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古まった日記達・1997−4月(後半)


坂本真綾でKO篇。或いは長文日記で自滅篇。

APR.30.1997(WED)

 4月も終わる。
 今朝方やっとの事で「エンダーのゲーム」を読了した。 ラストに向かってどんどん流れていく気持ち良さは如何にも青背長編!であり、 一昨年の「ハイペリオン」以来の没入感であった。 しかしこの「エンダー」も続編の山だそうですな。全くアメリカンは。 「ハイペリオン」といいこれといい、続編出しゃええってもんでもあるまいに。 そのくせ是非とも続編単行本化希望の私立探偵マロリーシリーズ(レズニックの。 シリーズ名は今勝手につけた)とかはいつまで経っても出る気配がないし。 ・・・・これも詳しい感想はいずれまた。
 久々に某ジョイへ行き、MOを2枚ほど買い込んでくる。 230Mもの容量をばかばか使い切る時代が、然しこんなにも早く来ようとは。 マシンもみんな早くなってきてるし、2ヶ月程観てないともう隔世の感がある。 まあうちの子達はみんなおとなしいもんだけどもさ。いやパソ屋はたまに行くと面白いなあ、と。

 水曜日と言えば今や「ウテナ」とBSアニメ劇場である。特にBSアニメ−は強烈。 「タンタン」の美麗な色塗り(CGの如きグラデーションの妙。 フランス仕立ての品の良い服・・・)の世界に浸り、 「白鯨伝説」のどう考えてもシルバーなエイハブ船長の台詞回しに痺れるのだ。 「・・だが、楽しくやらねぇって法はねぇ。」 ・・・法はねぇ。だって。あああ。いやー、男臭いわ。大体あの鼻がッ。あの四角い鼻が〜。 笑うぞ。笑いながら、でも全身ゾクゾクが止まらないのだ。「本当に」凄い作品をこうして見せられると こっちはもう笑うしかない。 だいたい画面そのものの「迫力」がもう凡百のアニメ−いやさ映像作品−とは桁違いだ。 「おにいさまへ・・・」が少々「難しかった」のに比べて、これはもーただただ「熱い」。 演出の出崎臭さ(透過光バリバリ、止絵と流線の勢い!)、それを支える作画の丁寧さ、 タイミングの緩急・・・・。ああ。ああああ。
 ・・・「女を乗せてはならない船」だけに、ゴツイ男しか出てこないし、 こりゃまた兄貴の楽園(それもまた良し)かと思ってたら、ラッキーが女の子だった事が判明。 いきなり「萌え〜」要素まで加味されてしまい、えらいことである。 おまけに話はどんどんSFになっていくし、台詞は狂った様に熱いし。ああ。勘弁してくれい。 兎に角もうこれ以上俺を喜ばさないで。壊れてしまう・・・。
 今回のラスト、「白鯨」の手がかりをついに見つけたエイハブの、心の動揺が、高揚が、 静かに盛り上がる音楽と共にこっちに伝わってくる。ぐわあああ。「演出」が。 「演出」の臭いが〜。うう。ホントにこりゃ凄いぞ。「宝島」を、もう一度リアルタイムで観ている様だ。 夢にまで見た「出崎の魔術」の新作を味わえるこの幸せ。ああ。 サンライズ期待の「カウボーイビバップ」といいこの作品と言い、SFは死なず、という感有。

 「ウテナ」の方は可もなく不可もなく。本当は凄いのだけど、でも慣れてしまうと駄目。 結局個人的な見所としてはアンシーの台詞回しの「怖さ」とか、影絵少女の「かしらかしら、でもお頭」 位であった。アンシーは怖い。あの喋りは本当に怖い。他人を思いやる事のない、 自分の世界に生きる住人の特有のソレだ。いや巧いわ。あ、あとあの妹君に一票。 制服の乱れを直しながら出てくる艶っぽさが尋常じゃない。いいなあ。

 今夜で大英博物館も終了。矢っ張り西域でしょう。


APR.29.1997(TUE)

 朝からベランダに寝椅子を出して、逢坂みえこ「永遠の野原」/集英社/1〜14、を一気読みする。 実はこれが初読。成程。これがそうか。ううむ。確かに凄い・・・詳しい感想はまたいずれ。
 で、気がつくと犬を連れて散歩をしたくなっているのだった。早速自転車にスタックし (もう弱り切った人間の足ではついて行きかねる)犬を連れて散歩に出かけるワタシ。 全く影響されやすい奴だ。
 でもホント、他人が薦める漫画って外れが多いんだけど、こればっかりは、薦めに従って もっと早くに読んでおくべきだったと思う。出会い遅れた事にそれ程後悔はしてないけど、でももし 2年以上前(その頃熱心に薦められた事がある)に読んでいたら、少しはその後の生き方が 変わっていたかもしれないな、と思ったりもする。
 でもまあ基本的には「他人の薦める作品(特に漫画)は外れる」もんでしょう。 ワタシも結構「おすすめ」とか言ってますが、ありゃ本当はいかんですな。やめませんけど。

 夜、BSでやってた「ローカル・ヒーロー」とかいう映画の舞台がスコットランドで、思わず 観てしまった。変な映画で、教訓も特に無いし、主人公は格好良くも悪くもないし、ただただ 時間が経過していく様な映画だった。でも引き込まれてしまい、最後まで観てしまう。 出来の良い悪いは良くわからないが、「好きな」映画の一つ。死ぬまでにもう一度観るだろうか。

 今夜も大英博物館、を観つつ寝るのだ。ではまた。


APR.28.1997(MON)

 夜、久々に帽子男姿で街に出る。M隊員と映画。「スペースジャム」を観る。 明日は休みだというのに、広い映画館に観客は我々二人だけ(!)。いや途中までは居たんですが。 気がつくと誰も居なくなっていたという。 期待して観に行った割には結構駄作で、映画が終わった後閉店作業中のマクド (例の新作、グリルビーフバーガー今だけ150円、はイマイチ。味の押しが弱い。)で 延々「こうしたらもっと良くなるのに!!」という話をする。まあわたしゃバークリーが 演技派だってのを知って嬉しかったけどさ。悲しそうな表情とかもう凄く良い・・・・
 マクドを出てその足でゲーセンへ。ゲーセンもカラッポである。 嘘寒い貸し切り状態の中、久々にVF3対戦。二勝一敗。イマイチ。 後、EVAのプライズ物(ポスタールーレットとか)に手を出す。 コイン投入する手を止められない。ああ。 アレは魔物だ。特に欲しい訳でもないのに、やり始めると全部揃えるまで やらずにはおかないという。くそう。M隊員は綾波*2、リツコさん*1をゲットして 「全部ダブった・・・」と落ち込んでいたが、こっちは一個も取ってないのだから 落ち込む以前の話である。今夜の2K円返せ。ああ。返せ。
 M隊員宅で、Gガンダムの日本アニメ史における位置づけについて語り明かす。 ていうかGガンの設定資料集とか観ながらプラモとか玩具(出来が良かったのだ)とかを くっつけたりばらしたりポーズ取らせたりしてただけなんですが。モデラーのM隊員宅は そのへんの資料が豊富で飽きないのだった。
 帰宅途中、家の近くでいきなり凄い霧の中に突っ込んでしまった。前が見えない。 危険を感じて車のスピードを落とす。本当に濃い霧だった。一瞬「物体O」とか「首都消失」 とか「マリーセレスト号」とか小松左京なシーンが頭をよぎる。 結局その濃い霧は数時間して消えたらしいが、本当にこんなのは初めてだった。 いやそれだけなんですが

 帰宅後NHKの「大英博物館」(再)のビデオを観つつ就寝。


APR.27.1997(SUN)

 さて。やっとの休みである。しかし長い一週間だった事である。
疲れが出たのか、昼間まで爆睡。起き出して飯を食った後犬をつれて散歩。 読む暇の無かったBBSのLOGを読んだり、ビデオのチェックをしたりして日をつぶす。 斯くして「気づけば夕方ダメックス♪」なのだった。いやもう時間が過ぎるの早い早い。
 M隊員が捕まらず、結局連絡が取れたのは6時過ぎであった。 明日、一緒に最終の映画を見に行く事に。


APR.26.1997(SAT)

 土曜。怒濤の土曜日。どの辺が怒濤かは秘密。
 帰宅したのが例によって9時頃。にもかかわらず早く帰れた、と感じる。全く。 帰宅後各方面に電話攻撃。鬱を一気にはらす。御免>被害者各位。でもトモダチ (同じ目をしてる系)と話すのは本当に楽しい。賦活される。 我らが隊長はタウン誌の取材で毎日走り回っているし、各隊員も相変わらずらしい。
 最後に電話した(長電話化を予測)M女史も相変わらず元気で、例の未接続V16はどうか?と 訊ねたら「あーアレ、モデム内蔵してたよ。ジョイ(徳島では名の有るパソ屋)の店員に聞いたら そう言われて」という話。あ、そうなの?じゃあ、という事でさらに聞いてみると 「申込用氏の書き方が解んないのでまだプロバイダ契約してないのさ〜」。何たる事か。 偶々自分が居るのでNMTを紹介したのだけど、何か超初心者には難しいらしいです。 あの申込用紙>NMTのひと。 電話口で説明しつつ記入完了。あとはポストに投函するだけである。多分。 早くネットのドツボにハマってもらいたいものだ。
 その後さらに長電話。最近のゲーム事情とコスパ関連の話を延々。 相変わらずコスパ通いの日々だそうな。ああああ。いやいいんですが。 然しコスプレイヤーってのは本当に「熱い」。特にゲーム系はネタの鮮度が命で、 最近もFF7速解きしてから速攻「制作」に入ったんだ、いや、やっぱ一通りやっとかないと。 もう既に3キャラ程「制作・発表」したぞ、とかいう話を聞くにつけ、 他の分野でこれ程のパワーを見いだすのは難しいのでは無いか、と思うのだ。 しかしええ歳こいて臍出しタンクトップにショートパンツ、はイカガナモノカと思うのだが、 それを「勘違い」された話などを嬉しそうに話す彼女には、「本物」を感じるものである。
 明日のJA会館(徳島市内にある今最もアレな会館。2月頃などは、ほぼ毎週の様に コスプレしたヒトタチが集まっていたらしい)新作着てくから一緒に行こう!とか誘われて、 いや誘っていただけるのは光栄の至りなのだが、流石にわたしゃ・・・と逃げを打つ。 ワタシもまだまだだわ。うう。
 しかし。何でこの系統(酷い言い方)のカノジョ達は自分のことを「オレ」っていうのか。 ワタシの知る限り、可成りの率で「オレ」って自称してる。なんか「捨ててます」って事なのか。 個人的にはイカガナモノカと思う。まあ個人の趣味だし、良いんだけど。 でも「僕」だったら許せるあたり、オレも屈折してるのだった。 ああ、オレ、じゃなくてヲレ、かな。ワタシの場合。ってどうも一人称が安定してませんね、ワタシ。 昔からこうなんですが。気がついたら語尾もですます調になってるし。いい加減が信条です。
 ・・・いやー、ワタシなんざ10年以上前から人生捨ててるしさ〜。 100キロ先からでも「ソレ」とわかるこの姿!この波動! いやまあ波動の方は最近弱ってますが、それでも一目で判るらしいし。 だから「実は・・・」ってのが理想で。この話は前にしましたっけね。 どうも歳をとると忘れっぽくなって。いやホントに。晩御飯はまだですかいのぅ。
あー。ううー。

 あ、もう一つ。ETV観てたら丁度「知への旅」をやっていた。以下TV見ながらのメモ。

 「形成的因果作用の仮説」というシェルドレイクの理論(形態の共鳴)がSFSFしてて素晴らしい。 ダーウィンをニュートンだとすると、シェルドレイクはアインシュタインだと言われている、という。
 それによると、「経験」というものはそのへんに漂っていて、それを我々の脳がTVの様に受信している。 その経験、記憶に影響されて人は(あるいはその他の生き物は)「習慣的」に生きている。 それが、過去の形態を模倣しつつ進化していく生命種の、一本のつながりなのだ、という。
 エキサイティングで良い。種を種としてあらしめる「場」という話なんかは、かなり神林長平だ。 我々の常識は、明日になれば否定されてしまうかもしれない・・・・。
 「自然の法則は、進化する」のだ、という。 ビッグバン理論登場以来、宇宙が「進化」することは一般常識的に知られているにもかかわらず、 その一方で我々は「自然の法則は変化しない」と考えている。 そうではないのだ。「自然法則」は一見、永遠不変の様だが、その実その「場」の持つ 「記憶」により「習慣」的に行われているだけなのであって、経験の蓄積によって「場」そのものが 進化/変化すればそれに応じて変化していくのだ。
 また、「場」の理論の一つの形、「集団記憶」の論証などでは、 たとえばロンドンのネズミにある芸を仕込めば他の土地で同じ芸を教えるのはより簡単になる。 あるいは有る場所でアオガラが牛乳瓶のふたを開けて ミルクを盗み飲みし出すと、同時期に離れた場所でも同じ行動を示した。 戦争でアオガラの寿命以上の間牛乳配達を停止した後、再び配達が再会されると、 またアオガラ達は牛乳を飲み始めたという。 あるいは、我々人間についても、この理論で行けば今日の新聞の クロスワードパズルを明日解けば、より早く解けるはずであるが、 実験の結果、その通りの結果が出たという。 (理由はともかく朝より夕方の方が解きやすいというのはよく知られた事実なのだそうだ。)
・・・・まあ、変な話でした。イギリス人ってやっぱり変。

「人生は眠りによって締めくくられる。」
いや、そうではないのだ。ルパート・シェルドレイクは言う。「人生は夢によって締めくくられる」のだ、と。

・・・実は比類無きO女史へのメールを書いていたつもりがメモになってしまったという。 しかもそれをそのまま送りつける奴・・・・。そのメールからの抜粋でした。

それではまた。


APR.25.1997(FRI)

 金曜。まるがつばつ〜にち〜♪。まだ矢野顕子づいてます。晴れのち曇り〜。今日は、晴れ。 今日も駄文におつき合い下さって有り難うございます。
 とはいへ。書くことも特に無し。ここ数日の準備の成果が試される日。 で、まあ評価は「そこそこ」だったのでまあいいか。と。それはそれで良いのだけど、 その後次の段階へ進むにあたって、今までのマシンの代わりに導入されてきた 某DELLマシンが不調で困惑する。なんか動作がおかしいのだ。NTなんかも入ってるし、 こりゃ再インストールが早いな、と思ってCDROM入れてエクスプローラ立ち上げたら CDROMドライブが認識されてない。WIN上からネットワーク(共有てやつです)使って 入れてみると途中までは行けるのだが、結局CDROMが応答しないと言って停止してしまう。 9時過ぎまで調べたが、どうもハード的な欠陥なのでは?という感じ。いや詳しくなくて。 素人なんだなぁ、と自覚。兎に角とりあえずという形で動くマシンを借りる。 不調マシンの方は時間を見て自分でどうにかしろ、と言うことに。 厄介なことにならなければいいが。なりそうな予感バシバシである。ああ。
 飲み会の後、店の周りで屯って一頻り(学生の様に!)騒いでから帰宅。 ああ。明日からいよいよGWの始まりだ。と言うわけには実は行かず、研修という名の 無給拘束は続くのだった。ふ。ふふふ。


APR.24.1997(THU)

 木曜日である。今日も今日とて馬鹿陽気。朝5時起床。目覚まし4個の威力である。妙に寒い朝だ。 起き出して何をする訳でもない。ただ、一日に数時間は一人でぼんやりする時間が欲しいのだ。 溜まっていたビデオを見たり、聞き込んでないCDを聞いたり、積み上がっている未読の本を読んだり、いろいろしたい。 維新派の言う「衣食住芸当分に生活を行うべし」という言葉が頭をよぎる。よぎるが良く解らない(・・・)。 で、結局先日の「烈&豪」見ただけで、他に何も出来ないまま8時が来る。 毎日ギリギリまで部屋を出られない自分。出社拒否症かしらん。今日の夕方の作品群はセットしたものの、 「コメディーお江戸でござる」をチェックしてなかったのを車の中で思い出す。シッツ。
 車運転してると、耳元でミャアちゃんが「ねぇこのまま海を見に行きましょうか」と囁く。 って古いですねどうも。スクラップ学園は再販されないのか。いやもー兎も角海や山が誘う誘う。 もう中央分離帯でもいいや。雑草の茂る中央分離帯は、此処で昼寝をしたらどれだけ気持ち良かろうと思わせる。 思わず居眠り運転状態に移行しそうになる。仕事中も常に睡魔との戦いだ。うううう。 そう言えばGWも何の予定も無いままだし。あああ。心に余裕が無い。本でも読むか。 然し斯う言う事考えてると、本当に自分の「ロング・バケーション」は終わったのだな、と感じるのであった(一部嘘)。
 話は変わる。今朝起きてポストを覗いたら、「エスカフローネ」のCD−ROMが届いていた。 某メージュのプレゼントで当選したらしい。出したことさえ忘れていた。・・・兎も角見てみる。 期待通り出来は(中略)だ。唯一見るべきはメルルの声データであろうか。 「バァン様あぁ〜」とかもー。やっぱ良いわねぇ。でも喋らせる言葉の選び方にセンスが無いよなあ。 この手のソフトは大抵そうだけど。いや期待はしちゃいなかったんですけどね。ええ。 しかし坂本真綾のCD聴きながら帰ってきて、ポストを開けるとエスカフローネ、というのは何だか楽しい。 確率の神、という奴を感じる瞬間だ。
 昨日DWし損ねたすけくぼ氏@KZV、の待望の新作をやっと見る。凄まじい出来(その処理技術の進歩たるや!)で啓発されること多し。 描かないといつまで経ってもこのままだ。描かなくてはならぬ。掃除をする暇もなく薄汚れた部屋で、一人呻く。(玉吉調)
 明日をこえればいよいよゴールデンウィークである。せめて後一日頑張りたいのだが、結構嫌気がさしているのも事実だ。 明日は明日で何だか色々と辛いのである。明日が最も辛いと言える。あああ。 辛いことを辛いと感じられる内は大丈夫だと言ったのは誰だったか(誰でも無いって)。 宇宙はこんなに広いとゆうのに。今は美味い珈琲が飲みたいだけ。其れが有れば今夜は凌げそうだ。
 辛いなら逃げ出せばいいのである。それが(それさえ)出来ない自分が情けない。流されることに慣れてしまった。 流されては、また新たな辛苦を味わう。いつか此の悪夢のような循環から逃げ出せる日は来るのだろうか。 弱い男だ・・・・
 晩飯を食いに出て、序でに本屋に這入る。やっと今月のファンロードを買う。あと遂に買ったぞ長野まゆみ「新世界1」。 何時読むかは不明。結構リハビリになる系統なので、忙しくて煮詰まってるときに読むことにしよう・・・・。
 某☆師匠の店でヲタ話をしてから1:30頃帰宅。また日付が変わってしまった。ああ。眠い。

 最近、此の日記意図的に長文化しています。絶対量で読者を幻惑するのが目的。というのは嘘で、 最近パソ通とかでヲタ話してないので、斯う言うところで吐いてるだけなんですが。 もう贅肉だろうと何だろうと書いたれや〜。誰が読むっちゅうねん。一人で書いて一人で読むさ。ふふ。 結構自己満足人間ではあるのさ。そのうち飽きます。極限まで暇な方/愛他精神に溢れる方だけおつきあい下されば。

ではまた。オヤスミナサイ。


APR.23.1997(WED)

 昨日も帰宅が遅くて、風呂に入って寝たのは0時過ぎ。 結果起きたのは7時20分。どうにも自分の時間が取れない。 だんだん日記のネタが無くなっていく。こんなことではッ。
 目が覚めて、「しまったゴウザウラー!!」とか急いでTVつけたら、 「日本大使館人質事件」が力技で解決された、という話で驚く。長い事件であった。 一昨日正月頃のビデオをチェックしてて、番組の後に入っていたニュースが 「人質事件」だった。「あー、なんか時間止まってるなぁ」とか思ってたらこれだ。 現実は侮れない。侮れないのは良いがゴウザウラーはどうなったのだ。 時間帯移動して有るかも知れないが、そこまではチェックできないし・・ 兎に角今日の夕方分のタイマーセットをして出かけた。
 結局今夜も仕事を切り上げて会社を出たのは0:10。日付が変わってる・・・。 帰り道、田舎道を走ってると飲酒運転の取り締まり検問にかかる。実は検問は初めて。 何かと思って開けた窓から機械を突っ込まれて「ハイ息吐いて〜」ってなんか傍若無人だよな。 こっちも人間なんだからもっと人間的に挨拶ぐらいするべきではないか。 でも気の弱いワタシはそんな事言えないのだった。なんか悪い事したみたいで嫌な気分。

 さて。今日はある種類の人々には記念すべき日なのである。 坂本真綾の初アルバム「グレープフルーツ」が発売されたのだ。 昨夜某BBSでの書き込みを見て、既に前日発売されていたのを知った私は 今日の昼休み、CD屋に走った。某フジレコでは平積みで売っており、 その密かな(有名なのか?)人気の高さが伺える。 早速買って車のCDプレーヤに放り込み、聴く。
 ああ。ああああ。あああああああああああ。あああああああああああああ。 ああああああ(もうええっちゅうねん)。 いや凄いわ。管野曲と真綾声が一撃必殺の完成度で響き合う。 いかんなあ。「才能」有りすぎ。こんなん聴いたら仕事なんてやってられん。 「俺の才能・・」とか、なんか煽られてしまう。目に見える「才能」に弱い私。 でもホントに良いよ。(そのスジの方々は)絶対の買い。うーん。 坂本真綾関連のHPとかって有るのかね。有りそう・・・いや知人に一人。 ・・・やフう検索かけたら有りました。 ここ(坂本真綾 The Vision of Maaya )なんか結構良い感じです。
 でもって一番好きな曲はやっぱり「ポケットを空にして」なのだった。 改めて良いと感じる。涙が出そうだ。表題曲も素晴らしいし、どの曲も 「らしくて」、一つとして外れ無し。時間をかけただけはある。 マスターピース、というのは斯う言うのだぜ。 管野よう子のアレンジがいちいち決まってて、格好良すぎる。 あ、でも「ともだち」が英語バージョンしか無くて困ったな。 例のCDS買ってないのだ。英語バージョンも素晴らしく良かったけど、でも あのシングル探さないと・・・。

 あ、そうだ。最近HP漫遊しててイカシたのが Sakamura Laboratory, University of Tokyo,JAPAN 。 相変わらずTRON&アンチユニコードで論を張っていて、 国産OS者の心意気を感じさせてくれる。表紙のハンコが怪しくて良。 ちなみにハンコクリックすると 「こんな漢字も出せないユニコードは・・・」と来る。 笑うぞ。いや笑っちゃイカンが。
 そう言えば以前(2月頃)朝日かなんかで読んだ、寿司屋が作った漢字データ ってのはどうなったのか。それに例の大漢和のデジタル化(於東大) ってのはどこまで進んでるのか。調べてみるべし。 漢字と言えば、中国では簡体字をきちんと学び直そうという動きがあるらしい。 台湾香港(本字国)との交流の増加、教育の不徹底等から、 地方によってかなりスタイルがいい加減になってきているという。 簡体字の書き間違いで取引がフイになったりして結構深刻なのだそうだ。 で、正しい簡体字を教える教室が儲かっている、と言うニュースだったのだが。
 あと A History of Internet: How Did We Get Here Away?, Daniel P. Dern, 1995, Discovery Communications, Inc. がオシャレかつ頭良さそうで良い。要はインターネットの歴史年表なんですが、 結構有名なサイトらしい・・・

さて。もう寝なきゃ。明日も早い。ふ。


APR.22.1997(TUE)

 今日の天気は雨のち晴れ。空を走る雲。風はねっとりと流れる。春だ。
 今日の一日のBGMは「風をあつめて」の矢野顕子バージョン寄り。 先日ドラムスキー氏と話してて、そう言えば最近のアッコさんチェックして無いなあ とか言ってて、その最近ってのがもうここ10年だったりして笑ったものですが。 今度の週末は駅前にでも出て、古本屋とCD屋をチェックしてみよう・・。
 そう言えばもうゴールデンウィークは目の前ですな。皆様予定は如何ですか。 むやみと旅行に行きたい私です。6/1の大阪行きは未定だし、 折角のまとまった休みをユウイギに過ごしたい。東北とか−。 久々にY野氏の顔も見てみたい。九州まで会いに行ってみようかしら。 修学旅行以来行ってないのさ。

ああ。アンダルシアが呼んでるぜ・・・。

 話は変わる。TV・ワイドショー等でも、そろそろ取り上げられるべき 「ポケモン」だが、今月のWIRED誌の特集が見事で、 読んでいて背筋がぞぞっとなった。 可成り「ノーライフキング」であるらしい。女子高生に大人気!の たまごっち騒動の下で、小学生達はこんな遊びをしていたのだ。 一読をお薦めします。こういう読感、ゾクゾク感はそう滅多に味わえるもんじゃない。 水面下で深く密かに進行している現象。小学生の間だけで広まっている秘密・・・ しかし表紙の馬鹿馬鹿しさ(WIREDじゃ毎度の事か)で 思わず手に取って仕舞った。マックは生き残れるか?いや生き残るんじゃない? デザイン系で。最近欲しい私。あと写真屋4.0Jだっけ。あれ。

 今朝も起きたのが7:20で、いや昨日寝たのが2時頃なもんで、 結局何も出来なかった。まあ仕方ないのであぐり(BSの方)見てから出掛ける。 これがまた面白い。いいねえ、エイスケ。そう言えば最近のテキストを 貼り付けるのを忘れてました。 お暇な方は此処からどうぞ。 然し折角2000カウントを迎えたというのに、 せめて一枚なりと。体力がなぁ・・・鍛えないと。

 最近面白いサイトって何かありますかしら。非日本語圏とか最近出歩いて無くて どーにも。何だかサーフィンする気力が無くて。折角のテレホが勿体ない。 先日の「お気に入り」整理の後、思い出して久々に尋ねたページが軒並み 更新停止してたり滅びてたりで、如何にサーフィン無沙汰してたかという。 毎日行ってるのは3ページくらいで、こりゃいけません。いけませんよ。 っていうか探していればまた愛しいページに当たるかも知れないじゃないですか。 その期待。スケベ心というか。16歳女子高生のページとかな!!何女子中学生?


APR.21.1997(MON)

 ああ。ブラックマンデー。雨も降る。
 昨夜の「サイキック青年団」が録音されていない。 この一週間を乗り切る切り札が無いと、ワタシの体力は1/10位に なってしまうのだ。あああああぁぁぁ。
 ぐっすし、と落ち込みつつも無意識のうちにマシンを立ち上げメールチェックを し始める俺の身体。チェックしたらFe氏とわんこ氏という、2大CG作家な方から 先日出した手紙のお返事が来てて感激。これで一週間生きていける。シアワセ。 単純だけど、でもそんなもんさ。そういえばわんこ氏ってばテックウィン7月号に 作品が載るらしいぞ。みんな買おう。
 ここ数日の懸念だった課題をやっと終える。次は木曜と金曜だ。 忙しいというか何というか・・・こう気が落ち着かないのは苦手だ。 気疲れ。はあぁ。

 今日も今日とて10時までお仕事。ふぅ。 マシンの電源を落とす前にちょこっとだけ覗こうかな、と チャットを覗いてみると、「イカス大王」の文字が。うれしくてレスを書き込んだら、 リロードしてる間にまた書き込みが。図らずもリアルタイムチャットしてしまう。 いや、偶然というか何かこう神の指先を感じた夜であった。イカス氏、これからも宜敷です。


APR.20.1997(SUN)

 田植えの日。朝から田圃に出て色々。昨年に植えた柳が妙に立派に 育っていて笑う。一緒に植えた桜はまだ弱々しいが−。
 午後に入ってちょっと暇。こういう時を狙う様にてっちゃん先輩から TEL。例によってビデオ鑑賞会。 「こどちゃ」「スレイヤーズTRY」「ケロちゃ」「ウテナ」を ツッコミ入れつつ見る。見終わってからは人生談議。 ヲタクとは如何にあるべきや。人生とは−。

 何か知らないけど疲れが溜まっていて、「ごっつええ」を 見ながら寝てしまう。今週のサイキックをタイマーセットしそこねたまま。 ああ。折角120分テープ新調したのに。くそう。


APR.19.1997(SAT)

 充実すべき土曜日。だが昨夜の疲労と例の課題とで頭は重い。
天気は雲雀も鳴き交うカラ天気である。うらうらと暖かい。 昼までごろごろ(あ、なんかわんこ師匠風)。BSで「あぐり」を まとめて見る。面白い!!やっぱ凄いぞこれ!。女の着物着て、 白塗りで踊る森本レオ。凄すぎる。

 2時頃にM隊員の家に電話。隊長の働く喫茶店襲撃の手筈を話し合う。 M隊員宅まで車を飛ばし、先に来ていたドラムスキー氏と三人で3時頃出発。
 結局襲撃は成功裏に終わった。コーヒー一杯450円。 あとは水の追加でだらだら喋り込む。ドラムスキーバンドの話等。 5時頃隊長を残して店を出、夕方の海沿いを走る。 マリンピア沖の州(命名者は一寸考えるように)という埋立地を ぐるぐる走った後(出来立てなので建物も新しく気持ち良いのだ) 吉野川河口の堤防に車を停めて、中州を歩く。
 最近この日記で「いつか行かねば」とか言っていたのが、 図らずも達せられた。これで3年連続になるこの行為に、特に意味はない。 今回も全く偶々近くまで来たので、という事だ。

 砂州の中程まで進むと、もう両岸は小さくなり、見渡す限り夕焼けの空である。 雲一つない空が限りなく半球を為して覆い被さっている。 夕日の沈む赤さと、頭上の群青が見事なグラデーションだった。 打ち寄せる波の音。3人してぼんやり沈む夕日を眺める。沈みきった所で移動。

 友人達との夜の盛り場ゲーセン巡り、を数カ月ぶりにやって懐かしい。
 夜のアクティ前は、そろそろ本格的に賑やかになってきている。 飛び交う嬌声。風に舞うのはシャボン玉。 発生源は、と見回すと、車止めに溜まってる女の子達が吹いていた。 夏に向けて全速力で加速するワカモノタチ。夜空に響くギターの音を耳に歩く。 見るとS野女史がビラを配っている。噂では某社に就職して、土日だけクラブで DJをしているという話だが、相変わらず輝いている。 100m先からでもはっきり解るその輝き。夜目にも鮮やか。

 ゲーセンではエヴァのプライズ物に思わず惹かれてしまい、気が付くと ポスターやキーホルダー等を取るのに3〜4千円をつぎ込んでいた。 血の汗で稼いだおぜぜをエヴァのキーホルダーにごんごん投入してしまう俺。 結構カモな気分で破滅願望は満たされる。
 昨日今日と、久々にマンクスを走り込んで快感。まだまだ俺は早いぜ。ふ。 カプコンの新作(ファイナルファイトとD&Dを足して二で割らない様な・・・) が傑作で、意図的と思われる画面の古さが快感。中割枚数も少ないし・・・。 是非やっていきたいです。
 M氏宅で話し込み、解散したのは朝の3時だった。疲労度DX。 でも楽しいんだ。心地よい疲労感。あとは帰って寝るだけだ。 と思いながら走っていると、居眠り運転してしまう。いつか死ぬな。


APR.18.1997(FRI)

 雨である。

 夕方より会社の歓送迎会。 酒を飲むのは好きだけど、利害関係のあるヒトタチと飲むのは悪酔い(なまゑい) のモトだ。月曜日が気にならないではないが、ああ、我慢の無い性格。
 立ち寄ったゲーセンでマンクスTTを久々にやる。ほぼ一月ぶりか。 思わず大人げない走り込みをしてしまって、まずい!と思って後ろを向いたら 会社の連中が目を剥いていた。ひゅ〜。
 2次会を逃げ出してM隊員の家へ転がり込む。 隊員宅では久々に隊長とお会いした。隊長は最近仕事のスタイルをすっかり 変えられて、今はウエイターであり、またタウン誌の編集バイトでもある。 ドラムスキー氏らのバンドでベースをやっていたり、精力的に活動中、の隊長は 相変わらず「モテモテ王国」にドはまり中なのだった。ひとしきり語り、後 「ブシドーブレード」の馬鹿馬鹿しさをプレイしつつ論じ合う。

 明日隊長の働いてる店を襲撃することを誓って解散。


APR.17.1997(THU)

 昨日の課題をまた持ち越す。持ち越し持ち越しで日は過ぎる。 怠惰且つ根性の無い性格が如実に現れている。 おまけに自分の趣味すらこなせていない。 叶えられない夢はただの夢だ。そんな夢なら見るのは止めてしまえ。
 9時頃帰宅。先日の「剣心」「鬼平」をやっと見る。 どちらも見ていて心地よい。足場がしっかりしたプロの作品だ。 ・・・プロと言えば「お江戸でござる」今回は後半しか見られなかった。 いかんいかん。
 あ、そうだ。談話室でも話してましたが、6/1に大阪に行くつもり・・・ だったのだけど、調べてみると遅い時間に船がない。 深夜2時発とか3時発とか無いのか(無いって)!。 困ったな・・・知人にチケット取って頂いたので、出来る限り行きたいの だけど、うーん・・・。何だかなあ。
 あんまりにもネタが無いので謎の写真を貼付。 いや、いつか何かで使うつもりで取ってあったのだけど、使う機会は 永遠に無さそうなので。見たら笑って忘れる様に。
 先日やっとIEのブックマーク・・ぢゃないお気に入り、の有る場所を 「発見」したので、ゴミ溜のよーに成った其れを整理した。 で、しばらく行ってなかったページを彷徨く。久々に在韓国日本語HPの雄、 DJ氏のページを覗いたら、韓国マンガ/アニメ紹介が 素晴らしく充実していて驚く。うーん・・・・韓国アニメも頑張ってるのね。


APR.16.1997(WED)

 或る締め切りが近づいており、それに向けての準備をしなければならない。 解決方法は解っているのだが、精神的に負担が大きいので、それをする事、を 身体が拒む。いや拒んでいるのは精神か。要はめんどくせえので やりたくねえのである。でも締め切りは有る。仕方ない・・・と腰を上げて 挑んだのでは、然し結果は火を見るより明らかではないか。ふぅ。 まずは右足から、だ。
 話は変わる様で変わらない。最近「座右の銘」を聞かれたのだが、 咄嗟に何も出なかった。嘗てのソレは「人生は見え透いたハッピーエンドだス。」 (デカパン)というものだったが、その効力ももう失せた。新しい座右の銘を 刻まねばなるまい。何かイイのあったらお教え下さい。チャットボードとかで。 ワタシの座右の銘発表、とかな。

 毎日が狭い部屋での忍耐訓練である。気分がアンダー気味になっていく。ああ。 壮大な気分を味わいたい。と言うことで壮大な句を引用してみたり。でも昔の ネタノート(1995/june)からの孫引きなので、間違ってたら、御免なさい。

<斛 律金 / 勅勒(鮮卑語)の歌>

天は蒼蒼
野は茫茫
風吹き草低(た)れて牛羊見(あら)わる

(空は青々として深く澄み/野は広々として果てしない−)

四顧すれば何ぞ茫茫たる
東風百草を揺がす。

  ああ。あああ。中国。中原の緑の大海。って行ったこと無いけどさ。 だいたいユーラシア大陸に渡った事って無い。一度行かねばな。 モンゴルとか。いつか。
 カウンターが1900を突破しました。2000人に向けて何かした方が いいのかしら。此処が本当に舗なら一杯奢る所なのですが。

 帰りにボウリング例会へ顔を出す。「いけ美」連中がぞろぞろと集まっていて壮観。 スコアは低迷を続けているが、久々に会う人や初めて会う人達と、 無駄話をしてるだけで幸せなのだった。 名残惜しかったが、10:30頃、先に帰る。まだプレーは続いていた模様。 また次回だ。

・あ、リンクに竹本泉方面を一つ追加しました。

んー・・・さて。どうしたものかな・・・


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