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古まった日記達・1997−6(前半)


惑星ピスタチオ観に大阪へ行ったの巻、或いは週刊地球防衛日誌。

+むずかしいことばは文学的な暮らしに通じる。


JUNE.15.1997(SUN)曇。

 昼過ぎまで眠る。いい加減起き出して、本屋へ。「ビーム」「FR」「ムー」などを買う。 「ムー」を買ったのは中学生の頃以来だ。目当ては当然(と言うのも情けないが) エヴァンゲリオン特集。「ムー」による読み解きは、地底人(エヴァや使徒などの巨人族)対 人類の、存亡を書けた戦いの図、というもので、ひとしきり受ける。流石だ。 200号記念号と言うこともあり久々に買ってみたのだけど、全くノリが変わっていないのには 感動すら覚える。ワタシに取っちゃ中学時代の聖典。変わらないで居てくれるのは嬉しい。
 やっとの事で「女王天使」を読了。長かった・・・然し文庫上下巻で一月かかるとは。 この伝で行くと、年12冊が限度と言う事になるのであろか?ううう。 でもナノテク大流行の今と違って、発刊された1990年なら驚異的だったかも。こういう 先進技術ネタものは翻訳に時間がかかると辛いよね。しかし余りにシロマサ。 ていうか日本SF的。これは結構多くの人が指摘しているとおりで、昔の小松左京とか 筒井康隆とか、なんかそういうのを彷彿とさせる筆致が(翻訳されても)見える。 この作家は日本語が読めるのでは、と言われる所以だが、でも新作(火星ボソンジャンプもの) は大森望の評によれば近来稀に見る超駄作なのだそうで、でもいやこれ(女王天使)も結構アレだぞと。 詳しい感想はいずれ。
 ・・・今気付いたのだけど、「ナノダイバー」じゃなくて「ナノセイバー」なのね。ゴメン。 略称はナノセか。うーん。


JUNE.14.1997(SAT)雨ではなかった筈。

 昼までぼんやり。描かず。書けず。
 17時頃出動。M隊員宅へ寄ってから一緒に東新町へ。まだ昼間のような明るさ。 その前に立ち寄ったりんりん(というゲーセン)に「スカッドレース」の対戦筐体が 入っていたので早速対戦。面白い!なんかスカッドってモデル3使ってる割にアレだなぁ、とか 思ってたけど、これは「デイトナ」の続きなのね。対戦して、ごんごんぶつけ合ってこそ。 急にはまりそうな予感。まだセガのレースゲームは「マンクスTT」オンリ硬派、なワタシですが、 転びそう・・・。中級コースが気持ちいい〜。オマケにりんりんのは音もちゃんと聞こえるし。
 で、AGで「ヴァンプセイヴァー」。0勝4敗。もう嫌だ。俺のザベルがッ。ていうか弱すぎ。 バーチャで見知らぬ兄ちゃんを倒してどうにか復調。これからという所だが、時は既に至れり。 アクティ(飲み屋ビルだ)前で大学時代の仲間(Y岡、N川、I田、比類無きO女史)と会う。 本当ならこのまま飲み会へ雪崩れ込むのだが、今日は日が悪い。立ち話というか情報交換をがーッとやっる。 調子に乗って比類無きO女史を「変態ジュネ女」呼ばわりして(すいません呪わないで下さい >O女史。今度何かおごります。)殺されそうになるが、辛くも脱出。 正直Y野氏の居ないこの集まりに出る勇気は無い。喪失感がいや増す。あああ。本当に別れに弱い。
 さてバスケ。参加者は例によって20人程で(でも顔ぶれが随分違う?)盛況。 いったい何の−どいういう方面の−集まりなのか今だに良く解んないのだが。 心肺機能が回復して来たらしく、結構息が続くようになっていて驚く。が、直ぐ足腰にキた。 長縄飛びの時点で既に腰砕けモード。それでもバレー、再びバスケと妙にハイになって走り回り、 汗だくになるのだった。然し隊長もドラムスキー氏も巧いね。大体彼らは何をやっても大概の事は出来る。 人知れず練習してるんだろうか。うーん。練習しないと。
 10:20頃解散。汗臭いままM隊員宅に乗り込んでうだうだ。隊長、ドラムスキー氏も来て また2時過ぎまでファイターズメガミックスをしたり駄喋ったりして過ごすのだった。


JUNE.13.1997(FRI)晴。

 すべての芸術は音楽の状態に憧れる。(ショーペンハウエル)という訳で(何がだ) 「どらむ寿司」を観る。いや違う、「デカメロン」を、だ。いやーインパクトあるわ 「どらむ寿司」。この響きがもう。某ドラムスキー氏みたいではないかって違うか。 勇気〜勇気〜勇気〜ぺっしくらっぱちゅらぺぺっしくらっぱちゅらぺちゅらー♪ ちなみにビデオでじゃないぞ。 もうなんかどんどん夜更かしモードへと自分がシフトしていくのが解って嫌な感じですが、うーん。 まあ良いんですけどね。
 さて13日で金曜日。結構有るもんですね。確率としてはどのくらいなものなのかしら。 いや別にどうでもいいんですが。
 こどちゃとスレイヤーズとフィリックスとウラシマンとガガガとご近所物語を観てから これを打ってます。全部金曜のアニメ。結構各方面のアニメがまとまってて面白い。 中でも「こどちゃ」は待望の桜井演出と言うこともあり、最後の最後まで息をもつかせぬ「演出」の凄み。 ラスト、ばびっとの「大丈夫か〜?」の後あのEDに流れ込まれた日にゃ、余りの巧さに死ぬかと思ったぞ。 巧いというか卑怯というか。一度っきりのネタをいくつも・・しかし受けた受けた。 ただ単にネタがあるってだけじゃなく、使う「タイミング」の巧さが光る。 こどちゃ、久々の場外ホームランである。いっつもヒットはするんだけどね。


JUNE.12.1997(THU)晴。

 暑い。昨日思わず夜中更かししてしまった割には元気ですが、こういう疲れは 2,3日後に出るのだよな・・・ううじじむさい。最近は体力もなくて・・・ こんなで土曜日大丈夫かな。
 最近と言えばすっかりご無沙汰のWWWサーフィン(この言葉もご無沙汰だよな) ですが、サーフの際にはご多分に漏れず「goo」の お世話になってます。で、検索項目に「白炭屋」とか入れてる辺り、自意識過剰というか・・ 以前は「実は知らない所でいろんな人が・・」とか妄想できたんですが、 現実が見えて結構いやんかも。然しお役立ちです、「goo」。WWWさーひん倦怠期のあなたにぴったり、という。 なんか取り敢えず「goo」みたいな。結構「goo」で引っかかって見に来ました、みたいな メールもちょこちょこ頂いてます。・・・テキストていうか単語だけは多いから、 この手のだと引っかかりやすいよな>此処。
 「ロリータ」、とか「美少女全裸写真集」、とか「激安芸能人裏ビデオ」、とか。 ・・あっしまったこんなん書いて検索で引っかかったらやだなぁ。 そんでその手の人が覗きに来て、激怒してカミソリ送りつけられたりして。ううう。 ・・・という恐怖も併せ持つわけで、今までの内輪リンク、或いは タイトルページ以外はリンクしないで下さいね、なんて言ってたのが もうページの奥の奥まで衆目に曝され、覗きに来られると言う。 まあ防御手段はいろいろ有るんでしょうが・・ってこの話前にもしましたっけ? どうも痴呆化が進んでいて。でもHPって何なんでしょうね。日記と子供の写真とエロ? いやそりゃそうなんですが。

 今週のDS9を見終わった。興奮する。γ宇宙域からの新たなる戦闘種族侵攻。 まさかこんな派手な空間戦闘が観られるとは。巨大な戦艦が、特攻してくる小型の敵艦もろとも爆散するシーンは、 このシリーズ屈指の派手派手カットであろう。 クァークのフェレンギ人弁護の長台詞も良かった。確かに司令官はフェレンギ人を 差別して居ないまでも嫌ってはいるとは思う。連邦もまだまだ人種間での問題は多いのだろう。 「誰かがクァークの心配もしてやらなくては」オドーの台詞も良い。 兎に角凄かった。映画みたい。いやーこりゃメール来るはずだわ。
 あと今夜はアレも観た。W-VISIONのくりーみーまみ。「優とみどりの初デート」。 何度観ても凄い作品は凄い。観た事無い人はこの機会(?)に是非。 脚本の素晴らしさはもとより、ここまで落ちたレートですら解る作画の良さ。 太田貴子の声が「優」に見事にハマった瞬間と語り継がれる傑作だ。「魔法少女」ってな こうだぜ。あと「ナノダ」も観る。人体内部とはいえ、画面が暗いのはどうにかならんか。

 やっと手に入れた「遠くへいきたい・完全収録版1」(とり・みき/河出書房)を読みつつ就寝。


JUNE.11.1997(WED)雨。

 晩飯を食いに出かけて、ついでにCD屋と本屋へ寄って行こう、と、 渋滞のバイパス沿いをてふてふ歩いていたら、クラクションの音。 誰かが誰かを呼んでるな、と思ったら隊長の声。 こんな所で会うとは全く奇遇。相変わらず鬼の様に多忙の人で 今日もこれから又仕事だという。まあこの人は好きでやってる部分が大きいので ワタシの様に暗くは無いのだけど。タウン誌の編集バイトとは、然しつくづく「らしい」。 高校時代より文化系&モノマガ系(でも工学部)の人だけに、 このバイトの話を聞いたときには「成程!!」と手を打ったものである。 揺らぐことのない確固たる感性、確固たる審美眼。 努力して得ただけの知識じゃなく、自らの感性で情報を選択していける所が、 隊長の隊長たる所以。
 土曜日の約束を交わした所で流れ出す車。あー。こういう偶然って 何かとても楽しいですよ。偶然ばったり、というのは、忙しくなってくると 本当に「偶然」になってしまう。奇跡的な確率。それが何か楽しいのさ。単純ね。
 さて家に帰ってみればもう11時過ぎ。ビデオで観る「白鯨」は 例によって総集編。お姉さんの「都合により」という言い訳がもうなんか そのまんまで笑う。いや、制作遅れたって良いんだ。総集編ばっかでも良い。 何ならもう一回一話からやってくれても・・・録画できてないから・・・。 久々に「本物」の香りのする作品。ゆっくり確実に作ってって貰いたいです。
 「剣心」も観る。あーやっぱちょっとテンションが落ちてるか。仕方ない。 やっぱ斉藤・・。その後、買ってきたテックウィンを鑑賞しつつ(わんこ師観ましたよ〜) 昨日のDS9を観ていると、猛烈な眠気に襲われる。ドラムスキー氏から久々に 「観て泣け」メールが来ていたのに、こんな事では・・・。 仕方ない。続きは又今度。メージュを眺めつつ就寝。


JUNE.10.1997(TUE)晴。

 梅雨入りしたと思ったらこの天気。咄。何でこんないい天気になるか。なめんな。 日曜の朝には綺麗だったはずの部屋を溜息混じりに眺めつつ。
 んー。ネタが出ません。本も読んでないし。ちびちび読んでるのが やっと下巻の半ばまでたどり着いた「女王天使」。結構シロマサ。オススメです。 平行してこれもやっと、の「新世界2nd」を読んでいるですが、もう3巻でてるしなぁ。 まあゆっくり読むし。然しこっちはもうアレ過ぎて。いかんやろそれは!的な。 「結局『美少年』って言やコレなのか」という。あああ。でも読んでしまうのは、 器がSFだから・・・。
 深夜、何となく起き出して、たまっているビデオを片づける。矢張り「ポケモン」に敵う物無し。 天てれ(天才てれびくん)のナノダイバーも観る。回虫はやめれ。虫が駄目な人は これつくづく駄目だろうなぁ。反対に言えば、こんな作品が許されるほどに 「寄生虫」は現実的でなくなって来たのだろう。
 然しこの「ナノダイバー」、早くも各所で異常な盛り上がりを見せているですな。 でも私はどうも・・・。前二作が出来が良かったから・・出来が良すぎたから。 どうも駄作に見えて>ナノダ(バカボンのパパ調)。まだわかんないですが。
 


JUNE.9.1997(MON)大雨。

 朝方やっと木戸氏に借りていた「BSマンガ夜話 川原泉」を観た。で、 そのまま川原作品乱読に突入したかったのだけど、既に川原作品は書庫の中。 折からの雨の中、出ていく気も失せてしまい、そのまま寝る。・・どんなに好きであっても、 毎日読むような作品でも無いし・・・すまん・・・昔はホントに毎日読んでたんだけど・・
 其れは其れとして、そのマンガ夜話で相変わらず特異なキャラクターを出している「大学講師」 岡田斗司夫の、最近の文章で快感だったのがこれ。 久々に「巧い」筆走りをしていると感じたがどうか。矢張り彼の筆は「仲間」を弁護するときに 素晴らしく光る。
 同ウイークリー内で、かがみ♪あきらの死を発見した編集者、だった人のコラムが有った。 果たしてこれが続くのかどうかは不明だが、是非続いて欲しいものだ。矢張り「僕等」にとって かがみ♪あきらは今でも(死んでしまったから、だけじゃなく)特別な存在だ。 彼以降、というのが時間を経るに従って明らかになって来る様で。その影響下にあった人間が 如何に多かったか−、最近になって再びその名前を聞く事が増えた気がする。

 ・・何か疲労が溜まっているですよ。頭がぼんやりする。何か妙に切ない気分だし。 何かこう大切な事をし忘れているような・・・今やらないと、二度と出来ない事を見落としている様な・・ 何年か前、誰かと交わした約束を破ってしまっていた事に、今頃気付いたような哀しさ。 逃げるなら今だという声がするですよ。耳元で。戦うくらいなら、逃げる方が絶対良い。 戦うことは即ち他者との関わりを生んでしまうから。ディスコミュニケーションが最も望まれる。 ウマの合う、心底尊敬しうる友とだけ、オモシロオカシク暮らして行けたらと思うです。 疲れてますねやっぱり。はぁぁ。生きる場所を間違えてるのかなぁ。っていうか生きたい場所は モノガタリの中にしかないんだぜ。

 僕が酒場の外へでると、頭の上に瓦斯灯のような満月がでていた。 さて、僕は、どちらへ歩いていったらいいものであろうか。 僕は誰にも訊ねるものもない独身者である。 浅草の水族館にでも、魚の孤独を感じにいってみようか (久野豊彦「あの花!この花!」S5)

・夜更かししてネタ帳を追加。だから何時使うのだ。そのネタをッ。あああ腐っていく。

 


Wer reitet so spat durch Nacht und Wind?


JUNE.8.1997(SUN)大風。

 昼まで寝て過ごす。金曜のビデオ、「ご近所物語」(再)「ガガガ」を観て感涙。 特に「ご近所」は待望の再放映。今度こそちゃんと観るぞ。と言う事で編集しつつ観る。
 日が暮れてから飲酒モード。ハムとトマト炒めたのをむさぼり食いつつ まとめ買いしたカクテルバーを開ける。あー。うー。うううー。・・・ハッ。 また無為な日曜・・・


JUNE.7.1997(SAT)結構寒かった?。

 クリィミーマミを観ながら書いてます。例の「W VISION」。 凄いねえなんか。紙芝居だけど。「インターネットでアニメを観よう」。 こういう場合ソフトが問題だけど、その点「マミ」なら言う事無し。いやー、然しやっぱ 「マリアンの瞳」は傑作。「私のすてきなピアニスト」も・・望月演出は切ない・・・・ 何か初めてネットワークの恩恵を心底感じている私。 ・・・ていうかやっぱ「無料」は大きいなぁ・・・という。
 昼、犬を連れて散歩に。この間避妊手術したばっかりなのだが、激走してしまう。大丈夫か。 隣町の図書館まで行って本を返す。青い空と緑の水田。夏である。
 例によって夕方に出動。M隊員宅には既にドラムスキー氏、木戸氏らが集結しており、早速夜の街へ。 みんなしてドチキン(ケンタ/ケンチキ/鳥/かしわ)へ向かうのだった。狙いは当然SWカップ。 所が私の前でカップが切れてしまい、泣く泣く諦めたのだった。ていうか店員の質悪すぎ >シータの隣りのドチキン。床べたべたやし。なめんな。
 ゲーセンで例のときめもを遠巻きに眺めつつ、バーチャをやっているともう10時30分。 急ぎ足で映画館に向かう。「STAR WARS<特別篇>」。いやー、やっぱ面白い。 書き直しのシーンが結構重要で、ルークのパイロットの話とか、 考えたら結構不自然だった描写がきちんと語られていて凄い。 M隊員曰く「別の映画みたい」。全く。でもやっぱりX−WINGが肩越しにデススターへダイヴ していくシーンのアングルとか、あのへんの格好良さにはゾクゾクしてしまうのだ。 帝國マーチで歌うことも忘れずに。「てーいこーくはーとーてもーつーよいー」基本だ。 あと冒頭のスターデストロイヤー大映し、で拍手する事も。
 NHK「先端研」の再放映を観つつ駄喋り、朝3時頃解散。


JUNE.6.1997(FRI)曇天模様の空の下〜♪。

 昨日は結局「ウテナ」「ライディーン」「ケロちゃ」あと「烈&豪」の残り を見てしまい、また例の様な訳で思わずヴァンプハンター&ファイターズメガミックスを やりこんでしまったのであった。無為な夜が過ぎて行く。でもJUNちゃんは(以下略)。

 ネタがないのでTV/新聞ネタ。例の「新惑星」、惑星ってのはアレだけど、 もし命名権があったらやっぱ「雷王星」だよな、と思う私。つくづく。 ・・・しかしブルズは強い。ジョーダンの38得点13リバウンド9アシストってのはもう・・・
 まさか「酒鬼薔薇聖斗」(辞書登録するかどうか思案中)が薔薇門の家族だとは思わず。 薔薇門というと我々世代だよな。あれ読んでるの。何か久々に読みたくなってしまう。 犯人像は・・・・止そう。そんな話じゃなかった。


JUNE.5.1997(THU)暑い。

 暑い。朝久々にダンベルを振っていると、もう汗が止まらない。 腕力が衰えきっている事に哀しくなる。鍛えよ勝つために。 次週末までに体力を回復しなくては。
 所でわんこ師の日記を見てたら惑星ピスタチオの話が。 いや多分チェックはされてるだろうなぁとは思ってたんですが・・。 やっぱ良いですよね。って劇場で見たのはこれが初めてだったんですが>ピスタチオ。 兎に角白血球ライダーDX、をTVの深夜放送で見た時の感動が凄過ぎて。 で、その後BSで見た「破壊ランナー」でとどめを刺されたですよ。 すたんぷぺったんすたんぷぺったんららららららららら〜♪

 西田シャトナーのシナリオが泣かせる。SFだもんな。そんであとは 腹筋善之助が何処まで好き勝手暴走するかという。解りやすい図式。 ・・・でも疲れる・・・見てるだけで疲れる。体力いるわ・・・ シナリオ自体の持つ感動が盛り上がってくるのは、見終わってしばらくしてから。 見てる間&見終わった直後、は疲れて頭が回らなかったですよ。 今になってやっと解る、演出の妙とか、シナリオの構成の緻密さ。 あのラストは良いぞ・・・良すぎる。 思い出しただけで涙目の私。SF(と子供)にはつくづく弱い。

 所で紅あずま葵 とかいう奴が偉そうなこと言っててアレなので、私も一つ久々に 挑戦してみようかと思っている今日この頃です。こないだからセイヴァー勝てないし (小学生の集団にスコボコにされ、「早ぇ〜」「弱ぇ〜」「何アレ」とコメントを頂いた。 何たる屈辱。)。ここらでちょいと本来の道(だったのか)へ立ち戻ろうかと。 ・・・逃げちゃ駄目だ・・・とは言え、あの目押し軍団には勝てないよおぢさんはッ。 バーチャなら、まだ勝てる。少なくとも何とか勝負には成る。くそう。パイを鍛え上げるぜ。 捕ってやるとも。捕ってやる。くそう。何でゲーセンは24時間やってないのだ>徳島 (小学生の罵倒がよっぽど応えたらしい。)。
 ・・・むー。ネタがないです。あ、そう言えば以前に記念CGを下さった 「すけくぼ」氏が、HPを作られるそうですが。やーやっぱ時代はHPでしょう。 って違うか。氏はCG(えっちもの含む)もがんがん描いてオラレルよーだし、 結構手の込んだページが出来上がって来るんじゃないかと今から期待。
 この白炭屋も、気が付くと日記ばっかりになってしまいました。 「こんなはずじゃなかった」典型の様な・・・ちょっとこのままじゃアレだなとは 思ってるんですがね・・・。


JUNE.4.1997(WED)暑い。

 今朝(テレホーダイ中)は思わずWC/jで話し込んでしまい、お陰で またも時間が無くなってしまった。自戒せよ。
 例の「ももいろ日記」を読了する。何とも曰く言い難い。出版(或いは連載) された時期を考えるならば「新し」かったのだろうが、今となっては実に「古くさい」。 矢張り「この手の」は、内田春菊以前以後で全く変わってしまったのだろう。 だがその古さが又良い。SF系の妙な人脈が当時を臭わせる。 あの頃は(っていっても良く知らないんですが)、アングラと言えば 或いは三流と言えばSFだった(らしい)。その空気が成る程裏トキワ。 ・・そして横山えいじ・・。いやー、すっかりイメージ変わっちゃったなぁ。 いや、変わったと言うよりは、より鮮明になったという感じか・・・
 あ、しまった。こんなところで感想書いてしまった。いかんいかん。

 ビデオで昨日のDS9を見る。ああ相変わらず気の毒なオブライエン。 あの顔つきからしてなんかこう「気の毒」な感じがするのだが、 今回はホントに良いとこ無しだった・・。折角の休暇に技術ハンドブックなんか 持って行くからだ。全く。しかしカーデシアの都市って 見たの初めてでは。なんか「それっぽい」色合いが結構好き。 リドリースコット系。妙な角がまた。
 「裁判」の方は何とも強引で異常であり、連邦市民とカーデシア人は 一見理解しあえるようでいて、実は根のかなり深い部分から「違う」のだ、 と思い知らされる事件であった。
 WC/jしつつ(・・・)BSのビバリーヒルズを見てから、就寝。


JUNE.3RD.1997(TUE)今日も雨。

 昨夜、寝る前に例のへのへのモアイ氏から渡された「ももいろ日記」を 何となくめくっていて、驚愕した。この漫画に出てくる髭の旦那って 横山えいじ氏(確率90%)ではないか。うわ〜。 ・・・なんかでもイメージ通りというか・・いいぞいいぞ。 嬉しくなってしまった。10年前からSFの人、と 10年前に言われていた(・・・)あの横山えいじ氏の、 まさにその10年前の姿が・・・
 横山えいじ氏と言えば私にとっては神にも等しい絵描き。 パネル水張りして初めて描いたのが横山絵だったというから根は深い。 だいたい、初めて新刊で買った(それまでは古本ばっかりだった)青背、 「スロー・バード」の表紙からして横山えいじだったのだ。 当時SFに疎かった私は、この時完璧に表紙絵だけで買っている。 で、イアン・ワトスンにハマるという。同じ経路で東野司にもハマる。 同じ経路で梶尾真治にも。考えたら装丁の格好良さに惹かれて 「みすてないでデイジー」(横山えいじ装丁の傑作)を買ったのだよな・・ ああっ。
 ・・・その神が、このエッセイ漫画の中では「あんなこと」や 「こんなこと」を・・・わはは。でもやりそうで。人徳のなせる技。 兎も角、アリガトウゴザイマス>へのへのモアイ氏。って 読んでないんですよね、ここ。
 あ、デイジーで思い出した。「みすてないでデイジー」 (まさか未読の人が居るとも思いませんが(嘘)、永野のりこ永遠の傑作。 現在アスキーより単行本発売中、らしいです。)がTV東京系で TVアニメ(!!)になるというではないですか。 デイジーがTVアニメ・・・何か、凄すぎ。良いのか。 然しそうなると主題歌は矢張り永野のりこ本人に歌っていただきたい。 ♪電波が手を振る〜

 あ、日常は例によって例の如し。以上。あずきちゃん見て寝るし。

・今夜のテキスト


JUNE.2ND.1997(MON)雨模様。

 浅い眠りから覚めて、風呂に入ってから家を出る。割と疲れは無い。 嘘。大疲労である。足が重い・・・
 やたらと渋滞が酷くなっている。雨もあるが、末広有料道路が 無料化した事に伴うあの渋滞緩和は、実は一瞬の幻だった、という訳だ。 8月末には職場が更に北上するし、ああ神よ。この渋滞をどうにかして下さい。 或いはもっと鉄道網を!。大阪とか行くと、ホントに嫌になる。便利すぎ。 甘えんな>大阪人。ていうか徳島はもっと本気で公共交通の明日を見るべきだったよな。 瀬戸大橋の時とか。いいけど。
 さて、仕事を終えて、いざ帰ろうとしていたら更に仕事を言い渡され、うひぃ とか思いながら兎も角下地だけは作って、逃げるようにして会社を出たのが それでも10:45。マイガッ。今夜から始まる「青春アドベンチャー」 (あああああこの甘美な響きッ。これでSFに目覚めた人間としてはッ) その名も「夏の魔術」。何としても第一回を聴かねば、と駐車場へ走る私。 来夢が可愛くて。篠原恵美だよお立ち会い。え?もしかして再放送なの? 知らないんですが。いや、やっぱいいよね。ラヂオドラマは。
 田中芳樹先生も今何処でどうして居られるのやら(・・・)。 まあたまに読む分には創竜伝も良いんですが。ああ。然し傑作は傑作。 「夏の魔術」のあの冒頭の雰囲気が今よみがえる。そういやあの本、 ふくやまけいこのイラストにつられて買って、駅の待合室で読んだっけなぁ。 等と思い出すのであった。私の思い出ってでもそう言うのばっかり。 自分の歴史は、作品にハマってた時期、で区分される。懐かしみも、 現実生活より、むしろ作品を読み返すことで得られることが多い。
 ・・・病んでるよな。

 烈&豪を少しだけ見て、ああJUNちゃん可愛いなぁやっぱ と頷いて、眠るのである。


JUNE.1ST.1997(SUN)爽快。

 目覚めたら昼だった。仕方なく起き出して、顔を洗い、遅い朝食を摂る。 12:30の船に乗るために港へ向かった。いい天気。

 乗船時間の20分ほど前に着いてしまったので、その辺をぶらぶらする。 昔古本屋があった場所に、4畳ほどの中古ゲームソフト屋−と言うには あまりにわびれた雰囲気の、一種異常な店があった。 ガラスケースの中のソフト達も、どことなく古びている様で不思議な世界。 ・・・空は晴だ。風はお誂え〜。 最近すっかりノスタルジィの対象と化している中島みゆきが頭をリフレインする。
 さて船と電車でもって大阪へ着いたのがもう午後4時。K林に電話すると 丁度難波でうろうろしているという。落ち合って、その辺を適当に歩く。 夕暮れの大阪も悪くない。梅田まで時間つぶしを手伝って貰った後、別れた。
 今夜の眼目は、惑星ピスタチオの伝説の傑作、「熱闘!!飛竜小学校☆パワード」 於シアタードラマシティ、なのであった。久々の観劇。しかも相手はピスタチオ。 2時間きっちり楽しんで(いやもう笑った笑った)、最後のSFなオチ(ピスタチオお約束) でじわー・・と泣かされて(いやもうやられた。あれには勝てない。SFぢゃん。) ああ熱い2時間だった。
 閉幕後、やはり観劇に来て居られた某SRDのえらい人、へのへのモアイ氏と ビールをあおって昨今のマンガ事情についてクダをまく。 「あの」(がつく方。その方面では)へのへのモアイ氏相手にまたやるか>俺。 反省。
 然しこのモアイ氏も何というか出来た人で、つくづくオトナ。 イメージ通りの好人物でした。さわやかなお医者様(今は再び医学生)だ。 こういうバランスのとれた人格もこの世には存在するのだぜ。しかも其れでいて マンガの話が深いという・・・。
 まあそゆ訳で、帰宅したのは午前3時過ぎ。でも満足満足。2時間のために 往復7時間かけて大阪まで行ける、その自分の馬鹿さ加減も今日は満足の対象。 たまにはいいよね。

 因みに帰ってきてから、まだ「こどちゃ」「スレイヤーズ」を見る奴。 仕事はどうするのか。世の中なめてんじゃねぇ。でも「こどちゃ」は泣いたぞ〜。 切なすぎる。ああああ解る解るぞその気持ち!!とかな。ああオヤジ臭い。

 ではでは。


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