3月9日分

栗本薫「ゴーラの一番長い日」グイン・サーガ55/ハヤカワ文庫JA/1997/2/28

グイン・サーガ55巻。

と言うわけでグインの55巻である。今回は久方ぶりに戦闘シーンの連続。熱い。
イシュトの武人としての、その魅力を存分に堪能できる一巻。
自軍に数倍するクム軍を相手に、速力を武器に駆け抜けるモンゴール騎士団。
その先頭に立つイシュト。奴の鬼神の如き戦士ぶりと、智将としての冴えを見よ。
何より久々に生き生きしたイシュトヴァーンを見るのは、嬉しいものだ。
やはりこいつは戦場に置いてナンボだな、とつくづく思う・・・
読んでいると、戦場の熱気がこっちにまで伝わってきて、
何とも曰く言い難い興奮が襲う。

「−まったく、俺と一緒にいると誰でも面白え目が見れるなあ」(P285)

全く、全く!!いや、ヴァラキアのイシュトヴァーンの面目躍如である。


今巻は、先のユラニアの事件について、各国が対応を議論するシーンがあって、
そこで久々にケイロニアの十二選帝侯&十二神将達の会議シーンが展開されていた。
その会話がもうケイロニアを心の故郷としているワタシには泣けて泣けて。
素朴で、さわやかで、裏腹無くて、ただ国の事だけを考えて・・・・やっぱいいわ
「さわやかなまっすぐな北の国」(P41)は。

しかし結構ゴツイオヤジ達が顔つき会わせて
「こんなときグインがいてくれたらなぁ・・」とか言って溜息ついてる図は
結構オカシかった。でも「らしい」けど。いい人達だ・・・

それに比べてパロはねぇ。
なんかヴァレさんは完全にナリス様の手下だし。いやそれよりヴァレリウスの
描かれ方が「ルブリウス」っぽくなってきてイヤだ・・・かつて「おたくの」と
形容されて某女騎士殿に恋をしていたときの彼とはもうえらい違いである。
斯うしてみてると矢っ張りナリスが一番強いのかなあ・・・当分は・・


グインは主人公でもあるしさっさと外伝なりで冒険を再開して貰いたいものです。
あとがきを読むと、56巻の−とか言う話が出てて、取り合えず56巻が先らしい。

ああ。グインの「完璧な」スーパーマンぶりを早くまた見たい。
よじれ上がる筋肉、音を上げて振り下ろされる大だんびら、飛び散る肉と血、
そして素晴らしく切れる頭脳・・

そればっかりだとまた飽きるんですけどね。
まあ今巻は存分に楽しんだ一冊でした。アリの出番も少なかったし。
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ケロケロちゃいむ第一話。

「はっ
 ミズタマき〜っく〜」

・・・赤土`さん〜・・・
やっこちゃんパワー全開。
それだけでもー幸せ・・・

しかしカエルに見えねえ・・・

みもり姫は初手の全裸がインパクト有ったので
あのジャンプ音は許す。

兄ちゃんのキャラが掴めない・・・
いや話自体も掴めないけど・・・勢いは有るからいいか。

当分ビデオ録る予定です。
・・・赤土`さんの為に・・・

ではまた。
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こどちゃ48「父よ、あなたが父だった」

このタイトル・・・こだわってるな。

おお。新築の倉田家。・・あっ案外安普請・・・
玲君は仕事をちゃんとするように。気持ちは分かるが。

読めた展開ではあるが、その後が問題。
そうなんだよ。「その後」がなあ・・・まさか殺す事で「その後」を
解決するんじゃ・・・。

所で看護婦。・・・後ろに居るのはナースエンジェル。

正直五条さん編は「こども」じゃないんで辛い。
「こども」にだっていろいろあるはずだし・・・

いや、面白いんだけどさ。


所でエンディングの歌詞が「完璧版」になってますね。
先日CDS買った私。いやー、良い曲。好きだ・・・
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ぷりさみ。
取りあえず元気になった美紗緒に一票

しかしなんか「無茶」鋸で地球をひくか。
でもついにというか魎呼・・素晴らしすぎるお魎さん・・・
やっぱ出すねえ。基本だし。

結構重い画面&重い展開で、サミーのお間抜けぶりが救い。
中盤までは「いつもの」展開の癖に後半の熱い展開はなに?

とは言え最後の「歌う!!鷲羽ちゃん」が光明を・・・


・・・次回「月は地獄だ」
すいませんまだ読んで真ません。ていうか買ってません。
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映画「ファースト・コンタクト」


見てきました。
「スター・トレック」の劇場版最新作。
感想としては、「あー・・面白かった〜・・」ですが、

でも詳しくは語れない。
この映画、ラストのオチとも言う部分が素晴らしくて、
そこがネタバレしちゃうとかなり辛いのです。
だから、出来れば見ようと思っていらっしゃる方は
ネタばれし出す前に劇場に足を運んで下さい。
本当に涙目で笑える最高のラストシーンでした。
「だって卑怯だよSFぢゃん!!」って。もう背筋がぞくぞく・・・

っていうかトレッカーな方々は既に海外からの情報で、知っているのかも・・・
僕は知らないで見たので、本当に喜んでしまいました。

うーん・・・取り合えず「TNG」な部分は、あの副長の監督だけ有って
しっかりしてました。各キャラの見せ場がちゃんとあって、実にファン心理を
くすぐります。ウォーフとか格好良い・・・データも魅せるし・・

ただ、TNGは全般にそうですが、パラドックス系の描写が
「こんなもんでしょ」的に甘い。見てて「いいの?こんなで?」という
気分になります。まあ今回の映画はラストの良さで、僕の中では完全に
「良くできた」ものになってますが・・

ピカードのセクシーさ(と今川「提督」は仰っていた)はかなりのもので、
艦長ファン必見です。あの老人顔に似合わぬ筋肉がまた・・・
・・しかし恐い。艦長恐いよ・・・DS9の初期に出てきた艦長が
あんなだったなあ・・・ことボーグ関連の事になると逆上してしまう。
冒頭のトラウマに悩まされている艦長を見た時点で「キれる」のは有る程度
予想されますが、あれほどとは・・・「エイハブ船長」呼ばわりされる辺りの
シーンは実に傑作でした。「艦長」とは一体どういう存在なのか。
彼にとって船とは一体・・・
・・冒頭のボーグキューブとの先頭シーンは珍しい艦が出てて良かったです。
エンタープライズEも結構いい感じだし。

うむむ。いかん。内容を語りたくて仕方ないです。

・・・しかし劇場版はどうも余裕が無くて、そのへんTVシリーズが好きな
私には少々物足りないというか・・・
「余裕が無くて・・」は、一緒に言った友人の言ですが。



もう一つの本編、地上編も、宇宙開発を、独立した研究者が田舎でやってるってのが
如何にもアメリカで良いです。
ゴッダードがそうだった様に、既に有る材料を改造して、果たしてそれで
新たな地平へ足を踏み出して行く・・・
ああ。アメリカ、それも宇宙開発に熱かった頃のアメリカが匂う・・


皆様が、この映画のラストの快感を味わいつくした頃にまた書くかもしれません。


余談ですが、劇場に行ったらガイジンの方々がいっぱい居て、立ち話を(英語で)
されていたんですが、聞き耳をたててると結構マニアックというかスタトレの
専門用語がチラホラ・・・「本場モノ」じゃん、とか友人とウワサしたり。

後で聞いた話だと、矢張り僕等四人がその隣でSD9の話とかしてたのですが、
「カーデシア」と言った途端にガイジンの女の人がこっちを見たという事です。
どっちもどっちだな。いや、それだけの事なんですが、なんか、いいなあ、と。



やっぱりあのメインタイトルの音楽を聴いただけで涙目になってしまう程
「スタートレック」好きの
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