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彩花みん


Ayahana Min

彩花みん「赤ずきんチャチャ 13」/集英社/2000/09/19

そういう訳で最終巻。8年間か。長かったんだねえ。

まあ拙者はアニメから入ったクチなんだけど、それでも結構なつき合いだった。

我等「らぶらぶやっこちゃん同盟」は永遠に不滅death。あのスカートから覗く
足首のチラリズム!忘れられません。わーたしがいるからもーおーへいーきー


セラヴィーの出自から兄弟出現の下りには久々にぶはっと笑わされた。やっぱ
この無軌道な展開は凄いよ。普通思いつかないだろこれは。この作者の底力を
最後の最後で見せつけられた気がする。臆面もない、というか躊躇無く次々と
繰り出される「独特の」笑いは、そうそうネタ切れになるようなものでは無かった
らしい。完敗だ。恐らくそう遠くない未来に読めるであろう次回作にも期待が残せた。

この作品にまつわる思い出は多い。特に当時のパソ通世界やアニメ世界に顔を
突っ込んでいた人間には格別の思いがあろう。でも思い出は語り出すと切りが無い。
ともあれこの漫画は終わったのだ。


取り敢えずナミの愛らしさの故に
@@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@
(00/10/02)

彩花みん「赤ずきんチャチャ 12」/集英社/2000/05/20 全然受けず。もう終わりか、という気分。連載終わったんですって? 作者特有の、独特の感性やテンションは変わりなく有り続けたと思うので まあこれも読者たるワタシがそこから外れてしまっただけなのかも知れないけれど。 でも最初は確かに面白かったんだよ。アニメとは別に。作者の感性の変さに 転がり回って爆笑したモノだった。普通こういう展開するかー!?とか。 その変な展開ぶりは今でも変わらないんだけど、でももうワタシの頭の中には 彩花みんの雌型が出来ていて、そのパターンから逸脱しない限り「変だー!!」 って言って笑うことは出来ない。げにギャグ漫画との蜜月時代は短い。 でも巻末の「しめじ」は割と笑ったり。このみもふたもなさが良い・・・ @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (00/07/26)
彩花みん「赤ずきんチャチャ 11」/集英社/1999/11/20 ああ・・・だんだん笑えなくなってきてます。 多分読者(ワタシ)の感性が麻痺してきてるんだろうけど。 以前(アニメやってた頃)はホントに心底爆笑するネタが満載だった 気がするんですが。うーん・・・ それでも75話「壊れものに注意・・・・!?の巻」のテンションなんかは 往時の笑いを残していて結構好き。こういうのどうやって思いつくんだろう。 基本的にみんなテンション高いんだけど、リーヤのテンションの高さは 今巻ぶっちぎり。ドルフィンガーが帰ってくると言ってはキレそうに騒ぎ エガオンの正体に気付いては鼻血吹きまくり。なんかもうどんどん 違うキャラに。それでいいのか。 テンション上げばっかり居るからか、キャラとキャラの境界が見えなくなって 来てる気がする。誰がどのパートでも良い時がある。今巻チャチャなんか 居るのか居ないのかわかんないもんな・・・既に「赤ずきんチャチャ」で有る 必要は殆ど無い。いやそれはそれでいいんだが・・・・ 作風自体が既にかなり違う世界に行ってしまっている(或いはこれが本来の姿か) 事も有るし、今更このベクトルを変えるわけにも行かないんだろうけど・・・ うーん。 あんまりにもナチュラルハイギャグ主体になってしまって、かつて慣れ親しんだ 「ラブラブ」部分が全くと言って良いほど見られなくなった中、74話の マリンちゃんの勢いは妙にほっとするものがあった。桜井の声が聞こえる。 「うるさいわねうずまき!!!」ナミも可愛いし。 あ、あとラスカルとデートしてるまやちょん(p150)とか。・・・ほほう。 ・・・・ああ、それにしてもやっこちゃん出ないねえ。 70話、相変わらず運のいい犬の「美少女」モードは結構・・・いやいや。 然し表紙見たときは誰かと思った。 @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (99/11/29)
彩花みん「赤ずきんチャチャ 10」/集英社/1998/12/12 全体通しての印象として、なんか「追いかけっこ」ばっかやってる感じ。 勢いのある漫画だ・・・いやそれがまた良い訳ですが。 1/4スペースが良いですね。凄く楽しそうで、ああノってるなこの人、という感じ。 やっぱノってる人の周りには、人が自然と集まってくるものなのだ。 読み慣れて仕舞って目新しさは薄いかも。 というか、今回は「これ」という一作が見あたらなくて。 返せば、全体まんべんなく一定以上のレベルだって事なんですが。 仕方ないので話数に沿ってごそごそ書いてお茶を濁すことに。 59話 セラヴィーの美父登場。「美人のじじい」。この漫画ってホント 肉親ネタを恐れずに繰り返すよな。繰り返しても全然タルくならない辺りは流石。 セラヴィーこそ孤児だった訳か。然しよく喰われなかったな・・・ 「甘噛みもイヤーっ」で爆笑。 60話 扉のマリンちゃんがもう。これはこれでマリン受難の回というか。 しかし兄貴だって気付よ>マリン。多分滅多に会えない上に 愛で目が眩んでわかんなくなっちゃったんだろうけど。 この回のチャチャのテンションの高さは凄まじい。眼に嫌なトーン貼りまくり。 「リーヤのバカーっ!!!ハゲーっ!!!」「オレはハゲじゃないのだ」(p30) とかのネームのライブ感覚が素晴らしい。 繰り返しでテンションをどんどん高めていくギャグの、お手本の様な作品。 61話 扉のびんせんは藤田まぐろ?実はまぐろファンなんですが。 ポピイ君がオモチャにされるのは今に始まった事じゃないけど、今回はかなり 決定打の様な。泣く子に勝てないエガオン。また新しいヒーローの誕生だ。 62話 p53、犬が口で缶を開けてる仕草(というか音)がラブリー。 ももちーごと飲んでしまいそうになる犬の描写とか、ホントキャラが立ってて巧い。 この天然的な間の良さよ。所でこの「〜の精」の造形ってこの作者の絵では 久々に見るタイプ。こういう絵も描くんだよなあ。この話も終始楽しくて良い。 63話 ちょっと「悪」属性入った話。リーヤの手弁当が凶悪。 64話 クリスマスネタ。これも割といちびりな内容。セラヴィーの過去を いじるんだったら、やっこちゃん出さなきゃダメでしょう。とか。 65話 サナエ兄ちゃん再登場。新年鍋パーティの先生達の図がほほえましい。 全編を覆う追いかけっこは、この漫画の基本。例のBGMが聞こえてくる・・・・ 66話 魔王登場。こんな形で出てくるとは。しかも平八。 ますますエガオンに磨きがかかっていく様で、哀れでもありおかしくもあり。 平八の声は子安で決定。 67話 おひなさまネタはアニメのアレを思い出すねえ。 このネタも繰り返しが加速していくタイプで楽しい。 平八の「〜みたいなやつ」がもう。 で、最強はアクセスの「等身大の焼き物」。ホントに巧い。 68話 モンキーウェディング〜 ちょっとおとなしめ? 特別編 あああああっ。やっこちゃん〜・・・って出てるのじじいばっかじゃん。 いじょ。 @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (99/01/31)
彩花みん「赤ずきんチャチャ 9」/集英社/1998/01/19 相変わらず面白い。この面白さってのは内からにじみ出る様なものだ。 作者が(本当のところはどうだか知らないが)楽しんで描いてる様に見える。 チュチュネタの面白さは意外だったが。使い方が実に巧い。 このキャラの変さがまた彩花世界を広げて行く・・・ チャチャ/チュチュを見ていると、作者姉妹の関係も こんな感じなのかなぁと想像させる。 思えば、この漫画自体が姉妹のために生まれたのだったっけ。 ああそれにしてもやっこちゃんの出番の少なさよ。贋物含めても ホンの一寸しか出てこない・・・ らぶらぶやっこちゃん同盟所属員としては何となく辛いのだった。 市松くんの「みっ」ていう擬音が何か好き。好き、で云うと お料理マリンちゃん(p111)とか・・あと一緒にビデオ見てる セラ&どろしー(p163)も何か好きだ。この二人ってチャチャ達が居ないときは 「こういう感じ」なんだな。あと4コマにしか出てこないけど、 ナミちゃんも良いぞ・・・ でも、ああッ、やっこちゃん・・・ッ・・・ @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (980226)
彩花みん「赤ずきんチャチャ 8巻」/集英社/1997/1/19 うわ。買ってからもう数カ月も感想書かないまま来てしまった。 今月より始まりの某新番組で我らが赤土`さんがまたもご出演との事。 狂喜乱舞しつつついでに書くのだ。 8巻は何と言っても妹&弟Sの登場とそのインパクトに尽きましたね。 特にやん太。我々やっこちゃん同盟員は心のなかで叫んだね。「うらやましい・・・」 一時は「あんなお姉さんが居たらいいなあ」とかもう只の妄想集団暴徒と化した 時期もありました。それでも今巻は(も)登場がちょっとで哀しいのだった。 可愛いところはほぼナミにもってかれてるしさ。いいけど。 畳み掛けるギャグは健在で、「アクセスのラブラブ大作戦」は何かもう その勢いだけでまだ笑える。セラヴィー先生がキれる話もかなりキてて好き。 慣れもあって最初の3巻辺りに比べるとダレを感じないではないですが、ここに 至って一気にキャラを増やす等、かなり思い切った展開を苦もなく(無いように 見える・・)やれてしまう辺り、まだまだ息は続きそうな予感はあるのです。 でも、読者のワタシは既に惰性入ってますけどね・・・いつものこといつもの・・ @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (97/03/04)
彩花みん「赤ずきんチャチャ 7」集英社/1996 もはや、タイトル・ロールは影の存在である。殆ど表紙だけ。 どっちかっちゅーと、主人公は犬。 随分アニメの声とは印象がずれてきた。作者自身も語っているが、「〜なのだ」 という語尾で話すリーヤは、アニメのソレとは別犬である。いや狼だけど。 キャラが動いて物語が後からついてくるというこの元気さ。作者特有の「わらわし」 感が矢張り凄い。凄いは凄いが、以前の息をもつかせぬギャグの畳み掛けからすると、 ちょっとね。3巻あたりの、あらかじめ計算された様な「作り込み」が欠けてきている 様です。慣れ下手というのか・・ 正直「笑えなかった」というのが実感。1巻〜5巻あたりまでは、もう(この歳で) げらげら笑えたものですが、どうも6巻あたりから、笑えないんですよねぇ・・・ 感性がついて行かなくなったのか。 もっと既出演のキャラを生かしてやって欲しいわ。難しいのは解るが。キャラは 動いているけど、それが常に新キャラだったりして思い入れがし難いでしょう。 それだけストックが有るという事なのかも知れないが、それにしては皆性格が「薄い」 と思うのだけど。 いや、要は「もっとやっこちゃん出して」って事・・・。 5巻の頃は幸せだった・・・ はぁ・・・まだ吹っ切れてないのね・・・ しかし少女漫画だからなぁ。女の子出すよりは男の子かしらねぇ。 しいねちゃんの寝ぼけぶりとか、犬のらぶりぃぶりとか、それはもぅ 実に可愛くて良いとは思うのですが。 可愛いと言えばまやちょん先生な。もーたまりません。 何ともいい。 あー。しかし。 また3巻の表紙の連中をメインに話を展開してくれないかしら。 取り合えずOVAは買わないとね。 ではまた。 @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@ (96/03/25)
彩花みん「赤ずきんチャチャ5」集英社390円/1995 このへんやっと「りぼん」本誌で読みだしたあたりです。 なんとも安定したギャグレベル。良いぞ。 好きなのはP105の「やっこちゃんお礼に歌わなくちゃ・・・・・・」。 あとはもうお鈴の可愛さにつきるな。 ふあふあのリーヤもどんどんふあふあになってきてる。良い。 @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@
彩花みん「赤ずきんチャチャ」4巻・集英社 どーも当たっているらしい。 今や印税長者と化した作者は車を買い仕事場を手にいれたらしい。 古本屋でも入った端から売れていくという。 それにしても上手い。 ギャグを描くのは本当にキツイ仕事だと思う。 このテンションを一定に保って 殆ど月2本ペースで連載していくそのキツさは想像を絶する。 しかしこれも才能、なのだろうなぁ・・・ ではでは。 @@@@@@@@@@@@@@@@ [JUN] @@@@@@@@@@@@@@@@
彩花みん「ごん太を殺せ!」りぼんマスコットコミックス・390円 初期作品集・・という事になるか。しかし上手いわ・・いやギャグが。 つくりも既にプロ。 本人も言っている様に描き込みが減ったのは確かだが、ギャグの密度はそんな 変わってない。 いやむしろ受けをより狙って来る様になってるのは大したもの。

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