ。子供同士、助け合うのが当たり前。 助け合わなければ、元の世界に戻ることは出来ない。 その、「がんばるんだ・・・」っていう気持ちが、ともすると(子供だから) 崩れそうになるのを、一生懸命我慢しているのが彼等の表情から読みとれる。
 あの独特の「気を張った」「けなげな」表情/演技がトテモ良い。 特に空(水谷優子)の演技は素晴らしい。自分も不安なんだけど、 でも一生懸命明るく振る舞って、ムードメイカーとしての自分の役割を 果たそうとしてる。そういうときの彼女の不安とか、がんばろう!という 気持ちとかが、水谷の演技の巧さもあって本当にビシバシ伝わってくるのだ。


デジモンアドベンチャー 7話「咆哮!イッカクモン」 辺りが寒くなってきた。心配する丈を後目に「雪合戦が出来る!」と喜ぶ太一達。 「僕が一番年上なんだから、みんなを守らなくては」と気を張る丈だが、 ムゲンマウンテンへ登るかどうかで口論になってしまう。責任感から、仲間が 洞窟で休んでいるのを見計らって一人ムゲンマウンテンへ向かう丈だが・・・ リーダーの苦悩。年長者であるが故にリーダーを背負わざるを得ない。 太一達の口論に熱くなって、でもふと周りを見渡すと、年少の子供達が 不安げにそれを見ているのに気付く、とか、もうこういう描写が凄まじく巧い。 一人山へ向かう丈にさりげなくついていくゴマモンの性格も最高。丈には こういう奴が一番合うよな。 「ぼくが一番大きいんだから、ぼくがみんなを守る!」 あー、もー。こういうの弱い・・・ にしても、一番「大人」なのは空だろうな・・・フォロー魔というか・・・ あと、最近バルモンの喋りにメロメロ。いいわ、あの声。 脚本:大和屋 暁 演出(絵コンテ):小坂春女 作画監督:信実節子 美術:飯島由樹子 @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@
ターンエー 4話「ふるさとの軍人」 いきなりMS戦かい。この「有無の言わせ無さ」がもう。「モノを壊してーッ!」 「戦うつもりの無いやつがもビルスーツを持ち出す訳無いだろ!」 「そんなこと言うなら、このままつぶしてしまいますよ!?」 うーん・・・ホント、蛮族だな>地球人。 戦闘シーンは全体的に激しい。勢いというか・・・同時にいろんな事が起こる。 「これが戦争だ」って事か。何となく画面の作りや雰囲気がウェルズみたいで。 タコの火星人でも出てきそうな勢いだけど、出てきたのは赤いサングラス?の 男。スモウ乗り。こいつ・・・ 「ヒゲの大きさ」って「ヒゲのモビルスーツの大きさ」って事か。 なんでヒゲのサイズとか聞くのかと思った。 「敵がうてるんだ?」この独特の台詞回しがもう!あー、富野だ・・・ ロランはムーンレース側につくのか?一体何を考えてるんだ? ていうか要するにキエルお嬢様かディアナ様か、どっちにつくんだ?って事か。 「戦争ですか?」「本気でやれるとは思っていない・・・」 ・・・なんか、やばくないですか。また訳解らない作品になってしまいそうで・・ 全く予断を許さないとはこのことで。 「全てのガンダムを肯定」っつーことは、これから黒歴史の遺産として 全てのガンダムが掘り出されることを意味するのか?しないか。 マーメイドガンダムとかマンダラガンダムとか掘り出されたら楽しい。 脚本:高橋哲子 演出(絵コンテ):西森章 作画監督:スタジオダブ 美術:池田繁美 @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@
デジモンアドベンチャー 8話「闇の使者 デビモン!」 ムゲンマウンテンでこの島が絶海の孤島であることを知った一行は 途方に暮れる。そこへ襲い来る「いいデジモン」の筈のレオモン。 彼も又「黒い歯車」の犠牲者だ。 レオモンの攻撃をこの日2度目の進化によってなんとか切り抜けた 一行の前に、謎の洋館が現れる。空腹と疲れに勝てなかった彼等は、 用意されていた食事や風呂を存分に楽しみ、ベッドで疲れをいやすのだった。 だが、それらはすべてデビモンの作り出した幻想だった。 デビモンはこの一行が「選ばれし子供たち」であり、彼の 黒い歯車による世界征服を邪魔する存在として、眠っている内に 殺してしまおうと考えていたのだ・・・ レオモンは兎も角デビモンの塩沢兼人声が何となくぶりぶりざえもんに 聞こえてならない今日この頃。こいつが「黒い歯車」の「犯人」か。 入浴シーンの「男同士」ネタの楽しさがバイファムを思い出させる。 にしても、まだ5日目なんだねえ。この「5日」という時間感覚の巧さ。 子供達の疲れや不安が高まってくる・・・この辺がもう・・・ 「選ばれし子供達?」 ・・・・なんと!これから彼等はバラバラにされてしまうと言うのか!? うおお!まだこんな試練が!もうすっかり彼等に感情移入している私にとっては 辛すぎる展開だ!たまらん!(って喜んでるのか。マゾ野郎) 脚本:西園 信 演出(絵コンテ):角銅博之 作画監督:出口としお 美術:清水哲弘 @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@

色嘘っぱち


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