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水沢めぐみ


水沢めぐみ「トゥ・シューズ 3」/集英社/1998/07/20
水沢めぐみ「トゥ・シューズ 4」/集英社/1998/10/20

感想棚処理月間の3。

りぼん本誌の方で連載が終了した直後位に、各方面から
「あの終わり方は許されない!」という叫びを聞いたものだったが。
この4巻ではまだその完結には至っていないようだけど・・・

なんつーか・・・

魂の入ってない作品・・・

とか言うとまた「何様のつもり!?」みたいな
カミソリメールがきそうなんですけど。

なんかねえ。
余裕がない漫画って辛いわ・・・
がんばる!がんばる!挫折!でもわたしはやっぱりバレエが好き!
がんばる!そして成功!しかしそのときあこがれの先輩は!
みたいな。スポ根漫画・・・

連載で読んだら面白いのかも知れない・・
(引きとか結構工夫してる感じはする)

4巻の「天使たちのティータイム」は、
作者の出したかった雰囲気は十二分に伝わったものの、
「水沢めぐみならでは」の何かに欠けていて没個性。
姉妹物では何と言っても「ミラクルガールズ」が有るし。
・・・ああ、もうオシマイなのか・・・・?


つーかオヤジの感想なんか誰も期待してねえ>水沢漫画。
@@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@
(98/12/01)

水沢めぐみ「トゥ・シューズ 2」/集英社/1997/02/18 うう。 何で俺こんなの買ってんだ(失礼な!!)。 ていうか仕事帰りの背広姿で買うかこれを>俺様。 惰性というのは恐ろしい。 相変わらず内容は定石通り。 まぁこの「定石」が気持ち良いと云えば良いのだけど・・・うーん。 何で買ってしまうのかなぁ。何を求めているのか・・というか。 いや勿論求めているのは「姫リボ」なんですが。 うーん。 でもつまらない訳じゃ決してない。 定石通りの気持ちよさと言うのは結構大きい。 懐かしさ・・・結局学年雑誌的懐かしさが此処にはある・・・ んじゃないかしら。不明。でも3巻も屹度買う。 えーと。 取り敢えず、森野(呼び捨て)のポニーテール萌え、と言うことで。 ・・・って何処かで見たと思ったらポニ白でスか? 谷川史子関連で再び少女まんがの世界に突入しそうな @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (98/03/24)
水沢めぐみ「トゥ・シューズ 1」/集英社/1997/9/17 いい加減水沢漫画と決別しそうな今日この頃。 やっぱスーツ姿で買えるかどうか、が決別のポイントか・・・ 実は今バレエって流行ってるらしい。大人の女性の間で。 で、この漫画。 今の所、ノリは伝統的な「バレエもの」。昔学年雑誌で良く読んでた いがらしゆみこ先生のアレを思い出す。 然しこれだけレオタード姿が変な漫画もそうはあるまい。 描き慣れてない・・・というか・・・笑える。 服装によっては殺人的なまでに魅力的な姫ちゃん体系の、その欠点が 露呈した形になってしまった。例えば冒頭4〜5頁の見開き。 或いはp34一コマ目、p134・・・等、兎に角「足の付け根」が描かれているコマは 殆ど何かしら変である。 然し、それを敢えてでも描いてしまうだけの魅力が、屹度「バレエ」には 有るのだろう・・まぁ、バレエ漫画を描く人間がみんな萩尾望都みたいな 画力だとアレだし。 森野くるみ、バレリーナ中学一年生〜的。やっぱあの髪型は沙南ちゃんを思い出す。 こどちゃの影響は有るんじゃないかしら。やたら何処でも踊るし。 で、性格は(悪いところも含めて)ほぼ姫ちゃん。声は是非ピカチュウに お願いしたい所である。 小5の時、友人の誘いで初めてバレエを見た彼女は、その場で自分も バレリーナになることを決意する。それから2年− (流石に基礎から延々描くだけの時間は無いか) 物語自体は最初にも書いた様に、古典的バレエもの(いぢわるなライバルとか)。 ただ一つ違うとしたら、主人公くるみには、他人によって見出される様な原石的 「きらめき」が全く無さそうな所か。ただ、この主人公は兎に角努力型なのである。 些か考え無しで、でも決めたら努力一本で・・・で 突っ走っては思い切り転んでしまう、でもすぐに立ち直って次へ−という。 あんまり悩まない。いけいけゴ−ゴーな魂がここには有る。 この辺は作者の「前向き」さ、という美徳感が良く出ていてると思う私。 考え無しでもいいから、兎に角やってみよう、兎に角前向きに、という 作者の向日性が出てて好きだ・・・。 兎に角始まったばかりでどういう展開になるのか、 それなりに楽しみにしてるのでした。 ・・・・あー、取り敢えず樹山早紀ちゃん萌えということで一つ。 ・・然し最近少女漫画開拓してないす。何かオススメの有りましたら是非。 @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (97/11/11)
水沢めぐみ「ないしょのプリンセス 4」/集英社/1997/6/18 完結編。 ・・あ〜あ・・・ という感じ。 矢っ張り基本的にはこの人はこういう漫画描きなのよね。 「姫」は例外だった・・・ 惰性で買い続けてきたけど、もう・・・ やたら後日談を入れるのも辛さを加速するし・・ 特に隆一朗とと安東のその後は早すぎる! もっといろいろいろいろ有ってからの方がこう・・・ (・・ハマってる?>俺)。 ・・・いや、良いんですよ。 どうせ23歳のオヤジは読者の対象外も良い所なんだから。 有らぬ期待を持って読む方が間違いな訳で・・・ ・・多分このまま書庫へ放り込んで、当分読む事も無いでしょう・・。 何か哀しい・・ @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (97/07/20)

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