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山口貴由


Yamaguchi Takayuki

山口貴由「悟空道 13」/秋田書店/2000/07/15

最終巻。

いしかわじゅん的な視点から見れば「編集者よくまとめさせたなあ」という感じか。
兎に角素直に終わっている点は評価したい。「覚悟」のあのわやくちゃのラストに
比べれば格段の出来。ではあるが・・・元々その無茶さ加減こそがこの漫画家の
イカス所だった訳で、その辺まとまり過ぎかなあとも。三蔵の「傾国」種明かしも
すげー素直というか一本槍で肩すかしかも。うーんうーん。やっぱ毎巻毎巻
度肝を抜く展開で攻めてきていた「覚悟」の頃とは、比べるべくもないのか・・
やっぱ慣れた?

まあラストのM.D.ガイストみたいな宇宙刑務所には笑いましたが。
ああいうのがこの作者の面白味だと思うんだが・・・「子守歌」とか大好きよ。
アレ嫌いな人も多いみたいですけどね。アレぐらいイッてくれないと。
あの感性こそが命だと思う私です。

個人的には場数を踏んだ拳を持つ釈迦のイメージがなかなか良かった。
マサラムービー系?

でもなー。嫌いキャラ2位が悟浄ってどういうこと!?あいつ一番好きなのに。
「俺の命をくれてやるから俺の分まで戦いやがれ〜っ」の格好良さったら。
このシーンはタイポグラフィーから手書き文字への再転換点として記憶される
ことになるかも知れないなーとか。

悟浄の喋り(ズバリ言って〜ですぜ!とか)が無かったらこの漫画読んでないよ。

うーん、最終巻なのに全然まとまりませんな。スイマセン。次回作に期待。
@@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@
(00/07/06)

山口貴由「悟空道 10」/秋田書店/2000/01/01 王殿の下りも終了。結局は猿の馬鹿力で引き裂いてEND。みたいな。 で、悟空と三蔵の間の溝は深まるばかりだと思っていたのに、なんか割とあっさり 許されてしまった。その辺どう解決されてるのか良く解らないんだけど、まあ 何だかわからんがとにかく良し、という事でしょうか。 強烈なセンスは相変わらず。四葉のクローバーを覗き込む4人の見開き(p78/9)の 衝撃は、ちょっと言葉では言い表せない。10分くらい笑った。 あと個人的にお師匠の「完全緊縛」(と書いてがんじがらめと読む)の紐ってのは そういう「表現」なんだと思ってたんだけど、ホントに縛ってたのね。甘かったよ。 そういう作風だったんだ。 で、次は獅子の大聖獅駝王との闘いに挑む、と。うーん。 @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (99/12/29)
山口貴由「悟空道 9」/秋田書店/1999/10/01 冒頭、奮戦虚しくあっさりと首を切り落とされてしまう悟空。 この辺で「おや?」と思わせる(ベタベタな)作りがもう好きすぎる。 何とか処刑を免れ、逃げ出した悟浄と八戒。三蔵を救おうと 嬲屋から飛び出していく時の掛け合いの、あの勢いがまたイイ。 出会い頭の悟空の、子供みたいな表情とか、瞳のハイライトとか あああこれまた狙ってるなぁ。もう。 悟浄の「思い込みだっつーの!」とか全然聞いてねえ状態の悟空がもう。 照胎泉って(破児落胎泉が出てくるところを見ると)西梁女人国の子母河? もうすっかり原作の存在なんか忘れてるんだろうとか思ってたら こういうのが出てくる。然しこういう強引な翻案を、当たり前の様に 出来てしまう作者の構成力/想像力は流石。 「お師匠のいる王殿の城へ案内しろ」「そりゃもうよろこんで」 この梟の表情が素晴らしい。「死んでらっしゃいませ」とか、相変わらずの こういうズレたおかしさがたまらん。そもそも漫画の「ネタ」ってのは 敢えて描き込もうと思わないと描けない訳で、作者がこういうの すげえ好きなんだろうなぁってのがひしひしと伝わる。ものすごく緊迫した 状況の筈なのに「お師匠!」「出ていって!」で、次回につづく、とか この辺は笑うところなんだろうか?とか不安になりつつも大笑いしてしまう。 「不思議に思うだろうがこの俺は 自分より強い奴がいると聞くと  地球を二周りしても 会いに行きたくなっちまうんだ」 なんで二周りするか。 「見やがれ 読み書きできねえこの俺が 死ぬ気で彫った三蔵命  取り返しのつかねえ躰は こっちの方だ」(入れ墨は内股・・・) ・・・こういう「ここぞ」ちう台詞からして異化作用みたいなものに満ちている。 違うやろそれは!!みたいな突っ込みを一切受け付けないこの気迫。 挙げ句に如意棒に縦割入れちゃうし。これじゃますます・・・じゃん。 まあ解って描いてるのは解るけど、ねえ。うーん。どこまでもサービス精神の 旺盛な作家であることよ。 秋田チャンピオン世界の作品の、特にヤンキー系の作品って結構その「ズレ」 が笑いのポイントなんだと思うけど、別に「男旗」は読者の笑いを志向して ああいう展開にしてるわけじゃないでしょう。笑うけど。で、「悟空道」には どこかしら(ていうか結構)確信犯的なものを感じる・・・解ってやってる 所が有る様に思う。まあ根底には本気と書いてマジと読む様な本気さも 備えているからこそ、より楽しめるわけですが。 まぁ、何にしても、非常に面白いです。絵も巧いしね・・・ 次巻でまたどんな暴走ぶりを見せてくれるのか、楽しみ・・・・ @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (99/10/04)
山口貴由「悟空道 8」/秋田書店/1999/08/10 今巻のベストはやっぱ「おっぴろ目」ですかね。 あと「決着魔力」「観戦魔力」。この辺の言語感覚はもう。 あと「何で袈裟なんスかーっ」とかも好き。 独特の江戸趣味(時代劇趣味?)が徹底してて、侍風の台詞回しなんかも 結構堂に入っている。んだけど、全体的に耐え難いほどの違和感があって、 これがもうひたすらに笑える。笑えるんだけど、それが魅力的でもあるのだ。 至る所で「何でそうなるのっ」とか欽ちゃん的突っ込みを入れたくなる この違和感こそがこの作家の最大の魅力でもあり。 ・・・p116で滅法国車遅城の中に入っていく忍凧の描写が何度見ても笑える。 こういうのを描いてしまうところが、もう実にイイ。普通描かないよなぁ こんなコマ。もう一事が万事、こういう感じなんだけど。 だいたいあの扇子はすげえよ。舞台を囲んだ侍がみんな扇子もってんの。 でもそれが山口世界では「当たり前」・・・こういうのがたまらなく良いのだ。 悟空の、あの奇妙な行動の示す意味は?とか結構複線みたいなのも 巧く張ってあって、飽きさせない。 城下を描写する見開きの迫力も相変わらず巧いし、雲間を行く王殿の イメージも強烈だ。だいたい王殿の台詞なんて吹き出し全然ないし。 でもそれさえこの作品世界では当たり前。写植大変だろうな・・・ あー、もう突っ込みどころ多すぎて、読んでてげっぷが出る。 @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (99/10/04)
山口貴由「悟空道 1」/秋田書店/1998/03/10 「仏契」 と書いて「ぶっちぎり」と読む。 今にも狂い死にしそうな強烈さで迫る山口貴由の新シリーズ 待望の1巻である。 兎に角「覚悟」で培われた「変さ」が狂い咲き状態。 覚悟(初期)の頃はまだしもフキダシの中で喋られていた台詞が、 この悟空道では、もうフキダシを必要としていない。 かつてここぞと言うときにのみ現れた 「覚悟完了」とかの画面の四隅の極太ゴシックだが、 今や日常茶飯事に使われているのだった。 最早全てが「名ゼリフ級」という事になるか。 さて物語の舞台は・・・えーと。何だっけ。 詳しくはこれまでのあらすじを・・・って これ1巻なのに「これまでのあらすじ」が!!ていうか 「四十六億年前、星くずが集まって地球が生まれた・・・」 ってこれはもしかしてギャグですか? でも本気と書いてマジなんでしょう。これが山口貴由テイストなのだ。 兎も角、山口貴由版西遊記といえば。 ・・・・正直言って、もう無茶苦茶なんですが。 でも、良いの。 この無茶苦茶さが良いんだ。巻頭の作者自身の言葉にもあるように、 我々読者はそのストーリーよりも、その絵のインパクト及び名ゼリフに 痺れているわけで、例えば冒頭、悟浄のセリフ 「ズバリ言ってクソ暑いんです」からしてがもうイカス。 心理描写もその暴走ぶりに更に拍車がかかってて、例えば三蔵法師玄奘(女性)が 自戒の規に縛られているのを表すのに、ホントに縄で縛られてる描写、とか。 大体三蔵法師が女性ってのがもう夏目雅子ライクな訳で、こういう「お約束」を 最初から共通認識として使ってしまう辺りにこの作者の特性が見える。 因みに最初の的は「自由」「平等」「博愛」と言う名の化け物。 この辺、覚悟の初期っぽくて凄く良い。 「自由なんんてクソくらえだ!」 「くたばれ平等!」 あああ。 博愛のセリフ回しも最高にイカス。 「お別れに宝石(ダイヤモンド、とルビ)の涙をポロリ」 「何故の私」 大体「胸の中のわがまま金魚」って・・・・ああああああ また、禁固されている理由を聞かれて悟空が答える 「暴れたのさ」 これがもう。凄すぎ。 あー、見ていただくしかないけど、兎に角凄い。 描き文字じゃない、フォントの持つ勢いってのをここまで使いこなしているのは この人くらいだろう。昔村上龍とかがやってた記憶もあるが。 兎に角一読されたい。読んでこの「文字」の迫力を感じていただきたい。 矢張り山口貴由はタダモノではないのだった。 @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (980322)
山口貴由「銃声の子守歌」/秋田書店/1997/9/30 山口貴由作品集。 収録作品は 「覚悟のススメ・絶頂天狗剣の巻」 「覚悟のススメ・強化外骨格・雫の巻」 「首をはねろ!」 「みな殺しのアモール」 「十五歳の覚悟」 どの作品も作者特有の感性の暴走が思いきり楽しめて良。特に語感。 押さえるところ無く自由に暴走している感が有る。 「ショットガンを撃ちまくります。だけど暴力マンガなんて言わせない!」 「堀江罪子とギロチンお悶もハッピートーク」がまた濃くて。 この人の作家性ってのは絵も大きいけど、この台詞回しなんだよな・・ でも、自作に対してキャラの口を借りてとは言えツッコミを入れている辺り、 この「オカシサ」を自覚的にやって居るであろう事がうかがえる。 然しなぁ・・・「もっと奥」。このノリ。 笑って良いのか感動して良いのかその辺のラインが・・・ 取り合えず零がかなり天然ボケ状態で(勿論覚悟もだが)妙にオカシイ。 「あと一時間足らずで聖夜だ!堀江はどうしているかな!」とか。 「俺の声 どこまで届いたろう」「月面までは間違いなく!」んなわけあるか、 みたいな。 雹に交際の報告をしに行く覚悟がまたイカス。 然し雹に父上が居るって事は、父上も雹の英霊の一人になったのか? 鬼太郎のちゃんちゃんこを思い出す・・・。 で、割とお気に入りなのが「みな殺しのアモール」。 兎に角、ショットガンを乱射するときの音が「死死死!!」と書いて、 ルビが「デスデスデス!」なのにはヤラレタ。 この「音」の使い方が凄いよな・・・例えば時計の音ひとつ取っても 「ちくちく」だし。 野比春菜の眼鏡っ娘造形が完成度高し。ここにも堀江美都子の残像が見える (ラストのギターはまさに其れだろう。さすらいの太陽というか。) 「覚悟」以来この人の作品久々に読んだのだけど、やっぱ凄いわこの人。 覚悟で燃え尽きてしまって、後は無いんじゃないかとか言ってたのだけど 強烈な個性は尽きること無し。次回作とかはどうなってるんだろう・・・ いざとゆう時はカチッと芯が・・・ @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (97/10/19)
山口貴由「覚悟のススメ 11巻」秋田書店/1996/8/10 G螺旋! 生涯忘れません! 確かにラストにカタルシスが少なかったことは否定はしない。 そもそもがこの作品は、最初の1、2巻が本体だからな・・・ とはいえ。 最後まで独特の美学を貫き切った作者のスタイルは見事だった。 「しっかり密着するんだ!」 この作品、この作品は「アニメ化」という事で伝説を完成させる事になろう。 我々が脳裏に描いた堀江罪子の歌声が、「くじけない歌」が! 果たして実在のものとなるのである。 望めるならば、「炎の転校生」的な完成度(濃く・・・)を。 いや・・しかし・・平野監督だから・・・不安はあるが・・・ 何にせよ、「くじけない歌」は、曲さえ熱ければ 必ずやSF大会等での愛唱歌と成るであろう。 しかし・・・・・ 「愛しているわ!」 この見開き!素晴らしい。 ワタシは無情のカタルシスを感じましたぜ・・・ ああ・・・ 熱い(そしてすこしお茶目さん☆な)、作品であった・・・・ 山口氏の次回作に期待しつつ @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (96/07/15)
山口貴由「覚悟のススメ  10巻」秋田書店/1996/7/15 残った右が やけに熱いぜ 熱い。熱すぎる。かつてこんなに熱いセリフが有ったろうか!! 俺にあるもの 孤拳ただ一撃! ぶち極(き)めるぜ! 散り際を心得ぬ者! 無粋の極み! ど許せぬ! ぐはぁぁぁたまらん・・・ マンガでここまで熱くなったの初めてだわ。 読んでて思わず叫んでしまう。うおぉぉっしゃあ!とか。 「ど許せぬ」だぜ?「ぶち極める」とかさ・・・ この言語感覚! 兎に角、もう言葉では表せない。自分の言語操作能力にも限界がある。 とにかく読んで!お願い! もういろいろいろいろいろいろ歪んでるんだけど、歪みきって別の方向へ 跳んでしまってるので、問題なし。 こんなにアツイ漫画、読まないテは無いですぜ。 原作も完結した事だし、この機会に是非一気読みを! 時に、2015年。 日本では使徒とかマルスとかがいろいろやってた時期、 血涙島でこんな戦いが繰り広げていようとは、お釈迦様でも気が付くまい。 しかし、スタッフの写真もどんどん病んでいく・・・特に紅X。 もう駄目。全面降伏。こんな漫画二度と無いぞ・・・ 当方に迎撃の用意 無し。 @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (96/06/19)
山口貴由「覚悟のススメ  9巻」秋田書店/1996 守る!くじけない心 討つ!現人鬼 散 心はひとつ! 正義復活 あー・・・ええのぅ。 ・・・あっっ 9巻で終わってない! 兎も角。 罪子、生きてたのね。成る程。 しかし矢張り今巻での「覚悟のツボ」は55頁、 天国で 割腹! でしょう。 いやー、友達に「三千の英霊、天国で割腹して還ってきたで」と聴かされたときには あまりの事に息が止まりそうでしたが(いろんな意味で)、そうか、三千人が割腹 したのじゃないのね。なんか・・・ しかし三千の英霊もお邪魔虫さんである。 何も見開きで「そこまで!」はないやろ〜 他にもカバンに対して敬礼する覚悟&零とか、制服のボタン渡すシーンとか、 もう随所に「ツボ」は存在する。 いやもともとこの漫画は「ツボ」のみで構成されているのだったな。 最早常人には生み出せない狂気一歩手前(いや或いは行き過ぎたか)のこの漫画。 しかし「覚悟は最初の2、3巻に限る」という某☆師匠の言葉も示す通り、 どうもあの初期の衝撃以降、読んでいる方も慣れてしまってその強烈さに麻痺 してしまっている様でもある。 だが一歩離れて見れば、これはもう「イッちゃってる」という意味では以前にも ましてイッちゃってるのであり、現在雑誌連載されている漫画の、最極であろう。 来月で完結というこの漫画(いや雑誌は読んでないので聞いた話ですが)、 今読まずして何時読むのだ! @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (96/03/25)
山口貴由「覚悟のススメ  8巻」秋田書店/1995 全高2000メートル! 移動菩薩G・ガラン 大起動! いやー・・やっぱいいわ。 読み始めたときは正直シャレで買ってる所もあったんですが もー既に呑まれてます。 ページめくる度に気合いが入る・・・ 「他愛もない!」 「覚えている!覚えているとも!」 あのウェディングドレスの散には、もう笑うとかそういうレベルじゃなく 打たれたぜ・・・ 覚悟も「ガーン」とかショックうけてんじゃねぇ。 G・ガランの由来のシーン、グル弱え。一撃でやられてんの。爆笑。 チャンピオン読んでないんですが、矢っ張り罪子はしんぢゃったのかしら? 滅殺せよ! 心を濁らせる 哀憎怨怒! 本気でエキサィティング。ページ毎に気合い入れて読むんで疲れて疲れて。 お薦めです。 @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (95/12/17)
山口貴由「覚悟のススメ」秋田書店/1995 耐えてみせるとも! 自分一人の苦しみならば どんな痛みにも 守ってみせるとも! 君が苦しんでいるなら この腕を広げて 真心には愛が 返ってくるように 邪心に因果を 極めねばならぬ! この世で一番やさしい人は 悪を迎え撃つ力を 持った人! (オープニングテーマ) 腑露舞最期の舞! いやー、腑露舞いいわ〜。ぶゆゆ メガネかけて「対閃光防御!」ってオイ。 炎吹き飛ばされて「モーレツ!」もないよな。 それ取り込んで「これで私はファイヤー散!!」・・・・たまらんッス。 ところで本誌の方だとなんか三千の英霊 天国で割腹自殺して帰ってきたらしいじゃん。 爆笑。やっぱ燃えるわ〜。これだから油断ならん。 今巻も、回想シーンの、雹と霞の闘いなど、見所も多い・・・ 霞の正体とは?その意図は?また背景のバラの花は何処まで増え続けるのか? 「何だか知らんが とにかくよし!」(散P79のセリフ) 名言だなぁ。これこそ覚悟の全て。うむうむ。 しかしラストに向かって突っ走る「覚悟のススメ」!! これを読まずに何を読むと云うのだ! @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (95/12/13)

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