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能田達規


能田達規「おまかせ!ピース電器店 24」/秋田書店/2001/07/30

冒頭一編除いて、一冊まるまる最終回。
「そして毎日は続く」タイプでEND。

プロットのスケールは間違いなく壮大でイカスんだけど、何処かでSOW(センス
オブワンダー。背筋ゾゾゾー!ってやつ)にブレーキをかけてる気がする・・・

と思って二読三読している内に、じわじわじわじわとこみ上げてくるモノが。

SFの神は細部に宿る。初読では見えなかった「SF魂」みたいなものが各所に見えて
きて、こりゃタマラヌー的に。特にケンちゃんロボの、6歳の心のまま月に置き
去りにされてた下りとか、想像力をちょっと働かせると、ブワーっと来る。
「あーオレはムダだー つーか人類自体もムダムダだー」というケンタローの
合理主義の部分を吹き飛ばすモモコのアップの流れは王道ながらにゾクゾク来たし。
あとモモコのキーホルダーに現実逃避してる下りとか、うわっ、これイイ!とか
思えるんだけど・・・ただ、素読しただけだと、何か辛いん。

背景の描き込みや、一つ一つのシークエンスの描写の手際よさが、逆に読者の
感情の置き場を無くしているという気はした。読んでいて、誰に感情移入して
良いのか分からない。結局「いい話だー」と思えたのはピースパパとママの
馴れ初めシーン位。もう少し感情を乗せるゆとりが・・・
週間連載じゃ無理ですか。

あー、あの馴れ初め辺りは成る程そう言う事でしたか、という。もっと膨らませて
描く積もりだったんじゃないかなーとも思うんだけど・・・ケンタローが幼少時に
頭良かったとかいう下りも遠い昔の伏線が生きてて良い感じ。オヤジロボを火星に
送り込んでて云々、は流石に「うーん」とか思ったけど。「まん太」ならその辺
もっとシリアスに(或いはシビアに)描いたろうなーとは思う。やっぱり秋田
だから正面切ってSFするのは許されないのかもー。

ま何にしても「らしい」平和なオチで良し。能田先生の次回作に期待します。
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(01/07/09)

能田達規「おまかせ!ピース電器店 23」/秋田書店/2001/06/15 完結記念感想書いてしまおうフェア第二弾。 200話「家族はやっぱり鍋」の巻 「家族はやっぱり 鍋ですわー」。勝生真沙子の声が聞こえてくる。あー久々に 「ご先祖様万々歳」見てー。DVD買うかー?みたいな気分に。展開のインフレが 関東大震災にまで!オチは無難・・・・なのか? 201話「ふたりのクリスマス」の巻 「今年こそクリスマスイヴは一緒に」の約束を宇宙で守る男。まー勝手に やってくれい、的な話ではある。 202話「夜更かしお正月」の巻 なんか扉(新年の挨拶)がイイねえ。昔の秋田書店の漫画って、こういう扉が あったなーとか。然し確かに僕らが子供の頃、正月はどの店も閉まっていて お年玉が使えるのは精々5日頃からだったものだが。とか懐かしく思い出して みたり。最後にお年玉を貰ってからもう何年経つだろう・・・「夜更かしマンガ」 としてはドラえもんの睡眠圧縮剤系の展開。 203話「ずれた実力テスト」の巻 マークシート一個ずらして書いちゃった。こういう悪夢って見ません? 僕は見ます。何回も見返したはずなのに・・・とか。相変わらずリモートロボに 拘るケンタロー。後半うやむや。 204話「エレベーターパニック」の巻 この兄妹を和解させるにはこれだけの道具立てが必要なのか・・・・ 205話「ゴン太特選ダメ映画コレクション」の巻 ネットワーク配信によって、そう遠くない将来、確実にレンタルビデオ屋は 縮小していく気がする。で、残るのはマニア向けだけ、とかそういう・・・ 「ネット展開してない小売店は大変だよ・・・」そういうサービス最近多いけどネ。 ダメ映画の影響力の描写には笑う。そうなんだよなー。続けて見ると結構来る・・・ 206話「ミャジラ登場」の巻 ノリ子とミャーの絶妙のコラボレーション!あの幸せそうな顔が! 原発が暖かいのってOKなの? 207話「チョコリサイクル」の巻 「やっぱ男の値打ちってのはバレンタインのチョコの数で決まるんではあるまいか」 なんかバレンタインネタ多い漫画だよ。然し今回のケンタローは人としての何かを 捨てているとしか思えない。 208話「アズコム・AX-10」の巻 ピース電器の技術は一つ一つが即国家機密レベルでヤバイですな。 基盤がCバスみたいでイカスヨ。アイちゃんの諜報活動が結構役立っている(?) 事が判明して油断のならないピース電器店なのだった。 そんな感じであと一冊!まて最終巻!みたいなー では。 @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (01/06/11)
能田達規「おまかせ!ピース電器店 22」/秋田書店/2001/03/01 なんか完結してしまったらしいので(チャンピオン読んでない)最終巻が出る前に 感想書いてしまおうフェア開催。 191話「マンマーク・モモ子」の巻 ケンタローの日常生活観察。改めて見るとコイツ家に帰ってから何山程メカ 作ってんだ、とか思う。でも理由はモモ子のハートをゲットだぜ。性的衝動が スポーツとかじゃなくてメカ制作で発散されてるタイプか。あと落ち葉の公園で 「愛と哀しみのアンビバレンツ」って直球タイトルの恋愛小説読んでるノリ子。 192話「代打コースケ」の巻 東オーナーの邪悪さが久々に。「勝てばいいのよ!」「そうすれば視聴者は ついてくるわ」・・・でもそうらしいですね。でも正義のスポーツでインチキ (でしょあれは)はどうなのか。 193話「楽しい実験」の巻 東都大学に聴講生として通っているノリ子の描写が頼もしい。そして実験の手伝い から研究生活に目覚めるケンタロー。大学は文学だったんで「実験」と名の付く 事を全くやった事がない(多分中学の理科実験が最後)身としては、何だか 羨ましくもある。でも最後はパワーのインフレで微細加工に核融合レーザー 持ち出しての「らしい」オチ。 194話「アイちゃんとデート」の巻 モテない割に積極的(惚れたら直ぐ告白)な今井が今度惚れた相手は月影アイ。 「死ぬぞ!!確実に死ぬ!!」ケンタローが今井をダシにして遊ぶ話。ヒデー。 でもこういう積極的な奴は結局(最後には)スゲーいい娘と出会ったりするから 全然大丈夫だ>今井。そして俺は全然駄目だ。 195話「お絵描きサクラちゃん」の巻 屋外写生なんだけど、背景が綺麗でいい。この回に限らず「おまP」の背景の 描き込みは週刊連載とは思えない程で。今回のキメはやっぱアレ、p92の 「好きでもないものうまくなりたいつってもムリだよ」 これ。これキビシーよ。特に「絵を描く」という行為に対してこの言葉。 いつまでも作品を仕上げずに、ちょっと描いてはゲーム、ちょっと描いては小説 読み、ちょっと描いてはWeb巡回・・・とかしてる多くの「漫画家志望」に あの「集中力」云々の言葉がどれだけ重いか。 196話「回転寿司ぐるぐるハマちゃん」の巻 こういう話はチョト苦手。職人の世界、とかそういう奴。でも「後輩に接する 時は、常に厳しく」って鉄則もそろそろ分かるよーな気もする今日この頃だし。 でもやっぱ「先輩後輩」「上司部下」って駄目なんだー。軟弱者なん。 197話「香山先生の青い鳥」の巻 「あなたが王子様に迎えられることは99.9%ありえません」 ファーストフードでの描写とか見てると、あーやっぱ香山先生は作者の代弁キャラ なんじゃないかなー。とか思った。年齢的にも。青い鳥だけに「今の自分は (比較的)幸せなんだ」という一種諦めの境地へと気持を持っていく。 でも、それはそう。結局「今の自分」は、自分で(意識・無意識にかかわらず) より「好ましい」道を選択してきた結果なんだからさ。 アオくんを使った伏線の張り方は見事。オヤジロボの豪快な登場が快感。 198話「白馬に乗った王子様」の巻 小学生より夢いっぱいの立花姉の監督作品、アロー号CMの撮影話。p161の 急勾配をバイクで登るシーンでは思わず手に汗をかいた。ぞわわ〜っとしたよ。 199話「大ひんしゅく!モモガードくん」の巻 女子中学生ってホントに放課後こんな風に買い食いしてるんだろーか、とも思うが。 風邪で倒れたケンタローの代わりにロボットでモモコを守る、って例のパターン。 リモートで状況を判断するのは難しいよね、という・・・ 23巻に続く。 @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (01/06/11)
能田達規「おまかせ!ピース電器店 21」/秋田書店/2001/01/05 22巻が出てしまった、らしい。まだ買ってないけど。急いで感想を書く。 182話「特攻野郎・ノブチーム」の巻 ピース電器製品が悪用されたときの恐ろしさ、という。サラ・ブライアントっぽい ピースママがサラ・ブライアントっぽい動きを。 以後184話までアメリカ西海岸編。ピースママの「故郷はアメリカ」という 設定が生きた感のある、イイ夏休み編だった。モモコの水着姿も拝めるし。 開放感が良い。184話の扉なんか実にイイ。アメリカ西海岸行きてー、と 思わせる。<「アンタッチャブル」ピース貫太郎>とか、オヤジのアメリカでの やんちゃな過去も見え隠れして、あーこれこれ、この裏情報のチラリズムが イイんだよ。妄想させてくれる。p64の眠いノリ子激萌え。 185話「夏の終わりに」の巻 久々にケンタローって最低な野郎だと思った。モモ子可哀想すぎる。ていうか そんなケンタローが好きなんだろうな。自虐の詩か! 186話「奇怪堂3人娘」の巻 テレビショッピングつってもテレコンというよりは日本直販系か。ノリ子は 「ヤケクソ」とか良く書かれてるけど、割とノリは良い方なんじゃ無いかとおもう。 吹っ切れると結構ノリノリな感じ。その辺が好きだなァ(いや好きってアンタ)。 オチの「バカっぽーい」という反応が如何にもノリ子。思ったよりはじけた内容では なかったのだけど、まあこれはこれで。 188話「秋はサンマの季節です」の巻 台風の緊迫感が良く生きた傑作。バランスがイイ。 189話「ケンちゃん専用グラウンド」の巻 トビラのグラビアポーズなモモ子とアイちゃんが。あああ。 モモ子の声援一つで張り切ってしまうケンタロー。 「男って悲しいわね・・・」でも「そう」なんだろうな・・・ (って想像で語るなよ悲しいから)オチはいつものやつ。うーん。 190話「富士山リニアブースター」の巻 おおこんな所で複線が収束を。この世界えらいことになってますな。 でも富士山にリニアブースターか・・・イカス・・・ 今巻はアメリカ西海岸編がなかなか良かったのでした。 と、ややおざなりに感想をfix.あー早く22巻買わなきゃ @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (01/02/15)
能田達規「おまかせ!ピース電器店 20」/秋田書店/2000/11/05 おおお。成る程。表紙のオヤジにヒゲがない。 言われるまで気がつかなかったなあ。 てな訳で今巻も。 ・・・つーか175話「ノリ子 オン ステージ」の巻サイコー!ノリ子萌えで 読んでる人間には最高の福音というかなんというか。アイドル身代わりロボとか 言うとアタマの端っこで「KEY」とかいう文字列が浮かんでみたりもするけど。 どっちかというとこれはドラえもんの星野スミレネタだよね。星野ヒカリだし。 もう冒頭から歌って踊って飛ばしまくりのノリ子。そしてああああノリ子が報われる 話はどれ読んでもイイなぁーああああ(最早感想すらになってません)ああああ。 「法律で人間そっくりの自律型ロボットは作れないことになってる」(p58)って 有りそうな話。お約束のノリ子号泣が入ってオチまで完璧。ああ。イイ。ああもう。 以上。 ・・・え。それだけかって。いやその。 178話のリニアモーターカーの話は正直「??」て感じで良く解んなかったり。 アタマ悪い・・・ 読み返してみると181話「夏休みの過ごし方」の巻(こりゃ丁度「ぼくの なつやすみ」が出た頃か。解りやすいな)とか絵面に凝ってて凄いんだけど、もー ノリ子の事しか残ってませんでした。ええ。 ダメな読者。 @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (00/11/06)
能田達規「おまかせ!ピース電器店 19」/秋田書店/2000/09/05 今巻も印象の強かった回だけ。スイマセン。 164話「春満開!高ヶ谷商店街」はおまPの原点の様な作品で、オチに向かう    無茶苦茶さ(昔はハチャメチャと言った)が好き・・・ 166話「発破ビル破壊大失敗」は日本の高層ビルが耐震構造が徒になって爆破    しにくいんだ、って話にはへえ、と感心。つねにネタを探り続けている    作者の姿勢が伺える。乾いた感じの展開も緊張感が有って良い。 170話「G.W.シンデレラ」は如何にもケンタローらしい恥ずかしさいっぱいの    プロジェクトが炸裂。これを(恥ずかしがりながらも)出来てしまうのが    ケンタローなんだよな。そんでまたモモコ喜ぶし。 171-172話「どこでも参上!ケン、コー兄弟」は前後編ならではのアクション    巨編で、クレしん劇場版を彷彿とさせる。然しメイドロボの顔を見ていると    どうしてもポヨポヨ(ポヨンチョポヨンチョ)を思い出してしまうのだった。    何かね。あの夫婦今頃どうしてるだろう。やっぱり毎月死んでるのか。 取りあえず巻末の前後編ものは良かった。こういうヤマ場をちゃんと単行本 ごとに用意出来るあたり、流石だなあと。ニクイ、というのか。 ではまた。 個人的にはアイちゃんのサービスカットよりノリ子の出番を!の @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (00/08/23)
能田達規「おまかせ!ピース電器店 18」/秋田書店/2000/06/20 早い。もう出たのか。流石週刊連載。155話〜163話を収録。 やーミスしらゆりさんFX面白えなあ。 以上。 いや、全体的にまんべんなく面白いと、こう、敢えて取り上げて云々って やり難いんですよう・・・ 個人的には159話「お嬢様のバレンタイン」の巻、の黒服・青山の挺身ぶりが 面堂家のグラサン部隊みたいで、妙に良い感じでした。あと「あまったチョコ ください」の今井の生き様。あの「なりふりかまわなさ」ってどうなんだろう。 今はまだ割と普通の社会性を持ってるけど・・・行く末が心配だ。このまま ほっとくと俺みたいになるぞ。 あと勿論第156話「ノリ子のお見舞い」の巻、のキレたノリ子も。 キレると怖い、っつうーか、キレた時が一番面白い。良いキャラだ。 今回はそんなとこで。ではー。 @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (00/05/30)
能田達規「おまかせ!ピース電器店 17」/秋田書店/2000/04/15 毎度。今巻は「これ」という回が無かったので久々に各話テキトーコメント。 146話「俺の家庭科」の巻 p15の「ここぞとばかり」の則子サイコー。こういう奴だよ。 自分で作ったシミュレーションマシンにハマって抜けられないってのは割と怖い。 「40歳独身会社員一人暮らし」とか結構身につまされる話ではある。 147話「はたらくオヤジ」の巻 巨大プロジェクトに巨大工作機械。こういうの描かせたら本当にこの作者は巧い。 148話「あおいちゃん☆パニック!」の巻 タイトルに脊髄反射してしまう。魚安さんちの赤ん坊、あおいちゃんの話。モモコは 兎も角ケンタローに子守をさせるなんて!怖すぎます。マグロが他の魚食っちゃった とかそういうところに妙にツボを捺されてしまう。スピード感あふれる展開も良し。 149話「進言!ノブくんバンド」の巻 ノブ君のキャラクターって妙に立ってるんですよね。こういうキャラホントに珍しい 気がする。美果子ねーちゃんの魅力が初めて判ったような気が。いつも美果子って 「モモコの姉」なんだけど、高校では(当たり前だけど)ちゃんと女子高校生なんだ よね。これが可愛い。惚れる気持ちも分かる。 150話「3段兄弟」の巻 三段ベッドが窮屈だから、夜中に高層ビルの上までベッドを持っていってゆっくり 寝よう、とかそういう話。これこれ。こーゆー無茶な話こそピース電器。p104、 ベッドに飛び降りたのでちょっと照れてるアイちゃんがツボ。モモコは災難でした・・ 151話「闘え!ゲーム小僧くん」の巻 冒頭「ドラゴンアドベンチャー」なるソフトが発売されるネタがあって、あー 当時はこの辺でドラクエの発売の筈だったんだよなーと。「仕事が気になって ゲームができん!」ってのは自宅仕事やってる人だけじゃなくて「家でやらなきゃ いけないこと」を抱えてる人全員に共通する悩みだとは思う・・・けどゲーム代行 マシンまで作って「この忙しいオレがゲームのトレンドについていくことが 重要なのだー!!」って、ねえ。話がどんどん大きくなっていくのは流石。 152話「オヤジのポンポコ大暴走!」の巻 ピース貫太郎はIMEにATOK(12か?)を使っているらしいぞ! こたつでやるクリスマスの風景に限りない郷愁を感じたり。いいなあ。 153話「南の島のピース」の巻 モモコのパンチラが。いやその。 新年ネタの筈だけど、どーも新年っぽくならないあたりが流石。 154話「ケンちゃんの便所掃除大作戦」の巻 全体的に、汚い・・・・ そんなところで。ではまた。 @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (00/04/25)
能田達規「おまかせ!ピース電器店16」/秋田書店/2000/01/15 137話から145話を収録。 うわ。何か濃いなこの巻。こんなにサービスして良いのか的。 メカと美少女と動物とパンチラと。ぐああ。 ・・・モモ子ってさー。いい娘だよなー。って今更。でもホント。 いや別に腕組みして胸のふくらみが腕に当たるからとかそんなんじゃなくてな! あー・・・でも俺も俺も腕組み腕組み腕組み腕組み腕組みしてええええ。 とか転がり回ったのは秘密ですが。 で、やっぱ燃えたのは巻末の「オヤジのいない日(前後編)」。 この親子が揃って活躍する舞台はなかなか無いんだけど、一度走り出すと 確実に燃える展開になるのがもう。いや、ホント巧いわ。 141話「アンカー・ノリ子」のノリコも良かったす。困り顔最高。 でもやっぱ・・・あああああ。腕組みー。ゴロゴロゴロゴロ。 @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (99/12/29)
能田達規「おまかせ!ピース電器店15」/秋田書店/1999/11/30 相変わらず粒ぞろいで楽しめる。ホントスゲーよ。「面白くない話」が無い。 ネタが弱いときはキャラ萌えで楽しめるし(ってそれは単に読者としての 適応が進んでるだけなのでは>自分。いやそれはそれで幸せだからいいんだ)。 でもだからってキャラに頼ってるわけじゃなくて、ちゃんと毎回毎回 主軸になるネタを繰り出してくる。少年漫画の鏡といえよう。 131話(「ケンちゃんの英語教室」の巻)の扉とか、こういうのホント巧い。 最初の最初から伏線が作ってあって、こーやって小出しにしながら 最終回が見えたら一気にたたみかける(のであろう)。ぐあー。 もう面白いに決まってるじゃないか!! でも今んとこ小出し過ぎて何がなにやらまださっぱり。 133話(「ウパモン、宇宙へ行く」の巻)はなんか泣けてしまって。 この辺ブラッドベリから営々として続く大気圏突入SFの系譜か。 緑色のやつもこれくらいやってくれればなあ。 134話(「クーラーでクーラクラ」の巻)も傑作。っていや別に ノリちゃんが水着だからとかそんなじゃないぞ!!(嘘)。 でも相変わらずスパコンフルに使って計算結果出すような 夏休みの宿題っぷりがたまらん。これぞノリ子の魅力(そうなのか?)。 家族揃って馬鹿やる話は結構楽しい。 ノリ子と言えば135話(「農業ロボット・すこやかくん」の巻)の 人としての成長ぶりも見逃せない。あのオチの野性味が見事だ。 ってすっかりノリ子萌えで読んでますが。ああいいんです。幸せだから。 @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (99/11/04)
能田達規「おまかせ!ピース電器店 14」/秋田書店/1999/09/05 今巻は何と言っても122話。セイさんが出てくるときは作品に妙な奥行きが。 作者本人は「実在の人物とは関係ない」とか言ってたけど、ホントに あんな感じなんじゃないだろうか・・・・ガンマ君でもラテン缶でも良いから 安井誠太郎漫画をもう一度読ませてくれと切に願う次第。 ・・・まあ作風からして描けないときはとことん描けないんでしょうけども ファンとしてはただもう読みたい〜読ませろ〜としか言いようがない。 何とか今年中の復活を。・・・ってまた本編とは関係のないところで膨らます。 イカス話としては120話(部屋そうじ)とか123話(オヤジ参観) とかも好きだなー・・ってこれ全部ノリ子受難の話なんですが。 何かノリ子の困ってる顔がー。いやいや。いやいや。何。 あとP110のちびモモ子が。ってだから何。畜生そんな目で俺を見るな。 後半のアクションのバランスなんかもいつもの通りで、ホントに十全の出来。 @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (99/09/13)
能田達規「おまかせ!ピース電器店 12」/秋田書店/1999/05/01 ・・・この扉は・・・プリン賛歌? 例によって見たまま感想で流します。ごめ。 101話「オヤジの産業革命」の巻 ・・・どんどん若くなる幸子さん。うう。 売り上げでケンタローに抜かれるオヤジ。 「ワシの製品に欠けているもの それはクールさだ!!」 あとは大ヒット−増長−反省−アズマ一人勝ち、といういつものやつ。 102話「アイちゃんの手編みのセーター」の巻 ああこの扉が!扉が〜!! 季節ネタとしては割とお約束だよ。そーいや今思えば 高校の教室(拙者は文系だったので女子ばっかりだった)って 編み物してる人結構居た様な記憶が・・・ いやー、貰ったこと無いから全然印象薄くてなー。 ははは・・・はァァ。 いやそれはそれとして。アイちゃんの性格が出てて良い感じ。 あとp43の自信げなミャーがポイント高し。 104話「星の降る夜」の巻 ツッコミ役のノリ子が笑える。 「ピースオヤジに頼めば何でも叶う!!」 「そうよ!だから信じて!!信じて叫ぶのよ」 「助けてーピース電気〜」「は〜〜い」(p80-81) ああ、このノリ。やっぱこれだよ。まん太的大アクション。 この回も扉が凄く良い。 105話「新春一番!だるだる大会」の巻 「んー おにーちゃんのバカァ」 「んー ケンちゃんのバカァ」 ・・・・っこの果報者!!があああ!! 俺もノリちゃんに「バカ」とか言われてえ!!!(・・・うわ・・・) オチはネタに相応しく香山先生で。ああ。 106話「ペンペントライアイススケート」の巻 あ、今気が付いたけど、これDCのペンペントライアスロンが タイトルの元ネタなのね。DCかー。値下げしたっていうしなあ。 ・・・いやそれはそれとして。スケートも秋田の冬季伝統ネタだよな。 今回も一人真剣に状況を心配しているノリ子であった。 慣れろよ、もう。 107話「ケンちゃんのゲーム大好き」の巻 やっぱノリ子すげー技術力。あの完成度。 でもこんなんでオリジナルゲームを楽しめるとは とても思えないがのう。 108話「高乃湯のアワワ大改造」の巻 風呂屋と言えば矢張りこれ!的ミカコ姉ちゃんの サービスショットに尽きる。モモ子も。 ミカコ姉ちゃん好きなんだよなー。ああいう「隣のお姉さん」系の。 あああ。 それはそれとして、能田達規先生、aiboの予約に成功されたそうで。 スゲーや。・・・でもホントに好きなんだなあ、ああいうの。 ぢゃまた @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (99/06/03)
能田達規「おまかせ!ピース電器店 11」/秋田書店/1999/03/05 うぃす。今回も勢いに任せてアタマから流します。 92話「500系大暴走」の巻 アイちゃんのサービスカットに大注目していきたい!!ていうか 暴走行為が楽しくなってきているアイちゃんがグー! 犬丸の「鹿に迷惑かけてんじゃねーよ」が最高。イカス。 94話「名犬パトラッシくん」の巻 これは多分「狙った」んだろうけど、狙い切れてなかったというか。 終始醒めた視点で展開する。 作品自体があまりに理系なのでこの辺はどうしようもないのか。 95話「REICO200X」の巻 タイトルはMAICOか。 アズマ電器が出てくると話がハデになってイイね。って出てこなくても 終始派手ではあるか・・・・モモコの台詞で命を張れる男。流石。 96話「コースケのマンガ一直線!!」の巻 セイさん再び。マンガ自動生産メカってのはドラえもん以来の 少年発明マンガの伝統的アイテムでしょう。然しホント、 マンガってのは個人による総合芸術なんだよな・・・とか。 97話「バーチャルシャトルを作った男達」の巻 SF研の駄目さがイカス。入野って飯野? 「だいたいSFなんてもんはなんの役にも立たんのだ」「SFは社会の敵だ」 イカス。このコマ拡大して額に入れて飾りたくなる。 99話「ノリ子、憤慨す」の巻 ノリ子者には最高の一編でもあろう。この兄妹愛。 兄をけなされて憤慨したノリ子のいじらしさがもう。愛があるねえ。 100話「渋谷でデート」の巻 巻末&100話に相応しいアクションバリバリの傑作。 「京浜東北線と山手線は・・・」とか路線図まで入って、かなり力の入った作品。 何にせよ、週間連載で100話ってのは、ホントに凄い。大変な事だと思う。 読んでる方はあっと言う間に100本だけど、描いてる方はこのレベルを 100回(3月現在118回)も続けているわけで・・・ まぁ、一般読者ちゃんとしては、これからも末永く ノリ子の成長が見守れることを祈りつつ。 @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (99/03/13)
能田達規「おまかせ!ピース電器店 9」/秋田書店/1998/010/10 このへんから夜野権太氏が登場し出すのだな。 ポョポョの単行本(るるる出版)が欲しい今日この頃。 今巻も全体的に「良い話」づくめでこれはコレで良いんだけど どーにも食い足りない様な。ハイライト的に「黒い」話も欲しいなぁ、 とかまぁ読者は言いたい放題なのですが。 ・・・いやまぁ冒頭の「大ちゃんくん」なんかは考えようによっちゃ 無茶苦茶ダークだったりする訳ですが。 割と黒いかな、というのが82話「星に願いを・・・」。 「市井の電器屋が世界を守る」的な展開はこの作者の真骨頂でせう。 あとP2というかP3な感じの77話「白衣の天使・ナースさん」なんかは 「ロボット哀し」的お涙頂戴激の傑作。こういうのももっと見たい。 あとコースケの帽子の下の秘密が明かされたりして。 とすると矢張りピースママの「金髪」は記号じゃないわけで・・・ 一体彼女は何者なんだ!?とか今更。 確かオヤジとの出会いの話が有った記憶が・・・ あ、1巻?えーと、「米軍の特殊部隊所属の格闘のスペシャリスト」 オヤジがNASAに居たのは本当らしいから、どうもそう言うことらしい・・・ でも「出会い」の話は・・・無いなぁ?あれ? 何か久々に1巻から全部読み返して、最早どうでもいい程満足状態の @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (98/09/16)
能田達規「おまかせ!ピース電器店 8」/秋田書店/1998/08/05 ぬー。ちょっと慣れてきたかも>読者たるワタシが でも面白いんですけどね。 今巻での目玉はやっぱし68話「ケン&コー・空の旅」でしょうかね。 身代わりロボットとバーチャル体感コントローラー・ピース360を使って バーチャルながら、「実際に」イタリアに行ってしまおうという作戦。 この辺、飛行機自作して実際に行くのでもなく、 またカメラなんかで擬似的にバーチャル旅行とかするのでもなく あくまで「身代わりロボット」を仕立ててしまうあたりが実に「らしい」。 藤子Fライクな夢がある。 で、その潜り込んだ飛行機がハイジャックされてしまって・・ 「どうすればいい・・・」ってなってるところで いきなりオヤジに「メシ食えメシ」とヘッドギアを外される。 「現実」に引き戻された二人はメシ食いながら 「あのハイジャック本物だったのかなァ・・・」「はァ?」 「だってボクたちここでゴハン食べてるよ」 という虚実の(実はどっちも「本物」なんだけど)分離ができない 不思議な感覚を持ち込んでみせる。最終的に彼らはこの事態を「現実」と 認識する訳だけど、実際に彼らが直面しているわけではないし・・・ TVでの報道がその「現実」感覚を取り戻したというあたりも含め、 実は結構うそ寒いものがある。 この辺、士郎正宗的なリモートセンシング/コントロールの持つ 不安感が出てきたりして。 でも 「にーちゃんあとお願い!!」「まかせろっ」とかこの辺のノリが最高。 69話の「モモ子と文通」の回も結構好きだ。ポスペ実体版という。 兎に角笑える。ノリで笑えるっていうのは、ホント少年誌ギャグマンガの 肝心要ですしね・・・ んー。あ、71話もイイですね。 アイちゃんがケンタローの力を借りるのはコレが初めてのはず。 川沿いの土手で体育座りされたらかなわんよな。男子としてはッ。 という訳で9巻の感想に続く @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (98/09/16)
能田達規「おまかせ!ピース電器店 7」/秋田書店/1998/06/01 クリスマス、スキー、バレンタイン、持久走、と冬季ネタオンパレード。 先生のお見合いネタなんかもあって、何だかこう実にチャンピオンの 少年漫画っぽい巻である。何やら懐かしい。 しかし、良いね、ピース一家。家族の絆が熱い。 特に則子と健太郎の兄妹コンビが個人的に好き過ぎる。 性格似てるしな。割と。「毒じゃないの!?」(p134)とか。 則子とスタックしてるミャー(p1344コマ目等)状態の スタイルがもー激好き。あの抱え方が良い。 アイちゃんも面白いキャラになった。ケンタローへの「まんざらでもない」 態度は実にこの手のキャラの王道と言える。でも桃子のキャラを立たせるためには、 さらに強烈なケンタローLOVEキャラが必要かもな。作者のパターンとして。 p142からのチェイスなんかは実に「ピース」っぽくて良かった。ノリが良い。 敢えて同じレベルで戦おうというその意気込みが良い。 63話のノリも面白かった。良い感じ。若松君のキャラ造形はかなりデリケートで 特定のモデルの存在を感じさせるが・・・或いは作者の投影か? ちょっとない雰囲気を持つキャラ。もっと出てくれても良いかも。 そう言うわけで64話はサイコーだった。則子いっぱいでてたから。 そう言えば例の欠番の回も則子が主人公だったらしいのだけど。まだ未読。 則子がそのソフト開発才能を認められて喜ぶ、という話らしい。 ああますます読みたくなってきた。読みてー。 あと裏表紙の占いくんの重量は重すぎ @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (980520)
能田達規「おまかせ!ピース電器店 6」/秋田書店/1998/04/05 ・・・・モモ子萌え〜 今まで桃子ってなんつーか「都合のいい女」過ぎて今一つ萌えなかったのだけど 今巻は結構ツボを押さえた出番(47話)(49話)(54話)が有って、 ケンタローとの雰囲気も良い感じだった。ていうか お下げモードは是非常時解除されたい。 アイちゃんも良い(51話)。ラストの泣き顔(p106)がもう・・・ やっぱこう、スパイ系の女の子がピンチ!→間一髪でまん太、じゃねえ ケンタローが助けに!というパターンは読んでて気持良いスね。あー。 まん太まだ全巻揃ってないし・・・この機会に(何の機会だか)揃えようかなぁ。 古本屋で(売ってないって)。 然し毎回毎回(毎週毎週)良くこれだけのクォリティの一話完結物が描けるなぁと 感心してしまう。物語もそうだが、ピース電器店の新製品の数々は、どれも実に 「らしい」出来で、巧いなぁ・・・と思うのだ。ドラえもんみたいな無茶な発明 (今巻だとマネマネ君とか)も有るけど、基本的には今の「技術」の進化上− というかパワーアップと過激化の果て−にあるのが如何にも町の電気屋さんの 発明、という感じがするではないですか(そうか?)。 あと適当に。 52話:個人的に、香山先生(27)にはもっと活躍して欲しい。この人出てくると、     話が自然とヤバくなっていくのが良い。今回は大人しかったが・・・ 53話:佐々木ゴン太(夜野ゴン太)と安田セイタロ(安井誠太郎)が出てくる回、     何かスゲーアスキー臭いが大丈夫なのか。あと安井誠太郎氏は     バイト中ぎっくり腰になってしまったそうだが、ちゃんと来月のビームに     描き下ろし新作は載るのだろうか? ・・・あ、今巻のノリちゃんのツボはP1734コマ目。これぞ則子。良いなぁこの顔。 この手の表情だとP652コマ目の桃子もイイ感じだ。 オヤジ的にはp74「めっちゃブルー!!」と「経験値10UP!!」(p19)がイカス。 あー、とりとめもなく。ではまたッ。 @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (980320)
能田達規「おまかせ!ピース電器店 5」/秋田書店/1998/02/10 どうも「おまP」と略すのはマズイらしい。 先日矢川で行われた秘密結社会議(酒の席)で 某氏にひどく嫌がられてしまった。 うーん。じゃあ「ピース」。 だめだだめだッ。やっぱ「おまP」が良い感じ。 ・・・いや別にそりゃどうでも良い話なんですが。 さて5巻。 例の第45話(1997/09/25号「ゲームの星」)欠番、は 一体何が原因なの?本誌で読んでないもんだから・・・ あーしかし。ああ。則子ちゃんでしょう。やっぱね。 ヘアバンドにはもう(早川あおい以降)とことん 駄目な私。かわいいよう。44話の扉のスパッツも良いが(何が) p71のリボンも捨てがたい(だから何が)。 あーもー。あの困った表情が良いんだよ。イイなぁ。 はああぁぁあぁぁぁぁ。 困った表情と言えば今巻久々活躍の月影アイちゃん (カビカビちゃん)も良かったぞ。p35とか。 斯う言う薄幸の少女にも弱い。 薄幸じゃなくてもモモコの困った表情にも弱い。 あああああ拙者の弱点が次々と・・・・ ・・・えーと。 今巻(もしかしたら)一番”能田らしさ”が出ているんじゃないかと思えるのが 42話「多数決でいこう!!の巻」。 ピース特性会議促進ブースターギロンくん、という帽子型のアイテムで、 その被り手の意見を集約して、賛成/反対を即時決定するものが登場。 これを使って次々と学校権力を掌握していく生徒会・・・ 結局「大衆」の意見なんてなその議題の振り方でどうとでも 操作できてしまう、という可成り思想入ったテーマ (は明確に描かれてはいないが、そういうことだ)。 環境に流されやすい日本人の「多数決」の危険性を絵的に表現した、 恐怖の匂いのする一作。コメディがコメディになりきってない怖さは テリー・ギリアムの映画の如し。 この作者の作品は、「まん太」以来テキトーに読んできた(すまん)が、 どうも一本筋の通ったダークさというか「違和感」が潜んでいる気がする。 そもそもデビュー作だったかのウサギの勇者の話も、 絵柄はほのぼのなのに血塗れという話で・・・ ・・・この感想を書き始めた時点では、この「違和感」を外化して 作者の解体をする積もりだったのだが・・・まだ今一つ・・・・ 頭悪いからな拙者。 まァ則子萌え〜!!とか云ってりゃ済む話なんですけどね。ホント可愛い・・・ @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (980302)

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