ああ、都会の空をとほく悲しくながれてゆく煤煙、
またその建築の屋根をこえて、はるかに小さくつばめの飛んで行く姿を見るのが好きだ。
(萩原朔太郎「月に吠える」)
・防衛隊業務連絡:防衛写真更新しました。
・昨日のカレー作戦の詳細は嫌日記で。
以後ゲーセンを転戦しつつM隊員宅へ。隊長が「風のクロノア」をえんえん プレーしているのを後ろで観戦。更にゲーセンへ行ってウェスタンドリームとかの コインゲームで時間を潰し、23時頃解散。
・グラドリエル姫細腕繁盛記:人魚事件は解決。暫し休息の後、次のシナリオへ。 先ずは情報収集だ。
夜、中川先生から電話。飲み会は潰れるらしい。まぁ、仕方ないさ。
皆忙しい。特に比類無きO女史は大変らしい。で、その他連絡事項の後、
生徒に愛される教師生活の素晴らしさについてとくとくと語られる。
「君も教員採用試験受ければ良いのに」。全くだ。
何で俺様こんな仕事やってんだ。でも、じゃあ、はいそうですか、と
受けられるもんじゃないのさ。踏ん切り悪いからな拙者。
ずるずると墜ちていくのだ。
彼と話していると、2年前同様、酷い敗北感が募っていく。
自分より頭のいい奴、自分より切れる奴、自分より幸福な奴を見るのは
癪に障るものだ。逆も又真也。他人の不幸は蜜の味。汚いよな。所詮。
話はいつの間にか比類無きO女史の話に移っていくのだったが、
此処で何が語られたかは、墓場ネタなので秘密。
某氏と会った後、夕暮れの大学へ。総合科学部棟の前の芝生のベンチに腰を
下ろしてぼーっと行き交う学生を眺める。自転車の多さ、学生の妙な密度。
春特有の光景だ。これがあと一月もすれば半減してしまうのだから
大学生というのが如何に遊び呆けている存在であるか。
行き交う顔に嘗ての仲間の顔を探してしまう。居るはずは無いのだが。
閉館間際まで大学図書館で昔読んでいた本の続きを開いてみたりして、
「気分だけ大学生」を味わうのだった。虚しいねどうも。
眠気で吐きそうになるのをこらえながら、必死で全集モノのページを
繰ったのも、閉館間際に調べきれなかった禁帯出の辞典を窓から放り投げて
持ち出したのも、今となっては美しき思い出なり。すいません。
21時頃、図書館を出て、ぶらぶら歩く。そこら中に屯して盛り上がっている 酔っぱらい新入生達。それぞれが人生最高にして最後の自由を謳歌されん事を。
・猫娘。色塗り時点でゴミ化。 慣れないことはするもんじゃない。あああ。
最近では鳴門の新聞に折り込み広告が入るというハンズ三宮へ行ってみる。
やっぱりハンズは何かしらこう「創作意欲」を賦活するものがあるなぁ。
ハンズを出て、夕闇の三宮。ナンパをしに来てる兄ちゃん達と、
ナンパをされに来ているねえちゃん達が路上を埋め尽くす。兄ちゃん達が
みんなジャケット着用で「決めて」る感じなのが他地方とは大きく違う感じ。
然しみんなあからさまにナンパしてるのが面白かった。ちょっと他の街じゃ
ここまであからさまなのは無いんじゃないか。
帰りのバスは8:30。昼間に予約したのだけど、チケットを見たら
「A−1」。誰も予約してなかったという。結局バス1台に乗客3名。
まぁ空いてて良かったけどさ。いっそこの時間帯は削って、
もっと深夜便みたいなのを出したら良いのでは。23:50発とか。
三宮で遊んでから帰る、って事が出来るし、舞台なんかも夜の方が多い訳だから
利用者のことを考えると・・・無理か。
M隊員宅に立ち寄って電波少年を見てから帰宅。
・然し噂に聞いてはいたが、本当にいちいりえ氏の影も形もなかった。 辞められたのだろうか・・・せめてパンフで一言なりと触れてくれても・・・ まぁ、そういうものなのだろう。然しいちいりえの居ないピスタチオというのは、 矢っ張り重大な何かが欠けている気がする・・・
・遂に来た!という感じの
インターネット冷蔵庫。取り敢えずくっつけとけ、という王様のアイデア的
「発明」臭が素晴らしい。序でにラジオもつけてみました!という。
まぁ冷蔵庫はでかいから、色々入るんだろうけど・・・でも単にくっつけただけじゃ
面白くない。やっぱり冷蔵庫の制御がネットワークから出来るとか・・・
でも冷蔵庫の制御、って何したら良いんだ?炊飯器ならまだしも。炊飯器は
制御したいですね。今年の米の出来具合によって、微妙に炊き具合が
アップデートされたりして。
発明と言えば、ドクター中松がシアトルの名誉市民賞を受けたそうで、
シアトルはその日を「ドクター・ナカマツデー」として記念日に制定したという。
屹度その日はシアトルの人達がみんなぴょんぴょんシューズを履いて
生活したりするのであろう。それにしても「発明家」てのはいい響きだ。
拙者エジソン好きだし。彼の手によって生み出された様な、
眼で見、手で触れ、耳で聞ける「未来」が今世紀末には少なすぎる。
もう無理なのだろうか・・?実際、宇宙開発を捨てた今の我々に残された「未来」
は、「電脳空間」だけなのかも知れない。バーチャルリアリティ
(この言葉も手垢が付いた・・)は僕等をもう一度、
興奮の世界へ導いてくれるだろうか?・・・嗚呼〜時代が泣いてる〜♪
帰り道、「ササ願」求めてここ10年近く行ってなかった本屋にまで 足を伸ばしてみたのだけど、やっぱり無い。無い、ていうか、 もうこの本屋潰れる直前では・・・10年前は軽薄な明るさに満ちた「郊外風」の おしゃれげな本屋だったのが、今は実に「いなたい」。エロ雑誌と古本と、 全く整理されてない黄ばんだ背表紙の漫画達・・・客はヤンキー崩れがちらほら。 雑誌以外何も新しいものが無い様な所で、思わずOL向け漫画雑誌を立ち読み してみたりして。いや例の柊あおいの6OP描き下ろし。年齢設定30歳でこれか!! 「星の瞳」と一緒やちゅうねん。テイストが。文庫を一冊買って店を出た。
深夜に至って、眠れず。枯死していたパーカーにインクを入れて、手紙を書く。 昨年撮った写真を入れて、封をして、眠る。
・「探偵物語」が激シュール。「イレズミ者」(背中にイレズミ者、って
書いてあるだけ)二代目襲名式とか、公園で意味もなく座禅組んでたり、
踊ってたり、大爆発の車から一切の説明無しで脱出して見せたり、
グラサン光らせて催眠かけたり、兎に角変過ぎる。
変で、しかも無茶苦茶センスが良い。横浜という街の美しさ。
空と海の青さ、過剰な程の情報量。
全編カーチェイスの嵐。ベスパは宙を飛び、深紅のRX−7はスピンターンを
繰り返し、挙げ句にバックで激走(単にフィルム逆回しにしてるだけ!!)
しまくるという。無茶苦茶だ!!金も手間も十分かけた画面隅々までの作り込みは、
フィルムテクニックの見本市の様。
真っ青な空と海を背景に、白いスーツの男が血を流して死んでいる。
その男を残して去っていく探偵。カメラがどんどんロングに引いていく・・・・
あー。痺れる。定石通りとは言え・・・ラスト、冬の午前中の光の中を、
煙を吹き出す街へスローモーションで立ち去っていく探偵。
もう心臓が止まるほどに格好いい!!何というイカしたセンス!!
ホントに劇場レベルじゃんか。うあー・・・・兎に角飲まれっぱなしだった・・・
港の見える丘公園での「レポーター 工藤俊作」も大概だったが、あの公園、
こないだ行った時の風景と殆ど同じだった。18年も前の映像なのに。
ヨコハマは18年間その動きを止めているのか・・・何にしろ、これは
異常な出来だ。こんなんシリーズで放映してたのか昔のTVは!!
・・・で、どっかで見た絵だなー・・・と思ったら、
「シャンゼリオン」だったという。つまりしゃんぜんが「探偵物語」を
思い切り意識していたのだろう、と。軟派なくせに何故かもてる探偵、とか。
黒岩都知事の「格好いい」演出はこの「探偵物語」のそれと
全く同じテイストだった。・・どうもしゃんぜんは不当に低い評価が
なされているような気がしてならない・・・
・同胞から流れてきた心理テストを思わずやってしまう。こういうのって 高校の頃結構回ってきた記憶があるですが・・・・結果に結構 ドキドキしてしまったりして。何か妙に懐かしい気分。はッ、これは 「ときめき」!?
・「ササ願」今日も見つけられず。今度読ませてくれません?>ミワ氏。
・漸く「サボキャン」の模写を開始。柏明日香と美咲姉弟は大体覚えた。 次は津田沼か誉田か・・・
(柏明日香語録)
・「大切なバカンス」の感想が聞こえ始めてきた。パワーマイムで笑えて、 物語で泣けるらしい。僕が求めるピスタチオはまさにそれだ。 週末が楽しみ・・・
・DS9、凝った作りで面白かった。でも何だか急にウォーフやシスコが 会社の「管理職」に見えてきて何とも。やっぱり「艦隊」なんだし、 「仲間」じゃなくて「上司と部下」なんだよなぁ・・・当たり前か。 ウォーフが上司だったらちょっと嫌。ピカードとかだったら・・・もっと嫌か。
・あしたのジョー2。遂にその姿を見せたホセのコークスクリューパンチ! これは痛い!ていうか死ぬ!白木のお嬢さんは眼がイッちゃってるし。 何だかなぁ。
・今更で恐縮だが、山田正紀の「神狩り」を読んでみた。1974年当時 作者23歳。成程確かに「天才だ!!」と騒いでしまう様な出来ではある。 牽引力のある文体、ストーリー。非常に「頭のいい」作家だな、という印象。 各章のアタマにまず現在の描写があって、次に前章から「現在」へ至った経緯を 回想形式で書く−というのを章毎に繰り返してて、これも面白い。 驚いたのは「連想コンピュータ」の使い方で、今から24年も前だというのに 全く古くない。詳細な描写が無いのもあって、其処だけが今でも真新しく見える。 −というか他の描写があまりに「時代」を映しているから、其処だけが浮いて 見えるという感じ。薄暗いバーや学生運動に揺れる大学内の描写、 その他の諸々が如何にも70年代。そもそも「神を狩り出す」といった 無謀なまでの壮大さは、現今の虚構には見られないものだ。 ・・・この手の最後尾だったのが新井素子なんじゃなかろうか。 「いつか猫に」とかまんま・・・いやその。 まだ人が全宇宙を相手に戦えた時代。人間はそう言った偉大なテーマの下で、 初めて偉大な実存たり得る・・・と、テーマは壮大なのだけど、 紙量が少ない為か物語自体は大長編の序章、或いはプロモーションフィルム と云う感じで、「本編」が描かれていない感じ。「弥勒戦争」とか読むべきか・・ あ、あと大学内の派閥その他の描写は、唯野教授を彷彿とさせるものがあった。
・CCさくら。相変わらず良くできている。原作のアレンジの仕方が絶妙だ。 ケロちゃんもいい味出してるしさ。ともよちゃんの声にも慣れてきたし。 然しまだ雪兎さんの喋りは気になる。雪兎さんって「ああ」か? いいけど。ほなまたなー。
サボキャンをめくっていると、こう、大学時代の知人友人達に
片っ端から連絡を取りたくなってくる。
特に山本正之CD貸したままの某弓道部部長とかな。
・・・或いは「友達の下宿でだらだら馬鹿話」がやりたい。
「下宿」がポイント。家じゃ駄目。ガストも駄目。明日香に負けず劣らずの
彼等の部屋で過ごした夜の、何と長かったことか・・・
この週末あたりに予定してる大学時代の仲間との飲み会が
妙に待ち遠しいのだ。飲むぞ!吐くぞ!歌うぞ!暴れるぞ!うが〜!!
・・・流石に一日置くとサボキャン熱も冷めては来た。
それよりも寧ろ、自分の知らない「4コマ雑誌」という世界に興味が。
先日の勢い余って書いた感想文に、場所によっては(私は同じ内容の文章を
平気で色んなネットにばらまく悪のクロスポスト野郎である。)予想以上の
レスツリーがついてて、4コマの認知度の高さ(というか拙者が日頃アップ
している「感想」の対象が如何にマイナーか)を思い知った次第。
「ササ願」を含め、みずしな作品と言えばもう「読んでて当たり前」
レベルらしい。知らんかった〜・・・・
・ネオランガ。取り敢えず「私小学6年生ですよ?」で轟沈。 小学6年生〜!!!!(何が)作画は全体的に至極綺麗。 演出も抑えめで上品だし、台詞の作りも頭良い感じで好ましい。設定は変だけど。 後は話が見えてくれば・・・貧乏姉妹の冷徹な社会に対する復讐劇とか?謎だ。 後のはまだ見てません。探偵物語見てるんで。タヌキの×ンタマは玉虫色。
・思うところあって、この3、4月分の日記にアンカーを打ち込んでみました。 もしリンクされるようでしたらご利用下さい。 例えば今月アタマとか。 ていうか日記者のたしなみでしたね。今まで怠けてました。 過去の日記は・・・気が向いたらアンカー打ち込んでおきます。
・アンカー書いてて思い出したんですけど、段落タグ(<P>)って HTMLのマニュアルとか見てると<P>〜</P>って言うので 囲む事になってるらしいんですが、私個人的には<BR>と同じ様な 感じで「下に一段空ける改行」として単体で使ってます。 これってマズいんでしょうか・・・・・
勿論、漫画だって事は百も承知だ。漫画は漫画。現実は現実。駄菓子菓子。
・・・・何より恐ろしいのは、こういう後悔めいた繰り言を、死ぬ間際になっても 言い続けているのではないか、という事だ。決して戻らない過去ばかりを見て、 後悔ばかりして・・・・結局他人の価値観に頼って生きてるから・・・ 自分が正しいと思うこと、自分がやりたいと思うことを常にやっていれば・・・
・ 「サボキャン」作者のみずしな孝之氏のページ。格好いい。
で、サボキャンを読み始め、そのままどハマリ。柏さんのラブリーさに、
桜子さんのつかめなさに、そして甘美な大学生活の記憶に、俺の心は千々に乱れる
(・・・・・)のだった。胸が締め付けられ、脳が痺れる。もう何が何だか解らん
程に「泣けた」。兎に角泣けた。後悔の涙?解らんッ。兎に角良い!!!!!!
CBを見ると3巻まで出ているという。居ても立っても居られず、
夜明け前の道をコンビニ行脚する俺様であった(続く)。
・カウボーイビバップ、第三話。セッション7。やっぱ「そう言うこと」なのね。 まぁ、作品に自体に自信があるなら、OVAの宣伝としては実際に 放映してしまうのが一番なんだ。 で、全話放映しないで、部分部分を放映して、そんで購買意欲をそそる。 来るところまで来た感はある。が、作画の出来は文句無しに良い。問題は矢張り シナリオだ。これではな・・・・正直ダーティペア(土器手の)方がSFだったぜ。
・グラドリエル姫細腕繁盛記:レベル21。ゴブリンマーケットで奪い返してきた メッキの魔法のお陰で、難なくバシリスクを斬って捨てる。 ホントにお使いゲームだ。さて次のお使いは・・・・おお、湖の魔物。行くか。
・ポケモン再開!!・・・ゲップが出るまでぴかちゅうを見せられた。げふ。 画面が黄色で埋め尽くされる。あざといといえば余りにあざといが、 それでも頬がゆるみっぱなしだったのは否定できない事実。ちゃはー。 興奮して卒倒した子供とか居ないのか。
・「大ハード。」遂に読み始めた−ら、止められずに3時間で読了。 ああッ、ゆっくり読むつもりだったのに。兎に角無茶苦茶面白い。 ああ。火浦功はやっぱり面白い。いくら時が過ぎても、いくら歳を取っても。 中学生の時に「スターライト」に出会って、面白い!!!と感じたのと 同じ面白みを、10年後にまた味わえるなんて!!すっかり中学生に戻った 3時間。やっぱり火浦功は「全然違う」。世界が違う。僕にとっては 文句無しに「最高」だ。手放しで大喜びしながら小説を読むなんて ホント何年ぶりだろう・・・・
・アウトロースター。あああ地味だ地味だ。地味だけど良いんだ。良いんだけど 何か足りないんだ。何が足りないかというと、無謀さだろうか。 「そんな馬鹿な!」と言うようなご都合主義の嵐こそがスペオペの醍醐味でしょう? 腕時計改造して衛星通信してこそでしょう?ていうか(以下略)。 ちょっと「駄作」の臭いが・・・辛い。
・最近yam氏のページ(の裏庭・・・)に日参してる気がする。 それが証拠に、タブレットで手すさびに描く絵がどんどん影響を受けていくという ・・・ああ氏の1/10でも画力が有ればのう。結局巧い人は16色だろうが フルカラーだろうが紙の上だろうが、巧いんだよな・・・
・グラドリエル姫細腕繁盛記。
レベル20。ユニコーンの子供を救い、セメタリスの街に巣くう
ポルターガイストを倒し、呪いのグッズに呪われまくり、牧場のゴブリンを倒し、
ヤギに話しかけ、新たに第三のバッグを手に入れ、砂漠の街で石化した
魔法使いに次のクエストを指示される。この辺殆どお使いクエスト状態。
ソテーした原始肉が美味。