白炭屋カウンターへ

古まった日記達・1997−9(全)


秋はやっぱり小山田いく篇。或いは紐育へ行ったけど旅行記は無いのよ篇。


ああかかる日のせつなる懺悔をも何かせむ、
  すべて青きほのほの幻影のみ。


SEP.30.1997(TUE)夜の舗道。

 帰宅途中の車の中で、ミリオンナイツが終わった。ああ赤坂卑怯だぜ。ありゃないよ。
 大学時代の長い夜と現在を繋ぐ糸が斯うしてまたひとつ消えて行く、そんな感じで妙に切ない夜。 だがうさんくさいポップスは永遠に不滅だぜ。

 ・・あっ。しまった。遂に9月は分割しないまま終えてしまいまちた。まあ中10日空いた事だし、良しとするか。 そう言えばまだ旅行中のフィルムを現像に持って行って無いぞ。行けよ。でも実は中学の時の修学旅行のフィルムを 高校卒業間際に現像した前歴が有る私。これはこれで面白いのだけど、あんまり寝かせると乳剤が持たないのでは。
 週刊アスキー休刊(廃刊)号を購入。こういうのって創刊号と廃刊号だけは買ってしまうのだよな。 先日も新創刊の某料理雑誌買っちゃうし(しかしブルマンが「伝説」だったとはね・・・いや無知でした)。 で、廃刊号の特集でパソ業界のそれが有ったのだけど、やっぱ特殊な業種なのね、と。ああ、やだなぁ。何か。 無害な無印中庸が理想なのに。ってそれは無理でそ。「ふつー」願望が既に普通ではないぜ。願望は現状の裏返し。
 さて、今夜のDS9はいまいち。「予言者」が(何回か見飛ばしているので)良く解らない。 しかしクァークが活躍する回は話が下らなくても基本的に面白いので好き。あと今回のオドーは妙に切れて格好良かったぞ・・。 で、そのまま「あしたのジョー」へシフトするのだった。果たしてウルフのクロスカウンター破りの秘策とは・・・ああもう寝ないと。

×ロイ・リクテンスタイン死去。享年73。

×もう一度逃げ道を探す努力をすべきだろうか?


SEP.29.1997(MON)秋晴。

 最近ぽつぽつと辞める人間が現れて来た。割と餞別の類で出費が有る。辞めるなら静かに人知れず辞めたいものだ(無理だが)。 でもやっぱ辞めるよな。まともに残業代出ないしなぁ。うむうむ。此の異常さに気付かない方がどうかしているのだ。 問題は気付いて、さてどうするか、だ。
 某氏から「現役生は冒険をしないね」といわれて成る程なぁという感じ。冒険をしないからこその現役生だった訳で、 少なくとも自分は、何かに帰属していないと生きられないタイプの弱い人間であるのは間違いない。オモテの立場があってこその裏の「ワタシ」 という感じ。でも裏のワタシ、が死にかかってる今となっては、考えを新たにすべきかも知れない・・・

 結局金か。金さえ有れば・・・ビルゲイツちゃんの資産は4兆8000億円だという。そんなにあったらもう働かないよな普通。 自家用ジェットとかレーシングカーとか買って・・・モトローラのオヤジがそうだった様な。いやホントに。 ・・・あああ、398億ドルだぜ?どんな金だ一体。使わないなら少しよこせて感じだ。ホンの1億ぱっかしでいいからさ・・・

 モデグラのワンフェス特集号を読む。ああ・・・やっぱり良いなァ・・・。ていうかのんちゃん欲しいぞ。で、今回ツボキャラの「さくら」は 個人的にはあんましツボじゃないんで外すとして、ワンダちゃん(ノモマックスの造形が・・)は欲しいね。鼻が無いのが良い。
 まあ然し取り敢えず海洋堂原型のピカチュウ(某玩具菓子)ゲットしたので、今夜は良しとするか。苦労したのよ、「1」番探すの。 ローソン何軒回ったか(回るな)。 ローソンと言えば、帰りに徳島大学前を通ったらサンクスが有ったぞ。いつの間に。 まだ開店してないのか暗かったけども、これは一度巡礼しておかねばな・・・。すぐ♪そこ♪ってあんまり言うとまずいかやっぱ。


SEP.28.1997(SUN)晴。

 シルバー王女を見るためなら早起きも厭わない。ていうか目が覚めてしまうぞ。ああ囚人服も萌え〜。ぐあああ。 然し質量保存則は妖精には関係無いのだろうな。あと鱗粉って構造色・・とか言うと嫌なお兄さん(おぢさん)になってしまうので止めます。
 で、兎に角捻挫な足が動かない。のを理由にだらだら。ベッドでごろごろしてると、思わず手元にある「星のローカス」読了してしまう。 やっぱ全然面白くないなぁこれ。でも読んでしまうのは何故。さらにごろごろしつつこどちゃとスレイヤーズTRYを見る。 こどちゃはN.Y.編もラストになって急に「こどちゃ」らしくなってきてて良い良い。やっぱり「家族」がテーマだよなこのアニメ。 然しモーマンタイはそうか没問題か。有問題はスレTRYである。いいのかあんなラストで。 いや前も前の前もあんなだったけどな。でもなぁ・・・。それでもエンディングでは思わず涙。王道ってのは強い。まぁ「こんなもんでしょ」 という声が聞こえて来そうだが、決して悪くは無いのだぜ。何せ「次が有る」しさ。多分。

 昼頃木戸氏から電話。アスティで質流れ品のセールをやっているという。α用のフラッシュがあったよ〜というのであるが、 残念ながら我が愛機α7700iはリバティ島行きフェリー乗り場で落っことした時に、電子部分がかなりお亡くなり状態になられているのであった。 で、現在下取りに出して買い換え、を画策中。なので買うのは待って貰った。でも有り難う>木戸氏。

 あんまり動かないのも何なんで、車にガソリン入れに出かける。ガソリン入れるついでに30qくらいドライブ。3月以来行ってなかった 例の本屋(OTHERSの「月と本屋」参照)へ思わず行ってしまう。足を引きずりつつ入ると、店内でかかってるのはいきなりビリー・ジョエルだ。 やっぱ音楽の力は凄い。折角来たので「ああっ女神さまっ」の15巻を買って帰るのだった。夕陽のうつくし。

 こーして無為な日曜は過ぎて行くのであった。気付けば夕方ダメックス♪


SEP.27.1997(SAT)捻挫。

 日中は寝て過ごす。何もやる気が起きない。だらだら。
 バスケの日。3試合目で足を思い切り捻る。所謂一つの捻挫という奴である。参った。歩けないんだぜ。ぐああ。 でも左足なので車は運転出来たりして。バスケ後恒例の風呂屋で隊長が現在の防衛活動に対して危機感を表明。 考えてみれば防衛活動を全く行っていない昨今。気がつくとバスケ風呂風呂バスケ風呂・・このままではアイデンティティを 完全に失ってしまう、一部では既に「AK松先輩と愉快な仲間達」と呼ばれている事を挙げ、何としても年内には防衛活動を 再開したい旨宣言するのであった。確かに秋冬だし装備固めて海へ出るのも悪くないなぁとか思うがどうか>隊員各位。
 帰宅後どうにか今週分のウテナ及びマッハGOGOGOを観る。先週観てないウテナは何だか薩張りいきなりな展開で 困った。ビデオを待とう・・・・マッハGOGOGOはもうここぞとばかりにハンドラー(塩沢兼人)の演技が続いて素晴らしい。 いやー、やっぱ塩沢兼人の裏声で「ごちそうにたかる蠅共め!」とか言われたらたまらんよな。ほれぼれ。 負けるときの情けなさと言い、もう完璧である。

 明日は徳島県知事選である。この足で投票所に行くのか>俺。いや行くけどな。

・今日付けのテキスト


SEP.26.1997(FRI)夜。

 仕事を終えたのは1時前。いかんまたしてもこのパターンか。帰りに深夜営業の某書店へよって、 やっと今月号のビーム誌をゲットした。安井漫画が再び読める、それだけでもう幸せ一杯の私。 考えたらエワ以来そうだけど、ホントに「もののけ姫」だよね。この人の漫画に出てくる女の子は。うーん。 まぁ、次回作が読めるらしいので、それを楽しみに生きて行くさ。

 BSマンガ夜話は夏目房之介が出た時点で成功。「タッチ」・・というかあだち充のコマ構成の巧さについて論理的に語られて 観てる方は可成り快感であった。みんな褒めるしなぁ。で、ゲストの松村は殆ど一言も発せず。居ても居なくても同じ。 ヲタクは他人に話を振るなんて事をしないからな。ヲタ話しってのは、声が大きい奴が勝つのだ。


SEP.25.1997(THU)秋。

 帰宅したのは零時過ぎ。車庫に車を停めて、そのままシートを倒して寝てしまう。目が覚めたら朝の3時。 車の中で寝てしまったのはもうこれで何度目だろう。ちゃんと寝ろよ>俺。部屋に帰ってくると、例によって止まっているビデオ。 タイマーセットがパー。そゆわけでまたしてもBS漫画夜話を見逃すのであった。 ガッデム。ていうかいい加減修理に出すか新しいデッキ買え>拙者。

 長野まゆみ「新世界3rd」を読了。流石に解説無しでは話が進まないか。然し巧い。SFじゃあしょうがないよな。ジュネでも。 実際、「これはもの凄い傑作なのではないか?」という気がしてならない。美麗な描写やジュネ臭の向こうに垣間見える、根底にある SF的設定、そのビジョンは、実は今だ嘗て見たこともないような見事なものである−様な気がする。確証は無い。 ちゃんと図に描いて整理すればいいんだろうけど。・・・誰かやって・・・
 然し「一部のラシートのゼルが記憶装置となって」・・てのは一寸。いや、なんか・・・設定の飛躍が過ぎる様な・・・いいけど。 今までこの手のはダックス(DS9の)とかエフェメラ(大原まり子)みたいな、寄生(共生)生物的なものにばかり出逢ってきたので、 新鮮ではある。手術とか血塗れとかの描写が要らないしねぇ。ただ「浸透」するという。この作品で描かれる「浸透」の描写は然し かなり異色で新鮮だ。−−完結しないことには何とも言い難いが・・・完結するのだろうか? 嘗て「テレヴィジョン・シティ」で痛い目(・・・)に遭っているだけに・・・。

頬杖女


SEP.24.1997(WED)秋。

 風がすっかり秋である。ふっと見上げると、既に白く冠雪した、青空に突き立つ峰が見える−様な気がする。 まだ心は小諸を彷徨っているのだった。一度懐古園にも行ってみなくてはなぁ。詩情の郷。日本国内も行ってみたい所の多い事よ。
 ・・山には縁が薄い。生まれてこの方平地の−というか海と田圃の民だから・・・。登山と言えるような登山の経験も無いし。 友人が是非にと誘ってくれた山小屋のバイトを断ったのが、今となっては悔やまれてならない。まあしかし1ヶ月も パソとTVの無い生活をするなんざ(今だって)願い下げではあった・・・馬鹿な俺。

 帰宅途中異常な眠気に襲われ、どうにか帰宅したもののそのままベッドへ。一眠りしてから白鯨伝説とBSマンガ夜話のチェック。 あの面々が「はみだしっ子」を前にどれだけ語れるか、というと、結局殆ど茶飲み話なのだった。仕方ないよな。アレじゃ。 面子が悪い。いや寧ろその茶飲み話を楽しみにしてる所もあるのだけど。夏目先生が出てくるとアカデミックな方向に行くんだろうけど・・ 何で出さないかなぁ。ううう(ってやっぱり不満か>自分)。
 で。私がこの作品を初めて読んだのは、忘れもしない小学生(低学年)の頃。親類のお姉さんが、「漫画を卒業」するにあたって、 その山を呉れたのだった。いやハマッタ。やっぱアンジーに。子供って結構難しいこと理解するよな。何かホントにハマって、夢も見たし。 「字」を読むのがあんなにエキサイティングだった事は無かった。未読の人は一度読んでみると良いです。古典として・・・ いや古典だからどう、って事は、無いか・・・そもそも漫画なんてひどく個人的なものだし・・・でも幼少期、 人格形成に多大な影響を受けたのは間違い無いわ。でもそれも所詮昔話・・・。うーん。久々に読んでみるも良し・・・。
 まぁ何にせよ薄かった、と。対談の面子が悪かったよね。あのどろどろした濃い読感を語り上げるには、矢張り岡田斗司夫/清水ミチコは 不向きであろう。でも実際もう岡田斗司夫は少々飽きたなぁ。あの人の喋りは一寸ね・・・文章は相変わらず天才的だけど。 「作品を語る」だけなら、池田憲章とかを召還すべきではないか?そう言えば最近池田憲章氏の文章を読まないのだけど、 まだ何処かで書いておられるんでしょうか。ご存じの方、お教え下さい。

 ・・・ラヂオから矢野顕子の曲が流れている。今更だけど「OuiOui」買おうかなぁ・・という気分。冬は冬眠してたいです。無理だけどさ。 また年末はド根性で乗り切らないとやってけないという感じらしいの。ふふ。ふふふ。


SEP.23.1997(TUE)曇。

 「すくらっぷ・ブック」全11巻、を読んでしまった。ああ貴重な休みをッ。何で読んじゃうんだろうなぁ。ていうか 読み始めると終わりまで読まないと「終えられない」感じ。勢い余って二度と読まないと思っていた「星のローカス」まで・・・ ああいかんいかん。くそう。我に時間を。

 そう言うわけで一日寝て漫画読んでたのさ。あ、後漫画以外の本も少し。アメリカで買ってきたレズニックの最新作 「THE WIDOWMAKER REB0RN」を1/3くらい読む。でもこれ「REBORN」てタイトルでも解ると思いますが、「THE WIDOWMAKER」の 第二作らしいんです。で、「THE WIDOWMAKER」は見つけられず。いやまぁ通販使えば直ぐなんですけども。 でもやっぱ「アメリカの本屋で買った」のが自分にとっての付加価値な訳で。通販で買ったってそんなに英文読めないし。 英語圏から帰って来ると、暫くは英語思考能力が生きてるんですけど、もうそろそろ駄目。えーと、内容はというと・・

 歴史上最強のジャッジドレッド「WIDOWMAKER」(Nighthawk)は、100年の長き眠りから目覚めた。 だが、この「彼」は「WIDOWMAKER」の記憶をも写し込まれたクローン(この世界では基本的に違法)なのだった。 本物の方は、彼を眠りにつかせる原因となった致命傷を回復させるだけの技術がまだこの時代には無い為、今も眠らされている。 果たして肉体の最高値をしめす30代で復活(この辺がまた巧い)させられた彼、WIDOWMAKERは、或政府要人の娘を人質にとったテロリストを 殺す様に(表向きは娘の救出だが、娘を盾に取られたら娘ごと殺せという)命じられる。果たして彼(とお供のキノシタ)は動き出す−。
 この「主人公はクローン」てのがあからさまに凄い。でもその事実に対しても冷静なジャッジドレッド。ああああ。 復活した後訓練場で射撃の腕が鈍ってて、そう言えば嘗ての自分は腕を事故で無くしてて、機械だったんだっけ、と思い出してから調整すると 百発百中な所とか、嘗て自分の前にもう一体クローン(これは記憶まではコピーされていなかった)が有って、そいつを殺した奴を殺しに行く (凄く当たり前の様に)所(あんたはまさしくあの伝説のWIDOWMAKERだ!とか)とか、酒に慣れていない身体を慣らすために、 一定の時間ごとにウイスキーを身体に入れるとか。こういう「過去の切れ味が戻ってくる」下りって凄く好き。 「コブラ」の第一話なんか好きで好きで。相変わらず「設定」が格好良いいんだ・・巧い・・。 色町に行って異星人の女を仲間に連れていく下りとかもー。あといつもの如く台詞回しの一々が格好良(臭過ぎる程に)くて。 例えば冒頭の
"That would make most men a little nervous."
"Most men,"agreed Nighthawk.
"But not you?"
"Not the Widowmaker."
とか・・・あああ。レズニック臭い。

 夕方某てっちゃん先輩からTEL。アメリカ行くんだったら行くと云ってくれれば・・・あれこれ買ってきて貰おうと思ったのに〜という話。 スイマセン直前まで忙しくしてたもんで、周りに連絡が遅れてしまいました。今度行くときはもう少し余裕を持ちたいものです。 以下だらだらと長電話。スイマセンわざわざかけていただいたのに迷惑そうな声で。眠かったんです。何せ。

 電話を切ってから爆睡。BSマンガ夜話を見逃す。録画してません?>木戸氏。ビデオデッキ何とか修しましたんで、また。

ありがとう8700カウント


SEP.22.1997(MON)牛。

 思い立って朝から書庫の整理。自室の本棚に、先日手に入れたボリスヴィアン全集の置き場を作ったら、それによって押し出された本が。 それを書庫に持っていったら既に一冊も入る余地がなかったという。床も一杯だったという。取り敢えず段ボール箱3箱分くらいのファミ通と もう二度と読まないであろう「子供の科学」誌を片づける。が、何ほどの空きも出来ず。矢張り最近調子に乗って本を置き過ぎた。 精選しなくてはな・・・。結局片づくどころか床に本の山が築かれるのみであった。挙げ句気がつくと、小山田いくの本を部屋に持ち込んで 読んでいる俺。一度読み出すと簡単には終えられないぞ・・・しまった・・・。


SEP.21.1997(SUN)革。

 日曜である。眠れぬまま朝を迎える。RCCGを見ていたら、今年の ミニ4駆グレートジャパンカップの模様が流されていた。優勝者は小学校5年生の女の子だっただス。ゆきなちゃん。なんか可愛いぞ。 あーいいなぁ何か。でもマシンは容赦のない肉抜きと徹底したバランス対策が取られていて凄かった。流石は日本の頂点を極めるだけはある。 ファイター泣いてるしさ。もう凄ぇ感動的だった。ああその場に居たかった・・・小学生として・・・
 以下だらだらとTV見続け、とどめの夢のクレヨン王国を号泣しながら見た(その素晴らしさは言葉では言い表せない。ただ見て、泣け。)後、 県南の某ショッピングモールへ出かける。距離的には結構有る筈だけど、遙か彼方まで空いたバイパスを飛ばす(平均90km/h)と以外と近い。 モールの本屋でポケモン関連の本他を買い、珈琲豆とバジルその他の香辛料を衝動買いし、まだ早くて誰もいないゲーセンでコーラを飲んだ後、 既に日は過ぎたが、某氏に贈る夫婦茶碗を選ぶ。カウンターのお姉ちゃん曰く「誕生日の贈り物ですか?」誕生日に夫婦茶碗を贈るのかあんたは。 でも包装の手際が良かったのは流石プロ。飾りリボンの上に花を接着するとき、あの小型のコーキングガン見たいので樹脂を溶かして 接着する奴を使ってて、かなり便利そうなのが印象的。最近ホームセンターとかで良く見るけど、成る程こういう使い方を見ると欲しくなる私だ。 でも買ってどうする。
 さて天気は今ひとつで隊長の取材は中止。然し折角のお風呂セットを無駄にはすまいと某川内温泉(風呂屋だ)に出かける我々。 マクドで昼飯(月見バーガー!!)を摂取した後、北へ。道々「吉野川沿いにある川内温泉は、そもそも駅前にある某風呂屋が 暖簾分けをしたもので〜」等と何故か内情に詳しい隊長&ニキータ氏。何処でそういう情報を入れてくるのだ。 着いてみれば駐車場に溢れる車。たかが風呂屋に何故(別に小さな風呂以外には何も無いのだぜ?)あ、土日は男風呂にも幼女が多いみたいので その筋の人は要チェックです。ええ。カメラはやばいと思いますが。生活防水のデジカメとか出たら或いは(或いは何だよ>俺)。
 もう昨夜というか今朝の寝不足が極致に達した隊長達は、露天風呂(とは名ばかりの天井のない風呂桶)につかりながら眠そうなのだった。 M隊員宅まで帰って、ぼーっとゲームをしてるともう眠くて。これ以上居ると帰れなくなりそうだったので、早々に辞した私。
 帰宅後、爆睡。サイキックを聞き損ねた。時差は深まる一方である。


SEP.20.1997(SAT)魚。

 隊長から例によって週末計画の電話。明日は雑誌の取材を兼ねて山の方の某風呂屋へGOらしい。何やら風呂屋づいている模様。 特に予定もないのでついて行く事にする。
 帰宅後の片付けがまだつかない。成田美名子を引っぱり出して、だらだらと読みふけっているからである。 旅行中はただの風景だったものが、漫画の中に出てくると「あ、俺此処へ行った、ここに立った、ここに座った!」的感動が漸く沸いてくる。 矢張り一度外化しないと「実感」できないんだ。でも旅行中の感動は薄くて、旅行から帰ってきた後自分が撮った写真やビデオを見て 初めて旅が実感できる、ってのはありますよね。何か。それが良いとか悪いとか別として。離れてみないと良く見えない。 心理的遠視とでも云うか。
 日が暮れてからドラムスキー氏を誘って、映画「フィフス・エレメント」を見に行った。時間潰しの積もりだったのが、大当たり。 これが実に良く出来た映画で。徹底的に作り込んであって、然もその作り込みが成功しているという・・・。 気持ちいいカット割り、そのタイミングの見事さ。内容、美術等々見るべき物は多いのだけど、何と言ってもカット割りのタイミングに尽きた。 リールーも可愛いし。貧乳だし。いやその。N.Y.から帰ってきたばかりだったので、未来のN.Y.て設定にはまったのかも? でも結構館内笑い声が出てたりして、楽しかったです。かなりお勧め。
 で、見終わった後は例によってM隊員宅でだらだらり。隊長及びニキータ隊員も来ており、 暫く隊長が教え子から借りてきた「ラストブロンクス」をやった後、ガストで夜明けまでカード大会なのだった。私は時差調整の意味で もう50時間くらい寝ておらず、結局車の中で爆睡。夜明けと共にガストを追い出され、解散したのだった。


SEP.19.1997(FRI)晴。

 酒で解けた時差ボケの頭を抱えてどうにか旅行中の洗濯物を洗って干し、さてこの後どうしようかしらんと思いながら眠ってしまい、 気がつくと夜だったという。そゆわけでいまだに日本との時差13時間な私。然しすっかり涼しくなりました。昼寝には良い季節です。
 えっと。先週末から夏休みを取って紐育へ行ってました。で、旅行記でも書こうかと思ったのだけど、ネタになる様な話も無くて。 自分的には不満の残る旅でしたね。でもまあもともとそんなに観光都市って訳じゃないし、やっぱりその「良さ」は 住んでみないと分かんないんだろうな、という感じでした。いや、予習が足りなかったか(忙しくて予習する暇が無かったんだよう・・・) 次は予習してスペインへ行こう。・・と思うだけは思う。ああスペイン語誰か教えて。むーちゃすぐらしゃす。
 でも本当に行きたいのは、現実にある「場所」じゃないんですよね。紐育だって、僕が行きたいのは成田美名子が描くそれだったり、 或いはジョン・ジャスティン・マロリーの居るそれだったり、そういう「あっち側」な訳で・・・ まぁ自分の危機管理能力と嘘英語と方向感覚と足腰を鍛え直すには良い機会でした。でも疲れたよう。
 あ、でも写真だけは撮ってきたので、それを紹介するときに又旅行記めいた事を書くかもしれません。 しかしホントにこれといって何もない旅でした。例えるなら、東京のビジネスホテルに泊まって、駅前を4〜5日ぶらぶらしただけ、 的それ。でもこれでしばらくは旅行もできませんが。結構お金使っちゃったから・・・


「おれも昔はみんなとちがってたのに、今はみんなと同じだ。」


SEP.10.1997(WED)晴。

 現実は がむしゃらに 来るし〜♪。そう言えばこれずっと「現実はがむしゃらに苦しい」だと思ってた。いやその。 そうだ現実ががむしゃらに襲ってくるのだったよ。現実に栓抜きで額を割られちゃってて、でもこっちには対抗する技が無いという。 矢張り滝に打たれて修行しなくては駄目なのね。
 漸く先週のチェック残り、スレイヤーズTRYを見る。今一つ・・・ゼロス説得力に欠けるし。大体オリハルコンって何なんだ。 あと今週の天地とポケモンも。天地はEDが狙った効果をそこそこ出せていた様であったが、いかんせんドラマが薄いのと、何より 「浮気」を全て「敵」のせいにしてしまう天地は、もう天地じゃないよなと言う。脚本は何処かで天地の「絶対的ないいひと」というキャラ像を 外してしまったのだろう。その結果・・・。何にせよ、神代のキャラにはもっと「私は誰」的苦悩を与えるべきではなかったか。 失う時の悲しみを増す為には。フォウ・ムラサメを思い出す。ああ、まさか神代が敵となって襲ってくるとかしないよな。今更。
 ポケモンは「まひ」したカスミをどうやって回復させたのかが気になるところ。矢張りモンスターボールに入れてポケモンセンターか? ロケット団が話に絡みそうで絡まない当たりが何とも。でも矢っ張り今週はナツメの笑顔でしょうかね。ツリ目三白眼娘には弱い。

 ・餅月あんこちゃんのページを覗いたら、リンクに能田達規氏のホームページが。行って見て良。あっ「おまP」ずっと読んでないや・・・すいません・・・。


SEP.9.1997(TUE)晴。

 最近終業後深夜に至るまで某専門学校で研修を受け(させられ)ている(勿論手当等は出ない)。 来春入社予定のヒトタチも一緒に受けているのだけど、中に何だか見たことがある奴が居るなぁ、と。 良く見たら高校時代の後輩B東だった。メガネが無いから分かんなかった。然し何で!?「あの」M井研でしょ?とかいろいろ話す。 ・・・いやまあいろいろあるけどさ、でも・・・・・この会社は・・・
 然し何か疲れてる様で、妙に暗いのが気になった・・・僕も疲れて見えてるんだろうな屹度。誰も言わないけど。 他人を気遣ってる場合じゃない。ああもっといろいろやんなきゃ。内側から活性化しないと。うう。

 日々此クールな感じの日記HP「未來圈からの影」で、 「ガガガ」は本当は面白いのか?どうなんだ?という論争がネット上で有ったことを知る。いや以前から友人とそういう話 (「って面白くない様な気がするんだけど・・・」「あ、やっぱり?」的)はしてたんだけど、周りがどう見てるかはいまいちピンと来なかった。 書き込む人はみんな褒めるしね。その点「未来圏」は周辺人にリサーチを取って語ってるので良いかも。
 「ガガガ」はキャラ萌えが無かったので早々に諦めたクチですが、兎に角「魂」が無いとねぇ。キャラは兎も角、シチュエーションに魂が無い。 主題歌だけが一人歩きか。先日某かーばんくる氏と話していた時、氏が「はターゲットを広く狙いすぎ。矢っ張りターゲットは絞らないと駄目」 見たいな事を仰っていたのを思い出した。成る程なぁ。
 ここ暫くで魂を感じたのは実は「アリス探偵局(再)」が最強だった。アレはホントに凄い。LDはいつ出るのだ。 いやNHKは最近魂の入った作品を出し続けていて良いです。白鯨とか。あの滑りそうで滑らないギャグがもう。YATも漸く「こっち側」へ 近づいてきた様で、悪く無い。また見なきゃ。天てれ最近見てないなぁ・・天てれ専用のビデオデッキが不調で・・・もう一台買うか・・
 ・・・後はまだ未見だけど日曜朝の話題のアレ。OPだけで轟沈した人が65535人は出たというアレを見なくてはな。 ああ早く日曜にならないものか。・・・ってその頃家にいないじゃん>自分。えーと、13日から暫く旅に出ますんで、探さないで下さい。 東京方面にも行く予定。予定は未定。行く様なら、また連絡させて貰います>その筋。・・・来週のタイマーセットの配分を決定しなくては。 ああそう言えばBSマンガ夜話も始まるじゃんか。となるとBSデッキ2台をどう組むか・・・


SEP.8.1997(MON)雨。

 今日から職場が30キロの彼方。おまけに雨で月曜、レイニマンデイの渋滞は想像を絶した。 結局30キロを2時間越し。時速15キロ・・・明日からは道を変えてみよう・・・・あと車の中の音関連も手を入れたいもの。 実は先からテープデッキの調子が悪くて、リバース面に入るとガリガリと音がするのだ。怖くてリバースさせられない。 ここは思い切ってMD込みのデッキに交換してしまうか・・・一寸そのへん師匠Sにいろいろ聞いて回ろうかな・・

 日が暮れてから、引っ越し作業で疲れた身体を引きずって某白木屋へ。職場の飲み会だったのだけど、車なので飲むこともかなわず、 ただただ皿の上の食い物を詰め込む。どうでもいい話をさも楽しそうに交わし、場が盛り上がっている様な雰囲気を皆が演じる。 学生時代に自分がどれだけ酔っぱらってどんな事をしたのか、とか、そんな話ばかり。酒の席で酒に酔った時の話をする事の無意味さ。 もう「酒の席」が果たす役割は(時代的に)少ないのではないか?・・・結局、シャカイジンとしてのリミッターを外すために、 「学生のように浮かれる」為に飲みに行くのだ。それだけ。酒は免罪符じゃない筈。ああ何も彼も怠い。

 で、今はもう何もする気力が無いす。烈&豪も録画できてないし。甘いぞ>俺。 でも実は今せらむんR(劇)のLD見ながらポケモンやってたり。何だかなぁ。寝ろよ。


SEP.7.1997(SUN)豪雨。

 結局起きられず。昼まで寝倒す。何故目覚まし時計は4つも有るのに全部停まってますか。あとタイマーセットを何故しませんか>俺。
 例によってだらだらと日を過ごす。外は相変わらず大雨。だらだらと、色々考える。考えるが脳軟化は益々進んで居る様で、 全てが面倒くさくてならない。「何もしたくない」というのが今の正直な気持。ただもう寝ていたい。それだけ。もうお終いだな。

 秋本康「目薬キッス」を読了する。ひどく懐かしい。この第一話が月カドに載ったのは、1994年4月号。 忘れもしない、その号は「総力特集:100万人の少年少女へ−大槻ケンヂ特集」だった。 この特集に影響されて、僕は再び筋肉少女帯を聴き始め、後に高円寺を彷徨う羽目になるのだ。 徳島城公園のベンチに寝転がって、この特集記事を読んだのを昨日の事の様に思い出すが−。 その号に新連載としてスタートしていたのがこの「青春小説」だった訳である。−例によって、詳しい感想はまたいずれ。いつか。

 夕方、余りに手持ち無沙汰なのでM隊員宅に電話を入れると、今から某風呂屋に行こうという。風呂行きには参加せず、その後の 駄喋リングインガストに参加。行きがけに、先日わんぱくこぞうから別のゲーム屋に変わった店で、発作的にゲームボーイポケット(グレー)、 バッテリーパック、対戦ケーブル、ポケモン(赤)等を大購入。計16K円(・・・・)。
 ガストで暫し駄喋った後(面子は隊長、ドラムスキー氏、ニキータ氏、M隊員、私、のいつものソレ)、M隊員宅へ。 結局朝までモノポリー。これがシャカイジンの生活か。愚か過ぎる。

 実際も少し考えながら生きないとなぁ。後悔はしたくないものだぜ。後悔ばっかの人生だけど。


SEP.6.1997(SAT)豪雨。

 豪雨。どれくらいかというと、見る見る水位が上昇して床下浸水床上浸水しまくり的それ。 図書館の駐車場で、車から降りたら足首まで水。家に帰ろうとしたら見渡す限り水。道が見えない。車をじりじり進ませても、 見えない溝にタイヤが滑り込む。このまま車を停めて、水が引くまで待つか、或いは助けを呼びに行こうかと何度か本気で考える。 たぷたぷと車の腹を水が打つ感触が脚に伝わる。雨は止まない。ブレーキは効かなくなる・・・・
 今週分のビデオはほぼチェック完了。ヒットは「ウテナ」のみ。全ての期待は明日の朝。但し起きられたらの話。


SEP.5.1997(FRI)不明。

 某所で飲み会。吐くまで飲む予定だったが、仕事(いろいろ)で没。最近何となく生活の歯車が噛みあっていないまま、 無理矢理生きている感じが強い。何て言うか・・・ずっと居眠り運転してる感じ。 事故りそうで事故らない。でもいつかはそれが原因で死ぬだろう。他人を巻き添えにして。嗚呼。馬鹿。糞。
 「生活」のない毎日。今は眠気だけが絶対だ。そういう訳でもう寝ます。

 あ、そう言えばこないだテックウィンについてたアニメGIFツールで、 移植するだけ移植したのが有るんですが、それでも観ていって下さいますか。 ここに置いときます。・・・嘗てBBS方面に、「お茶飲みあおいちゃん」としてUPしたもので、 WINKという常駐ソフト用に描いたものなんですが、線の修正とかが可成りいい加減。 ネットに載せた当時も「もっと線を整理すれ」という反応が有った・・・まぁテストというか、やってみたよんと言うことで。 次回作は不明。やんのか。
 ではでは。オヤスミナサイ。


SEP.4.1997(THU)不明。

 特に語るべき事は無し。疲労と嫌忌の泥沼。思うことは有るのだが。


SEP.3rd.1997(WED)曇。

 先日TVでやっていた「さびしんぼう」を何となく見てしまう。一瞬の間を置いてドカッと来るノスタルジィ感覚。息苦しくなる程の完成度。 嘗て自分の中にもこういう「母親」観があったのをまざまざと思い出した。矢張り大林には映画の神様が憑いているのだろう。 人生に置いて、少年期は一度しか無い。一度きりの夏、一度きりの秋、一度きりの冬・・・取り返しのつかないものというのは、哀しくて切ない。 反抗期と初恋は同じ頃に現れて、やがて消えて行く。「昔の事ってね、覚えている様でも、結構忘れているものなのよ。」消え行く甘い幸福の記憶。 嘗ては現実に存在したあの場所も、そこに流れていた空気も、今は思い出の中にしか無い。目を閉じれば直ぐにでも蘇るが、 もうあそこへ帰ることは出来ない。
 心はいつも、中学校の、夕陽に染まる美術室へと帰って行く。あの空気を取り戻す為に、僕はこれからの一生を費やすのだろう。 それが不可能だと解っていてもだ。

 ・・・それにしても尾道というのは本当にあんな風なのだろうか?行こうと思えば日帰りも出来そうだが、まだ行った事は無い。 一度行って見たいもの。映画のサントラを聴きながら、いつか・・・


SEP.2nd.1997(TUE)曇。

 ・・・ネタが出ません。落描きでも。

 非常な不快感を覚える事有り。世の中には自分と決して相容れぬ、というか、存在自体を認めたく無い相手というのはいるもので、 兎に角そいつとは一秒たりとも一緒に居たくない。だが故有って週二度、3時間半の研修を一緒に受けなければならなくなった。 果たして久々に会ったのだが、その下衆さ加減には益々磨きが掛かり、奴が一言喋る度に、この愛すべき世界は侮辱されていくのだった。
 昨日「快不快を感じない」「怒りを覚えない」とか書いておきながらこれだ。世の中は波乱に満ちている。それもまた良し。 目の眩むような怒り。奴を殺して俺も死ぬ的不快感。気持ち悪い・・・って奴か。それでも怒りは、有った方が良い。

 然しまだ火曜日とはね。もうバスケやった日から一月過ぎた様な気さえする。何も彼もが今の自分には過重だ。かなり駄目まっている。 独り身の哀しさ・・・だれか背中抱いてて呉れ的ソレが、秋風に乗って吹き込んでくる。先日矢張り秋風に乗って、 知人が結婚したとの葉書が舞い込んできた。シアワセ一杯光線此処に極まれり的写真に、急に背中が寒くなったのだ。何かね。 体の中でかまって音頭(古い)がぐるぐる回っている。このまじゃどうしようもないよな・・・どうしようもない・・けど・・ああ。
 こんな所で途中下車する積もりじゃ無かったんだよなぁ。だらだらと激走する(矛盾)グレイハウンドを降りた時は、 もーここでもいいや−・・という、有る意味自暴自棄な感じだったのだけど、でも「その後」って奴を深く考えてなかったんだ。 いざというとき何時も刹那主義な決断(どっちでもいいや。俺はもう早く帰って眠りたい)を下す俺に、 黄色いハンカチは有るのか?って無いよそりゃ。たーいやいえろりぼんおのーくつりーぃ(スイマセン思考形態がかなり駄目になってます)。


SEP.1ST.1997(MON)曇。

 此処暫く、自分を駄目化して来た感じがする。ここには書いてないが「自分をそこまで貶めなくても」と思う様な言動をしがちであった。 その判断が出来なくなっているのだ。日に日にどろんとした奴になっていくのを停められずに、 そういう自分を客観的に見下ろすもう一人が居るという感じ。
 自分の信じる「道義」が見え無くなったのを感じる。社会正義等とは違う、「自分にとっての快不快」に則して 自分と自分を取り巻く空間を判断しなくなった。以前の自分なら苛立たしさで眠れなかった様な事に対しても、全く怒りを覚えない。 この世の理不尽全てを蹴っ飛ばしたくなる様な怒りが無い。・・・無くなっている事に気付きさえしなかった。 この場合快不快は自分の行動の判断基準であるから、そうするとここ暫くの自分は殆ど本能で動く動物的な生き方しかして来なかったらしい。

 此の土日で、今までどこかに避難させていた「自分」を漸く一瞬だけでも取り返したような気がする。 が、再び月曜日はやって来て、そういう思いを抱いたという記憶だけを残して、またどろんとした自分へとフェイスを移行して行く。 自己防衛か?嫌なことがあると、自我を奥へとしまい込んで、痛みを感じない反射モードに移るのか?だがそれは「逃げ」でしかないのでは。 頭を抱えてしゃがんでいれば過ぎ去ってしまう災禍、とかそんなじゃないんだ今の状態は。それが解っていない。 立ち向かわなければいつまで経ってもこのままだ。どうするんだ>俺。 兎も角もっと自分が置かれた状況を客観視出来る様でなくては・・・。白昼夢を観ているような状態で日中を過ごし、我に返ることなく 疲れたままベッドに倒れ込む毎日。自我のレベルがかなり下がってしまっているのを認識せざるを得ない。

 いや、嘗て自分が道義を、自我を持っていたというのが実は夢幻の類なのかも。そう勘違いしていただけなのかもな。 でも自分の生き方に対する理想というか、美学的なものは有ったはずだ。こうありたい、という何かが。 確かに目標の喪失を託つには既に歳を食い過ぎた。だがそれは事実だ。格好良くありたいその格好良さ、が今見えない。 目を凝らせば見えるけれど、それが日常を支配する理想で有った頃に比べると、遙かに遠い。 人間は直ぐに環境や状況に適応するが、それは経験値を増やして成長するというものではなく、 単に別の何かに変わってしまうだけなのかも知れない。人は変わって行くものよ・・・・

 多分ゆっくり自己の内面と対面して語らう必要があるのだ。「考える」時間が必要なのだ。だが・・・

・取り敢えずUP


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