エヴァンゲリオン劇場版について・・・

エヴァの映画を見てきたよ。

感想。

なめんな。

をはり。

いじょ。


















ああっ。
結局コレか!!

という。

新しい情報も特にないし、明かされたように見える謎(それは「僕等が望んだ答」に
過ぎないのか?)も実際大して確実性を伴わないし、新作部分も再編集部分も
兎に角絵的な快感が皆無だった。過剰と外しとで酷いものだ。
レイアウト、カット割の快感の薄さはTV版より劣る。背筋に走るものが無い。
押井調に言うなら、これは少なくとも「映画」じゃない・・・
いや、これが「映画」なのか?

作品の性格上、それはそれでいいのだけど・・・
エヴァは「苦悩物語」以前に「アニメ」じゃなかったのか?なんて言ってる奴は
もう駄目なのね・・・

パンフレットは豪華版を買うことをお薦めします。
ていうか廉価版はコレクション以外に何の意味もない。
豪華版を買って、その中に有る言葉に打ちのめされるべきでしょう。
・・・・僕は買ってないけど。借りました。

パソ通は「王様」の世界なのだ、という甚目喜一氏の言葉は、
僕等が「あの最終回」以来泥仕合を繰り返した後に辿り着いた結論でもある。

映画に関しては「トミノの影響」だけで語れてしまう(それは安易な結論であるが)
部分が余りにも多い。画面に溢れる「行為」の原理が大抵トミノイズムと絡んでいる
・・・様に「読んで」しまうのは誤読なのだが、そうせざるを得ない
オールドファン・・・

と語るのも、「王様」なのだな。

最近、TV放映版の25、26話の「閉じ方」こそ正解だったのでは?
という気分になって来てました。
虚構は所詮虚構、幾つか有る可能性の内の一つを取捨選択して描いているに
過ぎないのだから・・・
それでも、もしかしたら「唯一無二の答」は有るのかも知れない。
という儚い期待を持って入った劇場。
そこでこのカタルシスのない画面を見せられるともうどうにもならない。
「それも君は計算していたのか?」

・・・等といろいろ細かいところで語り入りそうですが、この出来では正直
「夏を見てからにしよう」という決着が目に見える。

夏を見てからにしよう。
思考停止。


しかし・・・
好きになれない、快感を得られない、得るのは苦痛だけ・・・
と解っていながら見に行ってしまうのは、これは一体何なのか。


あああ。
所で「フランダースの犬」をいつ見るか検討中です。
「泣いて下さい」だぜ!?泣くし僕〜。絶対泣くわ〜・・・・
感動は泣くことと同義さ。「泣かんとて見ん」だ。
最近泣いてないし・・・


せめてわずかでも良い、夏には「センス・オブ・ワンダー」で迎えてお呉れ。
それが例えば画面真っ暗、セリフの掛け合いのみ−でも良いのだ。
言うなら「アニメ」じゃなくても良い。

友人後輩と見に行って、満たされぬ思いを
其の後夜明けまでガストで語ってしまって後悔中の
@@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@


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